2011年12月29日木曜日

今日はYMTV「大倉孝VSだいまんの為替デスマッチ」セミナーがあったのですが、
セミナー後のお疲れ会を終えてきた帰宅した23:30過ぎにレートチェックしてみたら
ユーロ急落!!ドル円急伸の大相場。
とっさにユーロ買いを狙っていた私はユーロ買いで参入するも劣勢、
28pipsアゲインストとなったところで損切りドテンショートで現在34pipsの利益、
なんとか負けを取り返して胸をなでおろしておりますが、一体何があったんでしょうか。
(酔ってポジション取るなんて言語道断!
・・・でもちょっと久しぶりの動きに興奮しちゃいました)

■仏格下げの噂が流れた?!
■ユーロドル1.30ドル設定の本日期限のオプションの売りが出た
■イタリアの10年物国債利回りが依然として7%前後で高止まり
本日の短期国債入札が予想外に好調だったものの、明日に控えている長期の
イタリア国債の入札に不安?!
■ドイツ連銀総裁の国債買い入れ拡大否定発言などから、リスク回避が再燃。
■ヘッジファンドによる大口の売りでユーロドルのストップロスヒット

とかなんとかいろいろに報道、分析がなされておりますが
何が正しいかはわかりません。

しかし、ユーロを買いで狙っていたのですが、この戦略は一旦休止します。
素直に順張り、戻り売りがいいのかもしれません。
今日はたまたまドテンショートが間に合ってロスを取り返せましたが、
これ、もみ合っている時に仕込んでいたポジションだったら
かなり痛かった・・・。

酔って帰っていきなりポジるというのもほどほどにしないと(^^ゞ

年末年始、日本は休みを取りたい正月でも
欧米勢はニューマネーで積極的にポジションを取りにくる可能性も大きく、
今日辺りのユーロの下落はそうした動きのはじまりかもしれません。
ということは初動につけ。でユーロはやはり売りなんじゃないか、とも
迷いが生じているところです。

今日はもう止めておきますね。。。。

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2011年12月27日火曜日

今日は欧米市場の為替市場もお休みですので
メリマン特番について。

アストロロジー、サイクル論者として知られるレイモンド・メリマン氏の
マーケット分析をご存知ですか?

レイモンド・メリマン氏とは占星学と独自のサイクル理論で
マーケット分析だけではなく、世界情勢や天災などあらゆる事象を
予測する占星学者です。占いではありません、占星学という学問です。

毎年クリスマスの頃に翌年の「フォーキャスト」ブックを発売するのですが、
このフォーキャストブックの重要変化日が凄い!

重要変化日とは、
その重要変化日(期間)から前後3営業日に
マーケットが転換する、あるいは同方向に加速するとされるポイントのこと。
メリマン氏はこれをダウ平均、日経平均、通貨、債券、金、原油・・・と主要アセットに
おいて1年分をフォーキャストブックに掲載しており、
この変化日の的中率が非常に高いことで、
マーケット関係者も意識して注目していると言われています。

メリマン氏のアストロロジー、サイクル論は重要変化日だけが凄いのでは
ありません。2011年は6月までにダウは天井をつける、としていました。
実際には大天井というようなわかりやすい形ではありませんが、
6月までの高値が天井となっていることに違いはありません。

また、新興国の台頭、アメリカの低い在庫率から穀物相場については
強気の声ばかりが聞こえていましたが、メリマン氏は穀物市場も
6月までに天井をつけることを示唆していました。

原油価格が147ドルまで高騰した際、30ドル台にまで下落することを
前年末に予見していたことも記憶に新しく、こうした分析にも驚かされます。

私は年2回、ラジオNIKKEIがメリマン氏へ行う独占インタビューから
マーケットのポイントをまとめた音声版の「メリマン大予測」のナビゲーターを
務めておりますが、このコンテンツを担当できて本当に良かったと思っています。
私の年間の戦略、スタンスを決める重要なファクターとなっているんですもの。

通貨においても、2011年は新高値、新安値をつける通貨が多いとしていました。
ドル円、スイスフランなどがまさにそうでしたよね。

ということで、2011年もメリマン氏の重要変化日がいかに正確だったかを
ラジオNIKKEIのサイトからご紹介しておきます。
ディレクターさんが重要変化日とチャートを作成してくださってますので
是非ご覧下さいね。毎年この転換ポイントが見事にハマるのには驚かされています。

フォーキャストブックは先週22日に発売となっていますが、
音声ダウンロード版の「メリマン2012年大予測」については
来年1月にメリマン氏にインタビューしてからの収録で
1月半ばから下旬の発売となります。

この収録が個人的にとても楽しみなのです。
メリマン氏の相場観が聞けるので♪

ダウ平均チャート
















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2011年12月26日月曜日

クリスマスの3連休で流動性も低下するだろうことからポジション構築の
モチベーションも低下してしまって、
すっかり今年が終わってしまったような気分になっておりますが、
まだ今週1週間残っているんですよね。

流動性リスクは明日、月曜も継続。
というのは欧米勢は明日がクリスマスの振替休日。
やっているのは日本、東京市だけ。
概ねどこのFX業者も15:00~15:30くらいまでで店じまいとなるようです。
こんな時にアグレッシブにポジション持つ事も無いですよね。
ユーロショートが溜まりすぎているのでユーロロングを仕掛ける
タイミングを狙っておりますが、明日はやめとこ。

さて、水曜日は今年の締めくくり
YMTV2011年最後の「大倉孝VSだいまんの為替デスマッチ」
大倉さんから課題がでています。

2011年為替マーケットで気になった事件、来年気になることを挙げよ。
というもので、それを主軸に番組を構成しようという企画。
で、考えました。

2011年為替マーケット びっくり12大事件

ドル円
1 ドル円75.31 円史上最高値更新 (これで底入れしたのか)
2 政府日銀による単独介入実施 (介入基準は何だったのか)
3 朝方のストップ狩り?!円高に投機的仕掛けも(今後のリスクは?)

