2011年7月29日金曜日

昨日夜、78円台までドル円が戻っていたので
今週月曜のロスカットリベンジ!!とばかりに
78.09円でドル円を売ってみました。

今日は77.60円ちかくまで下げたのですが、もう一段安にはならず。
月末に絡んで輸出の売りとか期待したんですけどね・・
それほどのものではありませんでした。
明日で7月の営業日最終ということですので明日
やれやれで売ってくるのかもしれませんが、、、。
しかし、明日月末は仲値に向けてちょっと動きそうですので
一回止めることにしました。77.82円で撤退。ちょっとだけ利益。
どうやら朝7時頃にベイカーさんがコメントするなんて話もありますしね。

この円高、震災後の安値の76.25円をもう一度試すだろうってくらいの
諦めは市場のコンセンサスにもなりつつあります。
75円われ、73円.72円なんてレベルも現実的なレベルとなった今、
財界から介入要請があるなんてことも不思議ではないですけれど、
今日はまた日本の政治家がセンスがないなーってことが露呈しましたねぇ。

愛知県の大村県知事からの為替介入要請に対して、(トヨタのお膝元ですものね)
与謝野経済財政担当相が
「米国の債務上限引き上げ問題を見極める」姿勢を示したとかなんとか。
さらに「1兆円、2兆円規模の円売り介入は難しい」とも発言したということで、

「8月2日までは介入なし!!そして、大規模介入は出来ない。」

といったメッセージとして市場が反応。(20銭くらいかな?)
円高が進行しました。

当初、これは与謝野さんの発言として伝わってきたのですが、
その後、大村さんが与謝野さんとそういう会話をしたとメディアに語ったことが伝わった
とかなんとか・・・与謝野さんはひょっとしたら、メディアに伝わるものとは思わず本音を
語ったのかもしれないのですが、結局のところ、これが伝わって、日本の市場関係者を
呆れさせたことには違いない。センスないでしょ、わざわざ言わなくていいことを言って
円高を加速してしまっているんですもの。

8/2までやらないって言っているようなもんじゃないか!!ということよりも
1~2兆円規模は難しい、発言のほうが深刻で、
かりに介入をすることがあっても完全に戻りは叩いてくださいって
暴露しちゃったようなもので、やる前からその介入効果事態を台なしにしてしまった。
なおさらやれないでしょ、皆介入が来たら絶対売り向かう。
お金がないって言っちゃったんだから。

というわけで、今後の円安期待を後退させてしまった日本の政治家の
センスのなさにがっくりなわけですが、
アメリカの債務上限引き上げを巡って
「足りないならドルを刷ればいいじゃないか。」とかなんとか言っている
ワシントンの政治家の皆さんもそう変わらないです・・・。

もう債務上限を巡る問題でアレコレ予測するのは疲れました。
予測したって当たるもんじゃない。
リーマン・ショック後の金融安定化法案だって一度下院で否決されてますからね、
何があるかわかりません。絶対合意する茶番劇だとも言い切れないかも・・・
明日の営業日から週末を挟んではリスクが高いと思いますので
ポジションは持たないでおこうと思っています。。。

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2011年7月28日木曜日

ホントにユーロはチャート分析で三角持合の斜線を引けば
その斜線と思いきり超えてブレイクしたかのように見せてから戻るし、
前回高値の横線をひいて待ち構えれば、そこに到達する前に転換するしで
チャーチスト泣かせな性格を持っていますね。
騙しの多い値動きで、ブレイクにつく手法で攻めるとやられます。
私もこの相場、前回高値まであるかも・・・と1.4575ドル近辺に
売り指値を置いて待ち構えていましたが、到達しそうにない。

欧州時間に入ってからどうやら下方に動き出したので、
戻りをまって少しだけ売ってみました。待ちぼうけで大崩したら悔しいもの。
コストは1.4507。欧州時間に入る頃に崩れだしてから一旦戻った水準です。
もし上がったとしても1.4575で売り指示出しているんだからせいぜい70pipsという想定。

70pipsやられても、それより大きく取れるチャンスなのかもしれないというところを
逃すことのほうが痛いという判断でした。

その後は仕事に入っちゃったのであまりレートをチェックできませんでしたが、
今さっき帰宅してみれば1.4350割れ。すかさず手仕舞いです。
ひょっとしたら1.400をも割り込む流れへの転換だったかもしれませんが、
それでも、久しぶりにこんなに簡単に取れたのでちょっと怖いな、と思って。
こういう時に調子に乗って利を伸ばそうなんて思うと全戻しなんて目にあうんだよね。
だから、欲をかかずに利食える時には利食ってしまおうかと思いました。

ユーロとかドルとか、ともかくマーケットの関心は移り気で
先週までは欧州問題に夢中だったのが今はアメリカのデフォルト問題に夢中です。
しかし、だからといってそれを材料に何処までもドル売りして勝てるものでもありません。
そう思ってユーロ売りをしたわけですが、どうも今のマーケットしっくりこない・・・。
ドル円はとうとう77円台なわけですが、介入警戒は一部は期待はあっても
それほど高くはない。株価水準は悪くはないし、アメリカはそれどころじゃない。
レベルに慣れるって怖いですけれども70円台が定着しつつあるようです。

震災後の安値76.25をも割り込むよう急激な円高があれば話は違ってくるでしょうけれど
今のようなジリジリとした円高だと介入もしづらいんじゃないかと思います。
76円台、74円台というのはアチコチから聞こえ始めています。。。
月末で売り遅れていた輸出の売りが出てドル円の上値を抑えているとも言われています。

ところが個人はここでドル買いしている。
くりっく365のドル買いポジションは
どんどん積み上がっていますので、今週末から来週にかけては
月を跨ぐので警戒が必要かもしれません。
レバレッジ規制ですね。50倍から25倍に日本の個人投資家のポジションは
縮小を余儀なくされるところを投機が狙ってくるのではないか・・・・
そんな心配が広がっています。

ところが不思議なことにこの心配が皆の共有するところとなれば
懸念する事態にはならないという法則もあり、
皆が警戒を薄めた頃、あるいは全く警戒のないユーフォリアの中で
トンデモない事態というのは起こるもの。
あまり過度な心配はいらないと思いますが、
制度変わり、月変わりとなるこの週末から来週にかけてはちょっと
無理にポジションはつくらない方がいいかと思っております。

なんだか今日もとりとめのないことを書いていますね。
酔っ払っているからじゃないですよ^ー^
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2011年7月26日火曜日

すわ介入か?!

って動き、今日で何回目・・・・?!

