先週ユーロショートを踏みあげられて損切りましたが
ここからどうしましょうか。
今週は2日木曜にECB理事会が控えています。
先週26日ECBドラギ総裁は「ECBは、ユーロを守るために何でも行う用意がある。
私を信じて欲しい」と述べており、LTRO第3弾、
あるいはSMP:証券市場プログラムの再開、
追加利下げなどを打ち出すのではないか、と期待されています。
ユーロにおける緩和策ですので
中長期的にはユーロの下落要因なのですが、
それでもギリシャのEU離脱、スペイン国債利回り7%台といった直近の
危機的状況から救われるとなれば、ユーロは買い戻される
ものと予想されます。
先週ユーロが急騰したのはノボトニーさんのESMに銀行免許を、発言と
このドラギさんの「私を信用しろ」発言が背景にはるのですから、
これだけの市場の期待を裏切ることとなればユーロは再下落と
なってしまいます。それってちょっと考えにくいわよね。
だからECBに向けては救済策期待からユーロの買い戻しが優勢で
ユーロの押し目買いでいいと思うのですが、
難しいのは今週のイベントが欧州だけではないということ。
前日1日(水)FOMC,そして3日(金)米7月雇用統計が発表されるんです。
米国サイドからのニュースにも注意が必要でしょ。。。。
今回のFOMCでQE3、とまでの期待はないのですが(一部にそういう見方もあるけど)
9月のFOMCでは追加緩和に踏み切る、との予測が大勢となってきており、
バーナンキ議長がどんな声明を出すか、そしてその声明で
市場の期待をつなぐことができるかどうかに注目です。
おそらく、こちらも市場の期待を裏切るということは考えにくく、
(大統領選挙も近いですし、バーナンキ氏はQE3という言葉は使わなくとも、
これまでも一貫して追加緩和の用意がある旨の発言を変えてはいません)
あまり心配していないのですが、雇用統計、こればかりは
市場との対話が難しい材料。実体経済を現すものとして額面通りに
受け止めるしかなく、この内容によってはまた相場は乱高下しそう・・・。
でも、全ての材料をこなすのを待っていても仕方がないので、
ECBがユーロの買い戻しに繋がる方向でのシナリオを想定して
本日ユーロを1.2238㌦で買ってみました。
それと、原油を90ドル台でコツコツ売っています。
コーンの買いを再度狙っているのですが、押し目待ちに押し目なし。
8㌦突破の今はとても怖くて買えません。
原油相場も、FOMCで緩和期待が繋がれば一度上がるかもしれませんが、
需給要因からはとても90㌦台にいる相場ではなく、
こちらは完全に個別の需給での売りです。
金融要因からはリスクオン相場が来そうなのですが、
100㌦近くまではコツコツ売り上がっても問題無い程度の
レバレッジで90ドル台での売りポジを構築していく戦略です。
CRBインデックスを見るとなんとなくアイランドリバーサルトップの
ような形状に見え、300Pを回復できないようなら、
コモディティ相場は再下落しそうなイメージなんです。。。
緩和があっても買われるのは商品ではなく、株価なのかな・・?
ユーロも大底をつけたとはまだ考えておらず、
一旦スケールの大きい戻り相場に入る、という程度に考えています。
ダウ13000㌦回復もオドロキですが、一旦は米株が14000を目指すような
不自然なリスクテイク相場が演じられ、その後全てが急落していく、
というイメージでいるのですが、どうなることやら。
焦点:ユーロ圏は9月が正念場、ギリシャ債務交渉やスペイン支援
http://jp.reuters.com/article/jp_eurocrisis/idJPTYE86T03320120730
例年8月は相場の急落が警戒されていますが、今年は逆で8月高の
9月(もしくは10月)急落パターンかな。
ユーロドルコスト割れでは潔く撤退するつもりでおります。
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2012年7月31日火曜日
2012年7月27日金曜日
完敗です・・・。
やはり自信たっぷりにいろいろ手をだす時ってダメなのね。
何度も経験していたこのパターンにまた陥ってしまった・・・。
ユーロドル、オージー円、ユーロオージーと週初に
まだ下げる!とやる気満々で売りましたが、
昨日(水曜)の ノボトニーさんのESMに銀行免許を与える構想がある発言で
微妙になってきて、今日(木曜)のドラギさんの発言でどっかーん損切りです。
昨日の高値レベルが損切りポイントでした。
どのくらいやられたかは聞かないで下さい(T-T)
今日木曜、ECBのドラギ総裁がロンドンでの講演で
「ECBは、ユーロを守るためにあらゆる手段を講じる用意がある。
私を信じてほしい」と述べ、3月以降中断していた市場での国債購入を
再開する考えを強く示唆しました。
これを受けてスペイン国債を買い戻す動きが加速、
前日には7.7%もの利回りをつけたスペインの10年物国債は
6.9%台に低下、7%を割り込みました。
米株も200ドルもの上昇、(まだヤル気なのか・・・)
ユーロドルも1.23ドルですって?!火曜は1.20割るか?って下落だったのに。
ユーロ円も96円台へ、オージー円も上昇(当たり前ですねリスクオンになったんだから)
金も原油も総じて上昇となっています。
あ、昨日WSJとNew York Times紙に
FRBが「必要な方策をすべて行う。QE3の具体的な示唆」と
いうような記事が出たようで、昨晩はこれで米株も高かったのよね。
にわかにQE3が現実味を増してきているようです。
9月という見方が大方ですが、気の早い向きは8/1にもやるんじゃないか、って
予想しているみたい。んーなんでまたこの時期にこんな記事が出るんだろ。
それもあって、総じてマーケットが息を吹き返しているようです。
アメリカと、欧州から好材料が同時に出てきたわけです。
ん?好材料っていうか、緩和策、救済策への期待というだけなので
好材料ってほどでもないな。
マーケットがあまりに弱気に偏りすぎていたため、買い戻しが
壮大に入っているということでしょう。
それとノボトニーさんのESMの銀行免許発言ですが、
昨日の時点では決まったことではないし、
実現性は低いと見ていたのですが、その判断は早計だったみたい。
ノボトニー総裁ってこれまでも、ECB の金融政策の重要な一手を
予告してきたキー・パーソンなんですって。
例えば昨年9月の理事会にてLTROを提案していた、とか
(12 月に実施されました)
今年6 月の講演では「ECB には利下げを行う用意があり、
中銀預金金利をゼロに引き下げることもあり得る」と述べていたとか、
(7月にどちらも実施されましたね)
ECBが打つ手を予告してきたという経緯があるんです。
ということは・・・。
と市場が前のめりに期待しているのもわからないでもない。
しかしねぇ。
メルケルさんも夏休みでドイツ側から何にも発言が出てこないのを
いいことに、いろいろやったるで!という発言が飛び出していますが、
実現性はいかほどでしょうか。
こうなってくると、安易にユーロは売れないですね。
ひょっとしたら押し目買いに転換したかもしれないです・・・。
メルケルさんが休んでる間、さらにリッピサービスが相次いで
もっとユーロが戻っちゃう可能性も?!