欧州
4 止まらぬ欧州危機もユーロ崩壊せず(結局2011年は行って来い)
5 ドイツ札割れの意味すること (人気が集中した結果?)
6 トリシェからマリオ・ドラギへ ECB政策転換か (マリオは一層の緩和に踏みきれるか)

アメリカ
7 PIMCOビルグロスの敗北宣言 格下げでも米債が買われたワケ
8 QE2終了も来年のQE3予測は70%以上、指標良好もその背景は
9 ドル崩壊論は消えたのか?!大統領選挙へ向けた米戦略

全般
10 新興国株式・通貨欧州問題で急落、成長は止まったか?
11 中国が緩和策へシフト、中国バブル崩壊の声?
12 SNBユーロペッグでスイスフラン高阻止 成功と言えるのか 

このとおりのテーマになるかどうかは
これから大倉さんやYMTVスタッフさんが企画を練ってくれると思いますので
まだ確定ではございませんが、
皆さん気になるテーマばかりでしょ?!

関心のある方は 28日(水)19;00~のデスマッチ、
是非ご覧下さいねー。大倉さんとだいまんさんにとことん語り尽くして頂きます。

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2011年12月20日火曜日

クリスマス指折り間近に迫り市場参加者も少なく流動性が低下しており
マーケットも凪展開でモチベーションが
夕方になってポンド主導でユーロが買われる展開となっています。

理由は不明。

ユーロポンドが直近安値の0.8270-75ポンド水準を下抜いたことで、
テクニカル的なポンド買いになっているとの指摘も。
ポンド円は21日移動平均線を上抜け、
ポンド/ドルも21日線付近にまで上昇しました。
ユーロ圏から軸足を離していることが好感されているなんて解説も
見られましたが、これにユーロも連れ高となっており、
後付け解説の域を出るものではありませんね。

18:00にはドイツのIfo経済研究所が
12月の独企業景況感指数を発表しました。
結果は107.2と前月の106.6から上昇、市場予想平均の106.0を上回り、
この後もユーロは上昇を継続、現在1.3070ドルまで上昇しています。
スペインの国債入札も注目されていましたが
6カ月物証券平均利回り2.435%(11月入札時は5.227%)と好調で
これもユーロ上昇の支援材料となりました。

全般ドル安です。クロス円も堅調。
リスクオンというべきなのか、
あるいはショートポジションを手仕舞っているということなのか。
クリスマス休暇ムードですので新規でユーロを買っているとか
クロス円を買っているということではないと思うんですけれどね・・・
ショートカバーなんじゃなかろうか。

それでもユーロのショートポジションが膨大なのはこのところずっと
気になっていたことです。買戻しがはいれば相応の上昇が来ると
思っていましたが、それが始まっているということなのかもしれません。

1.300ドル台に乗ったら売り!というTwitterコメントも目立ちましたが、
いやいやこれは形成が変わったかもしれませんよ。
私は短期的にはユーロロングを狙っておりましたので
押し目を拾ってみたいと思っています。

今晩はアメリカの11 月の米住宅着工件数に注目。
事前予想は63万5000戸となっています。

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2011年12月19日月曜日

北朝鮮の最高指導者の金正日総書記が死去のニュースは
クリスマスムードの市場を一変させました。

もともと欧州の格下げ懸念が広がっていましたが
アジアの地政学リスクの高まりというのも加わって
韓国などアジア株が下げ幅を拡大。
日経平均株価も前日比105.60円安の8296.12円で、
11月28日以来の8300円割れとなりました。
それでも後場には下げ幅を縮小させグローベックスでは
ほぼ行って来いですが・・・。

ドル円も急伸、ユーロドルも急落する局面があり、
「有事のドル高」見たり!
という相場展開でしたが、長続きはせず
ドル円もユーロドルも下げ幅分は取り戻す流れ。

この材料がこの後どのような問題を孕むものなのかを
見極めないうちはポジションを大きく傾けられない
といったところでしょうか。
韓国軍は全体を緊急警戒態勢とし、
大統領は19日の日程をすべてキャンセルしたようです。
汽車中での過労と報道されていますが、
やはり一部には暗殺ではないか、といった推測が出始め、
これがどのように波及していくのかというのが
今後のリスク。

くりっく365に8月に上場していた韓国ウォン円の
出来高が先週末比で120倍に急増しているということで
投資家の動きは活発です。

韓国中銀総裁が「必要があれば政府と共に行動へ」
といった趣旨の発言をしており、介入などへの警戒は必要。

皆さんならここからどうします?

私は外出前、ドル円の急伸とユーロドルの急落に
乗ってあわせて36pipsゲット。
ニュースを消化できないのですぐに降りて正解でした。
どちらかというと今後はユーロロングを狙っていたのですが、
瞬時に売りで入ってしまったという矛盾もありましたし・・・。

今日はこれから忘年会。
マーケット見れないな・・・

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格付け会社S&Pはいつ動くんでしょうか。
「EU首脳会議の合意が、経済への信頼感および金融市場に及ぼす影響を分析し
数日以内にユーロ圏諸国の格下げの是非を決定する」と発表していましたが、
8-9日のEU首脳会議が終了しても沈黙を続けています。

変わりに…というわけではないでしょうけれど
先週金曜16日にはムーディーズがベルギーの
長期信用格付けを「Aa1」から「Aa3」に2段階引き下げると発表してみたり、
フィッチがスペインやイタリア、ベルギーなど6 カ国を格下げ方向で
検討すると発表したりと格付け会社の動向に振り回されております。