14日21日と木曜の昼下がりに突然ドル円げ急騰し
介入かと大騒ぎしたものの介入ではなかった(多分ね・・)ってことがありました。

現在ドル円相場は80円台を下回って78円を一時割り込むなんていう水準で
70円台に慣れてしまいそうな予感すら・・・。

しかしながら日経平均が1万円台に乗せているなど、緊張感が薄いのも事実。
株価がこの水準では介入はやりにくいだろうというのが大方の見方ですが、
それでも一部に介入警戒・・・といいますか介入期待が高まっているのは事実でしょう。

それが、今日のような「介入もどき」につながるわけです。

今日はYMTV大倉孝さんとだいまんさんの為替デスマッチがあったのですが、
この介入もどきの背景を解説いただきました。
邦銀◯◯が買った・・・というのは事実あるようです。これに提灯がついた?!
介入を期待、警戒するあまりちょっとした動きでこんなボラタイルな相場に
なってしまったようです。

おかげで昨日78.20円台で作ったドル円ショートはロスカット!!
見事にポジション消えてしまいました。57でカットの逆指値。
その後、どんどこ円安にいってしまうというなら諦めもつくというものですが、
瞬間78.69まで跳ねたあとあっという間に下げてしまったじゃないですか・・・。
結局今78.09円・・・今日の介入うもどきの動きさえなければ
悪くないポジションでした(泣)

Twitterでフォロワーのハマーさんが
「交通事故が流れ弾にあたったみたいなもの」と慰めてくださいましたが
そんな憂き目にあった方、多かったんじゃないでしょうか。

さて、今日の午前の介入もどきは邦銀の買いというテクニカル的なものでしたが、
その前にオバマ大統領が演説を行ったりとやはり市場は
連邦債務上限の引き上げ問題に夢中です。
オバマさんの発言次第では大きく動くかもしれないと
皆さんかなり神経を尖らせて見守っていたようですが、
結局共和党に対して文句言って愚痴っただけでした。
おいおい、一体いつ合意するんだい?!
失望からよりドル売りが加速したのは言うまでもありません。
ドル円は地味ですけどユーロドルなんか1.4500台までありました。
相変わらずユーロはやりすぎっていうとこまでやりますよね。

そのは連邦債務上限引き上げ問題。
なんと期限としている8月2日の後、少なくとも1カ月はデフォルトを回避することが可能だと、
ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏が指摘している、
なんて記事を発見、ソースはブルームバーグ。しかしその根拠は不明。

バークレイズ・キャピタルは先週のリポートで、
予想を上回る税収により、財務省は8月10日までは現金を確保できる可能性が
あるとの見方を示しているとか。
8/2期限で波乱がなく先延ばしできるかもしれないって話なんだけど、
その理由が明白でないので、どう受け止めていいのやら。

これが解決を見るまではドル安基調が続くのでしょうけれど
それにしてもユーロの戻りはやりすぎーって感じよね。
どこかで売ってやろう!!と思っている方は多いと思うのですが、
今日の空気ではちょっと危険な感じでした。今日は手が出ませんでした。
これは前回の高値であり1.4600アラウンドまで引きつけたほうが良さそうです。

1.46手前に売り指値をセットして休みますが、そこまで行かずに下げ始めたら
ちょっと悔しい・・・・かといって売ってから寝るのはあまりにリスキー。
ドル円がここから戻る気がしないってことはユーロドルも下落転換しないってこと
でもありますものね。

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2011年7月25日月曜日

イヤーな感じ・・・・ドル円のジリジリとした落ち方。

米国の連邦債務上限引き上げ協議が難航していることで、ドル売り優勢の週明け。
ドル円78.05円まで円高となりました。
78円割れ目前まであったのに、介入警戒が高まらない背景には
株価がそれほど緊張した水準にないことがあげられるかと思います。
今日の日経平均は4日ぶりの反落で、82円安の10050円。
今日の反落ノはいけいはおそらくアメリカの連邦債務上限問題を嫌気したのでしょうけれど
それでも1万円台に乗っています、あまり危機感がない。

なんでこんな状況にあっても株価が堅調なのかって話もありますが、
資金の逃避先としての日本株ってのもあるのかもしれませんねぇ。
円がそういう理由で買われるのと同じで。

あるいはニュージーランドの株価。
2月22日に大地震があったのですが5月に今年の最高値をつけました。
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=^NZ50&d=6m
キウイドルは今更に史上最高値更新中。
復興需要などで経済堅調、利上げのウワサ迄出てきています。

じゃ、日本も・・・・なんて連想もあるのかも。

というわけで、一部に介入催促や警戒があるものの、それほどの緊張がないまま
ジリジリと円高が進行、すでに78円台には慣れてきてしまっているのが怖い。
80円台、そして90円台なんてもう遙か彼方の水準に・・・。

こうなったらドル円は行くトコまで行くんだろうなーという感じ。
まずは震災後の3/17の早朝ショック76.25円を。
ここを底割れしちゃったら、ホントにどこまでいくのやら。
なんて思ったりもしましたので78.22円でドル売り円買いポジを持ちました。
冷静に考えれば「なんというところでポジション取ってしまったんだ!!」と後悔しそうな
ところではありますが、、、、。底値売りになってしまうことも覚悟ですね(笑)
上がり出したらすぐ撤退することにしますが、ここが大底になるような
クライマックス感が全然ないので、結構行けそうな気もします~

それから今日はムーディーズが、ギリシャの格付けを「CAA1」から「CA」に引き下げ、
ギリシャ国債の交換をデフォルトと定義するだろうとの見解を示したことで、
再度ギリシャ問題を蒸し返す格好で一時ユーロが売られたのですが、
1日を通してみればレンジ圏。今週のテーマはやはりユーロではなく
ドルですね。アメリカの債務上限引き上げ問題に集中しましょ。

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先週木曜21日のEU緊急首脳会議でのギリシャ第2時支援策が発表され
マーケットは一定の評価を示したまま週末に入りました。
つまりユーロ買い、株高のまま終えたわけです。

これで問題解決?!今週はもうユーロに振らされることはない?!

今後のリスクとしては・・・
ギリシャだけを救済する?!ポルトガルは?アイルランドは?
周縁国の問題が再燃した場合に「モラルハザード」ではないかとして、
内部の不協和音がぶり返すことが十分想定されます。
イタリアやスペインの市場環境が悪化し問題が波及した場合
現状のEFSFの規模ではどうにもなりません。規模の拡大を迫られることになる・・・?
サルコジ大統領は今回の措置はギリシャに留めると発言していますが、
そんな特例が認められるでしょうか。あるいは周縁国に波及した場合
本当に救済されないということでしょうか・・・。

また、ギリシャへの融資は3ヶ月毎にチェックが行われるそうですが、
ここで緊縮財政に努力が見られないなど相変わらずの姿勢であることが
問題視されればこのスキームだって生きてきません・・・。

というわけで、やはりこれも「問題の先送り」に過ぎないと思いますが、
一旦はテーマが欧州からアメリカにシフトするでしょうからユーロは強気で見ても
いいのかもしれません。。。。

そう、連邦債務上限引上げ問題です。
事務的な手続き上22日金曜(先週金曜)までには合意にこぎつけなくてはなんて
話もあったのに結局話は未だまとまっていないのですから、本当に8月2日ぎりぎりまで
揉めるのかもしれません。パフォーマンスに過ぎないと市場関係者は楽観していますが、
それでもワシントンとウォール街の意識の違いは不安材料だと貴金属アナリストの
亀井幸一郎さんは指摘されていました。

そうそう、アメリカの「デフォルト」問題だ!!と大騒ぎしているわけですが、
どフォルトにも2種類あるんですね。
広瀬さんのブログが勉強になりますのでこちらをどうぞ。

現在米国が直面しているのは「テクニカル・デフォルト」ですね。
クリントン政権時代の1995年にも「テクニカル・デフォルト」は起こったそうですが、
大混乱には陥いらなかったそうです。