さすが水星の逆行期です。
思わぬことが起こります。
ただ、これ、根本的な解決でもなんでもないので
スケールの大きいショートカバーの後には
また力尽きて下がるでしょう。それまで待てないので
一旦買い戦略で行くかもしれません。
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2012年7月26日木曜日
やはり私がいろんな通貨に手を広げすぎたってのがひとつの逆指標?!(笑)
売りに偏りすぎていたんですねー。
今日は夕方、強烈なショートカバーがありました。
キッカケはこれ↓
欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、
ノボトニー・オーストリア中銀総裁が
欧州安定化メカニズム(ESM)に銀行免許を与えることを支える論拠があると発言。
ブルームバーグは
ESMに銀行免許を与えれば、
5000億ユーロという同基金の資金基盤がスペインやイタリア支援が必要となった場合に
十分ではないとの懸念の払拭に役立つ。
という書き方をしていますが、
日経クイックなんぞは
「欧州の金融機関を救済する資金に上限がなくなる」(外資系銀行)とまで
書いていて、なんだか無制限にお金が出てきちゃう印象。
んなわけないと思うけど。どっからお金がでてくるんですか。
さらにこれは決定事項ではありません。
そういう意見があると言うことに過ぎないのです。
この材料による買いは(というかショートカバー、買い戻しでしょう)
それほど長続きはしないと思っていますが、
それにしてもあまりに売りに傾いていたために
インパクトの大きい材料となりました。
ユーロ主導で大きく上昇しましたが、伸び悩んでいます。
この買い戻しの後に売るのが正解だったか!?
今週週明けのギャップを埋めるようならショートも諦めますが、
まだ窓埋めには至っていないので引き続き売り継続で
今後の値動きを見守りたいと思います。
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2012年7月25日水曜日
2012年7月24日火曜日
夏休みに入ろうという頃に、マーケットリスクオフ再燃です。
23日月曜、ドル円相場が再び77円台へ、
ユーロ円は94円台11年8ヶ月ぶりの安値へと下落。
ユーロドルも 1.20台まで下落、
日経平均も8508円とほぼ1ヶ月半ぶりの安値へと沈みました。
キッカケはまたしても欧州。
先週はバーナンキ半期議会証言などに注目が集まっていて
欧州よりも米国に関心がシフトしていましたが、
欧州が話題にならなかったというだけで
全くもってこれらの火種が沈静化したわけではないことを
改めて思い知らされました。
先週末、スペインのバレンシア州が債務を返済するため中央政府の支援を要請。
5月にカタルーニャ州が中央政府に支援要請をしたことで
リスクオフ(売り)に傾いたことは記憶にあたらしいのですが、
今回は他にもスペイン南東部のムルシア州も
中央政府へ支援要請の可 能性を検討していると報じられています。
スペインの問題ってこれまでバンキアなど銀行の破綻リスクが
取り沙汰されて懸念事項だった印象ですけれど、、、。
実際先週末20日、EUは財務相による電話会合で
スペインの銀行救済に向けた最大1千億ユーロ(約10兆円)に上る
金融支援について最終決定しています。
にもかかわらず・・・・です。
今度は地方財政がダメダメだってことで
スペインの10年債利回りは先週末に一時7.317%と、ユーロ導入後の最高水準を更新。
ユーロ主 導で売相場となり、ドル高、円高のリスクオフ相場が鮮明となって来ました。
スペインはこれら地方の支援要請に応えられるでしょうか?
・・・・無理っぽい(ただの感想)
またECBが7月25日より『ギリシャ国債と同国政府が保証する資産』を
担保対象から除外すると発表しています。
これは アテネを訪問しているトロイカ調査団の調査が終了した後に
彼らの見解を聞き、改めて判断が正しいかどうかを検討するそうですが、、、。
ドイツのシュピーゲル誌はIMFがEUのトップに対し、
ギリシャ支 援を停止する旨を通告した模様だと報道しています。
こうした流れを受けて欧州ではギリシャデフォルトとEU離脱は避けられないだろう
という見 方が広がっている模様。
さらに今日、スペイン証券取引委員会がすべての株式を対象に
3か月の空売り禁止措置を発表しました。
イタリアも同様の発表をしています。
金融と保険セクター株のみで5日間に限定での空売り禁止。
問題となっているスペインの株を売って儲けられないとなると
短期筋は外為市場でユーロを売って来る可能性があるってことじゃない??
