2012年4月27日金曜日



注目された日銀の金融政策決定会合。
値動きだけを見ると発表直後はまずドル円日経平均が一度大きく売られたものの
その後はV字で反転上昇、
ところが買いは続かずダレ始め
結局発表前の水準を少し割り込むところまで下げています。


一言で言えば乱高下。


おそらくヘッドラインリスクというもので、
英訳のニュースの第一報が期間の延長、金利0変更なしのみで
基金の増額には一切触れられていなかった模様で、
これを受けた海外勢が一斉に売り仕掛けた後に
5兆増額70兆と報じられたために慌てて買い戻した、という状況だった?!


ドル円は1円幅の振幅での乱高下。
変なところにストップをおいていたら引っかかっちゃいますね。
こういうリスクがあるからイベント時は静観するほうがいいのよ・・・。


まとめておきます。


国債などを買い入れる基金の総額を65兆円から5兆円増額、70兆円に
長期国債などの買い入れ総額を10兆円強増やす一方、
期間6カ月の固定金利オペの総額を5兆円減らす。
というとで差っ引きで5兆円増額です。


今回の増額対象は 「長期国債・ETF・REIT」


長期国債は従来の19兆円から29兆円に10兆円増。
ETFは2000億円、REITは100億円それぞれ増額。
併せて、買い入れの対象とする国債の残存年限を
従来の1~2年から「1~3年」に広げることも決定。
より長めの金利の低下をさらに促す狙い。


これを受けて安住淳財務相
「思い切った対策をとってもらった」
「大いに評価する」
「日銀がこのような積極的な措置を講じていくことは
為替市場の安定にも良い影響をもたらす」


などと日銀を高く評価、
の円高是正への効果を期待すると記者団に述べています。


でもドル円、80.80前後と発表前の水準に戻っちゃってるなー。
日経平均は9500円割れと弱含み・・・
(レンジ内の動きですけれど)


エコノミスト、アナリストらの評価はわかりませんが、
マーケットは可もなく不可もなくと判断した、ということじゃないか、
と見ています。ただし、今まだ東京時間なので、欧米時間に
どのような動きとなるかは、わかりませんが・・・・。


この後は、展望レポートと白川総裁のスピーチ待ちですね。

でも今のところ、マーケットを大きく崩す結果にならなかっただけでも
高く評価したいと見るべきかも。
期待に応えられない可能性も一部指摘されていました。


さて、GW前のイベントリスクは無事にこなした感がありますが、
今年はこのまま乗りきれるのでしょうか。
昨日も米株上がってるし。。。


ここからの焦点と注目ポイントは今夜のYMTVデスマッチで
大倉さんとだいまんさんに伺うことにしましょう。
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2012年4月26日木曜日



無風。こんなに無難に通過するとは。。。FOMC
確かにマーケットの事前のコンセンサスとしては
今回は何もしないだろう、という見方で一致していましたが
本当に何もなく、そしてそれによるショックもなくむしろ底堅く堅調地合い。
これでいよいよBOJ,日銀がどう出るか、それ1点に関心が集中することになりますね。
やりにくいだろうなぁ~。アメリカがドーンとやればやらざるを得ないという選択ができますが。

一応今回4月25日のFOMCをメモしておきます。

FOMCは政策金利の誘導目標であるフェデラルファンド(FF)金利を0~0.25%で据え置き
少なくとも2014年終盤まで事実上のゼロ金利政策を継続する方針を確認。
(リッチモンド地区連銀のラッカー総裁だけ14年終盤までのゼロ金利政策継続は必要ないとして反対票)
極端なハト派が中立に近づいたという変化?

声明(主なもの)
国際金融市場をめぐり「著しい下振れの危険が続いている」と警戒感。
米景気の見通しについて「向こう数四半期は緩やかな成長を見込む」としたうえで
「米失業率は次第に低下していく」とのこれまでの認識を基本的に踏襲。
ガソリン価格の上昇を背景に、「物価上昇率は幾分高まった」と指摘したが、
長期的な物価の見通しは安定しているとした。

バーナンキ議長記者会見

「QE3引き続きテーブルに載っている」と強調。
QE3を現時点で発動する考えはないものの、
景気回復が失速する場合には追加緩和に踏み切る姿勢を示した。

6月末に終了する「ツイストオペ」、金融市場は終了を織り込んでいるので
市場に大きな影響を与えない。(そうかなぁ)
米経済は「デフレには陥ってない」

結局ダウ平均は89ドル続伸13090ドル。
昨日引け後のアップル好決算で再度13000ドル乗せとなっていましたが
バーナンキ議長による追加緩和の可能性発言を受けて若干上げ幅を拡大。
ダウS保有の私には辛い展開・・・

そんなに楽観してていいんでしょうか・・・・。んー

そして次の焦点は日銀の金融政策決定会合ですが、
今日の小沢一郎氏の判決がマーケットに影響があるとの一部指摘も。

無罪☞ 消費税法案通らず連想☞政府財政再建と両輪での日銀の緩和に疑問符☞ BOJ緩和せず?

という連想から「円高」になるんじゃないか、なんて見方があるようですが、どうでしょうか。。。

マーケットはすでに5~10兆円の緩和を織り込んでいると言われていますが、
その額面でやっても当然という認識だということで、もしやらなかったら・・・・?!
ここでマーケットを崩すような結果となればその責任を問う声も高まりそう。
やらざるを得ない四面楚歌の状況とも言われていますが、
こればかりは蓋を開けてみなければ最後までわかりません。

このあたりは今日のフォレックスラジオでだいまんさんに聞いてみましょう。 

このところは方向感なく、エントリーポイントが見つけにくく
為替のトレードはしていません。
休むも相場です。。。



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2012年4月24日火曜日

オージーは戻りを入れることなく再下落してしまいました(´・ω・`)

昨日発表されたPPIに続いて今日発表されたCPIがきっかけです。
 第一四半期CPI消費者物価指数が予想を大幅に下回る伸びとなり、
 10年強ぶりの低水準となりました。

これにより逆に利下げがしやすい状況と捉えられ 豪ドルが売られた、というわけ。
RBA政策委員会は来週開催されますが、来週5月の利下げ観測だけでなく、
6月の利下げまで織り込む動きとなっている模様です。
 なんでも債券利回りは60年ぶりの低水準をつけたとか。

 豪利下げ観測高まる、CPIが予想外の低水準 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE83N02420120424?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0

そんな折気になるニュースを発見。
オーストラリアは「巨大なバブル」であり、商品相場の軟化につれて
 豪ドルは今後下落する公算が大きいと独立系エコノミスト、謝国忠氏は指摘した。
というもの。

 オーストラリアは「巨大なバブル」、豪ドルは下落へ-謝氏 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2YTG86JIJUU01.html#

これは・・・・大変なことになっているのだな。
 とTwitterでリンクを貼ってつぶやいたところ
YMTVにも出演されている陳満咲杜さんからこんなご指摘を頂きました。
 「彼はあれこれもう8年前から中国不動産バブルを言い続けており、
日本の○○氏のような存在だ。
因みに、8年前に比べ、 上海当たりの住宅、事実3倍程度の値上げ率を有する」

 なるほど、勉強になります。
 こういうニュースを見つけると、豪ドルが暴落してしまうのではないか、
 と不安に駆られるのですが、
だいたいその謝さんというのがどんな人かもわからずに
 ニュースヘッドラインだけで反応してしまうのは危険だということ。
 実際その後豪ドルは戻りを入れていますね。
 陳さんのご指摘はありがたい!!