今週もやはりS&Pがどのような答えを出すのか、といった点には
注意が必要なのでしょうけれど、クリスマスですよねぇ。
こんな時にネガティブショックとなるような材料を出すかしら。
でも数日中に、と明言していたわよね、っとかモヤモヤ気分ですが、
いよいよユーロドルのショートは過去最高額レベルにまで膨らんでおり、
現在11万枚だとか。過去猛烈なユーロの巻戻し上昇が起こった時の
MAXは15万枚だったと今日あるアナリストから教えていただいたので
そのレベルまであと若干あるものの、相当な買戻しのエネルギーが
マグマの如く膨れ上がっていることについて関心を持ってみております。
ここからのユーロはむしろ買いなんじゃないか・・・って。

さて、今日はこんなニュースを見つけたのでメモ記載。

IMF専務理事:大恐慌が再来する  
http://japanese.ruvr.ru/2011/12/16/62360299.html

 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は15日、
世界経済は1930年代の不況と同様の段階に入る危険性があるとの見解を示した。

専務理事は、
「世界には現在、低所得国、新興国、中所得国、経済先進大国のいずれの国にも、
現在の危機の高まりに対する抵抗力を持っている経済はない」と述べた。

 専務理事は危機について、
これは一つの国家集団のみの行動で克服できるようなものではないとの見方を示し、
金融市場は各国に対して政治プロセスを終了し、
危機克服のための決定を承認するための時間を与えるべきであると指摘した。
ラガルド専務理事は、全地域の全ての国からの支援によって危機が克服されることに期待を表明した。
 専務理事は、保護主義、孤立、別の経済的決定の誤りについて警告し、
「これら全ては、1939年代と同様の状況を構築しかねない」と述べた。

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2011年12月16日金曜日

ユーロドルは1.300台を回復、昨日の安値は1.2945でした。
まだここで大底なワケがないので修正高だと思うのですが
さて一体どこまで戻すのか。
チャートのポイントをいろいろ探ってみてみ昨晩の安値1.2945で
一旦止まるという根拠がどこにも見いだせないので(わかる方いらっしゃいます?)
どこまで戻るのか、という予測も立てにくい。

昨日は1.2963ドルという本当にほぼ底値圏でショート玉を仕切ったのですが、
それも1.2900ドル前後のオプションバリアが巨大だという話があったから
その前に利食っちゃえ、と思っただけでたまたま・・・。

こういう時によくやりがちなのが、戻りを十分にまたずに売りで再参入してしまい
踏まれるという失敗。ちょっと利食いで調子に乗っている時って
なんとなく余裕があって軽くポジション建てたりしちゃうから
気を付けないといけないんですよね。
自身のアノマリーでも100pips以上大きく取った後の次のディールに
気をつけろ!!というのがあって、連勝できる確率がどうしても低い。
要するに調子に乗るべからず。これ、トレードだけじゃなくて
どんなことにも通じるんですけどね。
1回1回の仕事、トレード、全て初心で全力で。

というわけで次の一手も基本はユーロドルS狙いですが、
戻りと地合いを見て高値を引きつけてから。
あるいはやはりクロス円のSも面白いんじゃないか、と興味が
出てきたところですが、それも今夜は攻め時ではないみたい。

ショックだったのは昨日のユーロドル1.3000台の大台割れよりも
NYドル建ての金価格の下落。ここ2年半くらいの綺麗な上昇Trendでは
200日移動平均線を決して下回ることがなかったのです。
ところが昨晩の下落で200日移動平均線を下抜けてしまいました。
9月26日の暴落時にも守りぬいたこのラインを。

ソブリンがダメ、通貨もダメ、安全資産は金のみ、ということで
逃避先として選ばれてきた金市場にも異変です。
おそらくリスクオフから換金売りにさらされているのでしょうけれど、
このことが次に示唆する事象がなんなのか、まだよくわからないでおります。

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2011年12月15日木曜日

ユーロドル、とうとう1.300ドル台を割り込みました。
結局先週のECB理事会、EU首脳会議とイベントをこなして
市場はこの結果に満足していなかったということになるのでしょうか。

昨晩などはドイツのメルケル首相が
「ESM の上限を先週のEU 首脳会議で合意した規模とする」などと発言してユーロが
スコーンと売られる展開。なにもこのタイミングでそんなことを言わなくてもと
思うのですが、、、、。
つまり、「ESM上限引き上げ反対」と解釈されてしまったわけですね。

その後のFOMC。
QE3の噂が広がるも直接の示唆なしでドル買い戻し。
声明は「世界の成長に一部明らかな減速が見られるものの、
米経済は緩やかに拡大している」と指摘。
「労働市場の全体的な状況が幾分か改善している一方で、
失業率は依然として高い」としています。

特筆することもない内容だったとは思いますが、
しかし「国際金融市場の緊張が引き続き米経済見通しに対する
『重大な下方リスク』だ」と欧州危機への懸念のトーンを強めたことと、
エバンズ総裁が追加緩和策を求めていることなどから、
まだ今後のQE3の可能性は残っているのだと思います。
伝家の宝刀はなんでもない時には抜かないってだけで。

やはりまだ焦点は欧州だということのようです。
予想より悪くないというだけで、また、ちょっと過大評価しすぎのクリスマス商戦の
好調なんかで楽観していられるのも、欧州問題のほうがインパクトが大きいからですね。

さてユーロ、どこまで下げるでしょう。
実は昨日、今更感が強い中ではありましたが
ユーロがレンジを下方BREAKしたタイミングでユーロドルと
オージードルを売って見ました。
ボリンジャーのエクスパンションに乗る、というミッションもあって。
コストは1.3151ドル、1.300ドルを割れたのですが、
思うように走らないのをみて今日1.2963で手じまいました。
100pips以上抜けましたので十分です。

ここから下は戻り売りだとは思いますが、
そう安心してポジションを持ち続けるのも危険かなぁと思って。。。
ポジションの偏りも気になりますし、オプションバリアも相当あるという話も
怖いですしね。利食得る時に利食っておこうということで。

但し、昨日13日に水星の逆行が巡行に戻っていますので
Trendはできやすい地合いになっています。
見事にユーロドルはレンジから下方BREAKして
このアストロの示唆するような流れになりました。
メリマンのアストロロジー恐るべし!