ギリシャだけでなくキプロス、ポルトガルがEUを離脱する可能性があることを
ファンド勢は見込んでいる、という話をとある専門家から聞きました。
あるいは米国はドル高にして株価を支えようとしている、とも。
つまり、ユーロはやはり買ってはいけない。
考えてみればまだ史上最安値をつけていないんです。
これだけの危機なのに。
ユーロ円の94円台なんて値頃で買いたくなるんですけれど、
ショートカバーの上昇で数円上があっても、その高値は再度売りでしょう。
今日はドル円77.98円で指値しておいたのがヒット。
これを78.35円で手仕舞いました。
あまり上があるようには思えなくて・・・。
これが2番底となって大きく戻る可能性も捨て切れませんが
欧州の問題を考えれば、再度円高の局面を考慮しておいたほうが賢明かと。
ユーロ安、ドル高、円高の相場が続きそうです。
ダウも12755で売っていたのですが、12606ドルで買戻ました。
ダウはまだレンジです。崩落チャートではありません。
また上がったら売るかもしれませんが。。。
ダウを上げさせたい力が働いているようで、ちょっと怖いですね。
結局現在はノーポジションとなりました。
ユーロを素直に売っていれば、、、というわかりやすい相場なのですが
そういうのって後になって気がつくのよね。
ユーロオージーとかユーロドル、戻り高値を再度売る戦略で行きたいと思っています。
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2012年7月20日金曜日
今日はオージーやキウイ、そしてオリンピックを控えたポン様がハッスルしています。
ドル円は弱含み、今日は一時78.50円も割り込んでの円高進行。
要するに「ドル安」が進んでいるんですね。
(ただし、ユーロドルではユーロの下落圧力はなかなかに頑固で
上昇しているとは言い難いのですが、下落トレンドは一旦休憩に見えます)
ドル安ということは教科書的に考えて「リスクオン」
米株価が下げないのも、、13000ドルに乗せようと言うところまで高いのも
穀物始め原油など商品が高いのも
ドル安も影響しているものと思います。
ただし、昨年までの「何もかも買われる」という相場ではなく、
北欧の債権に資金が集中しマイナス金利になる、
穀物が干ばつで暴騰する、
オージードル、ポンドドルが買い上げられる、
といった特定のアセットに資金が集中しており、
逆に、スペインなど南欧の債権は利回り7%台に乗せるなど不調、
リスクオンなら円安でもよさそうですが、ドル円では円高に、
昨年までの花形、金相場はレンジから抜けられず冴えない、など
資金が集まらないところもあって、
今回の
「なんだかんだアメリカは最悪の事態は回避するんでしょ、
結局QE3はどこかでやらざるを得ないんでしょ?」という
市場の過度な期待と催促は
何を買って何を売ればいいのか見極めるのが大変難しいものとなっています。
水星の逆行中だし、オージーとかポンドとか高いところ追っかけて買うのは
とっても危険な気がする・・・・・
今日はフォレックスラジオが始まる前にユーロが1.2260近辺までキュンと
下がる局面があったので、そこでユーロドル拾ってみました。
番組中は上がっていったのでしめしめ~と喜んでいたのですが、
その後の打ち上げ中に急落。きゃぁぁぁーーって感じだったんだけど、
まあ、今の地合いでユーロ崩落はないだろうと帰宅後1.2237でナンピン。
今1.2288まで上がったところでどちらも売り抜けたわよー
やっぱ、ちゃんとレンジ下限まで下げてから買わないとダメね。
ハラハラしました。
ショイブレ独財務相が
「スペインが銀行問題を解決できることを市場は疑っている」
「スペイン破たんの危険性の認識でさえ、悪影響につながる可能性」などと発言したことが
今夜のユーロ売りの材料とされていますが、まあ小粒ネタですね。
また、スペインの銀行に対する1000億ユーロ規模の金融支援が決まっていましたが、
具体的な支援方法について、かなり「特別扱い」になりそうだ、と伝わっているようで、
これがポルトガルなど周辺国の不満に繋がりそうとかなんとか、そんな話も出ているようです。
まあ、スペインは何が何でも救済しないとエライコッチャってことね。
ゆくゆくはユーロはリーマン後の安値を割り込むと思っていますが、
目先はこのドル高の流れにのって、ちょっと買い戻しが大きくなるのでは、
と思っております。。。
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2012年7月19日木曜日
いやー予想(妄想)は見事に外れました。 昨晩7/17のバーナンキFRB議長の半期金融政策報告議会証言。 ひょっとしたら市場の期待に応える・・・ つまり追加緩和を示唆するような発言があるんじゃないか、 と思っていましたが、QE3の文言はなし。 これを受けてマーケットは急落します。 ダウ平均、ユーロドル、原油、金・・・・ リスクアセットと呼ばれる銘柄、市場は緩和が期待できないと いうことから下落となったのですが、 ところがところが! その後急速に切り返して結局行って来い。 その後、バーナンキ議長の声明の中に、 仮に追加の金融緩和を実施する場合は 「米国債とMBSの買い入れ」「連銀貸出の利用」 「対話手段の利用」「準備預金への付利引き下げの可能性」の 4点を挙げたことから、金融緩和への期待が再び高まったのです。 特にマーケットが注目したのが「準備預金への付利引き下げ」 これはECBが実施した政策ですね。 先週の日銀の金融政策決定会合の時に 日銀もいずれこれをやるんじゃないか、との思惑も出た政策。 日米はまだ実施していませんが、 これを実施すれば、中央銀行にお金を置いておくより もっと効率のいいところにお金が回るという思惑から 景気浮揚に繋がるとの連想が働くとみられ、これが刺激となった、 という解説もありますね。 この緩和策への言及で、ダウと原油が急速に回復。 ユーロも買い戻されました。 つまり、バーナンキ氏が緩和への市場の期待に応えるんじゃないか、 という予想は外れたものの、結果的にはまだ追加緩和の可能性は 残る(繋がった)という結論で、相場が崩れることはなかった。 イベント結果の予想外すも、結果まだ株、ユーロなどの上昇の 可能性は残り、結論が外れたとはまだ言えない相場。 まだ売相場に転換したとは言えず、積極的に売ることは危険ですね。 リスクアセット、資源国通貨のオージードルが高値を 更新していますもの。 そして今週から水星の逆行が始まっており、トレンドは出にくい 環境になっています。実際、昨日のジェットコースターのような 乱高下の後、今日も上へ下へと方向が見極めにくく、 大きなトレンドが出るのはまだ先へと先送りされた印象ですね。 今の時期は高くなったら売って、安くなったら買う 逆張りスタンスで薄利で利食ってしまうのが良いんじゃないかな。 ただし、ドル円は下値を切り下げてきているのが気になります。 円については先週の日銀の金融政策決定会合で市場の期待に応えず 緩和がなかった、という事がジワジワと影響してきて 円高が進んでいくのかもしれません。人気ブログランキングへ 【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】
2012年7月17日火曜日
今日はドル円戻る戻る。昨日の78円台はやはりやりすぎだったか?