ただし、目下市場の話題はこちらでしょうから、今週はドルがテーマになりそう。
ユーロがもっと戻れば(ドル安になれば)売り場到来だと考えていますが、
チャンスはあるでしょうか。

さて今日気になったニュースの一つ。
中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は23日、
EU)ギリシャへの追加支援について
「ユーロ圏の金融安定に役立つ」と歓迎する談話を発表し
「欧州市場は過去も現在も未来も中国の重要な投資先の一つである」と述べ、
今後も世界最大の外貨準備を使って
ユーロ資産への投資を続ける姿勢を鮮明にした。

というもの。

中国は昨年秋以降、相次いでギリシャやスペインなどの国債買い増しを表明。
ユーロに対する市場の不安を鎮める役割を果たしてきた。
EUは中国にとって最大の輸出先です。
ユーロ安は中国の輸出企業に深刻な打撃を及ぼすということですね。
さて、これだけ騒がれても意外と強いユーロのバックに中国の援護射撃あり。
ということで、なかなか思うようには下げてくれないのですけれど、
その中国も高速鉄道の事故などなんだかほころびが見え始めた気がしています。
ちょっと今後の中国を暗示する象徴的事故なんじゃないか、
なんて思ったりもするのですが、
欧州、アメリカの日替わりテーマに注目する一方で
中国の動向にもなお注意が必要じゃないでしょうか。

あ、ノルウェーのテロもあった!!
世界の原油輸出量の3~6位といったエネルギー大国です。
これが北海ブレント市場に波及することも考えられますね・・・・。
となるとますます原油が上がり、オバマ政権は苦しい事態に?!
週末にいろいろ起こりすぎだわ・・・。

一応まとめておきます。
■ギリシャ第2次金融支援合意内容。
EUとIMFによる公的支援は1090億ユーロ。
民間金融機関による支援が370億ユーロ。
ギリシャ政府などがギリシャ国債を民間金融機関から買い戻す費用126億ユーロ見込み、
第2次支援の総額は約1590億ユーロに。

柱はEFSF欧州安定化基金の機能拡充。
ギリシャ向け融資の返済期間を現在の7年半から最長30年に延長、融資金利を引き下げ。
ギリシャ国債を保有する民間金融機関には4つのオプションが提示される。
1)30年債との額面での交換、金利4.5%
2)償還を迎える国債を額面で30年債とロールオーバー金利4.5%、
3)額面の80%での30年債との交換、金利6.42%
4)額面の80%での15年債との交換――。金利5.9%

IIFによると債券交換によりギリシャ債務は135億ユーロ軽減される。
(これには債権者の90%の参加を目標)
同意した民間銀行
ドイツ銀、HSBC、BNPパリバ、ソシエテ・ジェネラル、保険のアリアンツ、アクサ、ジェネラリなど。

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2011年7月21日木曜日

今日もホントにユーロは思わせぶりでトリッキー。
EU首脳会議を控えて期待のユーロ買い(ショートカバーかもねぇ)で
夕方にかけてユーロはじり高推移でした。

ところが。

欧州時間に入ってユンケル・ユーログループ議長が
「ギリシャの選択的デフォルトは一つの可能性」
などと発言。これを受けてユーロドルは1.4138ドルまで急落。
これ、この時点ではネガティブ材料となりましたが、
この後はポジティヴに変化します。

夜になってギリシャ救済第二枠についてのEU首脳会談の中味が、
マーケットに伝わり始めます。(※正式発表ではありません。


負債を減免するとか、
ギリシャの負債の金利を下げるとか、(5.5%を3.5%に、とか結構具体的に伝わってきています。)
債務の平均償還期限を現状の7.5年から倍の15年に延ばすとか・・・。
究極はEFSF(欧州金融安定化基金)が国債流通市場に介入する権限を持つなんてのも出てきた。
ECBではなくてEFSFが債務再編の中心的役割を担うということでしょうか?

また民間金融機関は債券交換、ロールオーバー、買い戻しなど
ギリシャ国債の処分方法を選択出来ることになるという話もあって、
これって、先般騒がれた選択的デフォルト容認ってことになりますよね?
夕方にはこれがネガティブに捉えられてユーとが下がったのに、
今はポジティヴに捉えられてるみたいなのよね。
全般、総合的に評価できる内容ということなのでしょうか。

正式な声明が出る前にここまで具体的に中味が漏れ出すってのは
どういうわけなのか疑問ですが、意図的に流しているっぽい・・・。

こうしたリークを受けてユーロは猛烈反騰開始。
欧州時間に入っての急落をあっという間に取り返し(V字回復)
更に上昇が続いています。夕方の急落でショートが積み上がったのでしょうか。
シートカバーかと思われますが、それ以上に新規がいも入っていそうな勢い。
現在1.4365ドルまで上がってきています・・・さぁ、どこまで戻る?!
戻ったところを売りたいと思っていましたが、
ちょっと洒落で1.423でロングで飛び乗ってみました。
あっという間に上がったのでLucky♪1.431でおりました。
80Pipsくらいとれたのですが、その後1.437です。もっと粘れば良かったかも。
しかし、中途半端に売り参入したら踏みあげられますね。これ。。。。

おかげでユーロ円も急上昇となっていますが、ドル円は78.50台まで下落しており、
ドル円とユーロ円のチャートは全く反対の動きですねぇ。
今夜は完全にリスクオン相場となっているのに(ダウも12700ドル台まで上昇)
ドル円では円安にならない・・・・不思議よねー
今日発表された6月の貿易収支、3カ月ぶり黒字 輸出回復で707億円 なんてのも
頭を押さえる一因か?!円高はともかく行くトコまで行かないと終わらない感じですので
値頃でロングは厳禁です。

しかし、ギリシャ救済草案リークってだけでまたこんなにはしゃいで戻しちゃって
これはひょっとしたら絶好の売り場を提供してくれているんじゃなかろうか、
って思ってます、ダウとか売りたいですねー。
ユーロドルは正式発表まで手を出すべからずか?
1.4450近辺で売りオーダーでも出して寝ようかな、と思っています。
今夜はまだ一波乱ありそうですが・・・・美容が大事!見届けず寝ちゃいますー

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昨日はジョージ・ソロスのクォンタムファンドらHFが現金比率を高めて
様子見を決め込んでいるなんてブログを書きましたが、
今日は今日でまたこの相場の不確実性を物語る市場の噂についてです。

あくまで噂です、ウワサ!