オージードルも同じタイミングで一旦仕切りました。

ここから下は欲張らず、大きく戻りがあったら丁寧に
売り直す戦略で。

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2011年12月13日火曜日

ユーロドル相場を見るとじり安展開で、先週のECB理事会とEU首脳会議を
評価していないような印象ですが、5日にトリプルA格付け国の格下げを
示唆したS&Pはまだ決定的な発表をしたわけではありません。

ECB理事会では金利引き下げは想定の範囲内であったものの
マリオドラギ総裁の
「国債買い入れ枠拡大について言及した事はない」という
市場の期待を裏切る発言にネガティブに捉える向きが多く、
ユーロはジリジリ下落している状況にあります。

ECB理事会のドラギショックとEU首脳会議の力不足を指摘する声のほうが
大きい印象ですが、(またMarketもそういった反応が優勢な印象ですが)
果たしてそのバイアスに傾けていて問題ないのでしょうか。

ポイントは「しかし、国債買い入れを止めるとは言っていない。」こと。
現在週200億ユーロの国債の買い入れを実施していますが、
これは継続されるということなんですよね。
計算すれば月間で1000億ユーロ、
年間で1兆ユーロを超える規模になるわけですが、
これを意外に市場が評価していない。
さらに36ヶ月物の固定金利・無制限供給オペの新設・・・・。

ECB総会は一般報道ではドラギショックとして
この危機にも融通がきかないドイツ寄りの頭の固い総裁だった・・・・
という失望を煽るものが多かった印象ですが、見る人が見れば
「銀行にバズーカ砲を提供する内容」であった、という内容で
(これはかなり少数派解釈です)
ポジティヴに評価する声もあるということを
本日とある有識者から教えていただきました。

さらに。

今週はFOMC。
あまりにも欧州問題に関心が高くあまりアメリカの問題には
市場が反応していないように思いますが、
今度のFOMCでは昨今では誰も口にしなくなった
QE3にどれだけ言及があるのか、が注目ポイントとなってくると
思っています。

つまり、このままアメリカが逃げ切りの景気回復が出来るとは
考えられないということですけれど、
個人的に米株がこのまま堅調推移するとは思えない幾つかの材料を
記しておきたいと思います。

■住宅在庫は依然高水準のまま。
住宅在庫は全米でなお400万件近い。
00~02年の200万件前後から比較しても倍近くの高水準。

■ クリスマス商戦の出足好調の誇張。
今年のクリスマス商戦は通常より早めに始まっている。
クリスマスデコレーションは通常感謝祭の直後から始まるが
今年は2週間前からスタート。
またいわゆる「ブラック・フライデー」も例年は朝5~6時開店する店が
多いのだが、今年は真夜中からセールを開始している。

■ 11月の失業率が大幅に低下したのは労働参加率の低下が主因。
(64.2→64.0%)
職を探していた失業者が探すのをやめ、労働市場から退出したことを反映。

■ 今年、米政府は1年限定で6.2→4.2%へ社会保障給与税の
減税を行なっているが、年末にこの減税が期限切れを迎える。
オバマ大統領は減税継続、あるいはさらなる1%の減税追加を
求めているが議会の対立の構造から延長がスムーズに
決まるかどうかは不透明。

状況が悪いという意味ではマーケットにネガティブな視点を持っているのですが、
今週のFOMCでQE3に言及するようなことがあれば一時的には
ポジティブサプライズ。S&Pが今回格下げに踏み切る事がなければ
これも+に作用するはずで、それらを鑑みると今週はリスクオフが
進行する相場にはならないのではないか、とみているのですが、
なんだかユーロはじり安で形勢不利。
前回安値を割り込んでしまえばこれはシナリオ変更ですが、
さて今夜はどこまでだらだら下げ続けるのか
その下げ止まりのポイントが難しいですね。

アストロロジー的にみると
明日13日は水星の逆行が順行に転じることから
神経質な相場からトレンドが出やすい地合いに変わってくるはず。
これがユーロ安からの一時的な大転換ということになるのではないか、
そうみているのですが、今夜のじり安は買い手にとっては
苦しい下落であることには違いありませんね。

今週も引き続き材料の多い1週間です。
あまり思い込みから全力でポジションを取らないほうが得策。
打診でポジションをとり、動き始めたら乗せて膨らませる方向で!!