安住財務相が、東京時間午前に、
為替市場について「緊張感持って市場注視し、必要なら断固措置をとる」とした
円高牽制発言を行ったことで大きく戻りました。
欧州時間にかけては79円台回復しています。
ドル円相場には介入警戒が出た、ってことね。
しかしユーロドル相場の上昇、ポンドドルやオージードルなどの上昇をみると
昨日からの「ドル安」は是正されていません。ドル安是正はドル円高です。
ストレート通貨でのドル安基調が継続しているところを見ると
マーケットはどちらかと言うと今夜のバーナンキ半期議会証言に向けて
「緩和に前向きな発言」があると期待していると見ることができます。
それほどに昨日の小売売上高がショックだったってことかも。
でもこれまでQE,QE2と実施してきたのに効果がなかったってことの
証明でもあるわけで、QE3やったからといって
実体経済にプラスになるとの連想は働きにくくなっている
と思うんですけれどね。
注目のバーナンキ議会証言は今夜23時からです。
仕事中です。こりゃ本番中に動く可能性がありますね。
ユーロドル1.2280くらいに買い指値でも置いておこうかな、と思っています。
今夜の発言がいかに大事か、は昨日のブログを参照してください。
今夜の発言を受けて7/31~8/1のFOMCのスタンスが見えてくると思われます。
ドル円も介入警戒で今日は79円台回復しましたが、
緩和を匂わす発言があれば再度円高が進行すると思われますので
安心してしまうのは禁物。
逆に緩和に後ろ向きとも取れる内容に終われば
ドルの買い戻しに繋がり、ドル円相場は上昇、ユーロドルは再下落という
シナリオも考えられますね。
私は、いよいよ緩和期待に応えるタイミングとなっているんじゃないか、と予想していますが、
思い込み(妄想)でポジションを構築するのは危険ですので、
ノーポジでおります。ポジションメイクは内容を見極めてからでもいいでしょう。
おそらく今夜の発言を受けて今後数ヶ月単位でのHF勢の方向が決まるからです。
では皆さんも無茶せずにねー。
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日本が3連休だっていうのに激しい相場だわー。
そうそう、昨日15日から水星が逆行し始めちゃってるのよ。
これが影響しているのかしらね。
ドルが大きく下落しています。
ドル安ってことですから、
ドル円相場が、アレほど粘って固かった79円台を割り込んじゃう円高へ。
ユーロドル相場はアレほど弱かったのに1.2270ドルまで突然の噴火。
ライボ問題に揺れるポンドドルもポン様大ハッスルー!
ドルインデックスを見てみますと 84を目前に83.98で失速、
どうも調整入りしちゃってるみたい。
つまり短期的にはドル安気味になりそうってこと。
でもこういう急激な動きに着いて行くのも怖い。
だって水星逆行に入ったから。
トレンドが出にくく、テクニカルが機能しにくい時期。
となると、この急騰は売るべきか・・・・
しかし、ユーロの巻き返しの可能性も大きく、売るのは憚られますな。
ドル円を拾ってみましょうか・・・・?!
キッカケは6月米小売売上高。
前月比▲0・5%となり、市場予想の+0・2%を下回りました。
前月比3ヵ月連続のマイナスです。
リーマンショック時の2008年後半以来のことだそうな。
予想がプラスなのに結果がマイナスってのは心理的なマイナス作用が
大きいですよね。同じ0.7の悪化でも0.9予想が0.2だったというよりダメージ大きい気が。
国債利回りは異常事態。
ドイツ2年物▲0.055%、オランダ2年▲0.027%、スイス2年▲0.573%
全部マイナス金利。資金が偏り過ぎています。
異常事態は長くは続きませんから
この修正が起こる過程でユーロの買い戻しが来るのかもしれません。
今週はバーナンキ議長の半期・金融政策報告(議会証言)があります。
これ、HF勢が今後半年のトレード戦略を構築する上で最も重要視している
イベントなんです。半期だから半年に1度、2月と7月にあるのですが、
毎回かなりマーケットの方向示唆する重要なポイントとなっています。
覚えていますか?!
前回2 月の議会証言では、バーナンキ議長はQE3に言及なし!
しかも原油高について懸念を示すなどインフレ抑制ともとれる
発言をしており、これを機にドル安がストップし、一転ドル高となりました。
議会証言があったのは2/29 ユーロドルのチャートでは見事に
ここが天井でユーロ高ドル安が転換しています。
あれから半年が経過し、
バーナンキ氏が懸念を示した原油価格の沈静化にも成功しており、
インフレが懸念されない中でのドル安政策ってのは取りやすいだろうと
推測することも可能。
大統領選挙が迫るなか、QE3への期待が後退しマーケットが脆弱性を
露呈し始めているのですから、ここでのバーナンキ氏の発言は
かなり大きな影響を持ちます。
つまり追加緩和をやらない、という印象を残す方向にはならない、と思うのです。
実際に追加緩和をやるかどうかについては私も良くワカラナイのですが、
伝家の宝刀をチラリ抜くぞ、抜くぞ、的なアプローチが必要な局面であり、
それをやるんじゃないかということ。
今日の小売も悪かったし。
となると、ドル安です。
株は下げません。
株価はやはりもう一段上を見る可能性が残るわけです。
これ、あくまで予想です。妄想かな(笑)
まずは水曜のバーナンキさんの発言内容をよく見極めないとね。
でもドル円、下がってきてるでしょ。
7月円高だと8月も円高だよ。(アノマリー的に)
ちょっとこのままだと円の史上最高値圏まで円高が進んじゃうかもね・・・。
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2012年7月13日金曜日
日銀、追加緩和はやりませんでしたね。
ハナから期待はなかったので、それほど失望される内容ではなかったかと思いますが、、、。
国債などを買い入れる基金の規模は70兆円で据え置き。
直した。基金の総額は据え置いたのですが、短期オペの運用方法を一部変更。
固定金利オペの枠を従来の30兆円から25兆円へ5兆円減らし、
期間3カ月と6カ月の区分をなくして「期間6カ月以下」に統一。
5兆円の減額分は短期国債の買い入れに振り向けています。
これは現状、固定金利オペで6カ月物を中心に、借り入れの希望額が
予定額を下回る「札割れ」が相次いでいるための措置なのだとか。
つまり今回の日銀の発表は単純に「札割れ対策」でしかなかった・・・って印象。
ヘッドラインでは「短期国債買い入れ5兆円増額」となっていたようです。
発表直後ドル円急騰しましたよね。5兆円追加緩和なのか?!と
初動は色めき立って円売りが進行しました。株も上がりましたね。
ところがこの円安株高は一瞬ではげ落ちてしまいます。
固定金利オペを5兆円減額したため総額は相殺されちゃってる?!