実際こういうニュースで慌てて売ったり買ったりするということは
 随分昔にやめていますが、初心者の頃は右往左往していましたっけ…。
 私も無責任にニュース見つけるとメモがわりにつぶやいたりしますけれど、
 皆さん、それでポジションとったりしないでくださいね。

それとは別にしても私見では 豪ドルはこの先も弱いと思ってみていますが・・・。
 しかしながらこの方が知る人ぞ知る逆指標だったとするなら
それは念頭に置いておかねばなりませんね。

 今日は上海総合指数が昼前に急落する局面がありましたが、
 このニュースがきっかけのようです。↓

中国:投機的な短期資金の取り締まりを強化へ-SAFE
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2YTYW6JIJUQ01.html

何やら火種はアメリカ、欧州だけではないムードも出てきていますが、
 それでも、中国が近々預金準備率を引き下げるのではないか、
 という噂もあり、なかなか大きくは下がらない地合いが続きます。
 やはりこの先の焦点はなんといっても FOMCと日銀ですね。
アップルの決算にも一部注目が集まっているようですので、
 ナスダック総合指数の動向にも注意を払った置きたいです~ 人気ブログランキングへ
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2012年4月23日月曜日


今週からGWは入りとなります。
また水曜25日にはFOMC、金曜には日銀の金融政策決定会合などのビッグイベントを控え、
今日週明け月曜なんかは様子見であまり動かないんじゃないかなー
と思って油断していましたら。

落ちましたっ。
キッカケは豪ドル?!それともユーロ?!

10:30に発表されたオーストラリアの1-3月期豪卸売物価指数(PPI)
予想が前期比+2.2%のところ結果がなんと+1.4%と大幅に悪化。
RBAオーストラリア準備銀行の追加利下げへの思惑から豪ドルが急降下。
オージー円が下落するのに連れてドル円も下落、ポンド円ユーロ円などのクロス円も下落。
リスク回避的動きが広がりました。

週末に実施された仏大統領選の第1回投票で現職のサルコジ大統領の苦戦が伝えられ、
ユーロドルは週明け、窓を開けて下落、その後もジリジリと値を下げています。
結局、過半数に達した候補がいなかったためトップの野党社会党のオランド候補と
2位のサルコジ候補の2人による決選投票が5月6日に行われることが決まりました。
そりゃユーロ、下げ止まりませんね・・・・。

さらにユーロにとってネガティブな材料がなんとオランダから飛び出しました。
オランダはユーロ加盟国でAAAを維持している数少ない国のひとつなのですが、
そのオランダが内閣総辞職を女王に表明した、というニュースが入って来ました。
もともとは2015年まで総選挙は無い予定だったはずですが何があったのでしょう。

財政赤字削減を盛り込んだ緊縮予算が議会で合意できず、
連立政権崩壊の見通しから予算を成立させるためには総選挙をしなければいけない状況に。
女王が受理すれば9月頃総選挙が実施される模様。

こうした事態をうけてCDS市場でオランダ国債を保証するコストが上昇。
また欧州国債の保証コストも上昇となっています。

というわけでギリシャが落ち着いた後はスペインの国債の入札不調から
スペインに火種があるかと思っていましたが、オランダ。。。
このゴタゴタから財政再建に消極的だと判断されればAAA格付けも危うい?!
となるとEUで合意した財政協定の承認も危うくなると連想されます。
ユーロ、危ないですね・・・。
ただし、ポジションの偏りなども見ないと行けないので
だからといって直ぐ様ユーロ売り!!というのも必ずしも正解ではなかったりします。
今日のところはジリジリ下げていますけれどね。

ただ、やはりこの時期に・・・という感じですが、
いろいろなリスクが露呈しはじめたことで、リスク選好相場とはなりにくく、
今夜はダウ平均も大幅安となっています。欧州株も軒並み安でした。
現在12800ドル近辺にいます。13000ドル前後で何回かに分けてダウSしていますが
今夜再び全てのポジションがプラスになっています。
さて、いよいよ始まったか、とみてどっしりポジション継続するか、
今週のビッグイベント控えて、一旦利食ってしまったほうがいいのか
悩ましいところですが、、、、。

皆がGW、5月のリスクを警戒しているのでドラスティックな下落にはならないとの
見方もあり、そんなような気もしているのですが、
でも13000ドル台ってのは天井圏だと思っているので、
慌てて利食わずに中期的に保有してもいいんじゃないか、とも思ってみたり、んー。

為替はオージーを再ショートしておけばよかった、、、と悔やんでいますが、
タイミングを逃してしまって、ここからどう入っていいかわかりません・・・。
ちょっと様子をみて、大きく戻る局面があれば売りたいと思っているところです。
そう思っていると戻んないんだよなー

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2012年4月21日土曜日


またダウが上がってるー。

お陰でクロス円も堅調。 ユーロも底堅く上昇しています・・・・。
 ドイツのIfo経済研究所が発表した4月独Ifo景況感指数が
109.9と市場予想の109.5を上回ったことが好感されユーロが堅調、
 ってのはわかるけれど、そのままの流れでダウも強いってことなのかしら?
ちょっと楽観が過ぎる気がします。 

またG20筋の話として
「G20はIMF財源を4000億ドル以上増大させることにコミットする」
と伝わったことも安心感を誘っている模様。 

でも来週の日米の金融政策については
この週末織り込んだ動きとはならないのかしら?

 恐らく実施されないだろうQE3を見越して
ポジション調整なぞが 入ってもおかしくないと思っていたのですが、
どうものんびり楽観的な相場ですよね。

 ポジション調整は週明けからでもいいってことなのかなぁ・・・ 
この戻りにはついていけていないので、
(むしろダウを売り増ししている・・・でもそれほど大きく負けてませんよ)
 歯切れのいい文章にならないのですが、
来週のQE3なし、日銀が期待に応えるレベルの緩和策に出ない、
という結果になるなら (これ、勝手な妄想)
もうひと押し来ると思って、それを想定して、
ダウS抱えたまま 週マタギします。
というかずっと持ってるポジションなので今更手仕舞ったりしないわ!!

