2017年4月30日日曜日

フランス大統領選結果を受け、リスク回避の巻き戻しが大きくなった4月最終週。

ドル円相場は109円台から111円台へと値を伸ばし、
4/29金曜のNY市場では111.44円でクローズ。
テクニカル的にはブレグジット安値98円からトランプラリー118円の
丁度半値押しだった108.80円をサポートして反発した形で
非常に強い転換のシグナルと言えます。
今週末5/7㈰にフランス大統領選決選投票がありますが
波乱はなさそうな雰囲気です。

マクロン氏優勢続く 仏決選投票まで1週間
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM28H1N_Y7A420C1EA2000/

北朝鮮有事リスクは、北朝鮮の記念日イベントが経過したことで
足元の過度な警戒が後退していますが、まだまだ緊張状態は続いています。

4/29㈯朝、再び北朝鮮がミサイル発射しましたね。

北朝鮮が弾道ミサイル発射 50キロ飛行し内陸落下、失敗か
http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM29H1B_Z20C17A4MM8000/

ただし、失敗と報じられていることからそれほど週明けのマーケットに
大きな影響はないと思われます。
これを受けての米国の動向が最も気がかりですが
現在のところ、トランプ大統領が
「北朝鮮は中国や尊敬すべき(習近平)国家主席の思いを踏みにじった。
(発射は)失敗に終わった。ひどい!」とツイッターに投稿した程度で
軍事的な動きはないようです。

5月9日㈫が韓国大統領選挙ですので、この日までに何か動きがある、
という指摘も一部にありますが、これを過度に警戒していては
この反発のラリーに乗れませんね。。。

リスクは他にもささやかれていました。
28日米国政府シャットダウンの危機、というやつですが
足元では回避された模様。

米議会 暫定予算案可決 政府機関の閉鎖回避
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170429/k10010966141000.html

暫定予算の期限が切れる28日まで与野党の間で折り合いがつかず、
ひとまず新たに1週間分(5/5まで)の暫定予算案を可決して
政府機関の一部閉鎖を回避

~メキシコとの国境沿いの壁の建設費用については盛り込まない方向で
調整を進めていて、来月5日の新たな暫定予算の期限が切れる前に、
今年度の予算案の可決を目指す

ということでうすので、GW中に再び期限がくるわけですが
政府シャットダウン危機って、マーケットは慣れっこになっているネタ。
今回28日がシャットダウン回避されたなら
5日も過度にリスクを恐れることはなさそうです。

ということで、足元点在するリスクが一つ一つこなされていく中で
マーケットのリスク回避の巻き戻しが進んでいる印象です。

では今週の材料は、、

1(月) 米3月PCEデフレータ(コア)予想▼0.1(0.2)
    米4月ISM製造業景気指数 予想56.5(前回57.2)

2(火)  中4月マークイット製造業PMI 予想51.4(前回51.2)

3(水) 米FOMC政策金利発表 現状維持予想

5(金) 米4月雇用統計 予想NFP+19.3(前回9.8であまりに弱かった)

3日~5日東京市場は休場です・・・。

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週末発表になった米GDPは予想より悪かったので米株は小安く引けました。

米経済、遠い4%成長 1~3月GDP0.7%増どまり
利上げがじわり重荷に
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM28HB4_Y7A420C1FF8000/

事前予想は+1.2% 0.7%とは期待外れ。。。
低成長の原因は+0.3%にとどまった個人消費(特に自動車)

しかし、
一方で設備投資は9.4%と大きく伸びたほか、
同時に発表になった第1四半期の米雇用コスト指数(ECI)
前年同期比+2.4% ここ2年で最大の伸び。
前期比では+0.8% 2007年10-12月以降で最大の上昇。

賃金・ 給与、諸手当ともに伸びが加速し、
インフレ期待が高まっています。
これは6月利上げ思惑を強めるものでしょう。

ということで、ドル円相場はそれほど大きく下げることはありませんでした。

今週2日~3日は米国FOMCですが、記者会見がないので
注目度は低く、次に利上げがあるとすれば6月以降の見込み。

現在のところCMEフェドウォッチで6月利上げ思惑は63%程度。
そこそこ6月利上げ思惑が高いので、今週末の雇用統計の数字如何では
一段の利上げバイアスの高まりでのドル高シナリオもあるかもしれません。

雇用統計の結果が悪ければ、話は変わりますが、、、
(かといって、雇用統計の数字悪化程度の材料で
再び110円を割り込むような円高リスクとはならないと思っています)

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先週4/27木曜のECB理事会。

欧州中銀、緩和維持継続 景気「下振れリスク後退」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM27HAR_27042017FF2000/

ドラギ総裁は記者会見で
「景気回復はよりしっかりしており、下振れリスクは後退している」
と述べたことでECBが遠からず「出口」に向かうとの観測も浮上
しましたが、出口戦略やフォワードガイダンス変更についての議論は
なかった、との発言で、ユーロは乱高下したのちに売りが優勢となって
いたのですが、

28日4月のユーロ圏消費者物価・速報を受けてユーロが大きく上昇しています。

4月ユーロ圏消費者物価・速報 
前年比+1.9% (2月の+2.0%以来の高水準)
コア前年比+1.2%(2013年6月以来の高い伸び)

コア前年比の伸びが大きくユーロが大きくかわれました。
インフレ指標が強いということで、やはりECBの出口が意識された格好。

そしてこんな記事も。

ECBが6月に緩和解除示唆検討、政治リスク後退で=関係筋

http://jp.reuters.com/article/ecb-policy-sources-idJPKBN17R296
・「緩和バイアスを一部取り除くことが話し合われている」
・仏大統領選の第1回投票で政治リスクが後退したことが背景

・冒頭の声明に変更が加えられる可能性

~見通しに対する下方リスク、追加利下げや資産買い入れ拡大に関する
 文言の一部、またはすべてを削除することが検討されている
~「緩和バイアスを一部取り除くことが話し合われている」とし、
「指標次第なので、時期は明言できない」とした。

指標次第、としていますが、指標が良かったことで
6月のECBでの緩和解除示唆思惑が強まったということでしょう。

ユーロはここからさらに上がる可能性が大きいかもしれません。


週明けは、ECBの6月緩和解除見込みがマーケットでのテーマとなってくる
可能性にかけてユーロを押し目買いしてみようと思います。

ユーロ円がいいかな。。。

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ドル円相場上がってきたんだけど、意外とロングが積みあがっていません。
というか、ドル円でのドルロングは減少しています。

Quick ドル円ポジション
http://www.quick.co.jp/page/fx_position.html


 
 
棒グラフが
CME、IMMのファンドポジション+店頭FX+くりっく365の個人投資家のポジション合計。

ドルロングは減少していますね。
くりっく365FXの個人のドルロングがなくなっちゃってるのが気がかり…
手仕舞ってしまったのかしら。

3年間の推移をみるとファンド勢は2016年年初から一気にドルロングを
ショートにひっくり返したことがわかりますね。その変化はものすごいスピード。
しかし、くりっく365のポジションはドル円が夏場の100円台へ下落するまで
ロングが残っており、対応が遅いことがわかります。
やられちゃったのかな、、、という気がしないでもない…。


グロスでみても、まだまだドルロングが積みあがっているということはなく、
足元ではむしろ減少傾向ですので、ここからロングを積み上げる余地は
まだまだ大きいということかと思います。

ファンドのポジションは参考程度にしかならないのですが
極端にロングからショートへ、ショートからロングへ変わる瞬間に
相場が大きく反転してきた過去の経緯から、
定点観測し続ける意味はそれなりにあると思います。

それと、トランプラリーで膨大に積みあがっていた米債ショートですが
一転してロングに代わっています。

米10年債 投機筋ポジション推移 4/18~4/25


米10年債利回りの投機玉はネットで214,642枚の買い越し。
この買い越幅は08年3月4日以来、約9年ぶりの大きさです。
前週の売り越しから買い越しに一気に転換。(4/18~4/25の週)

たった2か月前に過去最大の売り越しとなっていたことを考えると
この変化は大きい。何があったんでしょう?!
リスク警戒で米債に資金を流入させた??

こうした米債ショートポジションの整理から一気に米債ロング増
という流れの中では米国債利回りは下落圧力にさらされ続けてでしょうから
これがつい先日までのドル円の下落の一因だったと思われます。

今は逆に米債ロングが一気に積みあがっているわけで。
これを整理する過程では米国債利回りは上昇の圧力が大きくなり、
これは将来のドル高の材料となってくるものと思われます。

ということで、ドル円ロングは継続。
ポンドのショートはまだまだ巨額に残っていますので
ポンドの買い戻しによるポンド高はまだ見込めると思っています。
ポンドドルロング、ポンド円ロングも継続。

そして今週以降、ユーロの押し目買い狙いです。
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2017年4月27日木曜日

注目されたトランプ政権による税制改革案・・・
掛け声は威勢がいいんだけど中身はどうもすっからかん。

法人税および小規模事業や個人事業主を含むパススルー事業の税率を
現行の35%以上から15%に引き下げる方針とのヘッドラインと
現状伝わってきている内容は以下の通り。

「企業税、15%へ」
「個人の税率は最高35%に設定」
「遺産税の廃止」
「州、ローカル税控除を廃止」
「3.8%のオバマケア税を廃止」
「代替最小税額を廃止」
「7段階の税率を3段階に簡略化」
「レパトリ税10%」
「国境税調整なし」

導入時期についての言及なし。

ムニューシン米財務長官は

「税制改革の財源は成長によっておのずと賄われる」
「対GDP債務比率下げ歳入を大規模に増やす計画」

と述べていますが、成長によっておのずと財源が賄われるって
随分楽観的ですよね。具体性がないんだけど。。。

正直失望の内容かと思われますが、それにしては意外と株もドルも確り。

報道があった瞬間は株売り、ドル売りが加速しましたが、
大きく崩れる雰囲気はありません。

NY市場が引けてみないとわかんないけど。

おそらく「そもそも市場は期待していなかった」んだと思います。
フランス大統領選での悲観の修正と業績相場を好感した
持たざるリスクに今週から勢いよく米株が上昇しているにすぎず、
トランプ政権が手際よく公約を実現できることなど、ハナから期待して
いなかったということなんじゃないかしらね。