根も葉もないウワサだと思っていましたのでわざわざブログに取り上げるまでも
ないとも思ったのですが、想像以上にこのウワサがマーケットの話題となっているようですので
一応触れておきましょう。

ドット・フランク法に個人の貴金属取引停止の条項が盛り込まれているという話。

これが直近の金相場の10連投100ドル上昇の背景にあったのではないかという一部指摘があります。

米国では7月15日に施工された金融規制法「ドッド・フランク法」によって、
金の売買が規制される。この 法案の中味は、認証を受けていない取引業者ディーラーを対象に
金などのデリバティブ商品 の顧客への売買を停止するというもので、これは
米国の連邦債務上限の引き上げに合意に至らないという(アメリカがデフォルトする?!)という
シナリオのもとに、資産が実物資産である金に集中するであろうことを予見した法令である、
といった誠しやかな解説がついているものだから、
(そんなわけないという意見の方が大勢なのは承知ですが)
一部の投資家の不安をかきたて、投資行動に多大な影響をもたらしてしまっている
・・・と言われればこの話題も決して無視は出来ないのかなーとも思います。

今日のラジオNIKKEIマーケットトレンドにご出演いただいた
オーバルネクストアナリスト小針秀夫さんがレポートに詳し
く解説くださってますので是非御覧ください。
https://commodity-board.com/2011/07/post-6631.html
これは今日の小針さんの放送後記とオンデマンドです。
http://blog.radionikkei.jp/trend/entry-205346.html

ソース不明ながらどんな話題を材料にしていたにしても金が上がるということは
基本的にはリスク回避相場が継続しているということなのでしょうね。
米債が買われているというのもその現れ。デフォルト危機がマーケット焦点だというのに
債券市場に資金が流入するなんて変な話です。

昨日のブログにも書いたようにソロスのクォンタムファンドなどヘッジファンドが
ヘッジせずに?!キャッシュ比率を高めているというような不安定なマーケットにおいて
確実なのは実物資産である金ということになるのでしょうか。
ソロスはたしか5月に保有金のほぼすべてを売り払っっちゃったんですよね。
それ、やっぱちょっと早すぎたわよね。早過ぎる・・・というより見誤った可能性も。
今確実にUPトレンドであると言えるのは金相場位ですもの。
あ、スイスフラン・米債なんかもそうか。。。。。でもそれって、完全にリスクオフですよね。

というわけで。
どうしてもリスクオフ、マーケットが大きく崩れる可能性!というようなニュース
ばかりに反応してそういうソースばかり拾い集めているわけですが、
さて、ここらか楽観してマーケットが再度上昇トレンドに強気転換できると
思っている向きは何を材料にそう予測するのかじっくり聞いてみたいところ。
・・・・QE3を期待しているってことかしら?

ユーロ、根拠なく戻ってきてますね。売り場は近い!!
そう思って注視してまいります♪
1.42550ドルくらいかなぁ・・・・

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2011年7月19日火曜日

リスクオンなのかリスクオフなのか。
日替わりでムードが変わるので今はどちらとも判断が付きかねます。

あの著名投資家ジョージ・ソロス氏が率いる
「クオンタム・エンドウメント・ファンド」(255億ドル規模)の
現在の現金比率は約75%に達しているとか。

どうも今年6月半ば、ファンドが年間で6%のマイナスとなったことから、
取引を手控えているようです。
ソロス氏も「現在の状況は金融危機のさなかよりもはるかに不可解で予測しにくい」
「市場は本質的に不安定だ」と警戒を強めているそうです。
但しこの発言は今年4月のもの。
4月時点からすでにこの相場に違和感を感じていたようですが、
6月のマイナスパフォーマンスを受けて
現在はほとんどキャッシュにして様子見に徹しているってことですね。
そりゃ難しいわけです。ソロスが難しいっていう相場なんですもの。

先月公表されたバンク・オブ・アメリカの調査では、
現金の比重を高めているヘッジファンドなどを含めた資産運用会社の割合は全体の約18%と、
1年ぶりの高水準となっているのだそうです。ちなみに5月は6%。3倍になってます。

という状況ですので、ヤマ張ってポジション取るのはリスクが大きいのでしょう。
流動性も低下しているということです。
私の見方はずっと変わらずダウ大天井、ドル大底打ちで巻き返し、ユーロ下落、金高・・・・という
ものなのですが、今日の流れだけを見るとユーロが再び買い戻されていて原油も再度100ドルを
目指すようなリスクテイク気味の動き。。。先週のリスクオフ相場を思い返せば、
ある程度のショートカバーがあってもおかしくないとも言えますけど。

ちょっと振り返っておきます。

◆先終末15日は欧州金融機関のストレステストに注目も、あまり波乱にはなりませんでした。
結果は欧州の90の銀行のうち8行が不合格、不足額は総額で25億ユーロ。
内訳はスペインが5行、ギリシャが2行、オーストリアが1行。

市場では事前に「21の銀行が不合格になる」との噂が広がっていたため、
それと比較すれば好感される内容で公表後はユーロは買い優勢。
でも、疑問もあったのでしょうか、それほどの大きな買いではなかったですね。
ダウ平均もグーグルの決算やM&Aニュースが相場を下支えし42.61ドル高の
12479.73ドルで終了。

◆しかし、週明け18日月曜になって一転
ストレステストの結果は信頼性に欠けるとの見方が広がりユーロ売り再開。
ドイツとユーロ圏高債務国の国債利回り格差も拡大し、
金価格はとうとう未踏の1600ドル台にまで高騰。スイスフランも史上最高値更新です。
金とスイスフランだけを見ていると、ずっとずっとリスクを懸念している相場なんだなー
ってことがわかります。おっと米債もそうだ、連邦債務上限の引き上げが難航しているというのに
債券利回りは低下、安全資産としての輝きを放っています。
ま、誰もアメリカがデフォルトするなんて思っていないんですよね。
共和党と戦うオバマ大統領というのはパフォーマンスに過ぎないと
市場は完全に楽観しています。債務上限は期日前ギリギリに引き上げに合意がなされるんでしょう。
でも、その事自体はマーケットに楽観とは言えないはずですけれど・・・。

◆ところが今日火曜になっては再びユーロが買い戻され上昇しています。
現在ダウ平均は再び12500ドルを回復していますし、金相場は1600ドルを割り込んできました。
ほんと忙しい毎日。日替わりでムードが変わっちゃうんだもの・・・・。

しかしながら、ソロスがこの相場を警戒してキャッシュ比率を高めているように
今のリスクテイク相場はどこまでも買い上がれる程の強い材料があってのことではありません。
金余りの行き場がなくグルグルどこかに入って行くだけなんじゃないでしょうか。
QE2マネーは吸収しませんから過剰流動性相場には違いないんですものね。
市場にお金はあるんです。しかし、だからといって欧州の問題が解決出来るわけでもアメリカの
景気回復を確固たるものにできたわけではありませんでした。それが大きな問題であると思っています。

◆欧州ストレステストについて
JPモルガン・カザノブが欧州銀27行に対してより厳しい条件で独自査定を実施。
資本不足となったのは20行で不足額は800億ユーロだったそうです。
JPモルガンはEBAの査定について
(1)政府債務にからむリスクが完全に査定されていない
(2)普通株と内部留保で構成される「狭義の中核的自己資本」比率を5%と低めの水準で査定した
としてテストとしての価値が低いと指摘しています。

同じく英銀については250億ユーロ、仏銀が200億ユーロ、独銀が140億ユーロの資本不足になると指摘し、
今回のストレステストの生ぬるい査定に疑問を呈する動きも出ているというニュースも出てきています。
まあ、予想に難くないですけれどね。

ここからの戦略としてはユーロが意味なく買われたりしたところを売りたいのですが、
どこまで戻るかを慎重に見極めなくては踏みあげられるので気をつけないと。
ドル円はこのまま75円を割り込むような下落トレンドが続くんだろうなぁ。。。

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2011年7月14日木曜日

介入?!

