ドル円相場週末はとうとう81.21円まで上昇して終わりました。
大台で心理的節目と見られた80円台にあっさり乗せたことも
拍子抜けでしたが、その水準より更に1円上げて終わった先週のマーケットは
リスクオン、過剰流動性相場の流れが継続しました。
ユーロ円も100円割れた際にはまだまだ下げるという声が大勢でしたが今や109円台、
オージー円も86円台後半、キウイ円も67円台後半とクロス円も堅調、
リーマンショック後の高値をトライする流れです。
■メモ リーマン前から現在までの高値安値
リーマン前高値⇒リーマン後安値⇒リーマン後高値⇒欧州危機安値⇒現在
オージー円 107.85円⇒55.09円⇒90.01円⇒71.84円⇒86.82円
ユーロ円 169.96円⇒113.92円⇒139.20円⇒97.12円⇒109.20円
キウイ円 97.30円⇒44.14円⇒68.72円⇒54.55円⇒67.81円
ポンド円 251.09円⇒118.79円⇒163.07円⇒116.82円⇒128.90円
ポン様相変わらず凄いな
このリーマン後高値水準を目指している流れ・・・・ということは
欧州危機分の下落を取り戻す、という相場になっているわけですね、多分。
WTI原油相場はなんと109ドルでの高値引け。
これもリーマン後の高値が114ドル台ですからここを目指しているような気配。
リーマン前には過剰流動性相場極まれりで147ドルまで高値がありましたが・・・。
先々週の2/14日銀の追加緩和に加え、
先週週初は中国の預金準備率の引き下げという緩和材料と、
更にギリシャ第2次支援合意が追撃材料となっての
リスクオン相場でしたが、今週もこの流れが継続するでしょうか?!
今週の注目ポイントはやはり何と言ってもECBが実施する2回目のLTRO
3 年物資金供給オペですが、頂点は「応札規模」だそうです。
供給額が前回と比較して多いか、少ないか、という点がマーケットを動かすと
見られています。
12月21日に行われた1 回目のLTROでは
4,891 億ユーロの資金が供給されました。
現在のユーロ高(ユーロ買い戻し相場)は1/13からで
LTROの後はユーロ安が進行していましたので
前回は資金供給に伴うECB のバランスシート悪化を嫌気した
ユーロ安が進んだ、と解釈出来るのですが、
結果的にこのバズーカ砲がじわじわと効いてきて
現在のユーロの買戻につながっているわけですから
「反応が遅かっただけ」でこのLTROに対する市場の反応は
1回目の時よりも早い、あるいは違ったものになる可能性があると思っています。
1回目以上にLTROの規模が膨らめば、市場のリスク選好ムードが一段と高まる
との指摘が多いのですが、これは逆に見ればそれだけの資金繰りが逼迫している
と受け止めることも出来るわけです。供給額が多ければこの過剰流動性相場に
拍車がかかる可能性もありますが、長期的にみれば歓迎すべき状況でないことを
材料にユーロが売られる材料となりますので、ここからユーロを買ったら
逃げ遅れないよう、いつでも売れる大勢で付いて行くようにしないとね。
29日水曜にはバーナンキ 議長の半期・金融政策証言があります。
アメリカの景気に対してまたしても慎重な見方を示すようなら
QE3期待が高まって、流動性相場加速となる可能性も。
個人的にはこの過剰流動性リスクオン相場、もう少し続くと思っていますが、
やはりここ2週間どんどこ上げてきたので若干一呼吸がありそうな局面かと
思っています。ダウ平均も週末クローズにかけてはじり安でしたし、
オージードルなども じり安で終わりました。
というわけで、オージードルは1.0721ドルで軽めに売ってみたりしてます。
ダウ平均は12990ドルで売り建ててみました。
まだ上があるかもしれないということで、売り上がり戦略ですけれど、
もしかするとダウなんかは13000ドル台を2回タッチしたところで
Wトップの天井ウチ完了だったかも、なんて可能性も排除できずに
我慢できずに売ってしまった。。。。
13100ドルくらいまであったら追従売り。それまではアゲインストでも様子見で粘ります。
オージードルはコストですぐ撤退するつもり。
しかし今週はちょっと押すんじゃないかなぁ、なにもかも。
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