今夜はこのほかにも

・ホワイトハウス、ヘルスケア法案の28日か29日の採決推進

・28日の政府機関閉鎖の回避に向け、議会下院が期間1週間のつなぎ予算を
 近く検討する可能性があることが26日、共和党関係筋の話で明らかに。

という報道があり、28日シャットダウンリスクはそれほどマーケットも
意識していないように見えます。

かといって21000ドル大台に乗せたダウ平均、
ここから上値を追えるかというと、買う材料にはなり得ないですので、
だらだら修正に入る可能性も捨てきれません。

ということで、増し玉はなし。
そして、まだ手仕舞いもなし。

ドル円、ポンド円、ポンドドルロングを継続とします。
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2017年4月26日水曜日

リスクイベントを通過するごとに巻き返しが大きくなっています。

25日は北朝鮮人民軍創建85周年ということで核実験実施のリスクが
警戒されていましたが、核実験は行われず。
これまでの核実験は午前10時前に実施されてきたため
10時を過ぎて実施されなかったことで、おそらく今日はもうないだろう、
という思惑が広がり東京市場でも買戻しが大きくなったようです。


しかし、ダウ平均がこんなに戻るとは。。。
今夜25日㈫NY市場でダウは21000ドル回復しています。



これは、明日26日に発表される予定の税制改革案への期待もあるんでしょうか。

ブルームバーグが米政府筋の話として、
税制改革案に育児控除を盛り込むよう要請すると伝わっていますね。


大統領選や北朝鮮問題などへの懸念が一服したことで、
本格化する決算に市場の関心がシフトしているという指摘もありますが
今夜はキャタピラーやマクドナルドから好調な決算が発表されており
いずれもダウ採用銘柄であることもダウ平均を大きく押し上げている模様。

今夜は指標も良く、センチメント好転に燃料投下となっています。

※3月米新築住宅販売件数 年率換算 62万1000件(予想58万4000件上回る)


しかし、ダウ、窓が二つも空いてます、いずれ埋める日がくるにしても、
この上げ方は尋常じゃない(;'∀')

乗り遅れた・・・。
米株急落で米株を拾うつもりでいる向きは多いと思うのですが
一向に買い場が来ない・・・20000ドル大台は新ステージスタートだった、と
見るべきなんでしょうかねぇ。。。


今夜日経平均先物も大きく上昇中。 下落前のレンジ回帰。
綺麗にトランプラリーの上昇幅に対して38.2%押し完了で反発です。
上昇トレンドは継続と考えて問題ない形。




次の焦点は明日26日の米国の税制改革案の中身。
もし、税制改革案期待が足元の米株上昇の背景なら、発表が出尽くしとなり
少し調整が来るというリズムかと思いますが、
今回の場合、フランス大統領選などで、過度にリスク回避となっていたため
その巻き返しの勢いで上がっているだけなら、それほど
税制改革案への失望で売られるということもないかもしれません。

北朝鮮有事は、記念日に行動を起こさなかったことを考えると
半島付近にまで出張っている米国側とにらみ合いが続くにしても
喫緊に戦火を交えることは考えにくく、ひとまず棚上げ状態。
(次のリスクは5月9日の韓国大統領選挙ではないかしら、、、
北側に有利な大統領が選出される機運ですが、この日に向けて
何か動きがあるかも。シリア爆撃のミサイルは59発。意味があるとかないとか)

ドル円は111円台。108円台のロングポジションは継続とします。
これも、ブレグジットの安値からトランプラリーでの高値の上昇幅の50%押しで
何とか下げ止まって反発となりました。下落トレンド完了とみていいんじゃないかな。。。





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2017年4月25日火曜日

仏大統領選 マクロン氏とルペン氏が決選投票へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170424/k10010958891000.html

フランス大統領選、
サプライズじゃない結果を受けての値動きがサプライズでしたねぇ~

為替市場で「窓開け」するって、なかなかないんだけど
(基本24時間取引なので、窓が開くことはあんまりない。
週末から週初の休日挟んでの取引ではたまに窓開けすることもありますが・・・)

フランス大統領選、ということで結果によってはEU離脱リスクを警戒していたわけです。
というとで、結果如何でユーロ解体のリスクにもつながるということで
ユーロ下落に備えた取引が膨らんでいたってことなんでしょうねぇ。

ユーロドル、ユーロ円が窓を大きく開けて上昇しました。

先週ユーロ円ロングをポンド円にスイッチした私は
地団太踏んで悔しい結果となったわけですが、
ポンド円も上がったのでまあいいか。

ユーロ円が急伸、リスク後退で、ドル円も急伸。
クロス円全般が大きく窓開け上昇となりましたね。
日本株も買戻し優勢で大きく上昇となりました。

24日㈪ 日経平均 255.13円高 18875.88円
    ドル円21日NY終値109.05 → 110.34円まで上昇
    ユーロドル21日NY終値1.0720 → 1.0896ドルまで上昇

さて、ここからドル円、クロス円を買いで追いかけてもいいのか、ってことですが、
いいんじゃないかな~って思ってます、ポジショントークでもありますが。

明日25日は朝鮮人民軍創建85周年記念日で核実験の可能性があるとして
今日24日の株価上昇、ドル上昇が楽観的過ぎるという指摘も多いのですが、
懐疑の中で相場は育つの域に入ってきたんじゃないかって。。

著名投資家ジョン・テンプルトンの言葉
「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、
       楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」

まだ確信はないですが。(だからこそ懐疑の中で育ち、、なんでしょうね)


また、4月28日に米国の暫定予算の期限が切れるのですが
予算をまとめきれないリスクを警戒する向きも。
28日までに予算が成立が出来ず、暫定予算の延長が認められない場合
政府機関がシャットダウンされることになります。
これを市場はほとんど警戒していないようにも見えますね。

その前の26日に税制改革案を発表するとトランプ大統領が表明していますが
足元の米株の底固さは、税制改革の進展を期待しているとの指摘も。

しかしながら、その内容が失望に終わるリスクも指摘されており、
失望にまでならないとしても、26日に発表されたら「セルザファクト」で
期待で買われた分が剥落して再度下落する可能性もないことはない。

経済は税制改革が焦点 期待先行の減税、26日発表 柔軟対応に「一貫性ない」批判も
http://www.sankei.com/world/news/170423/wor1704230042-n1.html

まだまだテールリスク満載です。
一番のリスクは北朝鮮有事勃発でしょうか(;'∀')
こればかりは予測不能ですし、現実となった場合のリスクオフたるや
想像を絶するものになる可能性は払拭できません。

だから、あんまり大きなポジションにはしていません。

おそる、、、おそるのロングです。
ドル円、ポンドドル、ポンド円のロング。

(でもね、自信満々のポジションより、こういう恐る恐る取った
小さなポジションのほうが上手く行くことが多いのが相場というもの)

ポンド円が育つポテンシャルが大きいと思っているので
押し目買いでこつこつ拾いたいと思案中。
140.32円でちょっと買い増ししました・・・。
明日、何もありませんように・・・・。
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2017年4月23日日曜日

フランス大統領選、日本時間24日(月)午前3時に投票締め切り。
午前6時までには結果が判明する予定だそうですので、
明日の東京市場オープン前には結論が出ている。。。。はず。

接戦でなければ。
今のところ誰が優勢であるとか、、、全く情報なし。
今予想しても仕方がないので結果を待つのみ。

週末ワシントンで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議は全く話題にならず。
為替市場の過度な変動を抑えることや「通貨安競争」を回避することなどを確認。
新しい材料はなかったのでノーイベントね。

個別株のポジションは軽くしてありますが、
ドル円は108.47円でのロングを持ち越しています(;'∀')

そして116.70円のユーロ円のロングは金曜117.08円で手仕舞って
139.88円のポンド円ロングにスイッチしています。

フランス大統領選ですし、ユーロを触っているのがちょっと嫌だったのと
6/9に総選挙が前倒しになったポンドは底入れした可能性が強いと思ったのと。

ドル円相場は週末21日109.13円でNYクローズ。
週足で、半値押しレベルをサポートして上昇する気配を見せています。

※ブレグジット安値→トランプラリー高値の50%押し=118.80円

ドル円週足チャート

フランス大統領選の結果にリスクオフになる可能性も拭えませんし
4/25には北朝鮮軍創建記念日であることで、核実験を実施するとの観測も。

22日、北朝鮮が核実験場付近の住民を避難させたとの報道もあって、
円高リスクが消えたとは到底言えないんだけど、
こういうポイントで買わなくて、どこで買うんだ、という節目なので
再度、半値押しで切り返すというシナリオに乗ってみる…。

もし週明け円高スタートならコストで撤退して様子見ます。
何が起きて、円高になるのか見極めてから、再参戦でしょうか(;'∀')

1.2551ドルと、1.260ドルのポンドドルロングも継続です。

ポンドに注目しているのは、

①6/9に前倒しされた総選挙→

世論調査では解散総選挙を「実施すべきだ」との回答が68%
保守党に投票するとの回答が46%(野党、労働党は25%)
英国議会での与党多数を確実にすることが予想されることで
離脱交渉を有利に進められるようになるとの思惑でポンド弱気後退か

②ファンドのポンドショートは膨らんだまま減少していない





ポンドショート、ブレグジット直後より大きいのね、今。
為替市場の取引はプレイヤーも多岐に渡りますし、
取引量も膨大でIMM通貨先物ポジションが全てではないんだけど、
まあ、、、目安にはなります。

買い戻されればポンド高圧力。
ポテンシャルとしては大きいと思われます・・・。


※ちなみにドル円相場のIMMポジションは
円ショートが4千枚減少の3万枚に。ドル円強気のドルロングの偏りは見られず
かなりポジションは整理されて来ています。

③テクニカル改善

ポンドドル日足 トリプルボトムでこれまでのレンジ上限を上にブレイク!
 