ってことに気がついたわけです。
特に株式市場にとってはETF買い入れ額の増額など純粋な規模拡大が必要かと。
今日は韓国やブラジルも利下げを発表しており、ムード的にいえば
日本は緩和に後ろ向きだと捉えられかねない、世界的な金融緩和が続く中での
政策維持は円高を招くのでは・・・という見方も。
実際に先週7月5日0.75%に金利を引き下げたECBですが、同時に
中銀預金金利に相当する下限金利の預金ファシリティー金利をゼロとしたことで、
ECBに滞留していた資金の一部が日本の短期債マーケットに流入しているとの指摘もあります。
しかし、、、、
アメリカも追加緩和に後ろ向きなムードになっていますよねぇ。
昨晩発表されたFOMC議事録。
6月19-20日のFOMCでは、QE3導入の具体的な条件などは協議されなかったため、
7月31日-8月1日のFOMCでは、QE3はやらないだろうといムードになってきています。
せいぜい、低金利政策の時間軸(現状は2014年後半までですが・・・)
これをを延長するか否か、という点が注目される程度になるという予測が大勢。
つまり、日米が緩和に後ろ向きだということで
ドル円は動意に薄い展開になりそうですが、
ユーロ円などのクロス円での円高進行となるかなー
今日はオーストラリアの雇用統計で
就業者数が前月比▲2万7000人と、
市場予想を下回ったことでオージーが急落しています。
来月オーストラリアは利下げするとの思惑も広がっています。
明日は中国のGDPが発表されますが、この数字如何では更なる豪ドル売りもあるか?!
中国の景気後退もオーストラリアにはマイナスです。
豪ドル円の戻り売り、というのも面白いかもしれませんね。
それと、、、、
ユーロは買っちゃダメ。。。だと思う。はぁぁ。
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2012年7月11日水曜日
次の材料はなんでしょうか?神経質な値動きが続きます。
リスクオフだというなら、もっとちゃんと下がってくれればわかりやすいのですが、
揉み合いながらジリジリ下がる感じなので、売るにも買うにも手が出ない感じ。
今週は雇用統計の下落を取り戻すような買戻し相場になるかな、
と昨日月曜ユーロを買ってみたのですが、失敗です。
月曜の寄り付き値を割り込む下落があって、
ロスカットされちゃいました(´・ω・`)ショボーン
やっぱりユーロは買ってはいけないみたい。。。
値頃でユーロを買ってしまったことを反省しています。
今はポジションゼロ。
わかりにくい相場なので休んだほうがいいかな。
次の焦点は11~12日の日銀の金融政策決定会合で追加緩和があるか、
そして13日の中国のGDP成長率かな、それまでは欧州から突発的な
ニュースがあれば別ですが、基本方向が読みにくい相場が続きそうです。
そうそう、先月末のEUサミットのフォローアップ?のEU財務相会合が
昨晩開催されていましたが、スペインの銀行資本増強策として、
今月末に第1弾となる300億ユーロの支援実施を合意したようです。
全体で準備されていたのは1000憶ユーロでしたので、
そのうち3分の1をまず今月末に投入する、ということのようです。
資金はESMから直接投入できるとの合意がありましたが、
ESMってまだ発足していないんですよね?!
7月20日までにさらなる具体策が出てくるそうですので。
それまでにはなんとかするんでしょうか。
これを受けてスペイン国債利回りは若干落ち着きを取り戻したようですが、
ユーロは全然上がらない。
当然といえば当然か。スペイン救済が難航というニュースが流れれば売られますが、
EUサミットで合意していることを実施するという話ですものね、実行できて当たり前。
これを好感して上げるという地合いではないということです。。。。
今のユーロは悪材料に素直に反応、
好材料に反応して上がっても一瞬、そこは絶好の戻り売り、
という感じになってますねぇ・・・。
やっぱ戻りは売りかな・・・
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2012年7月10日火曜日
今日は完全にレンジ。方向感のない動きに終始しました。
先週末のアメリカの6月雇用統計の悪化を受けて、地合いはよくありません。
緩和期待が盛り上がるでもなく、かと言ってさらに突っ込んで下げるでもなく・・・。
悪化の度合いが中途半端だったのかな?
今日は日本の5月の機械受注が前月比▲14.8%(予想2.6%減)だったこと。
6月の中国の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)がともに
予想を下回る結果となったことも嫌気されました。日経平均は9000円の大台割れ。
※メモしておきます
中国6月CPIは前年比+2.2%(前月+3.0%上昇から鈍化-予想は+2.3%)
前月比では▲0.6%で予想▲0.3%の倍の低下率。
同じく6月PPIは前年比▲2.1%。4カ月連続低下。市場予想▲1.9%。
PPI低下は景気減速を確認する結果で、この後発表される鉱工業生産など
その他の経済指標もさえない数字となる可能性があるとの連想が広がったようです。
中国では今週、一連の指標が発表される予定です。
13日発表の第2・四半期GDP伸び率は前年同期比7.6%の予想となっており、
世界的な金融危機の最中だった2009年第1・四半期以来の
低い伸びになる予想になっています。
ちなみに前期第1・四半期のGDP伸び率は8.1%。
世界の景気減速が重くのしかかり、
緩和期待よりもその懸念が相場を支配し始めているような感じ。。。
今週は中国のGDPに注目が集まりそう。
これが予想より悪ければさらなる下落となる予感。
緩和期待はどこへ・・・?!
