8日大統領選挙からおおよそ2週間、まだmarketの勢いは緩みません。
週明け21日月曜早朝、ドル円相場は東京市場がオープンする前の
商いが薄い時間帯に111円大台乗せ。111.18円まで円安ドル高が進行しました。
東京時間に一服するも、110.46円まででガス抜き終了でしょうか、
現在再び111円大台目指す上昇を見せています。
ただし、今夜の値動きは若干これまでと変化が見られます。
ドルインデックスを見ると、これまでのドル高が一服。
陰線をつけようか、という下落を見せ始めており、
ユーロ、ポンド、カナダ、豪ドル、NZドルなどが反転上昇の兆し。
さすがに行き過ぎからの巻き戻しがくるのか、それとも
ただの調整に過ぎないのかは、まだワカリマセンが、
興味深いのが、円はあまり戻っていないこと。
つまり、円安基調に一服感がみられません。
おかげで今夜はポンド円、キウイ円、豪ドル円、カナダ円などクロス円が
一段高の上昇を見せています.。
※通貨インデックス日足チャート 円安だけは止まらず
私のポンド円ロングにとってもいい展開。
ポンドドルも高いし、ポンド円も高いということになりますね。
要するに今夜はドル安円安。
円安の背景は、おそらく先週の日銀の指値オペ。
長期国債利回りをゼロ%にピン止めするためには、日銀は「無制限」に
国債を市場から買い入れます。要するにこれは緩和策強化。
9月の日銀会合で「イールド・カーブコントロール」が発表された直後は
マイナスに沈んでいた長期債をゼロに誘導するってことは
日銀が買い入れ量を減らす、、、テーパリングじゃないの?!
という指摘が多くて、評価が低かったのですが、
米金利上昇に連れて日本国債も上がり出したために、日銀が買い出動、
ゼロ%固定のためには無制限買い入れなわけですから、とんでもない量的緩和です。
米金利上昇+日銀国債無制限買い入れ=ドル円最強!!
ってことですね。
他の英国やカナダ、豪ドル、キウイなどの各国の金利上昇
においてもそれぞれの国との金利差拡大ですから、日銀の指値オペは
「円安効果」として効いてきたものと思われます。
さて、このドル安、円安が今夜だけの値動きなのか今後も続くのかもまだワカリマセンが、
他に変わった値動きがないかリサーチしましたところ、
今夜は原油が高い。11/30のOPEC総会に向けて減産に向けた協議の詰めの
作業に入っているのですが、何か減産を匂わせるニュースでも出たんでしょうか。
※コモディティ日足チャート一覧 特に今夜はエネルギー高が顕著
今夜特にポンドやカナダが強いのには原油高が影響しているかもしれません。
イギリスは北海ブレント、カナダはオイルサンド。
トランプ氏は、、石炭、天然ガス、石炭掘削に関わる規制撤廃を進め、
CO2排出値の削減を決めたパリ協定について破棄するとの考え方を
示してきました。再生可能エネルギーへの助成金を撤廃することで
炭鉱作業員を職場復帰させると述べています。
この分野もこれからの注目の高い投資先となるとみられています。
今夜の原油高と直接関係があるということではありませんが、
原油価格はこれだけのドル高にも、全然崩れないというのは
11/30のOPEC総会に向けた減産合意期待だけではなく、
トランプ新大統領誕生も少なからず影響しているのではないか、
って気がしています。その根拠となるニュースは別にないんですけど(;'∀')
こういう「押し目待ちに押し目なし」みたいな非常に強いトレンドの相場では
一目均衡表を表示した1時間足チャートを見て、転換、基準線、雲、75SMA
などを押し目のメドとして使っています。
あるいは日足の5SMA 5SMAまで落ちて来たらロングです。
あまり深押ししないのです。
チャートからは次に買うのは110円前半まで落ちてきたとこかな。
109.09円のロングは継続中。
ポンド円ロング、日経平均ロングもそのまま継続です。
今夜も現在までのところ(1:25)NYダウ平均上昇中。
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◆オセアニア、新興国通貨安
主要通貨では、豪ドルやキウイなどが大きく下落しています。
通常リスクオン相場で買われやすい通貨であるにもかかわらず、
株高、原油高のリスクオン相場の今、大きな下落に見舞われているのです。
これは、リスクオンで金利のある通貨が買われるというテーマより
新興国通貨が売られ、資金が米ドルに還流するレパトリの流れの中にある、
ということかと思われます。ブラジルレアル、インドネシアルピア、
南アフリカランド、トルコリラ、フィリピンペソ、人民元、、、
軒並み安です。この通過群の中に豪ドル、キウイも入っているということね。
この新興国通貨安、米国の金融引き締め懸念から新興国通貨が
急落に見舞われた2013年の「バーナンキ・ショック」が記憶に新しいのですが、
現在はそのようなリスクとしては受け止められていないようです。
それが証拠に、株高、原油高ですね。鉄鉱石などの一次産品銘柄も高い。
コモディティはゴールドやプラチナなどは弱いものの、比較的強いんです。
中国銘柄として、それからトランプ公共投資思惑として、というところでしょうか。
こうしたコモディティ価格に支えられて、新興国経済には2013年以降に
見られた動揺は起きていません。油断はできないものの、過剰に警戒することもなさそうです。。。
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QUICKが21日に算出した前週末18日時点の店頭FX会社9社合計(週間)の
建玉状況によると、FX取引で円に対するドルの買い比率は低下している模様。
「ドル・円」取引の総建玉に占めるドル買い建玉の比率は50.0%、
その前の週末に当たる11日時点を3.7ポイント下回り、
2015年6月5日時点(47.3%)以来約1年5カ月ぶりの低水準へ。
個人投資家はドルの上値が近いとみて、相場の流れに逆らう「逆張り」の
ドル売り・円買いに動いているとみられます。
ということで、この流れは週明けも続いているようですので、
まだ続くかな。。。ドル円上昇。
目先のターゲットは半値戻しの112.40円台、
ここまではトレンド継続と思っています。
ただし、今週は23日水曜が日本は勤労感謝の日の祝日。
翌24日木曜はサンクスギビングで休場。
25日も午前1時までの短縮取引となることから
手じまい売りも警戒されています。
手仕舞いによる思わぬ安値もあるかもしれません。
…その時は、拾うチャンスでしょう、きっと。
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12/03 (土)13:00~ 大阪セミナーに行きます。
私にとって年内最後の大阪です。
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大統領選前からドル円ロングを構築、100円をストップにロングを継続し
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