ポンド円日足 ウェッジフォーメーションでの下落でしたが、レジスタンス超え



ということで、ポンドロングをじっくり育てていきたい・・・
ポンドなので値動きは大きく、下がるときも大きいのですが
そういう時に増し玉するスタンスですね。
高値は飛びついて買わないこと。
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2017年4月20日木曜日

皆が105円まで下がると見通しを揃えたところから相場が反転しましたね。
あまりに有事リスクを警戒した結果、過度に弱気に傾き過ぎたようです。

ドル円を何度か買って撃沈していましたが、今日も懲りずにドル円を
108.47円で買い参戦。今日は加えてユーロ円も116.70円でロングしました。
ポンドドルロングは継続のまま。

4月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数と
前週分の米新規失業保険申請件数はいずれも予想より弱い内容。


※フィラデルフィア連銀景況指数(4月)
結果 22.0(予想 25.5 前回 32.8)

今年 2月の43.3がピークで、3月は32.8、そして今回22.0!!
直近6ヶ月平均25.0にも届いていません。

これで長期金利上昇してるのよ?!(;'∀')ヘンナノ~

それなのに、ドル円相場、上がってます。
もはや、ファンダじゃない。売られすぎたので買い戻しが入っているのでしょう。

あ、でもね、今日はドル円とポンド円に中東勢から買い観測という情報も。
金ちゃんこと荻野氏情報。オイルマネーが動き出した?!

そうそう、足元米株が下げていても日本株が下値が固い印象なのは
海外勢の買いも影響しているかもね。

1-3月に海外勢が日本市場を売り込んでいた場合、4月は買う傾向がある、
なんて話、前に取り上げたような気がしますが、今年も。

東証が4月第2週(10-14日)の投資家別株式売買動向を発表しています。

外国人投資家は2週連続の買い越しで買越額は1027億円(前週は908億円買越)
個人は5週ぶりに売り越しで売越額は508億円、
信託銀行は2週連続の売り越しで売越額は10億円。

ちなみにダウは連日で3ケタの下落ですが
12日の下げ幅のおよそ半分はIBM決算悪化での下落のせい。
今週はGS決算も悪くてダウを下落させています。

だから心配ない、、、とは書きません。フィリー指数とか気になるよね(;'∀')
夏までにびっくりするくらいの暴落リスクは十分にあると思ってます。

ただ、短期的には円と日本株の戻り相場だと思うの…。

しかし、今はドルが全体に強いわけじゃなくて、
今日の通貨インデックスは「ユーロ高・ポンド高VS円安・ドル安」て感じ。

円安、ドル安ってとこだけを取り上げてみればリスクテイクムードが
回帰している印象ですけど、欧州通貨高はこれまで売り込んできた
ユーロ、ポンドの買戻しだろうから、やっぱり、リスクテイクということじゃなくて
「過度なリスク回避ポジション」の巻き戻しに過ぎないんでしょう。
VIX指数も先週に比べれば幾分下がっては来ていますが、
今日特に下げている風でもないですし。

だから、今日買ったドル円とユーロ円はそれほど長く持つつもりはありません。
ドル円は112円台がせいぜいかな・・・
あ、そんなに戻らないと思っている向きのほうが多い印象なので
意外と戻るんじゃないかと思っているんだけどどうかな。

今週末はフランス大統領選挙ですし、週明け25日㈫は北朝鮮の
北朝鮮軍創建記念日。米国空母カール・ビンソンが25日頃には
到着の見込みだと指摘されていますし、26日が新月なので
暗闇のためアメリカのステルス爆撃機が空爆しやすい日だと言われているし
地雷はそこかしこに埋まっているセンチメントではありますが(;'∀')

あ、フランス大統領選挙についてはNHKのサイトが解りやすいので是非

フランス大統領選挙 2017|NHK NEWS WEB 
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/frenchpresident2017/

難しい相場です。
私の中では超短期は買いでも、中期的には暴落に備え。
夏場の安値を拾って年末高を取る、というイメージ。

今日買ったドル円、ユーロ円はセンチメントが変わればすぐに撤退。

ポンドだけは底入れしたように感じているので、
ずっと上がってくれないかな・・・。

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2017年4月19日水曜日

109.21円まであがったんですけれどねぇ。。。
11日早朝、ムニューシン財務長官の強いドルは長期的に国益発言を受けて
急伸したドル円相場、108.83円で飛び乗って、108.50円にストップ置いて寝て、
その後東京時間前場には109.21円まで上昇していたので、上手く行ったと
思っていたのですが、上値がかなり重かった。

欧州時間に入ってポンドの乱高下に巻き込まれる形でドル円が下落、
ポンドはその後猛烈に反騰し、結果リスクイベントではなかったのですが
ドル円だけは下がったまま、V字反騰がないまま下値を切り下げ
現在NY時間には108.30円だいまで落ちてきてしまっています。

やはり、108.80円のブレグジット安値とトランプラリーの高値の半値レベルを
維持することができなかったか、、、下ひげ作って反騰局面にはいるかと
淡い期待を抱いていたのですが、まだ駄目でした・・・。

よって、108.50円でロスカット。

このところドル円は買っては切らされの繰り返しだなぁ・・・(´;ω;`)

しかし、今日はポンドの乱高下局面でポンドロングに成功しているので
損失分は十分にカバーできています。

そもそもドル円ロングに切り替える前に持っていたのがポンドロング。
1.2600の節目を超えたら大相場に発展するという目論みがありましたが、
ドル円上昇に乗り換えたときは1.2600手前で失速しそうだったので
また下で買えばいいや、、、、とあっさり手仕舞って(利食いだよ)
しまったのですが、欧州時間、何と急落局面(チャンス到来)に遭遇。

11日㈫18:00過ぎ、ポンドが突然の急落。

何やらメイ首相が19:15から記者会見を行うということで
健康問題から首相辞任ではないか、とか解散総選挙ではないか、と
噂が錯綜。不透明感からポンドが大きく売り込まれました。

※英BBC政治担当記者がツイッターでメイ首相が会見を行うことを
つぶやいたことがきっかけだった模様。

しかし、実際発表されてみたら、辞任ではなくて
総選挙を6月8日に前倒しするということでした・・・。

ブレグジットに野党の一部が反対していることが背景にあるようで、
国民の信任を得ることで、今後の離脱交渉を有利に進めたいということですね。

英首相 EU離脱交渉方針で信問いたい 総選挙を6月に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170418/k10010953101000.html

2015年5月に総選挙が実施されていて、
次の総選挙は、2020年の予定(5年おき)ですが、これを前倒しと。。。

前倒しには議会下院で3分の2以上の賛成でが必要とのことですが
最大野党・労働党のコービン党首は「首相の決断を歓迎する」と述べており、
19日から審議が始まる予定ですが、おそらく実現するのではないかと。

加えて、最新の世論調査の支持率ではメイ首相が50%、
労働党のコービン党首は14%、総選挙が実施されれば与党・保守党が
優勢になると見られていますので、むしろブレグジット交渉が円滑に
進められるようになる公算が大きいという話であることが分かると、
ポンドが一気に買い戻されました。

ポンドドルはこのドタバタで1.2515ドルまで下落したのですが
メイ首相の発表を受けて猛烈なショートカバーが起こり
現在1.2771ドルまで高値示現。1.2600ドル節目を一気に抜けてきました。

このどさくさで、1.2551ドルと、1.260ドルでポンドロング参戦。
もともとポンドは安値を出し切っていて、ここから新規で下げる理由が
ほとんどないと思ってロングしていたので、
飛び込むのはそう勇気入りませんでしたが
その後仕事に入って1時間余りレートが見れなかったのが
ちょっとドキドキでした・・・。

しかし、ポンド急落でポンド円も大きく下げたことに引きつられて
ドル円相場も下げてしまったのは仕方ないとしても
ポンドがV字反騰で切り返し、ポンド円も大きく上昇したにもかかわらず
ドル円が上がらず、ロスカットレベルまで落ちるとは、、、、
こっちのほうがショックです・・・。

私のストップがついてから上がり出したら嫌ね。

ポンドロングは育てよう。。。

そもそも、英首相が官邸の外で声明を読み上げるのは異例なんですって。
だから余程重要な発表を行うんだろうという憶測で
ポンド売りが一気に膨らんだみたいなのね。
メイ首相が辞任するんじゃないかとか、、、

これが、実は英国にとっていい材料かもしれないとなった時に
一気にポンドのショートカバーが起きたってことね。

そして、重要なレンジ上限をブレイクしたことで上値が軽くなった。
これ、こうなってくると結構戻るんじゃないか、ってチャートになってきて、
ブレグジット云々で大きな下落相場となる前の高値が
2014年7月の1.710ドルってのがあるんだけど、これがブレグジット後
2017年1月には1.198ドルまで2年半にわたってかなり下げました。

この下げ幅をフィボナッチリトレースメントすると38.2%戻るだけでも
1.3219ドルです。もし半値戻るなら1.4588ドル。ここまでは狙いませんが
38.2%戻りレベルまで戻るだけでも御の字ですね。

ここからはポンドは押し目買い。
今日作ったポジションがコアポジとなるように育てばいいですが…。

一緒にユーロも上がっていて、今夜は欧州通貨に対してドル安なんですよね。
(円に対してもだけど、、、)

となると、しばらくはやっぱドル安なんでしょうかねぇ、、、

ドル円のリベンジがいつになるのか、機会を伺います。

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2017年4月18日火曜日

ムニューシン財務長官発言で、ドル切り返し。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで、

①年内の税制改革をなお見込んでいる
②長期的に見て強いドルは良いことだ
③米国は為替市場に介入しない
④先週のトランプ大統領の「ドルは強すぎる」発言は
「短期的なドルの強さについて事実に基づく発言を行った」とフォロー。

つまり、先週のトランプ大統領の「ドルは強すぎる」発言は、短期的な見方で
長期的に米国は強いドルを容認していくと述べたもので、
じゃあ、14日に公表された為替報告書で「円は実効為替レートから20%割安」と
指摘したのはなんだったんでしょうか、と思わないでもないですが、
こうやって、為替市場を自国の都合の良い方向へと動かすことが可能なのが米国。

為替市場に介入しない、というならば為替報告書などといって他国を監視対象にしたり
他国通貨を割高だとか割安だとか言わないでよね、って言いたくなるけど
そこはジャイアン米国、逆らえません(;・∀・)
こうした矛盾した米国からの発信さえも利用して利益を上げるのがトレーダーのお仕事。