11~12日の日銀の金融政策決定会合に向けて円安が進行するようなら
会合への期待が高まっていることを示すのでしょうけれど、
何もなければ円高に戻されるでしょう。
今のところ、それほど話題になっていませんね・・・。
6月の日銀短観や地域経済報告が悪くなかったことで、何もないという見方も
強いようです。でも増税が決まったのに、、、それに応えないワケ?!
今週の最大の注目ポイントです。
ドル円が動く材料ですものね。
今夜はEU 財務相理事会が予定されています。
先月末に開催されたEU首脳会議のフォローアップ会合なので
それほどのインパクトとはならないと思われますが。。。
何か期待でもあればユーロがもっと買い戻されているでしょう。
今日はずっとレンジだものね・・・。
今日は、もう少しユーロの買い戻しがあるかと思ってユーロをちょこっと
買ってみたんです・・・打診買い。
でもどうも分が悪いみたい。
コストはユーロドルで1.2289 ユーロ円で97.86円
月曜、今日の安値を割り込んだら撤退します。。。。
今夜はこのままレンジで終わってしまいそうね。
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2012年7月9日月曜日
雇用統計、結果が予想より悪かったら「QE3」への期待が高まり
逆に株や金などのリスク資産が買われるのではないか。
むしろ悪い結果が出るほうが市場にはプラスだ。
こんな予想が市場を覆っていたように思います。
実際の雇用統計の数字への予想は前哨戦のADPなどが予想より良かったために
思いの外いい結果になるのではないか、というものでしたけれど。
ところがところが、雇用統計、発表になってみたら、
結果予想も、その後の値動き予想をも裏切る動きとなりました。
大方が皆同じような予想に傾くとそうはならないものだな。。。と
改めて思い知らされたイベントとなりました。
だからポジションは持っていませんでしたよ。
為替のポジションゼロ、これまで買っていたトウモロコシも前日に利食い完了。
あ、ダウだけチョコ~っと買ったままでしたが・・・^^;
アメリカ6月の雇用統計振り返っておきましょう。
NFP非農業部門雇用者数は予想の+9万人に対して+8万人。
5月分がは一次速報+6.9万人+7.7万人に上方修正され、
その5月からはやや改善してはいるのですが、予想に満たなかったことと、
4月分が二次速報の+7.7万人から+6.8万人に下方修正されたことなどもあって
結局はネガティブに捉えられてしまいました。
これで増加幅が3カ月連続で10万人の大台を割りました。
米国の人口増に対応するだけでも
毎月少なくとも12万5000人の雇用増が必要なんだとか。
失業率は予想通りの8.2%。
大統領選で勝利を収めるにはせめて7%台にまで失業率を低下させねばならないと
言われていますが、8%をなかなか割り込んでくれませんね。
このままではオバマ大統領選挙に負けちゃいます・・・。
だから、、、何かするんじゃないの?!
QE3(追加緩和)だよね?!
という思惑が持ち上がるかと思いきや、
(緩和期待が持ち上がれば株や金などのリスク資産が買われ
ドルが売られます。ドルの緩和でドル安。。。ね)
ところが株も金も下落しちゃいました。そしてリスク回避のドル高?!
ドル高はリスク回避というより、ユーロ主導でユーロ売りだったせいかもしれませんが。
現実にはQE3への催促は高まっていくものと思います。そして、実施する可能性も。
なのに、何故マーケットが支えられなかったのか・・・。
これは前々から大倉キャプテンが指摘していたことが起こっているのではないか?
QE3を仮にやったとしても、実体経済にお金が回らなかったら意味が無いじゃないか・・・
という根本的な失望です。
QE、QE2と実施してきたが、雇用は改善していないではないか。
今週発表されたISMも酷い結果でした。景気は改善するどころか悪化しているじゃないか・・。
緩和の効果に市場が懐疑的になったということ?!
もしそうならこれは由々しき事態です。
英国、欧州、中国と立て続けに世界が追加緩和策に出ており、
雇用統計の結果から米国の緩和期待が高まれば、スケールの大きい
上昇相場がやってくるかと予想していましたが、
シナリオを変えなければならないのかも・・・?!
単純に週末リスクからの手仕舞いだった可能性もありますし、
銀行監督の一元化の枠組み完成が来年以降になる可能性が高く、
スペイン銀行への資本注入は最速でも2013年半ばになる可能性があるとの
EU高官の発言もあったことから欧州リスクが高まったことも
リスク資産の売りに繋がっていたようですので、雇用統計だけが材料ではなかった
ことも含めて考えなくてはなりませんし、、、
テクニカル的に、大いにチャートが悪化したとは言えませんので
まだ決めつけるには早いのですけれど、
想定していた動きじゃないというのはやはり気持ち悪いですね。
QE3という伝家の宝刀を使ってのミニバブルさえ形成出来ずに
落ちていくようなら、いよいよ世界同時不況、悲観のマーケットの幕開けですよ。
まだそれはもう少し先だと思うんだけどなぁ・・・。
週明けの流れを見極めましょう。
11-12日、日銀が緩和に踏み切らなければさらに地合いが悪化する予感。
ここはやっておかないと。だって政治が消費税増税を決めたんだから。
(実施は先だけど)
理屈としてはやらないとオカシイわけです。。。じゃない?!!