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2011年12月12日月曜日

EU首脳会議、週末には材料を織り込む余地がなかったようです。
マーケットはドラスティックに動くことなく取引終了。
8日の討議は9日早朝の午前5時まで続く約10時間の長丁場となったとか。

印象としてはユーロ危機克服の決定打を見いだせないままで
今回の首脳会議を経て浮き彫りになったのは、欧州内部の亀裂。
妥協を重ねて聞き克服へ歩調を合わせ始めたドイツとフランスですが、
EU新基本条約の制定について英国が国益保持のために拒否権を発動。
EU加盟27カ国中、英国だけが反対にまわり制定断念となりました。

※『新財政協定』と呼ばれる財政規律強化策は
(1)財政規律の違反国に対して自動的に制裁を発動
(2)財政規律を憲法に明記
(3)予算案を事前にEUの執行機関、欧州委員会に提出
(4)財政赤字を国内総生産(GDP)の0.5%内に抑える方針
などが柱。

この溝が今後のEUの金融規制・税制などにも影響を及ぼすであろうことは
想像に固くなく、やはりユーロ危機はまだまだ市場の中心テーマで
あり続けるんだろうなぁと思います。

◆12月8~9日のEU首脳会議ポイントまとめ◆

①財政赤字がGDP比で3%を上回った国には自動的に制裁
②ユーロ圏17カ国中心に新条約を制定
③5000億ユーロ規模のESMを予定より1年前倒しし12年7月に設立
④ユーロ圏各国などが、IMFに計2000億ユーロを融資。
IMFは、この資金で財政悪化国を金融支援
⑤ユーロ共同債導入は12年6月まで検討継続
⑥ヘアカットはギリシャ救済に限定


①これまでも赤字条件の取り決めはありましたが
制裁発動ルールを一層厳格に。一見根本的な解決に結びつくような材料ではないし、
起立強化は一見ネガティブな印象なのですが、
この財政規律の厳格化でユーロ圏を中心に合意したことは、
ユーロ共同債へ道を開くものかもしれないという見方も。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LVY44S1A1I4H01.html ~ロイター

②「EU全加盟国の27カ国が望ましいが、
(ユーロ圏の)17カ国でも構わない」とサルコジ大統領。
EU基本条約「リスボン条約」改正に限らず、ユーロ圏諸国だけを
対象とした条約制定も視野に。

※英国内では、今後はEUからしっぺ返しを食うかもしれないという
英孤立への懸念も広がっている一方、そもそも与党保守党内では長年、
EUへの(これ以上の)関与を嫌う傾向が根強いこともあり、
EUから脱退するべきという声もあるとか。

※そもそもユーロに加盟していない英国にしてみれば、
ユーロの傘の下で財政政策を束縛される理由がありません。
ECBがインフレを理由に応じようとしないQE(量的緩和政策)を
英国が採用出来るのも英国がユーロに参加していないからですね。

③欧州版のIMF(国際通貨基金)とも呼べるセイフティーネット
ESMの前倒し設立で合意しましたが、銀行と同じ機能を持たせ、
ECBから資金調達できるようにする案は見送り・・・。
これはECBが大規模な融資を迫られル事態となれば
中央銀行としての信認が傷つくとしてドイツが強く反対したため。

③債務危機が中核国へ拡大した背景から推察して
3兆ユーロ規模の安全網が必要という声もある中で
EFSFと新設されるIMF融資、さらに欧州安定メカニズムを
合計しても融資能力は合計1兆ユーロ強にとどまります。
金融支援にも中途半端というか、力不足な印象。

④ 南欧諸国など財政運営に失敗した国々が自助努力を怠る心配がある、
つまり他国の信用にただ乗りして赤字債発行が楽になるため
問題がより深刻になるということを懸念して、
ドイツが協調を拒みました。やっぱりドイツが首を縦に振らないワケです。
しかし、一方で今回財政規律の厳格化でEU合意にこぎつけたことは
共同債への布石という見方もあるわけで・・・。 
⑥そりゃそうね。

26カ国は今後、遅くとも来年3月初旬までの協定締結を目指す構えで、
複数の外交筋によると、英国を除いた首脳会議が
来年1月にも開催される可能性があるそうです。

そして今週のポイントとなりそうなのは格付会社S&Pの動向。

■S&Pは5日月曜に、
ドイツとフランス、オランダ、オーストリア、フィンランド、ルクセンブルクの
「AAA」格付けの6カ国も、引き下げ方向で見直し8-9日開催の
EU首脳会議の結果次第では格下げする可能性があると発表しています。

ドイツ、フランスが格下げされれば、EFSFの格付けにも影響することから
今週S&Pがどう動くかが最大の焦点となってきます。

※EFSFの金利が高くなると、基金は欧州の高債務国に多くの
 資金を提供できなくなる恐れがあるということです。

S&Pがどのような評価をするかはわかりません。
マーケットがそれほど悲観に傾いていないことから見ると
それほど懸念するような事態ではないのかもしれないのですが、、、。
格下げなければユーロ買い戻しが大きく入る可能性も。
ひょっとするとそんな展開になるんじゃないかとも思っているのですが、
格下げとなれば・・・。
個人的には短期的視点でS&Pが動かなかったことでの安心感からの
リスクテイク相場が来たとしても、なんら根本的問題は解決していないことが
蒸し返されるといった流れになると予想。
ギリシャ危機で金融機関は債務元本の50%ヘアカットを迫られています。
銀行の損失が拡大すれば貸し渋り、貸し剥がしが起きますよね。
また政府の財政の悪化で国債発行が増加する中で、金融機関の資産圧縮で
国債の買い手不在問題が顕著となってくればソブリンリスクというそもそもの
問題は全く解決しないですよね。その意味でEFSF規模が不十分という印象は
やはりマーケットを安心させることは出来ないと思っています。

今週はFOMCもありますが、どの時点で注目がアメリカにシフトするのか
このあたりも興味深いですね。

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2011年12月9日金曜日

今夜のECB理事会は今後の欧州危機を占う上でかなり大きな意味を持つものと
なったように思います。
トリシェ総裁からドラギ氏に変わった初回の前回11月のECB理事会で
早速利下げを実施したことでドラギ氏には危機回避の期待が持てる人物だという
安堵の目が向けられていたように思います。

今回の理事会に向けての市場の予測も0.25~0.5%の利下げに加えて
周辺国の国債買取プログラムが拡充されるんじゃないかとか、
流動性供給策の拡大があるんじゃないかとか、
明日のEU首脳会議を前に連携して市場に安心感を与える
策に出るんじゃなかろうか、という過度な期待がありました。