この発言をTwitterで確認し、ドル円が一気に動意づいたのを見て
108.83円でドル円をロング。それまで保有していたポンドドルLは1.2567で手仕舞いました。

朝方なのでブログじゃなくてTwitterに書き込んでます。
https://twitter.com/hirokoFR
 
というのも、ブレグジット急落時の安値からトランプラリーでの高値の半値押しが
丁度118.80円前後ですので、ここを1度綺麗に下回って絶望的なチャートになったものの、
週足で見れば、騙しとなって切り返す可能性はゼロじゃないかな、と思ったのですが、さて。

東アジア情勢緊迫化に変化はないのですが、いつまでもだらだら売り込むわけにはいきません。
相場は波を描きながらトレンドを形成しますので、短期的に戻る局面もあるでしょう。
その戻りの起点がちょうどトレンドの半値押しレベルなら、戻りに終わらず底確認、、、
なんてことにならないかなぁ、、、と淡い期待(笑)
テクニカル的にはそういう可能性はゼロではありません。
ただ、現状リスクテイクしにくい環境であることは否定しません💦
だから、おそるおそる、、、です。

昨日米株は大きく上昇しており、上昇トレンドを崩していません。
為替と金利をうまくコントロールしているなぁという印象ですね。
割りを食っているのは日本だけです。
バリュエーション的には日本株は割安。


日本株売られ過ぎ、「買いのチャンス」-17兆円超運用の投資顧問 
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-16/OOIZ2D6K50XT01


 また、17日時点で四半期決算を発表した米企業31社のうち7割強の企業収益が
市場予想を上回る結果。例年低迷すると言われる1-3月期ですが、前年同期比で
10.4%の増益となる見込みだとか。これを受けて米株も堅調。



 
また警戒が強まる北朝鮮情勢ですが


中国当局 金正恩氏に対し「亡命」をするよう説得している可能性
http://news.livedoor.com/article/detail/12947399/

余程のことがない限り、有事も回避され、意外とマーケットも正常化してくれるんじゃ、、、
なんて淡い期待も抱きつつ、それでも夏場に向けてはもう一段のリスクもぬぐえないので
警戒は解かずにまいります・・・・。今週末はフランス大統領選ですしね。

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ドル円安値は108.13円近辺まで。

週明け17日🈷日経平均は18355.26(+ 19.63)

かろうじてプラス圏で引けたものの、東証一部の売買代金は今年最低。
欧州イースター休場中であることも影響していると思いますが、
積極的にリスクをとれる環境に戻ったということではありません。

戻り売りが旺盛となるだろうことが予想される展開かと思われましたが、
今夜のダウ平均が上昇しており、AM2:30時点で+132ドル?!
先週木曜の下げ幅を取り戻す上げ幅を見せています。


低金利が長期化するかもしれないわけですから
株は崩れないってことなのかもしれません。

ドル安、株高となるなら、トランプ大統領大したものです(;'∀')

(ドルは強すぎる、低金利政策が好きだなどの一連の発言の結果なのだとしたら)


ただ、ダウのチャートは緩やかにトップアウトしたように
見えますので足元すぐに崩れなくても
まだまだ夏場の崩落の可能性は否定できないとみています。

今日、ドル円の戻りの勢いがあれば、
短期的にロング参戦しようと思っていましたが
どうも力強さは見られず、108円前半でのレンジ入り。

やはり、トランプ大統領の発言が効いているのか。
それとも、引き続き東アジア有事警戒がドル円の上値を重くしているのか・・・。

どうも、昨年2016年型の相場と酷似しているように思えてなりません。
つまり、夏場まで冴えないレンジが続く。。。。

そしてその後、おそらく本邦衆院解散総選挙の時期の材料で
相場が持ち直すというような流れなんじゃないでしょうか。
夏から秋以降でしょうね。たぶん。

今は下値を確認する時期。昨年のブレグジット前と同様の環境かと。
つまり、今週末のフランス大統領選挙で波乱があれば
もう一段安は覚悟ってことです。

その場合、下値想定は105円アラウンド。

それが今年の最安値となってくれればまだわかりやすいですが、
その後、まだずるずると北朝鮮有事警戒が続くことで
底練りの展開、、そして、解散総選挙、あるいは有事による緊張解決などで
霧が晴れて、バリュエーション的に売られ過ぎの日本株への見直し買い。

そんな感じじゃないかなぁ。。。

その時に米金利がどうなっているのか想像できないけど(^-^;
なんか金利が思うように上がらないのがもう一つのリスクですね。
米インフレ指標の伸び悩み、金余りですので、
結局イールドハント相場に戻ってしまったような気も、、、。

ということで、まだドル円は買えませんね。
短期リバウンドすら取りに行けない相場・・・。


ということで、全般ドル安基調。

今日は追加で1.25383ドルで
ポンドドルロングを作ってドル安ヘッジです。
最初のポンドドルLコストは1.2412ドル。

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2017年4月16日日曜日


109.05円で打診買いしたドル円は週末14日金曜108.70円でロスカット、、、

やはり「15日」を警戒した売りが止まらぬままNYクローズとなりました。

14日、米国がアフガニスタンに大規模爆風爆弾(MOAB)
※核を除くすべての爆弾で最強の破壊力だそうです~を投下、
北朝鮮への圧力を強めています。

懸念された金正日生誕105年記念軍事パレードは滞りなく実施され
16日早朝午前6時21分、北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射し失敗したという
報道がありました。平日マーケットがオープンしていた時の出来事だったら
ドル円は売られたでしょうか・・・。

米国は「失敗に対処する必要はない」と、静観の様相。
失敗したことが功を奏しているのか、それともまだ機が熟していないだけなのか。

(陰謀論の類かもしれませんが、
すでに米国はサイバー兵器によって北のミサイルを止めることも、
逆に意図していなくても発射させることも可能だという指摘も。)
イランの核施設も米国とイスラエルが開発したマルウェア『Stuxnet』により
オペレーションを奪い放棄させたとも言われています。)

おそらく、「事」は米国のタイミングで始まる(終わる)んだと思うのですが、
それでも読めないのが、北朝鮮の出方で、万が一の暴発の可能性もぬぐえない、
というのが、リスクとして横たわっているんですよね。
ミサイル1発を発射したことにどんな意図があったのか…。

ということで、次は25日の朝鮮人民群創設85周年イベントですが、
緊張は続く、、ということになります。嫌な相場ね。

ペンス米副大統領のアジア歴訪日程から、
19日までは戦端は開かれないとの指摘も・・・。


16日ソウル着

18日東京着

20日ジャカルタ着

22日シドニー着

--------------------------------------------

ドル円相場は108.80円水準がブレグジット安値から
トランプラリー高値の半値なんだけど、
NYクローズで108.55円まで下げています。

騙しに終わって今週反発できるのか、このまま下げるのか。
有事リスクはそのタイミングを予想してもわかるワケがないので、
有事想定でリスクポジションを軽めにしておくしかないでしょう。

ただし、何かがあって急落した折には、拾える心構えを。
全ての資産の中で急落時に一番拾いたいのは米株ですが、
米株は今回それほど下げていませんね。
米株はチャート的にこの夏までに大きく下げそうなムードですので、
そのタイミングで米株を買う準備だけは整えています。

日本株はすでに下げているので、その時にさらに下げちゃうかと思うと
うんざりですが、これも、やはり国策相場ですので崩壊で下落トレンド入りは
考えにくく、思わぬ安値は拾うスタンスでいいでしょう。
そのレベル感だけです。18000円割れも想定したポジショニングで。

ドル円も105円程度の円高予想が珍しくなくなってきていますので
その近辺まであれば買い。

今週は一時的に15日リスクを無難に経過したことで反発、戻りが
見られるかもしれません。その戻りを短期的に買ってみたい気もしますが、、、
その場合はデイトレ、スゥイングでしょうか。
108.50から売り参戦する気にはなれませんね。
週明けの地合いを見て短期的に買い参戦するかも。
ただし、週明け17日㈪はイースターマンデーで欧州休場。

*****************

◆金利に絡むニュースとして米指標。

3月米 CPI消費者物価指数 前月比▼0.3%(予想 横ばい下回る)
コア指数 前月比▼0.1%低下(予想+0.2%)

3月米小売売上高 前月比▼0.2%(予想▼0.2%)
自動車を除いた数値 前月比 横ばい(予想 +0.1%下回る)

インフレ指標も冴えず、10年物利回りもレンジ下方ブレイク。

※米10年利回り


日米金利差縮小も円高要因。
インフレが確認される内容であっても、今は安全資産の米国債に資金が
流れ込みやすく、その意味でも米金利は下落圧力が強い。
ドル円はその意味でも冴えないんですね。

**********************************

◆為替報告書

14日公表された半期為替報告書。
トランプ大統領が公約としていた中国の為替操作国への認定を見送り。

米中首脳会談で、トランプ大統領から出された宿題、
米国の対中貿易赤字削減に向けた「100日計画」の策定への
無言の圧力にもなろうかと思います。
米中間の「貿易戦争」の勃発をひとまず回避し、猶予が与えられた格好ですね。

日本には「円が過大に評価されている証拠はほとんどない」などと
円相場に上昇余地があるとの見方を示唆したものの
露骨な懸念表明は避けています。この報告書が円高圧力をさらに高めるというもの
ではありませんでしたが、ドル円相場が110円近辺にまで下落したタイミングで
「ドルは強すぎる」などと言い出すトランプ大統領のことですから、
18日に初会合を控えた日米経済対話での貿易不均衡を巡る協議で
米国がドル高の是正を持ち出す可能性は捨てきれないとの指摘も…。

※麻生副首相兼財務相とペンス副大統領という日米のNo.2同氏による会合

18日に日米経済対話 「貿易」争点化回避できるか
http://www.sankei.com/world/news/170416/wor1704160057-n1.html

****************************

次の週末はフランスの大統領選なんですよ。。。。
なんか、日本は有事リスクでそれどころじゃないんだけど、
フランス大統領選は米国大統領選に酷似しているという指摘もあって
(移民排斥、EU離脱は声高に叫べないので隠れルペン支持が多いとか)
こちらも楽観視できないと思います。