あ、最後にメモとして。
米国雇用において気になる変化があります。
Unemployed=失業者数自体は減少しているのですが、(青のグラフ)
代わりに身体障害者の無職者が増加しているというのです。(赤のグラフ)
リンク先参照↓
http://econompicdata.blogspot.jp/2012/07/gaming-system-disability-edition.html
これは失業保険の給付期間が切れてしまったため、政府からの補助金を貰おうと
身体障害者として申請する人が増えているのではないかと書かれています。。。。
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2012年7月6日金曜日
ユーロ、どこかで買いたいと思っていたのですが、こりゃ買えませんわ。
結局手を出せずにいたので怪我はないのですけれど・・・。
【注目されていた本日のECB理事会】では
①政策金利を0.25%引き下げ、0.75%にすることを発表。
これは想定内、これだけならそれほどユーロは売られなかったと思われます。
②上限金利の限界貸出金利を0.25%引き下げて1.50%に、
下限金利の中銀預金金利を0.25%引き下げて0.00%とすることを発表。
これがインパクトとなってユーロ売りが加速した模様。
なんのこっちゃ。って感じよね。
0%になった中銀預金金利というのはデポジット金利と言うのだそうで
ユーロ圏の金融機関がECBに預けている資金に対しての利子に当たるもの。
これをゼロにするってことはECBにお金を置いておいても利益にならないということ。
つまりユーロ圏金融機関はお金をECBに預け入れても儲からないので、
企業などへの貸し出しに回されやすくなるという効果を狙った政策ということね。
つまり、これは景気にポジティヴに働くわけで、考えようによってはユーロ売りってのは
おかしな反応なんですよ。0.75%への政策金利引き下げは織り込まれていましたし、
材料出尽くしで買われてもいい。ところがユーロはドンドコ売られて1.2363ドルくらいまで
下げちゃいました。。。。
これについての解釈は
まさかまさかの想定外だったために驚いた。
というのと
ECBの低金利政策が長期化するのではないか、という連想が働いた。
というのが考えられるみたい。
一部では予想もあってみたいですが、
大方はそこまではやらないだろうという感じだったようです。
またドラギ総裁は
・経済の景気見通しへのリスクは依然として下方向
・不透明感の高まりが信頼感を圧迫している
・年内にはインフレ率が一段と低下する見通し
・2013年にインフレ率は2%を下回る可能性
・必要であればECBは断固かつ時宜を得て行動に移すことが出来る
・ECBはEFSF(欧州金融安定ファシリティ)のエージェントになる用意がある
・中銀預金金利をマイナスにするという討議は行っていない
・銀行に支払い能力がある限りECBは流動性を供給する用意がある
といった主旨の声明を出しており、全般悲観ムードだったようですね。
ドラギ総裁記者会見後、スペインとイタリアの国債利回りは急騰したようです。
緩和策に出たのですが、ユーロは「事実で買い戻し」という流れにはなりませんでした。
さらなる利下げの思惑や欧州問題への不安、懸念が再燃する結果になったようです。
今日はその他にもイベント盛りだくさん。
【BOE理事会の緩和策】は
政策金利は現行の0.50%に据え置くことを決めたと発表。予想どおり。
資産買取プログラムの規模は現行の3250億ポンドから
3750億ポンドへ500億ポンド拡大。予想どおり。
一部でプログラムの規模が4000億ポンドまで拡大されると期待していた向きもあったようで
発表後はポンド買いで反応したようです。
そしてなんと今日は
【突然中国が利下げを発表】
中国人民銀行、1年物預金金利を0.25%、貸出金利を0.31%引き下げると発表。
2カ月連続での利下げ発表です。
さらに貸出金利の下限を、基準金利の80%から70%に引き下げました。
なんで今夜なの?!全くの想定外。
これでクロス円急騰です。特に豪ドル円、キウイ円が大きく上昇しました。
つまり今夜は 欧州も英国も中国も緩和策を出したのです。
だったらもっと株価とか上がってもいいと思うんだけど、、、
ダウはちょっと下がってたりします。・・・・・なんでかな?
明日の雇用統計が怖いってこと?
いえいえ、こちらはFRBの緩和期待後退のせいかもしれません。
今夜発表の【ADP6月の全米雇用報告】
民間部門雇用者数は17万6000人増加。事前予想は10万5000人増。
これかなりいい数字です。
また6月30日終了週の新規失業保険申請件数は
前週比1万4000件減の37万4000件、減少幅は2カ月ぶりの大きさ。
4週間移動平均は1500件減の38万5750件。
こちらも改善傾向。
明日の雇用統計の事前予想は現在のところNFP9万人増、失業率は8.2%で変わらずですが、
もしかするともっといいかもしれないという期待が高まるかも。
ということは・・・・・QE3ないかも?!思惑。
よけりゃ素直に買われるかっていうとちょっとそれがワカラナイのが明日の雇用統計。
地味にいい数字、というのがマーケットにとっては最悪の結果なのかもしれませんね。
そして今日のトレード。今日は失敗しました。
オージードルロングを保有していたのですが、今日午前にそれを手仕舞って(利食いですよ)
ドテン売りしかけちゃった。ちょっとは下がったんだけど・・・・あんまり下げずに切り返し
中国利下げで大きな上昇となってしまい、20pipsの損切りでした(;´Д`)
なんでそんなトレードしちゃったんだろ・・・・。
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2012年7月4日水曜日
昨日火曜日と状況は大きく変わっていないようです。
ECB理事会、雇用統計などを控えて方向感のない相場。
おまけに昨晩は、今日4日のアメリカの独立記念日控えて半ドン市場。
ヤル気のない流れは仕方ないですね。今晩は休場です。
昨晩は米著名シンクタンクが
「ECBが0.25%の利下げを行い、流動性供給措置の拡大姿勢を示す可能性がある」との
レポートを出したことがユーロを下落させましたが、大きく崩れるほどでもなく、
底堅い印象。ドル円やクロス円に比べると弱いことは弱いんですけれどね。
だったらもっとドカンと下げちゃえばわかりやすいのですが・・・。
コモディティが持ち直しています。
CRBインデックスも底入れしたような形になっていますし、
原油相場なぞはつい先日70ドル割っちゃうかも?!というところまで
下落していたのに、昨晩は88ドルまで上がってます。
7月からEUによるイラン産原油全面禁輸措置などの制裁が実施されていることと、