今日はスタンダードバンク池水雄一さんとキャプテン大倉孝さんとの
オンラインセミナーがありました。
ゴールド、為替デスマッチ?!です。
盛り上がりましたよーー

オンデマンド放送はこちらから御覧いただけます。
http://www.yutakamarket.tv/detail.php?pr_id=528

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2012年4月20日金曜日


昨晩ダウとポンド円の日足チャートがソックリだからポン様売ってみようかなーなんて書いたけど、
売らなくて良かった、という結果でした。昨晩はチャート形状からだけで、その背景を全く考慮せず
そんな呟きをしたのだけれど、材料を探してみるとポンド強いじゃない。。。。

4月4―5日開催のMPC議事録では
インフレ上振れへの懸念とともに英経済は引き続き回復軌道にあるとの見方を示され、
量的緩和打ち止めの可能性を示唆。
資産買い入れ枠を3250億ポンドに据え置いたのは8対1の賛成多数による決定で、
引き続き買い入れ枠の拡大を主張し反対票を投じたのは、マイルズ委員ただひとり。
ハト派だったポーゼン委員も現行政策の継続に賛成する立場に転じた模様。
タッカー副総裁は、燃料高や食料価格上昇などなどインフレについては悪い状況であるとし
利上げが前倒しされる可能性が出てくるとの期待が。

こんなんじゃ売れないわよね。

さて、今晩はユーロが一時急落する局面が(V字反騰となっていますが)
某米系銀行の顧客向けレポートが「ムーディーズが早ければ今秋にでも
現在トリプルA格としているフランスを格下げを決定する」と書いた、とか、
サルコジ現大統領の対抗馬、オランド候補が
5/12にムーディーズがフランスの格付け判断を下すだろうと発言した、とか、
フランスのソブリン問題が出てきました。
真偽の程はわかりませんが、フランスですか、急にネタが大きくなりましたね。
今夜はフランスの長期債入札が好調で、ユーロが若干買われる展開となっていたところに。
スペインじゃなくてフランス、ってのが気味が悪いですが、
噂レベルだった、ということなのでしょうか、ユーロは直ぐに急落前の水準まで戻しました。

結局のところ、ユーロは揉み合いが続いているだけ。

そして長期戦に入っていますダウS.
今夜は23:00に向けて12900ドル程度まで下落していたのが
0:00にむけて13020ドルくらいまで大きく持ち直す上昇。

4/14までの週の新規失業保険申請件数
【予想】37.0万件
【結果】38.6万件

【指標】(米) 4月フィラデルフィア連銀景況指数
【予想】12.0
【結果】8.5
 
【指標】(米) 3月中古住宅販売件数
【予想】461万件 [前月比]+0.5%
【結果】448万件 [前月比]-2.6%

今夜出た指標は軒並み悪いじゃないーー
普通下げますけど。
QE3期待とかいう流れなんでしょうか。
もう疲れました・・・・。
でもまだ粘る!!

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2012年4月19日木曜日

月曜、アップルやグーグル株の下落でナスダック総合指数が値を下げたことが話題となり、
いよいよ始まったか?と思ってみていたのですが、火曜は米株が凄まじい上昇をみせ、
再びリスクオン相場に。
日替わりでリスクオン、リスクオフとセンチメントが変わり、疲れますね・・・・。

昨晩のダウの急伸なぞはなにか特別な材料でも出たかのような値動きでしたが、
これといって大きなニュースがあったわけでもなく、
せいぜいスペインの短期国債の入札が好調だったとか、
IMFが経済成長見通しを上方修正したとか、
ZEW独経済統計が市場予想を上回る内容だったとか、
細かく言えばそれなりにいい材料があったのですが、
あんなに上げるかいな。というような値動きで個人的には首を傾げるばかり・・・・
ポジションがショートだからですけれどね(笑)

スペイン国債については19日に長期国債入札が予定されており、
昨晩は短期債ということで19日の前哨戦的に見られていたのですが、
これで19日の長期債入札にも楽観が広がったりもしたようです。
明日ですね。これが本当に目標金額に達するのかどうか、
まだまだ油断禁物かと思いますけれど。。。

それから、インド中銀が政策金利を引き下げたことも材料視されたのでしょうか。
インドの緩和は2009年以来3年振りです。
よくよく考えれば緩和しないとならない状況なんだから
自律的経済成長が促されている好景気ではないってことで、
それで相場が動くってのは少々危険だと思うんだけれど、
過剰流動性相場にはいってからは景気がどうこうより、金融政策相場みたいなとこがあって
世界が緩和するから相場が上がる、って流れですよね。
実体経済がそれについてこれてるのかどうかは置き去りのまま・・・・。

今夜はもう一噴き上げ・・・・という訳には行かないようで、
火曜の高値を超えられずモミモミしていますが、かといって大きく下げることもなく、
様子見相場の様相。来週のFOMC,日銀の金融政策決定会合までは
結局レンジ相場、ってことになりそうな予感。

ダウ平均の日足チャートと、ポンド円の日足チャートの形がソックリ。
ダウが下げるとみている私はポンド円もここらで一旦売りの形に見えて仕方がない。。。
ポンド円も軽く売ってみる?!

ダウは昨晩13056ドルで売り増ししてます。

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2012年4月17日火曜日

週明け月曜日、ドル円相場は80.30円を割り込む瞬間が見られるまで売り込まれ、
このところの下落トレンドの安値を更新しています。
下落トレンド、、、と呼ぶとまだ調整に過ぎない、という反論も飛んでくるかな。
80.10円前後が半値押し水準なので、この上に位置しているならば、、、。

先週末金曜、NY連銀総裁がいい数字が出ると発言して期待が高まっていた中国のGDPが
予想より悪かったことで、株やコモディティなど、いろいろと下げちゃったわけですが、
そういう弱い流れをズルズル引きずったということでしょうか?
昼過ぎのドル円、クロス円の急落は
オセアニアの一部銀行が売っただのストップが引っ掛けられただのと
後付けの解説がなされたものの、これと言う理由はなく、なんとなく上を試すより
下向きに圧力がかかりはじめたムードですよね。
そうそう、それとスペイン中銀が、スペイン銀行のECBからの3月借り入れ額が
2276億ユーロと過去最大に達したことを発表しており、
スペイン国債CDSのスプレッドも過去最大まで拡大したりなんかしていますので、
欧州からの火種もマーケットのセンチメントを悪化させているようです。