ところがどっこい。

0.25%利下げは市場の予想通り。サプライズなし。
下限金利の中銀預金金利も25bp引き下げ0.25%に
上限金利の限界貸出金利も25bp引き下げ1.75%。
これにより、すべての金利が2009年のリーマン・ショック時と同じ
過去最低水準に並びました。
利下げは通常通貨売に繋がりますが、今回の場合むしろ0.5%の利下げ期待の
剥落ということで利下げをしたのにユーロ買いという反応。
初動はユーロ買いでした。

ところがマリオ・ドラギ氏の記者会見が始まると
ドカーンとユーロが売られる展開に。

「先週、債券購入を拡大すると示唆した覚えはない」
「より大幅な利下げの検討はなかった」
「チャンネルとしてのIMF活用は非常に複雑」
「中銀が国際通貨基金(IMF)に融資し、
IMFがユーロ圏の国債を購入することは条約に矛盾する」

などと市場の期待を見事に裏切るタカ派発言が次から次へと飛び出して
1.3320ドルを割れるユーロ安展開。行って来いどころか倍返しでの売り浴びせです。

ECBがこの欧州危機を緩和する政策に協力的でないことがドラギ氏の発言で
確認された格好です。前ECB総裁のトリシェさんはフランス人でしたが、
今回のドラギ氏はイタリア人。
それなのに、トリシェさんよりも「ドイツ」寄りな印象でした。
まさかこれほどタカ派だとは・・・。市場の失望がいかに大きいかは必ずや
今後のユーロ相場に現れてくるものと思います。

「ECBのマンデートは物価の安定」って、勿論皆解ってるけど、
今この時期にそれを協調する?!
しかもインフレ率予想を2011年が2.6─2.8%に引き上げてます。
(前回予想は2.5─2.7%)

つまりドラギさんはECB総裁としての職務を全うするためには
欧州危機などどうでもいい・・・とまではいいませんが、
危機救済は政治家の仕事だ、という姿勢を示したようなものです。
(ちょっと大袈裟ですが、そういう印象ですよね?!)

しかし、24時を回ってからはユーロの下落も一服。
恐らく明日のEU首脳会議の結果待ちでこれが抑止力になっているものと思います。
これで市場の期待に応える内容のものが出てこないとなれば
その時はユーロの命運尽きた、というようなドラスティックな
リスクオフ相場となるでしょう。
そういう意味で明日の夜は飲んでいる場合ではありません!

今週末10日土曜は満月。
今日8日は貴金属とアメリカ株の重要変化日。
そして来週13日は水星の逆行が巡行に戻ります。

今日、明日あたりから来週始めにかけては
相当大きな転換ポイントとなると思いますが、
さてどんなディールが正解でしょう?!

ユーロオージーはもう買ってもいいと思う。
でもユーロオージーを取引できる口座がなく、
ユーロかってオージー売ろうかと思っていたのですが、
オージーを売りそびれ、ユーロだけ拾ってしまった。
コストは1.3326ドルです。
これではただのユーロドルでのユーロ買いですけれど・・・・。

オージードルが下げてますよね。これこれ、これに乗りたかったのにーー!
ユーロオージーが1.30を割ったんです。レンジ下限タッチとみての
反転狙いですが、ユーロドルでのユーロ買いだけで大丈夫かなぁ。。。

明日のEU首脳会議に向けては期待からの買い、
好結果リスクを避けるためのショートの手仕舞いなんてのも
起こるんじゃなかろうか、と思ってみていますが、
思うように上がってくれません。。。。

大きくはユーロはもっともっと崩れると思っていますので
短期的な(明日までの)トレードのつもりですが、
このままずるずる下げる可能性も大きいので
あまり粘らず撤退するかもしれませんが(´・ω・`)

ひゃー

欧州中銀当局がユーロ圏分裂を想定、システム保護を優先へ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE7B702320111208

2011年12月8日木曜日

今日は特筆すべきことがないなぁ。
イベント待ちでトレンドレスのレンジ相場。
ノートレードでした。

というわけで雑感。
このところユーロ危機の影響が中国に押し寄せている、
といった論調のレポートやコラムを目耳にしますね。

欧州危機からの欧州金融機関のレパトリでブラジルや韓国の通貨が
大きく下落するなど新興国経済への打撃となっていることは
周知の事実ですが、(今朝の日経:ブラジル7~9月はゼロ成長)
やはり中国からも資金の引き上げはあるようで
9~11月の3ヶ月で中国100都市で不動産価格が下落しているそうです。
また人民元5日連続の下落に見舞われています。

また報道によると12月2日、北京で開催された「外交フォーラム」の席上で、
中国外交部外務次官は欧州の通貨危機に触れて、中国の3兆2000億
ドルの外貨準備の使い道に言及し「中国の外貨準備は応手救済には使わないし、使え
ない」と述べていたとかなんとか。

ちょっと前に中国が発表する指標は全て捏造で
GDPは▲10%だ、なんて記事が話題となりましたが、
シンクタンク系の来年の中国の成長率予測はこのところ
軒並み引き下げられていますね。
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/11/html/d18380.html

中国がコケると頼みの綱がきれてしまうというもので
世界経済がこれまでの成長モデルでは成立しないのでは
ないかと思います・・・・。

さて明日はECB理事会。
マーケットはすでに0.25%の利下げは折込済みなのだとか。
注目は流動性供給策がどの程度拡大されるのか、
周辺国の国債買取プログラムが拡充されるのか、
といった点に移っているようです。