これに反発したイラン政府がホルムズ海峡封鎖法案の準備していると伝わっていること、
さらにさらにイランが軍事演習で中距離ミサイル試射を行ったことなどが原油の支援材料。
通常原油が上がると景気への影響を懸念して株が下がるのですが、
米国株は堅調地合を維持。NYダウ平均は72.43ドル高の12943.82ドルですって。
やはり市場は上を目指している感じよね。強い意味がわからない。ISMだって悪かったのに。
つまりは世界的緩和期待ってこと。
これがコモディティ市場の転換に繋がっているんでしょう。
イランとかいう材料もタイミングが合っただけのことで
こういう偶然というか合致はままあることです。
というわけで豪ドルロングはまだ持っているのですが、
為替市場は意外に重いのよね、、、ジリジリ上がってはいますが、地味。
ユーロももっと戻すと思っているのですが、レンジ相場。
どちらかに放れると思っていますが、どっちなのかなぁ・・・・
リスクオンなら上なんだけどなぁ。
独立記念日を境にマーケットの地合いが急転しやすいアノマリーがあります。
明日から、、、ということはECB理事会、雇用統計って材料が重なるので
これらの材料をこなしてこの神経質な相場が動き出すでしょう。
今夜はこんな相場のままでしょうけれど、我慢我慢。
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2012年7月3日火曜日
まだ市場は懐疑的なようです。
昨晩の米国市場ではISMが3年ぶりに分岐点50を割り込むなどの
悪材料があったわりには終わって見ればダウ平均は▲8.70の12871.39。
追加緩和期待が下値を支えたものと思われますが、
今日の日経平均は63.11円高の9066.59円と9000円台を守り、
まずまずの終え方ではありますが、膠着した印象。
為替市場も神経質な値動きが続いています。
昨日のISMショックで急落したドル円も79円台は守って反発、
今日は急落分を取り戻す上昇となったものの、そこまでで力尽きて一服。
ユーロドルももっと戻るかなーと期待しているのですが、
東京午後にちょっとばかり上昇したものの、
結局昨日の安値水準に押し戻されています。
ECB理事会、雇用統計といった次のイベントを控え、まだ市場は慎重なのかな。
あ、あと、5 日木曜にに実施されるスペイン国債3年4年10年物入札。
長期債の利回りも注目されるでしょう。首脳会議の後ですし、スペインに
対して市場がどの程度の安心感を持ったのかが測れるのでは?
それから今日はオーストラリア準備銀行(RBA)が、
政策金利を現行の3.50%に据え置くことを決定。
■金融政策のスタンスは依然として適切である
■最近の指標は上期の経済成長を示している
■インフレ見通しの変化はない
■為替レートは全般的に高いままである
■欧州は依然として、悪影響の源である
などととした声明文が出されました。
これを受けてオージードルは一時下落しましたがレンジの範囲内。
直前に発表になったオーストラリアの住宅指標が大幅に改善していることも
支えになっているとの見方もありますが。。。
それにしても神経質で煮え切らない動き。
まあ、為替市場なんてだいたいがレンジ相場なんだから(笑)
トレンドが出ている時のほうが少ないと思って
耐えることが肝要です。オージーロングは継続しています。
ユーロは下がったら拾ってみよう、と思っていますが、
EU首脳会議を受けての上昇分の半値押し 1.2550くらいまでは
下げるかもしれないと。。。慎重に入り口を探っている状況・・・。
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ちょっと動くのが早すぎたかなー・・・
先週金曜、EUサミットの結果受けて株も為替市場もリスクオン!
痛快に上昇しましたが、やはりやりすぎだろう、と思いまして
1.2652ドルでユーロドルをショートして週跨ぎ。
今夜1.2507までユーロドル下落しているので、黙って持っていれば
このショートも見事に取れたわけですが、、、、
途中で利食って、反対に買っちゃったーー
夕方1.2620ドルまで下げたあたりで利食ったので30pips弱は利益となったのですが、
その後15分足のボリンジャーの中心線超えてきたためドテンロング。
これが長短期では見事ヒットして1.2667くらいまで40pipsくらい上がったのですが、
その後急速に失速してしまい、
結局先週の上昇幅の50%近くを削る水準まで下落してしまいました。。
1.2625ショートを1.2605くらいで損切ったので週跨ぎのショートで利益になったほとんどを
失う結果に・・・。
オージードルも同じタイミングで買っていたのですが、こちらは若干マイナスと
なっているものの、まだ持っています。
下落したとはいえレンジの範囲内ですので。。。もう少し粘る!
やっぱりユーロは脆弱だなー。買うならオージーに絞った方がいいかしら。
急落のキッカケはこれ↓
フィンラインド政府「フィンランドとオランダは、ESMによる流通市場での加盟国の
国債買取に反対」との声明
このくらいのことは想定しておりました。
つまり、ショートを手仕舞うのが早すぎたってことか。
フィボナッチで38.2%押しまで下げないタイミングで切り返したので
なんとなくまだ下げ足りないなーという気はしたのですが、
買ってしまったのがよくなかったかな。
おまけに23:00発表の米指標が酷い結果で・・・・。
米6月ISM製造業景気指数、
予想が52のところ49.7と景気の分水嶺となる50を割り込みました。
50を割り込むのって2009年の7月以来3年ぶりですってよ。
米国やっぱりダメじゃん・・・・。
今週の雇用統計も尚悪けりゃQE3実現への道が開けるって展開になりそうね。
となると、やっぱり押し目は買いじゃない?!
ECBも利下げが予想されています。
利下げって一見ユーロ売り要因のようですが、現状のような地合いだと
緩和賛成でリスクオンになる可能性も大きい。
利下げをどの程度マーケットが織り込んでいるかにもよりますが。
それと5日の英国BOE理事会でも
500億ポンド規模の第3弾量的緩和(QE3)に踏み切るとの予想が。
現在までの買い入れ枠は3,250億ポンド☞ 3,750億ポンドへ増額か?
欧州、英国が緩和。それに日銀も7月は緩和策を取るという予想があります。
加えて米国指標悪化でQE3期待の高まり。
というわけで押し目は買ってみよう!
今日はユーロの下落で切らされましたが
1.2555ドルの50%押し水準ではロングしてみようと思います。
オージーは継続保有で。
それとドル円は79円台でちょこちょこ拾って買い仕込んでいこうと
考えています。
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