焦点:大混戦の仏大統領選、支持候補なく異例の高棄権率か

http://jp.reuters.com/article/france-election-idJPKBN17G07X?feedType=RSS&feedName=topNews&sp=true

~「とにかく信じられない選挙だ。高いと予想される棄権率もさることながら、予想がまったく不可能なのが衝撃的だ。国民は極めて奇妙な理由に基づき、フィヨン氏とメランション氏、ルペン氏とマクロン氏の間を揺れ動いている」と嘆いた。

決選投票は連休の最中に実施されるため、多くの有権者は不快で面倒な選挙に足を運ぶより、海や川に遊びに出かける方を選ぶかもしれない。

パリ近郊に住むドリアヌ・スラマニさんは「もうたくさんだ、家にいよう、と呼びかけている。投票に値する候補者がいない」と話した。

今は、キャッシュ比率を高めて急落を拾う準備が正解かなぁ…。
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2017年4月14日金曜日

今夜は遅くなったので簡単に。

ドル円相場、2016年6月のブレグジットショックの時の安値98.90円と
トランプラリーで付けた2018年1月高値118.66円 上げ幅およそ19円70銭くらいですが、
この上げ幅に対してきれいに50%押し完了。
フィボナッチリトレースメントすると。。。108.80円くらいなんですね半値押し水準。


おまけに移動平均線200日線にも丁度ぶつかる水準と重なります。

ということで、119.05円でドル円打診買い。

地政学、、、有事リスクはまだぬぐえず、市場には105円までの円高想定が
コンセンサスとなりつつある印象なんだけど、、、
テクニカル的には一度下げ止まって相応の反発が期待できるポイントかと思います。

今日の安値は108.72円でしたので、108.70円を割り込むところにストップ注文。
なかなか大きく反発してくれず、はらはらしますが(;'∀')
38.2%に走るライン111円台くらいまでは戻ってくれるんじゃないかなぁ、、、

15日に有事想定との指摘や報道も散見される中、リスクポジションを取るのは勇気が
いりますが、ストップまでのコストも大して大きくないので、ここはリスクテイク。

ホントの有事で円高にドーンと走った場合、そこはまた買いなおすスタンスです。

ユーロが重いのでユーロドルロングは1.0644ドルで手仕舞いノーポジとしました。
昨日ユーロ円とカナダ円ショート買い戻しちゃったけど、その後まだ下げていますね・・・・

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2017年4月13日木曜日

トランプ大統領のコメントでドル安が進行中。

トランプ氏、再びドル高けん制「強くなりすぎだ」

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN13H06_T10C17A4000000/

・ドルは強すぎる。
・低金利政策が好きだ。イエレン議長を敬愛している。
(議長を続けるよう指名するかは決めていない。)

・中国を為替操作国に認定しない。

「ドルが強くなっているのは自身への信頼が理由」だそうで、
多分アメリカンジョークなんだと思うけど、なかなかこんなこと言えませんよね。
トランプ大統領、ホント、何でもありです(+_+)

ただでさえ、地政学リスクが円買い機運を高めているのに
このタイミングでトランプ発言に振り回されようとは。

ドル円相場は108.72円まで円高が進行しています。


中国を為替操作国に認定しないと述べていますが、
米中首脳会談の後です、選挙公約だったはずですが、
高度な駆け引きが行われているとみられます。

これと引き換えに中国には様々な要求が突き付けられていると思いますが
裏の裏を読むなら、ドル高けん制発言も中国を念頭に置いたものだったのかも。
(人民元安を止めるために介入を続けている中国アシスト?)

しかしそのせいで、ドル円相場は110円節目がいよいよ上値抵抗と
なってしまう可能性が。これまでは下値をサポートしていたラインですが
遠ざかれば遠ざかるほど、このラインがレジスタンスとなってしまいます…。


しかし、FRBは利上げサイクルに入っているんですけれど、、、
低金利が好きだ!イエレンを敬愛している!とは、これまたびっくり発言ですよ・・・。

中央銀行の独立性は確りと守られるものと信じていますが
FRBの利上げ、バランスシート圧縮議論がひるむリスクもあるでしょうか?!

少なくとも、足元で急激なドル高修正が起こっていることは事実です。

ただ今週初めのブログに書いたように、ドルインデックスは
テクニカル的に一目の雲にぶつかって反落しそうな形になっていました。
トランプ大統領の発言が重なったことで加速したものの、
テクニカル的に下げただけ、驚くようなことじゃないとみることもできます。

ドルインデックス上昇一服?!ドル円はレンジも・・・
米債ショートポジは随分整理されてきた(*‘∀‘)
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2017/04/blog-post_11.html



ちなみに今日の時点でのドルインデックスは

※ドルインデックス


青いラインチャートはドル円の値動き。
ドルインデックスの構成比はユーロが圧倒的なんだけど
こうしてみるとドル円相場ってドルインデックスと
同じように動いていますね。

大きく見ればドルインデックスは99~104の間でのレンジなので
99くらいまで下がる可能性は否めないものの、それを下抜けて
どんどん下がるかというと、それは疑問。


足元ドル安進行となっていることで、ストレート通貨が上昇。
ユーロドル、ポンドドルロングは利が伸びています。

ただ、そのせいでクロス円の下落が鈍く、ユーロ円、カナダ円ショートは
それほど利が伸びていません。

ドル円相場も、ここからどんどん円高になるかというと
そんな気もしないのよね。。。105円までは覚悟なのかなぁ。。
地政学リスクが高まっているだけに、なかなか下げ止まり確信が持てないのですが
108円台ってことは年初からすでに10円円高ですので、
どこかでそろそろ拾うことも考えたい水準だと思うのよね。

ということで117円台のユーロ円ショート、83円台のカナダ円ショートは
買い戻して手仕舞いました。

現在はポンドドルとユーロドルロングのみ。
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2017年4月12日水曜日

ドル円相場、110円の節目を割り込みました。
NY時間、23時過ぎくらいでしょうか。

今日4日㈫東京時間にユーロ円をチェックすると
すでに3日㈪から、重要なサポートラインを割り込んでいることに気づき、
ユーロ円をショート。コストは107.28円。

※ユーロ円日足



おまけにカナダ円も83.09円でショート。
こちらもテクニカルから。
ボリンジャーバンドのミドルバンドに抑えられて下落するトレンドがきれい。
3日㈪にかけて丁度ミドルバンド付近まで接近する戻りが見られたため、
テクニカル的にはエッジの効いた売り局面かな、と見て。
ボリンジャーのミドルって、要は20日移動平均線。
今、カナダ円はこれが上値抵抗になっていますね。

※カナダ円日足



実はキウイ円や豪ドル円なんかはもっと弱くて
ミドルバンドにすら戻らずに下げるパターンが続いているので
逆に日足チャートレベルではどこでショートしていいかわかんない…

※豪ドル円 キウイ円 日足チャート



こうしたクロス円が軒並み弱いことを改めて確認すると、
ドル円が上がるワケがないよなぁ、、、と思って見ていました。

クロス円が弱いということは、やっぱり円高圧力が強いってことなんです。
ドル円だけが110円を割らずに踏ん張れるかしら。。と不安に思っていましたが、
やっぱり割り込んじゃいました。

110円割れにはストップ注文も固まって置かれていたんでしょう。
110円を割れたら109.63円までズルッと下がりました・・・。

110円にはかなり機関投資家らの外債投資のヘッジ外しも出ていた
ようですし、個人投資家らも110円をバックにロングしていたようですので
かなり粘りましたが、、、

こうなってくると、110円が上値抵抗となって108円、あるいは105円くらいまで
下落するリスクは否めません。
110円を回復できるかどうかはとても重要。

今、有事への警戒でリスクポジションを取ろうという動きが出てきません。
円高は有事想定のリスク回避の影響とみられます。


※恐怖指数と呼ばれるVIX指数も急伸中。



ただし!!米株は今夜わずか20ドル程度の小動きで大きく下げていないだけでなく、
米債10年物利回りも2.3%台を保っていて急落とはなっていません。
つまり米資産だけをみると、それほどリスクオフではないのです。

この背景には、トランプ政権に対するリスクの緩和がありそう。

10日㈫、トランプ大統領が指名した最高裁判事、ニール・ゴーサッチ氏が宣誓を行いました。
トランプ大統領は「最高裁判事の任命は、大統領の最も大切な仕事。
就任100日以内に成し遂げた」と自信をのぞかせていますが、
保守派のゴーサッチ氏の就任により9人の最高裁判事のうち、保守派が5人と
保守が多数派となり、トランプ政権の政策が通りやすくなることは歓迎できる
ニュースだと思います。また、シリア爆撃で支持率が上がっているという。。。(-_-;)

こうした環境下で米国は意外と平常運転。
次に想定される有事は日本に近い場所であるということで
日本株や円に過敏に反応している側面もあるのでしょう。

米国は極東の有事にはそれほど関係ないってことか・・・?!

スケジュール的に4月15日が北朝鮮の金日成国家主席の生誕105周年記念、
25日が北朝鮮軍創建85周年記念ということで、
この日程の前後に北朝鮮がミサイル発射させるんじゃないか、
最悪の場合核実験に踏み切るんじゃないかって警戒があるのですが、
これまでと違うのは、北がミサイル発射しても慣れっこになっていた状況とは
異なり、トランプ政権は武力行使も辞さない構えであることですね。
空母カール・ヴィンソンが北へ向かっているという状況の中、
リスクテイクではなくて、リスクポジションは整理しようという動きが
加速しているということでしょう。

緊張が高まっていますので、短期的には、ユーロ円、カナダ円ショートで
どこまで利が伸ばせるか。

カナダ円がキウイ円や豪ドル円より下落が緩慢なのは原油高があるのかもね。
妙味としては豪ドルやキウイ円ショートのほうが値幅が取れそうですが、
今日はテクニカル的に売り妙味のあるところまで戻っていないので
触手が・・・・(^-^;

昨日立てたユーロドルとポンドドルロングは、上手く行っています。
東京時間は弱くてコストを割り込んでいましたが、ストップにかからず
NY時間に入って急伸中。

これも、平時のショートが多かったものと思われます。
ブレグジット交渉やフランス大統領選をにらんでショートしていたポジションが
買い戻されていることによる上昇では・・・?!