9日に首脳会議が控えていますので
あまり大きくマーケットが動意づくとも思えないのですが、
国債買取拡充の具体的条件が明示されるような
具体性があれば市場はこれを交換して動くとの期待も渦巻いており、
ここからのショートは危険な気がします。

イベントリスクとしては、ショートポジションは手仕舞って、
ユーロをちょっと買ってみるという戦略で様子をみるのも面白そう。

ただし買いはあくまで短期戦略ですけれどね。

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2011年12月7日水曜日

本日6日火曜早朝に格付け会社S&Pが
ドイツやフランスを含むユーロ圏の15カ国の長期ソブリン格付けを
「クレジットウォッチ・ネガティブ」にすると発表。
これは3カ月以内に格下げされる可能性があることを意味していますが、
S&Pは今週EU首脳会議の動向を見極めたうえで、速やかに結論を出すとしています。

格下げとなった場合、
オーストリア、ベルギー、フィンランド、ドイツ、オランダ、ルクセンブルクは1段階、
フランスを含む他の9カ国は2段階引き下げられる可能性があるということですが、
EU首脳会議が肝になって来るわけで、余程の事がなければ
S&Pは格下げに踏み切るつもりなのでしょう。
そういうつもりがなければこんな発表しないのではないか、と思うのですが・・・。

トリプルA格の ドイツやフランスが格下げとなると、EFSF拡充に懸念が生じますので
これは相当なネガティブパンチ。

ところが、発表後ユーロはスコンと下げたものの、今日は下げ止まって揉み合いに終始。
やはりEU首脳会議への期待も相当なエネルギーとなって相場を膠着させてしまっていますね。

不安と期待が入り混じってトレンドが見極めにくい展開が続きそう。
8日のECB理事会や9日のEU首脳会議に向けては手掛けにくいですね。

ユーロオージーが1.300ドル割れてくれたら買いたいんだけどな。
その時は同時にユーロドルも買いなんだと思って待っているのですが。。。

そして今日はオーストラリアが政策金利を
4.50%→4.25%へと0.25%引き下げる事を決定しました。

声明を抜き出すと

世界の成長の伸びは穏やかなペースに変わっている
政策金利を小幅に引き下げる余地がある
中国の成長は鈍化している
欧州問題はアジアの貿易に打撃を与えている
銀行の資金調達環境はより厳しくなっている
交易条件は若干悪化するが高水準を維持
世界的な商品価格の下落がインフレ圧力を弱めている
商品価格はここ数カ月で下落

全般ハト派発言ですよね。
特に「政策金利を小幅に引き下げる余地がある」という発言は
継続利下げの思惑につながり、豪ドルにはネガティブに働きます。
発表直後は一時大きく売られました。
でもその後すぐに回復、大きくみれば結局レンジの範囲内って感じ。
やはり今週の欧州を巡るイベント控えて手掛けにくいのかしらね。

今日はオージーを少しだけ売って買い戻すデイトレで25pipsゲット。
地味に取りました!!

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2011年12月6日火曜日

今週は9日EU首脳会議と8日ECB理事会と、
欧州の定例イベントが市場の関心を集めていますが、
今のところはまだ大きな動きとはなっていません。

今夜は独仏首脳会談が注目されていましたが(EU条約改正に関する対談?!)
サルコジ大統領が、「独仏はEUに関する新しい条約を求める」
「独仏合意は完全であり、7日にファンロンパイEU大統領に送られるだろう」
と述べたことで、ユーロドルは1.3485アラウンドまで上昇する瞬間も
見られたのですが、上昇力は弱かった。

サルコジ発言で会合に一定の進歩があったとの見方が広がり
リスクオフ相場からの巻き戻しの動きが出ていたところに、
ドイツのメルケル首相が「ユーロ共同債を拒否する」とか
「EFSFはいくらか望むほどの資金を持っていない可能性」と述べちゃったり、
サルコジ大統領にしても
「2012年3月までに条約変更に関して合意に達することを目指す」と
述べたことで失望感が高まり力尽きた格好。

ドイツは頑なですねぇ。
今週どこまでメルケルさんが譲歩するかが焦点かと思われますが、
そう簡単じゃないのかな。それにしてもこの姿勢を貫く以上
欧州に救いの道はないわけで、どこかでドイツの歩み寄りが必要になります。
とするならそれは今週なんじゃないの?という期待も拭えないことから
失望で売られる相場もそれほどドラスティックに崩れる相場に展開することなく
全般小動きといった印象。

個人的に注目しているのはユーロオージーの日足チャートで
こんなに美しい大きなレンジ相場はなく、そのレンジの
下限に現在近づいていることから、どこかでユーロが底入れして
大きく上がる局面が来る予感。それも今週中って感じです。
ユーロオージーが1.3000ドルを割れた辺りで一旦逆張りの買い局面で
それはユーロドル相場でも同じタイミングで買い優勢となるんじゃないかと。
ユーロが上がるということはドル安となるということで
ドル円も嫌な感じの円高進行となる可能性も・・・。

目先はユーロ買い、ドル売り、クロス円高のリスクが高まっているんじゃないか、
ということですが、さて、どこでポジションが取れるか、また明日
ご報告しますね。

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2011年12月5日月曜日

雇用統計振り返っておきます。
発表の瞬間は東京金融取引所の雇用統計カーニバルという
イベントで雇用統計中継をしていたのですが、
失業率の数字を見た時はかなり驚きました。

NFP非農業部門雇用者数(前月比)+12万人(ほぼ予想の範囲内)
失業率:8.6% (予想9%)

そしてもう一つ驚いたのが、
前月分と前々月分の上方修正。
9月は22.0万人増、10月は11.7万人増にそれぞれ上方修正されました。
人材派遣などの修正が要因だとか。
また民間雇用者数は+14.0万人となっており底堅く推移していることが確認できますが
政府部門は▲2万人ですので政府部門が雇用市場を圧迫していることがわかります。

失業率の大幅に低下は年末商戦に向けた小売・運輸業の雇用者が
増加したことが影響している為、一時的なもの・・・・?!