今夜の株式も乱高下です。

米3月小売売上高が市場予想を上回ったことで、一時株が急伸したのですが続かず。
ナスダック市場でアップルやグーグル株が売られており、今夜は特に
ナスダック市場の値下がりが気になるところ。

米アップル株が600ドル割れ、日中取引でほぼ6カ月ぶり大幅安
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2KW9W6S972I01.html
http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=AAPL%3AUS

これまでアップルが一人で支えてきたようなナスダック指数、アップルが天井ウチしたら
どうなってしまうのか・・・。巷ではSNS大手、Facebookの上場までで相場は終わりだ、
という指摘もあります。Facebookの上場は5月とされていますが、もはや昨今の株式市場は
チキンレース、早く逃げたものの勝ち!ということであれば、
それをまたずに下げる可能性もあるんじゃないか、と思っていますが、
よく天井ウチの時に出現する鋭角的な、まるで噴火したかのような陽線をつけての終焉、
というシナリオもないわけではないので、
それまでは売り参入は危険という気もしないでもない・・・・。
でも買い持ちは早々に手仕舞ってもいいわよね。そんなせめぎ合いのような気がします。

来週25日のFOMC,27日の日銀の金融政策決定会合まで、あまり大きな材料がないのですが、
17日の豪の4月3日開催分の政策会合の議事録が出てきます。
来月5月の利下げの思惑が高まる内容なら豪ドルは一段安の可能性ありか?
と思っていますが、ポジションを取る気にはならないな。。。
17日はドラギECB総裁の演説がありますが、昨今のスペインリスクは?

どうやら5月にもムーディーズが欧州の銀行の格付け見直しを行うようです。
5月リスクは結構出て来ましたよ。先ほどのFacebook上場もそうですが
5/6はギリシャやフランスの選挙も・・・・。
フランスは22日が大統領選挙第1回投票です。

一応業績相場に入ってますので決算スケジュールを。
17日ゴールドマン、USバンコープ、コカコーラ、ヤフー、IBM、インテル
18日アメックス、イーベイ、ハリバートン、テキサス・インスツルメンツ
19日バンカメ、モルガン・スタンレー、トラベラーズ、ベライゾン、マイクロソフト
20日GE、マクドナルド、アップルなどなど

今週がヤマでしょうか。
金融相場から業績相場へ、などと春先には期待されていましたが、
どうも頭重い相場、いい数字がでても反応薄で、悪かったら大きく売られる、
って粗相場になりそうな予感がしますが、これってやぱりポジションットークでしょうか・・・。

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2012年4月13日金曜日

今夜は戻り局面。
下げるにしてもリーマン・ショックの時のようなドラスティックな下落じゃなくて、
こんな風に何度も戻りながらジリジリと上値が切り下がっていく、というような
感じになるのかなぁ。GWを通過してみないことにはわかりませんけれど。

株高、ドル安、クロス円高、の様相ですが、
先ずは今日日中に発表されたオーストラリアの雇用統計が予想より良く、
これがオージー買いの材料となり、これをキッカケに全般クロス円も
戻り基調に入ったようにも見えます。

※3月豪雇用統計、
 新規雇用者数が4万4千人増と市場予想平均の6千人増より強い内容
 失業率も5.2%と市場予想平均の5.3%より良好な結果

ただ、豪州新規雇用者数は月ごとに増減振幅が激しいのよね。
2月は▲1.54万人だったのよ。
そのタイミングでオージードルは1.0830ドルという高値をつけてます。
1月は+4.62万人、2月は1月から大きく悪化して
結果がマイナスになったのに2/29に高値つけてるんだもの。

昨年1年の雇用者数を見ても、増減が激しく、あんまり安定していません。
1月2.4
2月▲0.86
3月4.33
4月▲2.94
5月0.78
6月2.34
7月▲0.01
8月▲1.05
9月2.04
10月1.68
11月▲0.75
12月▲3.56
2012年
1月4.62
2月▲1.54
3月4.4

それでも4万人台というのは相当いい数字なんですね。
オージーが上昇昨年でも3月のたった1回だけですよ。4万人台って。
今年は1月と3月にそれだけいい数字ってことは景気がいいのか・・??

個人的な感想だけどこの数字、あんまり意識しないほうがよさそう。

話を戻します。

今日の戻り、リスク回帰?というような相場の背景。
FRBが12日、2020年5月-21年11月に償還を迎える米国債
45億4900万ドルを購入したと発表したとか、
明日13日発表の中国1-3月期GDPが市場予想を上回るとの噂とか。
さらに中国が預金準備率を引き下げるとの観測とか、、、。

GDPがいいって噂、どっから出てくんのかしらね。
リーク?誰かが予想した?変なの。
と思っていたら
ダドリー米ニューヨーク連銀総裁さん??
「中国の成長率は政府の最新見通しを上回ると予想している」
なにそれ、アメリカのFRB副議長がそんなこと言っちゃうわけ?
先に知っていたなら凄いリークだし、
根拠無く予想で発言しているのだとしたら、そりゃまた凄い。

しかしながら週末のタイミングで中国が突然政策発表するってのは
よくあることで、預金準備率の引き下げっていう観測はわからないでもないです。

さらにダドリー米ニューヨーク連銀総裁が
「経済が揺らぎインフレが落ち着いていれば、追加緩和を絶対に検討」

絶対って言っちゃったよ。
この人の発言、今日の上昇に相当影響しているんだろうな。
だってFRBの副議長だもん。NY連銀総裁って。

というわけで、あれー利食っておけば良かった?NYダウ。って展開になってますが、
腰を据えて様子を見ることにしましょ。
それにしてもユーロの戻りとか凄いな。
これ、アメリカの追加緩和の可能性も織り込み始めたって動きだわね。
オージーが今日強いのも、キッカケは雇用統計かもしれませんが、
その内にドル安を織り込み始めてオージー高に拍車がかかっている、
と読んだほうがよさそうです。

それにしても、明日の中国の指標のリスクを取っ払っちゃうんだから
ダドリーさん、それってやっぱ凄い発言だよねぇ・・・。
実際の数字が出てみないことには、確信ではないにしても
エライ人がそう発言するんだから、そうなんでしょ、という楽観に今、
包まれているものと思います。

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2012年4月12日木曜日

昨晩のNY株式市場は今年最大の下落幅を記録しました。
先週の雇用統計の結果からアメリカ景気回復への懸念が出てきている、
ということもあるでしょうけれど、どうやら欧州が再び蒸し返され始めたようです。
スペイン国債利回りは再び6%近くまで急騰。
イタリア株も5%弱下落となり、これが米株にも波及、
業績相場入り前に手痛い下落となっていますねー。