北朝鮮のイベント通過でも、有事へ発展がなければ安心感から
相場は平時に戻ると思いますが、まずは今週末4/15が焦点なのでしょう。。。




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2017年4月11日火曜日

先週末7日金曜に拾った110円台前半のドル円ロングは111.20円割れで
全て手仕舞いました。1円程度利食いできたので、欲張らずに収益確保。

取り立てて今日週明け10日㈪に大きな材料が出たわけじゃないのですが
通貨インデックス一覧を眺めていて、ドル高もそろそろ息切れかな、と。

※通貨インデックス一覧

3月下旬から、、、
ドルインデックスで見ると3/27からの丸2週間、ドル高が続きました。

ドル円相場はつい先日4/7まで110円割れをテストする円高が続いていたので
わかりにくいんですが、
対ユーロ、対ポンドなどで米ドルは強かったんですね。

で、このドルインデックスだけをテクニカルで見てみると、、、

※ドルインデックス
 雲が、、、重いです(;'∀')
オシレーター系指標も伸び切っていますし、
一度軟化しそうですよね。

ということで、ドル高の勢いが鈍っているとみることができます。
つまり、ここからユーロとかポンドが上がるかも。

ドル円相場で、取り立てて「円安」材料があるか、というと
足元では生保などから出ている外債投資のヘッジ外しが
下値を支えている程度で、積極的なドル買いがあるかというと、、、。。。

2017年の1年間を見れば、年末高のイメージですが、
足元はレンジトレードとなりそうですので、細かく利食っていきます。

今日4月10日からアストロロジーでは水星逆行です。
水星逆行中はトレンドができにくく、乱高下しやすい特徴が。
ボラティリティは高まりますが、騙しも増えます。
もしかすると、この雲が抑えているというテクニカルも騙しに
なる可能性も捨てきれませんが、まあ、利食いなので良しとしましょう。

そこで、ユーロドルとポンドドルロングを作っています。
ユーロドル10597ドルL
ポンドドル12412ドルL

※ユーロドル日足 雲に支えられて反騰しそう。


 

 ※ポンドドル日足 日足はレンジと言えばレンジなんだけど

  


※ポンドドル15分 15分足できれいにトレンドがでそうなのよね。


ドルインデックスが反落するだろうということで
ユーロ、ポンドを買いますが、だからと言ってドル円を売ろうとは
思いません。。。なぜなら、上記の通貨インデックス一覧を見ると
「円インデックス」は横ばいが続いていてトレンドがないんですよね。
だから下がるとも思えません。

ユーロインデックスとポンドインデックスには反転上昇の可能性が
見えるのですが、円インデックスは狭いレンジで行ったり来たりでしょう。

ですから、再び110円台があれば、また買いなおすつもりです。

米国10年債先物市場にはかなりのショートが積みあがっていることが
指摘されていましたが、随分とショートは整理されて
フラットになってきました。

トランプ政権誕生で、これから金利上昇の時代到来!!と張り切って
債券売り(金利上昇を見込む)ポジションがものすごい積みあがりました。

この米債ショートポジションの存在が、米債利回り上昇を阻んでいた、
と言ってもいいでしょう。

トランプラリーで一気に1.4~1.5%だった利回りが2.6%まで上昇。
その過程でこぞって売られた米債が、一転買い戻されて整理される過程では
金利上昇を抑えてしまって、むしろ金利を下落させていたことがわかります。

この投機的ポジションが米債利回り上昇を阻んでいたひとつの要因でした。
これが随分掃けてきたので、ここからは金利も上がりやすくなっており、
ドル金利上昇の可能性が大きくなっていることを考えると
ドル円はショートしたくない、というのが本音です。


※ただ、凄くダウのチャート形状が良くないのが気がかり、、、
今すぐに、ってことじゃないんだけど、日柄を要した後、
一度ズドンと下げそうな形を作っている気がしてなりません💦

日柄的には、、、5月半ばくらいかなぁという感じなのでまだ先だけど。

こんなニュースも気がかりですしね。

※鉄鉱石価格が弱気相場入り-バークレイズはさらなる下落を予想
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-10/OO66KQ6KLVR501?utm_source=yjp&utm_medium=bd&cmpId=yjp

鉄鉱石価格は弱気相場入りしたことでさらに下落する可能性~

バークレイズは、中国の鉄鋼需要後退で低品位鉱石への移行が進み、
鉄鉱石価格は50ドル台に下落するとみており~

 ということで、足元ではユーロとポンドの買い。

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2017年4月10日月曜日

注目された米中首脳会談、晩餐会直前の米国のシリア爆撃という予想外の展開に
7日金曜日の東京市場は一時リスク回避の株安、円買いにさらされました。

北朝鮮が米中首脳会談直前となる5日に弾道ミサイルを発射したことを受け、
有事を想定していたマーケットにとっては、そのタイミングやエリアが思惑と
異なったとはいえ大きなサプライズではなかったように思います。

実際、シリア爆撃の報は7日金曜日の東京時間前場に伝わり、
ドル円相場は110円節目を試すところまで円高ドル安が進行する局面が
みられたものの、110円大台を割り込むことなく買い戻されました。

株式市場も瞬間売り込まれたものの、大引けでは日経平均はプラス圏へと
押し戻されています。

同日NY市場でも予想より悪かった3月の雇用統計の数字を受けて
再び円高進行となるも、110円の壁を破ることなく反発し、
NYクローズに向けては逆に111円台へドル高が進行する結果となっています。

今回の場合、すでにドル円相場は110円台へと円高が進行しており、
日経平均も18000円台へと下落基調が続いていたため、
有事に備える動きは事前に出ていたことで「事実で買い戻す」動きが
出たものと想定されます。

ただし、これが限定的な有事であれば、の話です。

米海軍当局者は8日、原子力空母カール・ビンソンを中心とする
第1空母打撃群が、シンガポールから朝鮮半島に向け、出航したと
明らかにしています。

米中首脳会談の晩餐会というタイミングでのシリア爆撃は、
中国に対し北朝鮮問題の解決を迫る意向が強く滲み出るものだったと
思いますが、米中首脳会談の後、ティラーソン国務長官は米中両国にとって
懸念材料であり続けている北朝鮮の核能力への具体的な対応措置では
何も合意できなかったと述べていることも気がかりです。

4月15日が北朝鮮の金日成国家主席の生誕105周年記念、
25日が北朝鮮軍創建85周年記念ということで、
その記念日を前に4月11日に平壌では国会にあたる最高人民会議が
開かれる予定です。最高人民会議開催の時期に合わせ、
北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射する可能性が想定され、
この時米軍がどのように動くのかという意味では、
さらなる有事に緊張が高まっていると見る向きもあり、
有事想定の円高予想が急激に広がっている印象です。

安倍晋三首相は9日朝、トランプ米大統領と電話で約45分協議していますので
あらゆるリスクは想定しておいたほうがいいのかも、、、。

週末110円台前半で2回に分けてドル円ロングを作りましたが、
安心できる状況でもなさそうです(;´・ω・)

ただ、ユーロやポンド、豪ドルなど他通貨では明らかにドル高。
有事は基軸通貨であるドル買いでもあるんです。「有事のドル買い」ですね。
だから円高ドル高なんだけど、米ドルより対外純資産世界一である円のほうが人気…。
ということで、何かあってドル円が急落したら、やっぱりドルを買いたいですね。
有事はドル買いでもあるのですよ・・・。

それと。

金曜夜のブログに雇用統計までは書きましたが、
その後、NY連銀総裁、ダドリー氏の発言が材料視されて
ドル高となったようですね。

「ボルカールールの見直しを支持」
「バランスシートの縮小は本年後半、2018年初期に開始を予想」
「バランスシート縮小開始後に短期金利の正常化を休止した場合、
その休止期間は極めて短いものになると強調」

3月31日ダドリー氏は
「当局がバランスシート縮小を開始すれば短期金利の正常化を休止する可能性がある」
と発言していましたが、これを受けマーケットは
国債の上昇とイールドカーブ(利回り曲線)のスティープ化をもたらしました。

ダドリー氏は発言について一部で「誤って解釈された」と発言、
私は短い休止と述べた。休止というのは既に非常に短い意味があり、
短い休止というのはさらに短いと思う」と発言の修正を強調しています。

こうした一連の発言を受けた形で米国債利回りが急反発し、
ドル高となった、というのがNYマーケットでのドルの動きだった模様。


有事リスクだけがマーケットを支配しているという感じでもなくて、
やはり金融市場は米国の金融政策、特にここからは利上げだけでなく
FRBのバランスシート圧縮とその開始時期や手法についても
神経質になっているということですね。
その意味では7日金曜のNYマーケットの動きは極めて平時に近いものだった
という印象ですが、その後、米国が原子力空母を北朝鮮に向けて出航させて
おり、予断は許さない状況ではあるんだけど、、、。

*****************************

なんかいろいろありすぎて、肝心の米中首脳会談の中身が
あんまりクローズアップされていないんだけど、整理しておきます。


両首脳は米中間の貿易に関して「成果を確認するための通過点」を含む
「100日計画」を策定することを採択。
ロス商務長官は「非常にスピード感がある計画」だとしています。

要するに、今は決めなくてもいいが100日以内には答えを出せ!
と米国が中国に迫ったということですね。おおよそ3か月以内に。

米国から中国への輸出を増やして米国の貿易赤字を削減することが
第一目標で幅広い製品について話し合われたようですが、、、。
売れないものを、、例えば馬鹿でかい車を買えと言われても
困るってのは日本も同じで、、、なかなか通商問題は簡単じゃないですよね。

そしてスティーブン・ムニューシン米財務長官は
中国政府による為替操作に関しても合意が得られなかったと明かしています。

中国の「為替操作国」認定について、近く公表する半期為替報告で
判断を示すとしていますが、
操作国認定は見送るものの、「為替不均衡」を問題視し、
新たな基準を設けるなどして監視対象にする可能性はあるとみられ
この点についても中国側は厳しい要求を突き付けられそうです。