失業者数の減少は前月比▲59万4000人でしたが
非労働人口は8,607万人から8,656万人に増加。
つまり労働市場からの退出に伴う失業率低下であった可能性もあるということで
単純に良い内容だったとは言えないという指摘も。
結局のところマーケットもそれほどリスクオンに傾いたとも言えませんでしたし。

良い点は小売業雇用の大幅増加、就業者の大幅増加で就業者比率が上昇したこと。
悪い点は政府部門の雇用減少が継続中、賃金低下、労働力人口減少、
      長期失業者が失業者全体に占める割合が上昇

思ったよりも中途半端な印象でしたね。
概ね予想がいい時はネガティブサプライズとなれば大きく売り込まれるという
ような値動きとなってスキャルパーには面白い展開となるのですが、
今回は予想がよくて、結果もそこそこいいものの、よくよく見れば玉石混交という内容で
大きくトレンドが出来ない結果に終わりました。

となると次の焦点は今週8,9日のEU首脳会議ですか。
ドイツがかたくなに拒否しているヨーロッパ共同債にOKが出るのどうか。
ドイツが資金拠出に踏み切れば最悪の事態は回避出来るという見方もありますが、
仮にこの共同債が成立しても、結局誰がどれだけ負担するのかという問題が残り
負担の大きい国は債務増大連想で格下げの負のスパイラルは続くわけですよね・・・。

またECB理事会では前回に引き続き利下げが行われるか否か。

先週の6中銀によるドル資金供給拡充でリスクオンとなった流れも
日銀総裁が指摘した「時間稼ぎ」に過ぎず、今週の首脳会議とECB理事会で
市場の期待に応えることが出来なければ、結局はまたリスクオフ相場に回帰するだろうと
思っています。すでに先週末は雇用統計のあとにスペインの格下げの報道が出たりして、
ユーロドルが売られたりするような動きが始まっています。
フィッチは「スペインをすぐに格下げする計画はない」とコメントしているようですが・・・・。

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2011年12月1日木曜日

昨日はお仕事中に中国が預金準備率を12月5日から0.5%引き下げると発表。
クロス円が急騰し典型的なリスクオン相場が到来したわけですが、
仕事してて流れに乗れず。(言い訳)
しかし中国は約3年ぶりの金融緩和に踏み切ったわけです。
このインパクトは大きい。これは決してポジティブな意味ではありません。
世界中どこもかしこも緩和緩和緩和なんです。
ひとり気を吐き続けて来た中国が成長引き締め策をとっていたのですが
その頼みの綱 中国までもが緩和なんだ・・・・。
一時的にはリスクアセットが買われる可能性はありますが
全力で買い向かう相場でないことは誰しもが承知の相場なんじゃないのかな。

まあ、中国ネタだけじゃなくて今一番気がかりなのは欧州ですものね。
昨日は忙しい夜でした。
FRBと世界の主要5中央銀行がドルスワップ協定により
ドル資金供給の金利を50ベーシス引き下げで合意し、流動性の供給を促進のニュース。
FRBアメリカとECB欧州・BOJ日銀・BOE英・BOCカナダ銀行・SNBスイス
でと6中央銀行ですね。これはサプライズでした、タイミング的に・・・。

この決定で
ECBがEFSFに直接融資するとか、
大規模な量的金融緩和に踏み切るとか、
欧州問題への関与を深める序章であるという見方も出てきており、
市場には一時楽観が広がりましたが、
今日はその流れを継続しているとは言い難いですよねぇ。

要するに、金利を引き下げドル供給の拡充をすることは
金融機関の資金繰りが安定するという意味ではプラスでも
欧州のソブリン危機の本質の改善につながるものではないということで、
今日日銀の白川総裁も時間稼ぎに過ぎないと言った主旨の発言を
していました。 

その欧州問題、次の焦点は12/9のEU首脳会合ですが、
思い返してみると10/29の首脳会合に向けては
会合への期待からユーロが大きく買い戻されるも
会合後の29日以降は失望からの売りに晒されてました。

ですから今回も9日に向けて上がるような相場になれば
その高値を売ればいいのではないか、という2匹目のドジョウを狙った
シナリオも描けるわけですが、皆の記憶に残るような分かりやすい
相場が繰り返されるとも思えず・・・。

28日の財務省会合後、ユーロ圏財務相会合議長のユンケル首相は
「状況が変わった」と言ったとか何とか・・・。
当初予定していた1兆ユーロ規模への拡大が厳しいと認識を示しています。
ようするにハナから9日に期待など盛り上がらないかもしれないということ。

そして明日は雇用統計です。
事前予想平均は
NFP 12万 (前回は8万人)
失業率9%(前回と変わらず)

予想は悪くないんですね。
前哨戦とされるADP雇用者数(昨夜発表)は
事前予想13万人に対し20.6万人と相当な好結果。
この流れでいけば悪くないという楽観が剥げ落ちた時が
怖いですね。一気にリスク資産が売られる可能性も。

予想に近ければ瞬間乱高下して結局は行って来いかな。
予想よりいい、なんてことも可能性としてはゼロじゃないですが、
その場合はリスク資産がバーンと上がると思います。
個人的にはそうなるとは思えないのですが、
このシナリオに期待していて、そうなった場合には
その高値を売り参入したい。。。と考えています。
売りたいから上がって欲しいってことです(笑)
今週もう4日も続いているリスクオン相場は今週末まで、
来週からまたリスクオフに戻る、なんてわかりやすい
動きにならないかなぁ。

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