お陰で私のダウSは全てプラスになってます。
今夜は戻り局面のようですが、戻ったら更に売る!!
FOMCは怖いですけれどね、追加緩和策が出されれば
一度大きく買われて戻っちゃうかもしれませんが、
それにしても13500を超えるような強さはもうないと思っています。

ドル円も80円大台を守れるかどうか、というような相場になっています。
割るでしょ、きっと。
私はドル円は大底入れた、という見方にはずっと懐疑的。
(んーーさすがに大底は入れたのかな。。。とも思ったりもするのだけれど)
でも、再度78円くらいはあるんじゃないか、と。

その根拠はダウが崩落、大きなリスク回避相場がやってくれば
日銀の追加緩和に踊った短期筋が円を買い戻すだろう、と言うことくらいですが。
その際に日米、そして最近またリスクが懸念され始めた欧州が
何らかの緩和策を発表する、というのが怖いんだけど・・・・
それだって毎年毎年同じようなことを繰り返しているでしょ、もうステロイド慣れ。
あっという間にマーケットはそれを織り込み、さらなる薬を欲しがるでしょう。
ダウは最高値が14267ドルです。
なーーーんにも問題がなくて、世界が好景気に湧いていた2007年です。
サブプライムもリーマンショックもない。
その絶好調の株価に近いんですよ、13000ドルって。
その時と今と比較して同じ水準まで株が並ぶってオカシイでしょ。
「いらいらするほどに雇用環境はよくない」んですよ。(バーナンキ発言)
当時の147ドルってやりすぎな原油価格に迫る100ドル台なんですよ、原油。
このバランスで株が買継続なわけがない、と思って長いことダウを売って
急落を待っているのですが、そろそろじゃないかなぁ・・・・。

となれば為替市場もリスク回避でドル円は再び円高です。
ユーロドルも1.3000ドル割れ、クロス円も下落です。
そろそろGWでしょ、ほらタイミング的にも・・・。

って今夜はポジショントークしすぎだわ(^^ゞ

そういうリスク回避相場がやってくれば、コモディティも一時的には大きく
売られるでしょうけれど、恐らく真っ先に立ち直るのが金相場。
そうはいっても過剰流動性マネーの受け皿、行き場が必要です。
リーマンのあとも、ギリシャのあともそうっだったように、
今、株式に資金を奪われて冴えない金が輝きを取り戻す日も近いと
思っているのですが、さてどうでしょう。

というような話を来週20日の金曜日のYMTVでやります!!
「池水雄一の貴金属マーケット展望」という新番組がスタートするのですが、
初回は我らがキャプテン大倉孝さんとのトークバトル形式。

池水雄一氏VS大倉孝氏 ・・・・って凄いことになりそうヽ(゚Д゚;)
http://www.yutakamarket.tv/detail.php?pr_id=528

初回はオープンコンテンツです。どなたでもご視聴できますので
皆さん絶対チェックしてくださいねー。

ドル円の行方、ユーロの行方、金はここから投資していいのか、、、、
何故金に注目なのか、、、ひっくるめて聞いちゃいます!

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2012年4月10日火曜日

今日の焦点は日銀の金融政策決定会合だろうなーとは思っていましたが、
これほど相場を動かすとは。(たいしたことない?)
2/14からですよ、マーケットの関心事となったのは。
それまで誰も注目していなかったし、日程すら覚えてなかったりもしました(私だけ?)

先週末の雇用統計の内容を受けて、あるいはその日野田首相と白川総裁が会合を
設けていたことを勘ぐって、一部に追加緩和を発表するのではないか、という推測も
あったりして、その期待からか、雇用統計で売られていたドル円、クロス円が
買われていたんですよね。NY時間中盤に日経新聞が
「日銀は27日に開く会合では金融緩和に踏み切る可能性」と報じた・・・というのが
材料視された、とも。

で、私、昨日の高値(恐らくその記事を受けた買の高値)レベルまで
きょう午前に戻したところでポンド円とオージー円買っちゃったり・・・・。
昨日のブログで忙しい時はやらない、と偉そうに書いたのに(^^ゞ
日銀会合に向けてもう一段高ありそうだと思って買ったんだけれども、

結局

今日、日銀は政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を
0-0.1%のまま据え置くことを全会一致で決めたと発表。
資産買い入れ等基金の規模も維持。

ってことで、
ドル円、クロス円は失望の売りで急落。
ポジションを作った直後は追加緩和思惑で上昇、適当に利益も出始めていたのですが、
やっぱりなくなっちゃった・・・・。
コストよりちょっと上の水準にストップロスを置いて出かけたので
損失はないですが、また出来心で短期トレードに挑んで撃沈した形です。
(もし、追加緩和したら・・・・フフフ)なんて妄想もちょこっとあったりしたのですが、
やっぱりなかった、そして大局の下落トレンドに戻されてしまいました。

でも日銀の発表の時間帯って出先でチェックできなかったのですが、
こんなにも、ドル円とクロス円が売りなおされるとは。。。
逆指値注文の重要性を改めて実感いたしました。

寝る前、外出時、絶対入れ忘れないように!!
(もちろん見ている時だって油断禁物、値動きに私の右手はついていけないだろうし)

白川日銀総裁は会合後の会見で
「次回会合では特に念入りに点検し適切に政策運営を行う」
「物価1%の上昇達成に金融政策と成長押し上げの両方が不可欠」
「次回会合の判断を予め予断もつのは慎む」
などと述べました。

この声明の受け止め方はいろいろあるようで、
27日の金融政策決定会合に追加緩和の含みを残した、と見ている人と、
緩和観測の高まりに釘を刺しており、追加緩和期待は大きく後退、と見ている人と。

どっちでしょうねぇ。
その前にFOMCのQE3期待のほうがテーマとして盛り上がるでしょうけれど・・・
27日の追加緩和に期待をつなぐという見方に立つならドル円、クロス円を
ロングしてもいいわけです。でもやっぱ日銀だめだ、やる気ない、と見るなら
円高トレンドに入っちゃった、ということで戻り売りでしょうし。

ちょっと難しい局面に入っちゃいました。

実はふつふつと心配が沸き上がってきている欧州。
スペインは先週、ラホイ首相が同国救済申請の可能性を2度も言及しています。
財政悪化が相当深刻なようです・・・。
スペインへの懸念から波及ししてイタリアの債券利回りも上昇しているということで
株価も軟調気味な地合いとなってきた今、緩和なしでこの難局を乗り越えられるのか
正念場なんじゃないでしょうかー。