為替報告書は4月15日頃に公表されるとみられますが
15日に必ず出るというものでもありません。
ただ、4月中には公表されると思いますので、注目。

****************************

今週の注目は米国小売売上高と消費者物価指数。
どちらの今週14日金曜の21:30発表です。

次の利上げが6月なのか9月なのか占う重要な指標。
3月に利上げしたばかりで6月?という疑問もあるかと思いますが、
FRBとしては2018年イエレン議長の任期が切れる前に
出来るだけ早期に利上げをしたいという思惑があるとみられています。

米GDPの約7割を占める個人消費動向を表す小売売上高。

2月は前月比+0.1%と6か月ぶりの小幅な伸びにとどまりました。
1月は+0.6%だったので伸びの鈍化が気がかりとされています。
3月予想は前月比変わらずであまり良くありません。。。

※そもそも米国は1-3月のGDPが下振れすることが知られています。
これは寒波などの影響が出やすい時期だからとされていますが、
今年2017年も2月までは暖かかったのに、3月中旬になって大寒波が。
この影響が3月雇用統計のNFP+9万人の悪い数字の背景にあったと
指摘されていますので、小売りがあまり良くない可能性は否めませんね。。

そしてCPI消費者物価指数。

FRBが注視するインフレ指標はPCEデフレータですが、
CPIのほうが発表が早いので注目です。

こちらも今回予想は前年比+2.6%で1月+2.7%からやや鈍化。

ただコア(食品・エネルギーを除く)は+2.3%。
2月の+2.2%より高め。どちらにしてもインフレ目標2%を超えてますので
傾向としてはしっかりとインフレ基調は確認されているわけで、
余程悪い数字にならない限り、6月利上げを織り込む動きが出やすいんじゃ
ないか、って気もしますね。。。

ただ、14日発表に向けてドル買いが続いていたら別だけど。
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2017年4月8日土曜日

米中首脳会談開催ということで、リスクポジションは綺麗にして様子見としていましたが、
まさか北朝鮮じゃなくてシリア爆撃とは。。。

米軍がシリアにミサイル攻撃、化学兵器「使用」への対抗措置
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7351.php

そして、例によってもっと驚かされたのが、マーケットの値動き。

日経平均は6日木曜のNYダウが14ドル高、ドル円が110.80円まで円安と
なっていたことで、9:35には188円高まで上昇していましたが、、、
10時過ぎにミサイルを発射の報道があると一転80円安まで売り込まれました。

ところが、大引けでは何とプラ転。
日経平均は +67.57円 18664.63円(一時は100円高まで)

有事で売り込まれたところを拾われて見事反発しました。
このパターン、、、昨年からよくあるよね。

ドル円相場も6日木曜NY時間には111.10円台まで円安ドル高が進行していましたが
ミサイル発射の報を受けて110.10円台まで円高ドル安進行。

110円が固いことを確認してドル円を110.27円でロングしました。

ロイターが昼過ぎに米国防当局者の談話として「(攻撃は)一度限り」
と報じたことが、買戻しのトリガーだったようです。

ミサイル攻撃は化学兵器を使用したとみられるシリア政府軍への
懲罰的なもので大規模な軍事行動には発展しないとした見方が
過度なリスク回避の修正につながったというわけ。

しかし、米中首脳会談の最中に動くとは、、
これ、北朝鮮、そして中国へのけん制の意味を含んでいますよね。
これで米中首脳会談を米国が優位に進めることができるんでしょうか・・?

米中首脳会談の全容,会見がどんなものになるのかは気がかりですが💦
シリアを爆撃したってことで、この米中首脳会談前後での
北朝鮮への米国による軍事行動は、ないと思われますので
週明けはリスクテイク相場になるんじゃないかな…と思います。

リスクを警戒してキャッシュにしていた向きが入ってくるでしょうし、
今日4月7日の空売り比率は44.3%にも上ります。
6日木曜に比べれば少し減ってはいるのですが。
(4/6は45.3%で今年最大)

そして、次の注目の雇用統計。
これもある意味サプライズ。ネガティブな意味で・・・

◆3月分雇用統計

非農業部門雇用者数+9.8万人(予想+18万)
失業率4.5%(前回4.7%から0.2ポイント改善2007年5月以来の低い数字)
平均時給 前年同月比で2.7%増(前月2.8%増から減速)

雇用統計の調査期間に北東部が大雪に見舞われたこと、
季節外れの暖かさとなった2月の反動が出たため、、
との指摘があるようですが、米国って1-2月のGDPが例年落ち込むことを
考えると、天候の影響ってのは結構大きいんだと思います。

だから、それほど深刻になることはないのよね。
予想の半分の数字だからって。
利上げバイアスが変更されるようなものではないですので、
後は、この予想との乖離をマーケットがどう消化するか、というだけのこと。

そして、、、この数字を受けてドル円相場は再び110.10円台へ下落。
今日のシリア爆撃の時の急落とほぼ同じ値段まで下げてWボトム。

110円は固い、ということが再度確認された格好でしたので
ここで再び110.30円でドル円ロングを追加しました。

その後は狙い通りドル円は反発上昇して110.97円まで高値が。

ただし、このレベルもせいぜい今日のシリア爆撃前の水準ですから
今日1日で行って来いの値動きだっただけで、レンジなんですレンジ。

レンジ相場とするなら、110円は買いで、、112円くらいまでは上値が
あってもいいと思うんだけどなぁ、、、、週末リスクも警戒されるでしょうか。

こんな不穏な情報もあるようです。

いま永田町で出回る「米軍が9日にも北朝鮮を攻撃」との怪情報
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170407-00069648/

9日って言うと日曜日。
東京市場オープン前にやめてーーーー。ってのが正直なところですが
よくよく読んでみると尾鰭はひれの噂レベル。今週末の心配はなさそうです(*´ω`*)

ただ、、、9日になくても、駐韓日本大使が今週突然帰任したことを考えると
近いうちには可能性があると考えておいたほうがいいと思います。

ということで、今日のドル円ロングは来週の買戻しに向けた短期ポジション。

来週の動きを見極めて、、、
Sellin Mayが意識される4月半ばに差し掛かりますので、
利食い千人力で行きたいと思います。。

そうそう、やはりリスク回避の動きにはなっているようで
米債が買われており、米10年債金利では2.3%を割り込む瞬間が。
日米金利差がドル円に及ぼす影響が大きいなら
ドル円はあまり上がらないということです・・・。

※米10年利回り



下ひげ蓄えて猛烈に戻ってくれるといいんだけどねぇ、、、

今晩の米株は、軟調です。
NYダウは24:20で26ドル安。

シリア爆撃で防衛関連が買われているようですが、
リスクは取り難いかな。雇用統計の数字を受けて金融株軒並み安。
リスク回避的なムードは否めませんね。
ただ、米株は引け際1時間で地合いがガラリと変わることもよくありますので
朝になって見ないとわかりませんが・・・。

**************

3月末中国の外貨準備高、微増の3兆90億ドル 

前月末に比べ39億6400万ドル増加。
2カ月連続増、前月に続き3兆ドルの大台を維持。

当局による資本規制の強化で人民元相場が落ち着いているため
為替介入のために外貨準備を取り崩す必要がなかったとみられます。

足元では中国リスクは声高に叫ばれる局面ではないのですが、
米中首脳会談次第では、、、、。

ということで、リスク点在のマーケットであることには違いないですね。
その中でいかにトレードするか、、、ホントくたびれます。。。

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2017年4月6日木曜日


いよいよ始まる米中首脳会談と北朝鮮情勢にリスクオフの様相。

加えて昨晩発表された3月のFOMC議事要旨受けて米株まで崩れ出しました。

FRBバランスシート、「年内に」縮小開始の公算=FOMC議事録
http://jp.wsj.com/articles/SB11701138190671603464504583067162347586462

FRBはリーマンショック以降、市場から国債を買い入れることで市場に資金供給してきました。
その買い入れを減らすのがテーパリング。
 2014 年 10 月にテーパリングは完了したことで、次なる措置は
 2015 年 12 月の利上げ。2016年 12 月、2017年3月と3度の利上げで政策金利は0.75~1%へ引き上げられました。

そして、次なるステップが保有資産の縮小です。
テーパリングが新たに国債を買い入れて保有資産を増やす金額を減らしていくものでしたが
今回のバランスシート圧縮とか保有資産の縮小とよばれるものは
買い入れてFRBが保有しているものを減らしていくというものです。

これは市場から資金を回収することを意味していますので
金融引き締めにつながるもので、利上げに相当するインパクトがあります。

ということで、昨晩、このバランスシート縮小の議論が闊達に行われていたことが
伺える議事要旨をみて、通常なら金利が上昇してドル高になる、という値動きが
予想されるのですが、実際のNY市場の値動きは、株安、金利低下、ドル安でした。

なんで???

ですが、議事要旨に余計な一言を見つけたせいじゃないかと思います。

何人かのメンバーは米株価は通常の評価基準からはかなり割高であると指摘・・・

つまり株は高すぎると言っているわけね。
これが効いたんじゃないかなぁ・・・・(`ェ´)ム~

しかし、バランスシート圧縮は引き締めなので、株価下落につながるというのは
このコメントがなくても十分に考えられる値動きです。

株下落 → 株から債券へ資金が逃げる → 金利低下 → ドル安

ってな動きだったわけです。
つまり、バランスシート圧縮は金利引き上げに相当する引き締め策になる可能性があっても
マーケットがリスクオフ的反応をするとドル円にとっては円高になってしまうということか。

なんか、何があっても上がらないのが足元のドル相場・・・

昨日はADP3月全米雇用報告で雇用者数が26.3万人と予想18.7万人を大幅に上回り
ドル買い、株買いになっていたのですが水をかけられました💦

昨日ロングしたドル円、ユーロ円、日経平均はほぼコストでいったん撤退。

米州首脳会談前後に思わぬ安値画あるようなら、そこを拾うスタンス。

********************

しかし、株式市場銘柄によっては随分売り込まれています。

トヨタは5810円まで下落し11/9以降のトランプラリーでの上昇幅を全て失いました。
ラリーの高値は7215円。

日経平均は昨年11月8日の1万7171円から今年3月13日には
1万9633円まで2400円あまり上昇も
その後約1カ月で上げ幅の4割強に当たる約1000円下落です。

*******************

トランプ米大統領はホワイトハウスの外交・安全保障政策の司令塔である
米国家安全保障会議(NSC)を再編、
側近のスティーブン・バノン米首席戦略官・上級顧問を常任委員から外しました。

バノン氏の思想、態度については批判も多かったのですが
この人事は前向きに評価されるとみられます。

とはいえ、昨日は議事録要旨のインパクトが大きくて。。。

***************

3月26日~4月1日の海外投資家による日本株への投資は5845億円の買い越し。
買い越しは7週ぶりですが、早速その分がはげ落ちる下落になっているので
これがトレンド化するかどうかは疑問。

*****************

ポジションはなし。。。様子見です。

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2017年4月5日水曜日

米中首脳会談前にリスクオフ的な値動きになっていたかと思っていましたが、
冷静に見てみれば、ダウはまだまだ上昇トレンドの健全な調整の範囲内ですし、
ドル円相場だってトランプラリーの上げ幅の50%押しの節目109.88円にも達していない。

※ダウ平均日足


※ドル円日足


ただ、今日の日経平均が18810.25円まで172円も下げちゃって、ほぼ全面安の展開で
これはいよいよレンジをした方向にブレイクか?!とヒヤリとさせられましたが、
冷静にチャートを見ると今年の安値まで到達していません。
2017年1月18日に18650.33円という安値があります。ここは守られていますね。

※日経平均



ただ、凄く嫌なのが、クロス円が冴えないこと。
ユーロ円、ポンド円のチャートはサポートを下抜けたように見えます。

※ユーロ円日足 118.23円が前回2月安値のサポート



※ポンド円日足 三角持ち合いを描いていましたが、、、下抜け??
 