FOREXRADIOがスタートした直後、、つまり14:30過ぎ。
ドル円相場は78.50アラウンドから79.50台へと急騰!
突然の1円近くの急伸に「介入かっ?!」とマーケットには緊張が走りました。

日銀によるレートチェック?
いや米銀のドル円の買いが入った。

とか、様々な憶測が流れましたが、
結局あっという間に再び78円台に落ちてしまいました。
介入ならこんな動きにはなりませんね、多分。
あまりにも中途半端。

去年の9月の単独介入、そして今年3月17日の協調介入の際は、
野田財務大臣が介入を実施を公表しましたが、今回はそれもない。

一部報道では財務省幹部が
「断固たる措置」などの言葉を使わなくても為替介入はあり得る」
「本日為替介入を実施したかどうかについてはコメントしない」

などと思わせぶりな物言いをしていることを伝えているようですが、
なんだかこれって、そう勘違いしてくれるならそのほうがいいと思っていそうな発言ですよね。

やっていないものをやった、とは言えないだろうけれど、
やっていないものをノーコメントとは言える。
この場合は大抵、勘違い歓迎ってニュアンスよね。
だって「やった」って過去2回は言っているんだもの。
やったなら「やった」って言うでしょ。

最終的には月末に財務省HPで明らかにされる
「外国為替平衡操作の実施状況」で確認するしか無いと思いますが、
まあ、介入じゃなかったと思います。

米銀の買いかなんかが入ったところに
介入と勘違いして提灯がついて上がっちゃったってとこじゃないかしら。

で、ここから。
こんなありがたい勘違いが瞬間起こったのに、これに続く買いが
巻き起こらずダレてしまった・・・・むしろ瞬間的に介入じゃないと読んだ向きは
ここぞとばかりに売ったんじゃなかろうか。

というわけで、これ、ホントに重いわ。
80円が遠くなってしまった気がします。
戦略は戻り売りかなぁ。ドル円。

ユーロの戻りがまた激しいわけですが、
昨晩のバーナンキ氏のQE3言及とも取れる発言に続き
(QE3と捉えるのは尚早だという向きもありますが)
朝方にはムーディーズがアメリカ国債の格下げに言及、
これが効いてドル安が一層進行する流れとなりました。

私は大局では「ドルの大転換でドル安は止まった!!」と見ていますが、
目先はドルが売られる流れが続きそうな気がします。
2番天井を探るようなユーロ買い(ドル売り)がはいるんじゃないかな・・・
今日のラジオの時点では早めに戻り売りしたいと発言しましたが、
今はユーロとかポンドを買いたい気分。
ということで、ポンドドルを1.614で買っちゃった。
気が変わるの早いなー我ながら。
日足チャートのストキャが上向き、200SMAを上回った。
なんてトコが背中を押したわけですが、やっぱり自信と確信がないので
1.610あたりを下回るようならすぐに止めますー。

明日は欧州のストレステストなどの材料がどうマーケットに影響するか、
って大きなイベントがありますし。
これが、結構好感されてユーロ高。。。みたいなシナリオになりそうな予感ですが、
その高値が売り場なのかもしれません。
それまではストレート通貨は買いでいいと思ったのですが、さて。

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7月13日早朝6時過ぎ-ドル円相場78.48円への円高・・・

またしても為替市場で早朝のストップヒット。
3月17日程の混乱はなかったものの、朝起きてびっくりされた方も多かったでしょう。
私もまさか78円台に突っ込むとは思っていませんでした。
だって昨日のブログのタイトル80円割れは買いなのか?ですものね(笑)
まだまだここからだと思う~と書いたものの、一旦は戻りを試すと思ってました。

しかし。ドル円は下げ止まって反発する気配がありません。
今日は79円台に戻すことはあっても80円台には届かず。
80円台が遠くなってしまうのでしょうか?

というのも、今バーナンキ氏が先ほど米下院金融サービス委員会で議会証言し
これがきっかけで再び78円台に落ちています、、、。円高になる発言って何?!
しかし、クロス円は下げていません。どちらかというと上がっています。
ドル円で円高、クロス円で円安、そしてユーロドル大きく上昇、
・・・・ドル安が来ているんですね?!そしてリスクテイク相場。

さてバーナンキさん、何を言ったんでしょう。
http://p.tl/ZDuO

これ、QE3の用意があるってことですか!
ホラホラ来たわ、QE3の議論。昨晩のFOMC議事録公表でもQE3が
テーブルの上に乗っていたということが明らかになり、驚きましたけど・・・。

これで再び過剰流動性相場への期待☞ リスクオン
☞ ダウ160ドル超え上昇
☞ 金価格1588ドル?!史上最高値更新
☞ ユーロドル1.4180台まで大きく戻り
☞ クロス円もリスクテイクで上昇
☞ 結局ドルの希薄化でドル安・・・ドル円では円高に弾み

って流れになっています。
QE2終了で簡単に出口に向かうとはハナから思っていませんでしたが、
7月入って怒涛のリスクテイク相場がやってきて、売り方は相当踏まされました。
あれで、ペシミストは自信を失っていたかと思うのですが、雇用統計をきっかけに?
それともイタリアへの懸念波及をきっかけに?
今週からすっかり地合いが変わってリスクオフ相場になっていました。
ここにきてバーナンキさん、こんなに真っ当なこと言うなんて!!
日本も見習わなくては。失われた20年・・・・。

しかし、これはキャプテン大倉さんも以前から指摘していました
QE3がリスクオンって反応は一時的には素直な反応です。ありでしょう。
でも、その背景、そして終着点をぐるりと考えた時に、これがリスクオンという
反応でいいのか、マーケットはまったをかけるんじゃないか。
3度目の正直で、マーケットは本質に気がついてリスク資産から撤退するのではないか。
そう何度もお金をばら撒く政策を続けられるワケがありません。

というわけで、この戻りはどこかで売りたいですね。
しかしながら、今日はユーロドル1.4072ドルで買って先ほど1.4179ドルで手仕舞い、
デイトレに成功しました!!100Pips抜けました~。
さて、売り場ですが。。。どこが戻り天井になるかはまだピンときません。
今日は値幅取りに成功しただけでヨシとします。
明日の朝は今朝のようなことはないでしょう。
下げているのはドル円だけでクロス円が下げていませんから。

今週末はストレステストの公表があるんだなぁ・・・。
まだまだ波乱は続きますね。

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2011年7月13日水曜日

ドル円80円割れ。

一時79.17円に値を沈めました。
震災後2回80円割れの局面がありましたが、滞空時間は短く
80円下は買いでうまくいっていたのですが、今回は様相が異なるようで
未だに80円台を回復できずにいます。

①5月5日 79.50割れ
②6月6日から5営業日連続で80円割れ 79.60円くらい

このまま日足レベルで80円大台を回復できずにうろうろし続けるようだと
更に円高が進行しそうなムードもありますが、ただし、たくり線となっていますので
やはり酒田五法に従うなら逆張りでロングが正解のような気もします。
ここは一度買ってみて、80円超えるようなら投げるというトレードもありかな?!