戦略としては株、ドル円、クロス円の戻り売りがいいかと。
出来心でロングしたらすぐに利食わないとダメね。

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今日月曜も「イースターマンデー」により豪、仏、独、英が休場、ってことで
本格的に雇用統計の結果と今後の緩和期待をマーケットが織り込むのは
明日からなのかもしれない。。。。というような動きでした。

結局、先週金曜に雇用統計に急落した水準から若干値を下げたものの
月曜東京時間は概ね揉み合いに終始。雌雄を決する力はないと見える。

でもシンプルにチャートからみれば大局はクロス円も、ストレート通貨も
戻り売りの下落トレンドに入ったように見えます。
ただし、雇用統計の急落のお陰で、一旦は戻り局面。
どのチャートも「ボリンジャーの中心線まで戻る」という
短期的には買いの相場にはいったように見えるんですよねぇ。

ホントは売りたいけど、チャートは買い支持、って時は
暇なら買ってもいい。チャートを見ていられるから。
でも忙しいなら手を出すべからず。
短期のトレードっていつ目標達成して反落してくるかわからないものね。

というわけで、このところちょっと忙しいので、短期の買いサイクルには
手を出さず、中心線まで戻る局面を待って再度売ることにします。

材料でいうと明日の日銀金融政策決定会合に注目!!
先週6日の白川日銀総裁と野田首相の早朝会談が何を意味していたのか。
追加緩和について話ていたのなら、その結果を明日見ることになります。

今日の東京が身動きが取れないのは
明日の日銀の金融政策決定会合を控えているからでしょう。
緩和ならむしろ買材料ですからね。大きく売り込めないというわけ。

今夜はきっとこんな調子。
レンジで動意薄なのでもう寝ます。
というかちょっと飲み過ぎ。

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2012年4月9日月曜日

4/6イースターで東京以外が休場となった金曜日、
アメリカの3月度雇用統計が発表されました。

久しぶりのネガティブサプライズです。

NFP非農業部門雇用者数は当初予想のプラス20万人増がわずか12万人増に留まり、
FRBによるQE3への期待感が再び浮上するといった見方が出てきました。

ホント、マーケットって移り気よね。

先週金曜の日経新聞には
「金相場下げ基調 米緩和観測後退でマネー流出」なんて記事が
掲載されていたんだから。緩和観測後退ですってよ。先週金曜夜までは。

でも、金曜のラジオNIKKEIの番組では
金融貴金属アナリストの亀井幸一郎さんが
またすぐに追加緩和観測が出てきますよ、全てはセンチメントに過ぎないのだから。
と解説されていました。
「大統領選挙と金融・貴金属マーケット」

亀井さんのおっしゃる通りでした。
ドル下落、米雇用統計受け追加緩和観測高まる=NY市場
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE83505Y20120406
米FRB、4月FOMCでQE3示唆も=PIMCOグロース氏
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE82P00U20120326

すでに追加緩和観測が出てきているようですね。

でも本当にQE3なんか出来るんでしょうか。
アメリカのガソリン価格は1ガロン4ドルに迫っています。
4ドル超えとなれば景気失速に繋がるとされており、これ以上のエネルギー価格の
高騰は避けたいところ。緩和となればコモディティ市場にも資金流入となってしまいます。
そうならないような緩和策を取るというならわかりますが・・・。

雇用統計の数字を受けて 先週末はドル安となりましたが
株も債券市場もイースターの休場だったため、本格的に織り込むのは
今週からとなりますね。今週、欧米勢がこの結果をどう受け止めるのか。
その前に日本市場が始まるのですが、まあ、先ず日経平均は売られるんでしょう。
ドル円がGD(ギャップダウン=窓を開けて下落)しないことを願いますが、
リスク回避相場が極まってくれば「追加緩和期待」が下値を支え始めるでしょうから、
どうにも難しい相場となりそうな予感。

緩和が決まれば再度買われますものね。期待が浮上するということは
あまり下げないかもしれないということです。

QE3を巡っては4月24~25日のFOMCが焦点となってきますが、
せっかくドル円相場において円安転換したところです。
日銀、今週の金融政策決定会合で何もしない、ということがあるでしょうか?
6日、雇用統計発表の日、日銀白川総裁と野田首相が会談していた、というのも
一部の関係者に「日銀が追加緩和を実施するのでは」という観測をもたらしているようです。

この見方にしたって、ついこの直前まで
「日銀のやる気に疑問・・・・日銀は追加緩和をしないのでは」という見方が
大勢だったわけですから、市場のムード(センチメント)なんてあっという間に
コロッと変わるものなんだ、という認識を持っていないとやられちゃいますね。


しかし、今回の雇用統計はちょっとわかりにくかったため、
発表の前に私、全てのポジションを切っちゃってたんですーーーー(;´Д`)

豪ドル円のSだけは保有して挑むつもり、、、って前回のブログに書きましたが、
ちょっと怖くなっちゃったの。

そしてら、下げてるじゃなーーーい。ヽ(゚Д゚;)ノ!!
くやしーーー。
ほっとけば良かった・・・。(≧ε≦)ゝ プー

雇用統計の急落を取りそこねましたが、
まあ、怪我したわけじゃないんだからヨシとしましょう・・・・でも残念 (´・c_・`)

今週以降も、日米の追加緩和を巡って相場は振り回されそうです。
今のところ次の一手は週明けのマーケット、欧米勢の動きを見てから考えることにします。

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2012年4月6日金曜日

FOMC議事録ショックの後、、、レンジが続くのかな?という相場でしたが、
クロス円は夕方に下方にレンジブレイク。
それでも上海総合指数が持ち直して反発。
そう簡単には思う通りには行きませんね。

ユーロドルも下落、ポンドドルも下落、、、、
つまりドル高なんですが、今の相場はドル高円高ってこと?!
昨年良く見られた形のリスクオフ相場の流れです。

どうも欧州の問題が再燃しつつあるようで、特にユーロが弱い。
ということで結果的にドル高になっているのかもしれません。

昨日のスペイン国債入札が目標レンジ25億-35億ユーロの下限付近となる
約26億ユーロの発行にとどまり、借り入れコストも前回から上昇。
スペイン首相、「極めて困難な状況に直面している」と発言しており、
問題はギリシャからスペインへとシフトしているようです・・・・。

明日は日本以外の市場がお休みなので、動かないか、大荒れか、、、って相場に
なる予感ですが、オージー円ショートは継続で挑みますか。。。
85円台に乗ってきたら一度仕切り直すかもしれませんkれど。

昨日出来心でドテンロングしたポンド円は50pips抜いたところで利食い、
その後は手を出しておりません。売り直していたら結構取れたんだけど、
昨日の時点ではポンドが大きく戻るように見えたので出来ませんでした。。

一応明日の雇用統計に向けて。
NFP非農業部門雇用者数予想平均は+20.5万人、予想レンジは17.5万~25.5万。
失業率が8.3%予想。

NFPは3ヵ月連続で20万人を上回っており、今回も20万という数字が分水嶺になると
思われます。4ヶ月連続でいい結果なんてことがあるかしらね。
20万よりも悪ければ一旦売られる結果に。
25万に近ければ、大きく買われる結果に。
ただし、数字が良ければ追加緩和期待が更に後退するわけで
それほど株価の上値が伸びるとは思えず、明日は結果がよくても出尽くしで
結局売り、結果が悪ければ一度下げるも緩和期待再燃で買い戻される。。。
なんて流れになり、結局行って来いみたいな相場になるかも?!