4日㈫、NY時間に入って、ダウが下げ幅を縮小し、プラスに転じると
ドル円やクロス円が反転上昇を開始しました。

ドル円、日経も、ぎりぎり下値がレンジ下限を何とか維持しているため、
下落相場入りとなったと断定できない局面です。
ダウの反騰、そして米国債利回りの反騰、そして欧州時間から原油も反騰していて、
Sellin Mayが意識されて相場が崩れるリスクは否めないと覚悟しているのですが
「今」すぐに崩落するには、カレンダー的に早すぎると考えて、
ドル円ショート、日経ショートを手仕舞い、途転ロングに転じています。
ユーロ円も、長い下ひげを作って、レンジ下抜けが騙しになる可能性もあるとみてロング。

ロングコストはドル円で110.61円、ユーロ円で117.89円 日経CFDで18849円です。

短期のつもり、、米中首脳会談リスクはまだ払拭できませんので
水曜、木曜の地合いを見ながら。。。というポジションですね。



米国債10年利回りもこのところレンジだけど2.3%がサポートしています。
丁度このレベルまで下げてきたところなのでレンジトレードなら、
このレベルでの買いが失敗するはずはないんだけど、果たして。。。


※米10年債利回り




ロングした、ということで、私が拾ってくるニュースもブル材料になります(笑)

ゴールドマン:外国人投資家が日本株に戻る理由あり
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-04/ONVHAN6TTDS201

コーポレートガバナンス(企業統治)改革進展と内需の回復、米ドル建てでの日本株の好調なパフォーマンスはいずれも、前四半期に計1兆1000億円を売り越した外国人投資家を日本株に呼び戻す触媒になり得る。

~海外機関投資家は昨年末以降にセクター配分を大きく変えた。トランプ政権の改革実行能力への信頼が揺らいだためだ。リフレおよびトランプトレードの巻き戻しが外国人投資家のポジションに反映されているとリポートは指摘。自動車や輸送機器といった輸出関連銘柄や金融セクターの比重が大きく下げられ、食品・小売り・医薬品など内需関連の比率が高くなったという。
また、最近の売りは円上昇と安倍晋三首相を巡る政治リスクへの懸念が理由だともストラテジストらは分析した。

ということで、トランプラリー一服で海外勢の投資先にも変化が?!
その対象として日本株に妙味ということでしょうか。
足元では森友問題が日本売りにつながっていたようですので、
これ以上の悪材料がなく、政権支持率も高止まりのままであることが確認できれば
日本株に資金が戻ることもあるでしょう。

ただし、今週の米中首脳会談の内容によっては、その前にリスクオフの嵐が吹き荒れる可能性は
否定できませんので、買うのは慎重に・・・。何かあって急落したところなんかはいいと思うけどね。

*******************

今日はオーストラリアの金融政策会合、RBA。

豪中銀:政策金利を据え置き-住宅市場過熱と高失業率で動けずhttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-04/ONVC806JTSE801



政策金利は過去最低の1.5%に据え置き。

決定住宅市場の過熱で緩和に踏み切ることができない一方で、
引き締めるには景気が力強さを欠き、
一種の政策まひ状態に陥っている。

シドニーの不動産価格は3月に急伸する一方で失業率は2016年1月以来の高水準。

発表後、豪ドル随分売られました…。

足元で豪ドルやNZドルが弱いのが気がかりですね。
今、金融市場はリスクテイクできない環境ということなのでしょうか。

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2017年4月4日火曜日

名実ともに新年度入り相場ですが
日経平均は73.97円高18983.23円と19000円大台回復ならず。
くりっく株365CFDは欧州時間に19086円と19000円大台回復していたんですが、
NY時間になった18900円台へと反落。チャート形状は非常に悪いと思います。

ドル円相場もNY時間、24:00台に110.93円台まで下落111円大台割れ。
今夜4月初日の取引となっているダウ平均が80ドル強の下落スタートで
米国株のセンチメントも決して良いとは言えません。

なんだか冴えない新年度相場…。

4月は海外勢が買ってくるなんて言うアノマリに期待したいんだけど、
今週は米中首脳会談もありますので、リスクを軽くしておきたいという
ポジション整理の動きも出やすいかな。

円相場、米中首脳会談に円高リスク
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO14829310T00C17A4000000/

米中首脳会談、敵対しようが融和しようが円高になりかねない・・・
~「米中戦略・経済対話」を通じ
「ドル安と人民元安を両立させる密約が交わされた」との説

だそうで、確かに2016年2月のG20において米中密約説がありましたね。
金融関係者らは上海合意と呼んでいますが。
(もちろん、こんなものはないと中国はこれを否定しています)
あの時は人民元下落が止まらず、これが常態化すると
世界のマーケットに悪影響であるという環境だったことも
密約説がまことしやかに語られる背景でもありましたね。

現在は、それほど中国リスクがある状況ではないですし、
交渉相手がオバマ政権でなくトランプ政権であるという大きな違いがあるため
米中密約による円高リスクっていうのは考えにくいと思っています。

ただ、リスク回避につながりかねないのが北朝鮮情勢。

米中首脳会談の直前、北朝鮮が核実験で「泥塗り」も(1)
http://japanese.joins.com/article/514/227514.html

そういえば日米首脳会談直後、北朝鮮はミサイル発射していましたよね。
同様に米中首脳会談前後にも、威嚇行動があるかもしれない、、、
ということですが、今回の場合、核実験、あるいは
大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射など高強度の戦略挑発を敢行する
可能性が高いとの観測もあり、緊張の高まりは比較にならないと思われます。

日本のメディアはあまり大きく報じていないようですが
2日、トランプ大統領は「中国が北朝鮮問題を解決しなければ、我々がする」と
単独行動も辞さない考えを示しており、北朝鮮の威嚇があれば
米国が本当に軍事的対抗に動く可能性は低くありません。

つまり、有事リスクが高待っている、と思われるのです。

この影響でしょうか。今日突然に駐韓大使らを韓国帰任が発表されました。

駐韓大使ら4日に韓国帰任へ 約3カ月ぶり、「慰安婦像」問題の進展ないまま
http://www.sankei.com/politics/news/170403/plt1704030031-n1.html

ヘッドラインにあるように、慰安婦像問題進展ないまま、です。
表向きは次期政権の誕生に十分備える必要があるとしていますが、
北朝鮮の核・ミサイル開発に対処するため日韓間で緊密に連携するとも。
有事に備えた措置ではないかと考えるのは不自然ではないと思います。。。
要するに半島有事があった場合、在韓大使不在では邦人救出もままならない、
ということだと思うのですが、、、、。

ということで、リスクポジションは極力軽くしておいた方がよさそうです。
金曜に作ったポンドロングもやめました。。。

日経平均CFDを18980円、ドル円を111.23円でショートしています。

***************************

4月3日発表 日銀短観

大方市場の予想通りの結果にサプライズはないものの
大企業製造業の景況感、2期連続改善も、先行き景況感は悪化しています。

業況判断指数(DI)が大企業製造業でプラス12と、
2016年12月の前回調査を2ポイント上回ったのですが、、、

大企業・製造業の新年度事業計画を1年前の短観と今回を比較すると、
売上高経常利益率は7.13%から6.44%に低下、
純利益予想は2%増から1.7%減とマイナスに転じています。

先行き不安が強い内容ですね。

また、想定為替レートは大企業製造業で1ドル=108円43銭

昨年12月調査の16年度想定の1ドル=104円90銭と比べると
3円50銭程度円安に修正されてはいるものの
輸出企業の円安懐疑論が根強く慎重な見通しであることには
変わりはありませんね。。。

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今夜の米国市場。
ダウが弱いのは何故?!ですが、、、

◆3月ISM製造業景気指数 57.2 (2月の57.7から低下)

生産や新規受注がやや減速。

ただし、雇用は大きく伸びています。
(エネルギーセクター主導の回復が勢いを増していた)
雇用指数は4.7%ポイント上昇の58.9と、2011年6月以来の水準。

価格指数は2.5%ポイント上昇の70.5と、2011年5月以来の高水準。

製造業者が原料費の値上がりを報告しており、
インフレ圧力が着実に高まっていることを浮き彫りにした内容ということで、
米国利上げスタンスに変化なし、でしょう。

◆3月の米自動車販売軟調。

ゼネラル・モーターズ(GM) が1.6%増、
フォード・モーター F.N が7.2%減、
フィアット・クライスラー・オートモービルズ が約5%減。

なんてニュースが今夜出ていました。

米株はまだ上昇トレンドを保ったままですが、
足元では調整入り濃厚なムードに・・・。

******************************

あ、それから、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が
南アフリカを投資不適格級に引き下げています。
通貨ランド下落は否めない状況。
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