このドル円の崩落、何があった、、、ってわけじゃない時間帯じゃなかったと思いますが、
欧州勢の参入が本格化する時間よりちょっと前から、ユーロドルがドンドコ下げ始め
ユーロ円主導でクロス円が全面的に下落となったことが、ドル円に波及した印象です。

今日は欧州周縁国のギリシャ、ポルトガル、アイルランド、スペインソブリン5年物CDSが
それぞれ過去最高水準を記録し、ユーロ売りが止まらず、今日は1.39台をも割り込みました。
これが更なるユーロへの不信となり ユーロ主導でリスク回避となったものと
思いますので、やはりユーロ周縁国からは目が離せません。ポルトガルをすっとばして
イタリアに懸念が波及しているんですものね。
イタリア10年債は利回りは6%超えにまで上昇、これは1997年以来のハイレベル!

こんな相場なのですが、どうも個人はこの相場でユーロを全力で買っていた?ようです。
http://www.nikkei.com/markets/kawase/kawase-focus.aspx?g=DGXNMSGC11008_11072011000000
皆さん生き残っているかしら・・・・

まだまだここからだと思っています。
ユーロドル、200日移動平均線に支えられる格好で
一旦は下げどまっていますが、戻りが入れば再度売られるでしょう。

でも、どこまで戻るか?です。
一旦買ってもいいくらいの戻りとなるか、
此のまま再下落となるか、見極めが出来ません・・・・。

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2011年7月12日火曜日

ユーロがとうとう1.4000ドル割れ。

ユーロの戻り売りを狙っていましたが、今日は朝からもどることなくダダ下がり。

7月10日付けの英フィナンシャルタイムズ紙が
・欧州首脳はギリシャ救済策の一環として同国債の一部債務再編を容認する用意がある
・ギリシャ国債の部分的債務再編の実施によりギリシャの債務総額は持続可能な水準になる
・7月11日のユーロ圏財務相会合でギリシャの債務再編問題が議論される
などと伝えたことが嫌気されました。

つまり、ユーロ圏の偉い人達が
ギリシャ国債の一部についてデフォルトを容認する方向に傾いているってこと。
こんなニュースが出たらそりゃユーロ売られますね。

いよいよ、謎の楽観ムードから開放されて本質を語る相場となったか?!

欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領が11日午前にEU当局者による緊急会合を開くと表明、
「イタリアの債務問題に関する協議」するという報道も事態の深刻さを印象づけた模様。
また欧州債券市場で、イタリア国債の利回りが上昇。イタリアですよ、イタリア。
もともと噂されていた財政不安の根強い、ポルトガルやギリシャ、スペインの利回り上昇は
驚きませんが、イタリアにまで波及してくるとなるとこれは大変なことです。

何故急にイタリアにまで事が広がってきたんでしょうか?
先週なんぞはギリシャのデフォルト懸念が後退しただけで
あんなにユーロが買われて、マーケット全体がリスクテイク相場になっていたというのに。

そこで見つけたこんなブログ記事。
「なぜイタリア国債は急激に売られているのか? 変わったのはイタリアではなく投資家の方だ」
広瀬隆雄さんはギリシャ問題の処理の一環として
「民間の投資家にも痛み分けというカタチでコスト負担を強いるべきではないか?」という議論が
状況を、投資家心理を変えてしまったと指摘しています。

さらに、
ギリシャのデフォルト回避のためにロールオーバーしようという仏案が問題を複雑にしており、
CDSを購入していた投資家に不満が高まるとも。デフォルトを予測してCDSを購入したのに
実質デフォルト状態にあるにもかかわらず皆で助けちゃったりしたら、
CDSヘッジの意味がなくなっちゃうってことですか。ナルホド。

CDSのような洗練されたヘッジツールが政治的理由で使えないとなると、
シンプルに、危険性のあるところから撤退するしか術はない。
安全メカニズムの信頼性が保証できなくなった現況においては
リスク資産を手仕舞ってキャッシュにした方がいいって思考ですね。

つまり、突然イタリアからヤバいニュースが出てきたわけではなく、
ギリシャを巡る救済スキームがむしろトリガーとなっているのかもしれないということで
こちらを立てればあちらが立たず、あちらを立てればこちらが・・・みたいな
おかしなことになりつつあって、
これはもうホント一回クラッシュさせないと終わらない気がするわ。

欧州も頭の痛いことになっていますが、アメリカも雇用統計のネガティブサプライズに
QE3を期待する向きも出始めるなど、風向きは悪化しています。
連邦債務上限の引き上げ問題も難航中、
来月2日までに議会が上限の引き上げに同意しなければ、アメリカのデフォルトという
最悪の事態に陥る可能性も出ています。まあ、こんなことはあり得ないとして
市場関係者はこの部分については楽観してますけどね。
今オバマ大統領がなにやら発言中のようですが、マーケットは反応薄です。

しかし明日12日から3年、10年、30年債の入札実施を控えているほか、
13、14日の両日にはバーナンキ議長の議会証言、
週末にかけては消費や生産関連の指標発表が続きますので
アメリカからも目が離せません。

どちらにしても「リスクオフ」相場に入った。ということでいいと思いますが、
なにしろユーロを売ることができずにここまで静観してしまったので
ここからどうしたらいいものかアイディアがない。

さすがに1.4000割れを突っ込んで売るのはリスキーでしょ。
むしろ割れたところを買おうとしちゃったくらいだわ。
下げのスピードが早いので、ここから相応の戻りがはいるかもしれない、
そう思うとねぇ・・・。

策はあってもうまく立ち回れないってのは悔しいですね・・・。

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2011年7月11日月曜日

またまた驚きの結果となりました雇用統計。

6月の米の雇用統計は
NFP予想が+10.5万人 ☞  結果1.8万人 
失業率 予想9.1% ☞  結果9.2% 

どちらも予想を裏切って悪化。
NFPの伸びはここ9ヶ月で尤も小幅な伸び。
失業率は今年最悪の水準です。
ほら、米の景気が健全に回復しているとは思えないって言ったでしょ。
ここまで(12500ドル超え)のダウ平均の戻りは予想できなかったけど。
これを受けてドルが円に対して1カ月で最大の下げを演じました。
スイスフランにも再び逃避買いが入り円高、スイス高、リスク回避相場に。
景気敏感商品銘柄の原油は売られ、逃避先として選ばれる金は大幅高。

しかし、このところの米株が戻り過ぎていたキライがある割には
下げ止まった感が強かったように思うのですが、
(ダウ平均は一時152.08ドル安の12567.41ドルまで下落するも
 最終的には62.29ドル安にまで下げ幅縮小。終値12657.20ドル)
いろいろニュースを拾ってみると
「小さいながらもQE3の可能性の再び浮上した」(市場関係者)との声も聞かれ、
下値では買いが入り下落幅を縮小させた。」
なんて憶測も。むむ、、、、QE3となれば再びジャブジャブマネー期待で
リスク資産上昇ってシナリオですが、今回の雇用統計、
QE3期待が高まるほど数字が悪かったってことか。

でも、IEAの石油戦略備蓄放出やHIAの議論が出てくるなど
小手先(?)の減税策に頼らなくてはいけないって状況です。
それってQE3など絶対合意に至らないことが分かっているからなんじゃない?
と思って見ていますので、市場がいくらQE3を期待しようとうも
実現は不可能だと思っています・・・。

だから、結局週明けからのマーケットもQE3を催促する相場、
つまりリスクオフ相場となると思っています。
金曜はQE3期待で(思惑で)勝手に下げ幅縮小させちゃったようですが、
どんなに期待されても身動きとれないのが現実。
結局失望から株安、円高、コモディティ安、金高ってな相場に
なるんじゃないかなぁ。

そろそろ4-6月期の企業決算がシーズンとなりますよね。
11日にはアルミ大手のアルコアがダウ銘柄の先陣を切って四半期業績を発表、
ここから出てくる企業決算の数字がダウを揺さぶり、為替市場を動かしていくかもしれません。
ブルームバーグの予想では米企業全体の利益は前年同期比13%増加と、
2年ぶりの小幅な伸びにとどまる見通しだそう。

ようやくリスク回避相場が来るかも、、、と構えていますが
ユーロを高値で売りそびれていますので、どこから乗ったらいいのか難しいわ。
ま、日曜の深夜にヤマを張るなんてことはしないで、じっくり週明けのマーケットを
眺めてからでもいいですよね。

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2011年7月8日金曜日

今日から週末にかけてはイベントナイト!