どちらにしても雇用統計のようなイベントでヤマ張ってトレードしても
上手く行くことは少ないので、程々に。。。ね。

明日はくりっく365金融取引所さんの雇用統計カーニバルというイベントで
MCやります。アナリストディスカッションではアナリスト4名の今後の見通しを
聞く予定。お時間ある方はオンライン参加してくださいね。

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2012年4月4日水曜日

イースター休暇があるからでしょうか?
ECB理事会って今回木曜じゃなくて今日水曜なのね。
まあ今の市場のテーマは欧州じゃあないのであんまり注目されていないのですが。

一応昨晩発表されたFOMCメンバー議事録要旨を振り返っておきましょう。
早期に追加緩和へ踏み切る可能性は低いとの見方が再浮上し地合いが一変しました。

つい先週のことですよ、26日月曜、バーナンキ氏は労働市場の現状に関して
「正常な状態からまだ程遠い」と慎重な姿勢を示し、
事実上のゼロ金利政策とバランスシート活用による量的緩和政策の現行の
金融政策を当面維持して景気回復の促進と失業率の低下を目指す考えを表明、
追加の緩和期待も再燃してリスク選好相場に拍車がかかる?というようなことがありました。
でも実際はその時だけ株が急伸したものの、その後は頭重くレンジ推移でしてけれど。

ところが、3/13のFOMC議事録要旨をみると、FOMCで追加緩和を巡る活発な議論はなく
むしろ原油高を背景に高まる物価上昇圧力への警戒感のほうが強かった印象。
追加緩和に前向きな委員は昨年12月のFOMCではたくさんいたのですが、
今回、たった2人?3人?に減少したということで
QE3の実現性が低下したと解釈されました。

これを受けてダウ平均は大きく下落(キター?!)
貴金属などコモディティも下落(ただし原油は独自要因から下げ幅限定的)
ユーロドル下落、ストレート通貨でドル買いとなりました。
ドル円相場も急伸となりましたが(ドル買いなので)
よくよく考えるとこれまでの楽観からリスク回避相場になるだろうということを考えると
円高になる、、、、という考え方もできますよね。ということでドル円はその後ジリジリ円高に。
クロス円も最初はドル円に連れて急伸したのですが、
ん?!リスク回避相場にシフトすれば円高なんだよね?というわけで
それほど円安が進むことなく頭打ち、今日になって一段と崩れてしまっています。

昨日ポンド円、豪ドル円を売っています~♪

今日はダウ下落、日経平均が1万円割れ、やっぱり今は金融政策相場。
そして緩和期待相場なんだなーという流れです。

今日の市場の話題はまたまたオーストラリア。
2月豪貿易収支が4億8000万豪ドルの赤字!!
市場予想は11億豪ドル程度の黒字だったのに、です。

これで豪ドル売り再開。
豪ドル円ショートがこれでヒット!

オーストラリアの貿易収支の赤字は中国向け資源輸出が減速しているとの
見方に繋がりますので、ひいては中国の景気減速懸念へと波及します。
ダウも更に下げるんじゃないかと思っていますが、どうでしょうか。

ポンド円も見事に下落してくれたので、夜に利食いました。
130.46円で手仕舞い。でちょっと出来心でドテンロング中。。。
(すぐ手仕舞うつもり)というのも、急落したので戻りがありそうなのと、
ポンドはストレート通貨で見ても(ポンド/ドル)よくわからないのに強いのよね。
チャートが強い形。ポンド円はボリンジャーバンドの中心線を下回ったのですが、
このところのレンジ幅の下限に到達したので一度戻りそうですので・・・。

でも豪ドル円のチャートは完全に下に離れているのでこちらはショート継続です。
戻ったら売り増しするくらいの勢いで!!

それと、今日は、スペインとドイツ10年物国債利回り格差が拡大しています。
CDS市場の険料も急騰しています。昨年11月にギリシャデフォルトか、
と騒がれた時点と同じ水準まで上昇しています。連れてイタリアCDSも上昇・・・・。
今朝実施されたスペイン国債入札結果が悪かったのだそうです。
最大入札目標額35億ユーロ設定が約26億ユーロに留っています。

そして、今夜発表のADP全国雇用者数は予想が+20.6万人のところ結果+20.9万人、微増。
あまり相場へのインパクトなし。
まだ雇用統計相場にはなっていないみたいね。
というか、今週はイースターで休場だからなぁ・・・。

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明日から清明節ということで中国は週末までほとんどお休み状態になるんだそうです。
そして今週末金曜の雇用統計の日からEaster Holiday、
金曜日は日本だけがやっているという状態で他のマーケットはみんなお休み。
そして月曜日は日本、シンガポール、ニューヨーク以外がクローズという状況に。

アストロロジーでは水星の逆行がああス4月4日に終了し、
5日から水星が巡行に戻ることから、トレンドが出やすいタイミングに
差し掛かるとされています。
そのタイミングで雇用統計、しかも日本以外の市場が休場という中でのイベントです。

動きそうじゃないーー?!

ドル円は3/15に84.05円をつけてから2週間くらい高値を更新出来ず
レンジ相場になっています。レンジ。。。。
とは言うけれどジリジリ高値を切り下げていて
どうも深押しがありそうな形に見えませんか?!

なかなか下げきらないという風にも見えるのですが、
日経平均もダウも同じように上値が重くなってきていて、
そろそろこの高値での揉み合いをどちらかに放れるなら
一度下にブレイクするんじゃないか、というようにも見えますよね。
日柄的にも、イベント的にも、アストロ的にも今週末から
来週にかけては要注意です。

今日は東京午前にドル円が82円台から81.50円近辺までストンと下げるという
急落に見舞われましたが、短期筋が円買を仕掛けてきた、などと後付での
解説がありますが、本当に一瞬の出来事でその後はジリジリ買い戻さました。
急落分は一度全部戻ってしまっているので、結局行って来い。
その後もまた下げ始めているようですが、レンジですよねぇ、今日火曜の動きは。
朝方3時にはFOMC議事録が発表されるため、もうここから動意付くことはないと
思われますが、議事録内容によっては今日のレンジ幅をどちらかにブレイクするのかも・・・。
って、後10分で発表じゃない。今夜も遅くなっちゃった。

また今日はRBAオーストラリア準備銀行が政策金利の据え置きを発表しました。

一部に利下げを予測していた向きもあったようで、一瞬、
利下げなし!から買われる瞬間がありましたが、
今後、金融政策を緩和するかどうかを決定するために
インフレ指標を見極めたいとの姿勢を示し、5月の理事会で
利下げに踏み切る可能性を示唆したことで一転下落となりました。
しかし豪ドルも結局レンジの中での推移に留まっています。

昨晩、クロス円の売りに注目している、と書きましたが、
今朝、豪ドル円と、ポンド円を売ってみました。
コストはポンド円が131.50 豪ドル円が85.47円
今日のところは結局レンジで利益になったり赤になったりでしたが。。。

あ、今FOMC議事録でて、ドル円、クロス円が買で反応、
ちょっとちょっと利益が減っていくーーーーー
ダウが一瞬急落、でも下ヒゲつけて買い戻されているみたい・・・
まだ3:02ですので、内容を全て織り込むには時間を要するかと思いますが、
慌てて切ることはしません。損切りは昨日の高値ラインですし。。

内容精査するには眠すぎですので、それは明日の大倉さんの
おはようFXに譲ることにしましょう。

ポジション持ったまま寝ることにします。
お休みなさい・・・ダウ、下がるかな。。。

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2012年4月3日火曜日

4月です。新年度入りですね。

日経平均1万円台、ドル円相場80円台はかろうじて守った2日新甫立ち会い。
2日新甫は相場が荒れるなどといいますが、今日のところは波乱はありませんでした。

それでも明るい出だし、、、とは行かなかったですよね。

今日発表された日銀短観(3月調査)。
大企業・製造業の景況感(DI)の「マイナス1」への改善が予想されていましたが、
蓋を開けてみたら「マイナス4」、これは前回の昨年12月調査から横ばいとなり
円高修正や株式市場の持ち直しが進でいるにもかからわず、
企業の慎重姿勢が示された結果です。原油なぞは高いままですしね・・・。

その後、野田首相が
「物価安定の目途という目標設定に基づいて日銀には努力いただけると思う」
などと発言しており、来週9-10日の日銀金融政策決定会合で追加金融緩和が
あるのではないか、という期待が相場を支えているようです。
このところの相場が難しいのは指標が悪く失望されても、
緩和への圧力になるという捉え方をされてマーケットが崩れ切らないという、
緩和催促相場になっている点。

これって相場の末期的症状なんじゃないか、って思う。
指標が良くて上がるのなら何の疑問もありませんが、
悪くても上がる=金融政策頼り、、、ってのは健全な状況ではありません。
期待や催促に中央銀行が応えてくれる保証はなく、期待が外れたら
崩れるということを露わしているんじゃないか?!

いや、実際畳み掛けるように日米が追加の緩和策を取るなら
マーケットは暴騰しちゃうんでしょうけれど。
でもそんなステロイド漬けの相場は、きっと派手に弾けることになるのです。
(としつこくポジショントーク。まだダウSは持っているのよーー)
先程(2日23:00)発表されたISM3月製造業指数が
53.4と市場予想平均の53.0を上回ったことを受けて
若干ダウが買い戻されているみたいですが・・・・(´・ω・`)ムーン

今週は金曜に米国雇用統計が発表されるので、
どこかでこ雇用統計予想を織り込み始める相場になってくるかと思われますが、
現在のところ改善基調予想。
マーケットは危うさを孕みつつも再上昇のキッカケを待っているようにも見え、
押し目買いに徹する順張り派が勝利を納める可能性も否定しきれないのですが、
雇用統計、4ヶ月連続で好結果なんてことがあったら、
それこそQE3なんか要らないわよね?!

さて、先週豪ドルショートは手仕舞って週末を迎えたのですが、正解でした。
週末1日にCFLP中国物流購買連合会が発表した3月の製造業PMI(購買担当者指数)が
53.1と強い数字。中国ってなんで指標とか金融政策発表が
週末だったりするんだろう・・・。

実は、中国では2つの購買担当者指数が発表されるのだそうです。
政府の公式な数字とHSBC香港上海銀行が発表する民間の数字と。
今回のCFLPというのは公式な数字ですが、国営企業などの大企業が多く
含まれている一方でHSBCの方は民間の中小企業が比較的多いのだとか。

またCFLPの数字は例年3月にいい数字が出るのだそうで、
この数字ではしゃぎ過ぎるのは禁物だとか。
広瀬隆雄さんのコラムが参考になります。
http://blogos.com/article/35509/

この数字のお陰で東京寄り付きの豪ドルはギャップアップ!!
大きく窓を開けて上昇で寄り付きました。

しかし、広瀬さんの指摘するように割り引いて考えた方がいいのでしょうか。
寄り天となって下落して、その高値を超えられずにいます。
豪ドルはもっと下げると思っていますので、寄り付きで売ってみようかという
気分にもなったのですが、手を出せずに今に至っております。
それでも豪ドル/ドルは再上昇の気配。
日足では200日移動平均線が強力に下値をサポートしているようですね。

むしろここから売りで面白いのはクロス円。オージー円です。
ドル円が84円台から上値重く下落基調となってきており、
クロス円もこれに連れて下げ始めています。
日足で見ると一目均衡表の雲に支えられて反発しそうにも見えますが、
上値は重く、三尊天井形成の形にも見えますね。
ネックラインである85円を割り込んだら相当大きな下落となりそうな予感。
ここから売るならクロス円かな・・・・

ということで久しぶりにポンド円を売ってみました。
オージー円よりも基調は強く、まだボイジャーの中心線を支えに
上昇基調を崩していないのですが、MACDやストキャが下降しており
ダイバージェンス現象が。これはオージー円も一緒。
下げ余地はむしろオージーより大きいとみて
132.32円でショートしました。
131.20円まで下げた為100pipsは取れましたが、夜ダウが切り返してきて
反転してきたので一度撤退することに。
131.60円で利食いました。
再ショートしたいチャートなんですけれど、ダウがねぇ。。強い。
FRBが45.49億ドルの長期国債を購入
(2020年5月から2022年2月に償還を迎える国債)
というニュースも上昇に寄与しているのでしょうか?
ダウ平均の上昇に違和感を感じつつも
クロス円は売りで攻めたいと思っております。
ダウが緩んできたら再ショートかな。

ま、あまりバイアスかけずに短期で回すことにしましょう。

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