■まず今日7日木曜
BOEイギリス中央銀行の政策金利発表
EBC欧州中央銀行の政策金利発表
米雇用統計の前哨戦ADP全国雇用者数
米新規失業保険申請件数発表
■明日金曜は
米雇用統計

まず
■BOEは政策金利を現行の0.50%に据え置き発表
英中銀は資産買い入れ枠を2000億ポンドに維持。
☞ サプライズなし ポンドそれほど動かず

■ECBは政策金利を現行の1.25%から0.25%引き上げ1.50%に。
トリシェ総裁発言は
・金利は依然として低水準
・金融政策のスタンスは引き続き緩和的
・物価上昇のリスクを考えれば利上げは必要
・直近のデータなどは第2四半期の成長維持を示すものの、ペースは鈍化
・インフレ見通しは上向き、インフレ期待を引き続き抑制する必要

☞ これが継続的利上げを示唆すると報道したブルームバーグ
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=ayrvCHrpbmSE
一方、次回以降の利上げ時期については明確なスタンスを示さずと報道したのは時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011070700908

どっちなんでしょうねぇ。

私は継続的利上げを示唆したものの具体的ではない、という感じじゃないかと
思っているのですが、マーケットは素直にユーロ買いで反応しているようです。
1.4230近辺のユーロドルは1.4370近辺まで上昇しました。
しかし、「継続的利上げを示唆」とするならばその勢いは地味かも・・・
ちょっとこれでユーロブルになるにはパンチ不足な気がしますね。
この戻りは売りたいというのが本音。売り注文だして寝ようかな。

■ADP全国雇用者数
【予想】+7.0万人
【結果】+15.7万人

なにこれ凄いポジティブ・サプライズ。
これでドル円がポーンと40銭位跳ねましたが、勢い続かず。
ユーロも強くてドルも強いとなると相対的には円安なわけで
クロス円が非常に強含みな夜ですね。。。

■米7/2までの週の新規失業保険申請件数
【予想】42.0万件
【結果】41.8万件

材料視されました?
インパクトない結果でした。

キウイ円なんかは直近高値を上回っていますね。
完全にリスクオンな相場展開ですが、さて、この流れは
明日も継続するでしょうか。
ユーロを売りたい自分にとっては、再びマクロマーケットを冷やすような
ネガティブ材料が飛び出すんじゃないかってそんな後向きな観測を希望してます。

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2011年7月6日水曜日

やはり、といいますかユーロは1.4550アラウンドが戻りいっぱいだったようです。
今日のユーロ売りの材料はポルトガル。
5日のNY市場で格付け会社ムーディーズが「ポルトガルの格付けを
『Baa1』から『Ba2』へ4段階引き下げ、見通しをネガティブ」としたことを受けて、
ユーロ周縁国の債務問題が蒸し返されました。

もともとポルトガルの財政状況が厳しいってことは周知の事実ではありましたが、
一気に『投機的』まで格下げというのはかなりのインパクトでした。

どうも、ユーロ売りのきっかけとなったのはこのポルトガルより前に
同じくムーディーズが4日に出したレポートの内容にあるようです。
それによると・・・・
民間金融機関が償還期限の来たギリシャ国債の一部を新たな国債に
再投資するというフランスの提案についてムーディーズは
「資産を減損処理する引き金になるかもしれない」と分析。

つまり銀行がフランスの案に沿って満期となったギリシャ債の償還金を
新発債に再投資するロールオーバーに合意した場合、
2014年6月までに満期を迎えるギリシャ債で評価損が発生する可能性があるということ。
S&Pも同日、ギリシャ国債の保有者にロールオーバーに応じるよう求める案が
実行された場合、「選択的デフォルト(債務不履行)」と見なす可能性があるとし、
デフォルトという言葉で更に踏み込んでギリシャ救済案に疑問を呈しています。

現状のギリシャが困難な状況にないと認識している者などいない中で
ロールオーバーを実行するっておかしいじゃん、ってことですよね。
「減損」とみなされることとなればギリシャ国債を保有する金融機関の
財務が毀損することになり、欧州の(ギリシャ債を保有している)
金融システムが揺らぎかねない問題というわけ。

なるほど、このニュースは大きいですね。

さらにムーディーズがアイルランドもジャンク級(投機的格付け)に
格下げされるリスクがあるとの見方まで出てきているようです。
しかしなんだなぁ、ムーディーズに振り回されるっていうのは
どうかと思いますけれど、マーケットが反応しちゃうんだねー。

また、ISDA国際スワップデリバティブ教会が
「アイリッシュ・ライフ債にCDSの決済を引き起こす可能性がある
信用事由が発生した」との見解を示したということもユーロ売りの材料となったみたい。
ISDA,,,最近だいまんさんがよく取り上げるけど・・・

だいたいISDAってなんなのよ。と思って調べてみました。

ISDA=OTCデリバティブの効率的かつ着実な発展を促進するための世界的な組織(業界団体)
OTCデリバティブ市場の主要参加者(会員)により構成。
各国政府や他市場の業界団体と密接に連携して、デリバティブ関連取引の標準化に努めており、
ISDA Master Agreementなどのひな形契約書は、
世界中のデリバティブ取引の多くで用いられている。

でも、このISDA、フランスの案はデフォルト(債務不履行)には該当せず、
従ってクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の決済を
引き起こす事由とはならない。
なーんて言ってるのよね。ムーディーズ、S&Pとは逆の意見。

ともかく、よくよく考えれば分かりきっていたユーロの再下落。
上昇が解せないだけに、分かりきっていても高値で売ることができなかった
・・・・のですが、
大きく買い戻されたりした後に必ずやってくる欧州財政問題ニュースラッシュ、
ユーロの再下落ってパターンは健在でした。

ちなみに雇用統計予想はこんなところみたい。
NFP10万人増加
前月5万4000人増から大幅加速予想。
しかし失業率は9.1%と昨年末以来の水準での高止まり予想。

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2011年7月5日火曜日

今日はドル全面高傾向。(ポン様は個別事情で強いですけど)
単純にギリシャデフォルト先延ばしでのユーロのショートカバーが一巡して
冷静になってみたらやりすぎちゃったかな?ってことで息切れしてユーロ上昇に
歯止めがかかっちゃったってことなんじゃないかと思っていたのですが、
今日のユーロの戻りに連れて全般ドル高展開には
なんとHIAの思惑があったとかなかったとか。

HIAとはHomeland Investment Actの略でアメリカの本国投資法。
2005年10月にアメリカにて成立した税制優遇措置のことで、
アメリカの多国籍企業が 利益・配当金・余剰資金などの資金を
米国内に送金する場合、通常なら、35%かかる税率を
5.25%に引き下げるという時限措置のこと。この年だけの優遇措置でした。
これが、QE2終了後のマーケットで再度話題となっているって
一体どういうことでしょうね。
23日に突然発表されたIEA(アメリカ・・・)の石油戦略備蓄放出のニュースといい
手詰まり感が露呈しているようにも見えて仕方が無いのですけれど考えすぎ?!

先般のISM指数改善も、改善の大部分は在庫増の影響が大きく
新規受注伸びは小幅でした。
需要の伸び悩みを指摘する向きもあります。
住宅の下落や家計が多額の負債を抱えていることが個人消費を圧迫し、景気の低迷は
まだ続くと指摘する向きもあり、
アメリカ経済の「日本化」を危惧する見方もあるのだとか。

そして今日目にした欧州ネタコラム。
次に倒れるのはイタリアか、欧州危機のドミノ

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=ah9k90yVyBiU


というわけで、どうも悲観的なニュースばかりに目が行くのは
まだまだ「ダウ天井打ち、ドル高へ大転換」のリスクオフのシナリオが
棄てきれないからですね(笑)
どこかでドル買いしようと思っていますが、
ユーロを売るか、ポンドを売るか、豪ドルを売るかは決めていません。
クロス円は難しいかな・・・・・ストレートでの
ドル買いが素直でいいと思います。
今週のECB理事会、雇用統計に向けては
チャンスもあろうかと思いますが、
今夜もまだしっくり来ないチャートなのでオヤスミです。

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2011年7月4日月曜日

先週の流れは(ダウ1週間で600ドル超え上昇・リスクオン相場)
私にとってはある程度の覚悟と想定をしていたつもりが
それを大幅に上回る戻りで、結局オージー円Sを切らざるを得ない結果に。

オージー円86.79円ショートを84円割れまで持ち続けて一時は250pipsあまりの
利益となっていたのに、先週末にコストをも上回る87円台乗せ。トホホ。。
降りたのは86.50円ですが、ショートを長く持ち続けたマイナススワップを考えると
これは明らかにロス。
やっぱ利食える時に利食わないと駄目だといまさらながら実感。

やはり昨年のユーロドル1000pipsの成功体験が忘れられず
大きく抜こうとしてしまう傾向があるようです。
ビギナーズラックで大儲けした投資家はほぼ市場から撤退する(失敗する)と
言われているようですが、それ、よくわかる・・・。
今更ビギナーってこともないんですけど(笑)

先週のマーケットがギリシャのデフォルトリスクが先延ばしになったくらいで
大きく戻ったのには納得が行かないという意見も多いのですが、
要するにこれを材料にこれまでショートしていた向きがそれを皆ひっくり返した、
ってことで、材料というより、そういう需給であったというしかありません。
ユーロスイスからその波が派生したように思います。

まあ、そういうフローとなった背景にはギリシャだけではなく
1日金曜発表の6月のISM製造業景況感指数の好転なども影響しているんでしょう。
製造業景況指数は55.3と、前月の53.5から上昇しました。
エコノミスト予想の中央値は52でした。
低下を見込んでいた市場予想に反して改善したってのは
戻り相場に勢いを付けたようです。
これでこのところの米景気の減速が足元のガソリン高、
あるいは東日本大震災の余波などによる一過性のものだったのかもしれない・・・・
という楽観的見方が台頭してきたとの指摘もあります。
ガソリン高に関してはIEAの戦略備蓄の放出が安心感となっているムードもありますし、
サプライチェーンの問題は徐々に解消しつつあるということなのでしょう。

今週は雇用統計もあります。ECB理事会もあります。
今夜はアメリカの独立記念日で休場ですが、明日からは欧州にアメリカに
思惑で上へ下へと振らされそう。次にどんな手に出たらいいか今は見極めがつきません。

ECBは4月の会合で約3年ぶりの利上げに踏み切り、先週6月30日にも
トリシェ総裁はブリュッセルで「われわれは強い警戒の状態にあり、
最近の物価動向が中期的に幅広いインフレ圧力を高めることがないよう
適時に断固たる行動を取る用意がある」と述べています。
「ストロングビジランス」出たー!
つまり、利上げするでしょうってのはほぼ織り込まれているわけです。
先週のユーロの上昇はギリシャのデフォルトリスク後退というだけでなく
すでにこの利上げ分を織り込んでしまっている可能性もありますので、
今週は逆に材料出尽くしでユーロが売られるというシナリオも
強く支持したいところですが、・・・・今夜のようなアメリカの休場を
またいでポジションを取るというのはかなりリスキーだわ。

今日のところは豪ドル円Sをを粘りすぎて利益を喪失してしまったことを深く反省し
休むことにしましょ。解らない時には手を出すもんじゃないわ。
解っていても(解ったような気持ちになった時でも)
うまくいくもんじゃないんだものね。

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2011年7月1日金曜日

すっかり先週までの相場と景色が変わってしまったみたい。

リスクオン!

オージー円S保有でリスク回避相場を予想している私には辛い展開・・・
最初はカッコつけて「戻りそうだからポンド円でロングしてヘッジしよう」なんて考えたりして。
結局下がるポン円にやられたりと、タイミングが合わずヘッジには成功できぬまま
このところの上昇に胃が痛い思いをしております。

痛いといえば昨日のユーロドルS、起きたらポジション消えてました。。。
ギリシャ議会採決の報で「噂で買って事実で売り」展開になると読んだのですが、
下がりきらず、高値にストップおいて寝ましたら見事HITしちゃった。
これも失敗。このところの余裕がなくなって来ているわ (´・c_・`)

今夜もギリシャ議会の緊縮財政実行法案が可決されるか否かに注目でしたが
あっさり可決の報が伝わり、ユーロがいが加速しています。

※賛成155、反対136で可決 反対もこんなにいるんですよねぇ

ちょっと目先は5~6月のリスクオフムードの巻き返しが来るのかもしれません。
ユーロスイスのチャートが噴火!!ユーロがものすごい勢いで巻き返されています。
ダウも上昇していますし・・・・。米債が売られています。これはリスクオンというのか、
それともQE2終了を懸念した債権売りなのか判断つきかねますけど。

というわけでオージー円Sも利益がどんどんなくなっていますが、
まだ一応利益・・・?!86.79円S ほとんどコストに戻ってしまった!

ユーロも買われているんですが、ドルも買われていて、なんだかちょっとワカラナイ動き。
リスクオンってことなんでしょうけれど、ユーロドル↑ドル円↑というのはどうも・・・。
オージードルも下げていますので、ドル高なんですけれどね、ユーロが一番強くて
その次がドル、最後に円って形なんだろうけれど、この先どうなるのかサッパリ
読めなくなっちゃいました。そういえばアストロロジーでは27日が重要変化日だったなぁ。

今日はなんだか締まらない文章になってますが、
迷ってるってことです(笑)
妙味ありそうなのはユーロスイスの買いなのかもしれません。。。。

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