今日はラジオNIKKEI「FX投資塾」最終回。大倉さんには15ヶ月に渡って講師としてご出演いただきました。お昼の番組で二人とも食事をとる前の生放送ということで、お腹の音がグーグー鳴って止まらないことも度々、、、。今のは俺かな?いえ、、、私です。といった会話をしながらの打ち合わせ。お腹の音にふき出しながらの(特に大倉さんのお腹の音は大きい)打ち合わせでしたが、為替市場をディーラーの目から分析いただくという贅沢な時間。プロの目線というものを身近に感じられるという大変貴重な経験をさせていただきました。今後は、YUTAKA Market TVの「大倉孝の本音で言わせて」を月に1~2回ご一緒させていただく予定ですので、こちらで皆様にお目にかかりたいと思います。番組最終回は大倉さんからリスナーへのメッセージもありますので、是非オンデマンド放送を聴いて下さいね。
→FX投資塾「3月28日」最終回を聴く
さて為替市場。ドル円クロス円ともに地味ながら堅調推移。ただしポンドだけは16時に発表された3月の英ネーションワイド住宅価格が前年比1.1%、前月比-0.6%と事前予想を下回る伸びで売られました。昨日手仕舞っておいて正解でした。今晩は21:30にYUTAKA Market TV高野さんが注目する2月の米PCEコアデフレータの発表があります。FRBがコアインフレの尺度として最も重要視している指標ということで、高野さんの注目も高いのですが、まだ一般的な注目度は低いかな?YUTAKA Market TVでは指標発表直後21:40に高野さんが生放送で、速報解説をしますので是非ご覧ください。
◆ PCEコアデフレータ
GDPの構成要素(個人消費、設備投資、住宅投資、在庫投資、純輸出、政府支出)のうち、7割弱という高い構成比を占める個人消費支出(PCE)のデフレータから変動の大きい食品とエネルギーを除いたもののことです。
類似指標にCPIコアがありますが、算出方法や集計対象が異なり、CPIコアと比較して指数に上方バイアスがかかりにくいとされています。
今回市場予想は前月比、前年比とも伸び率が鈍化する見通しです。
2008年3月28日金曜日
今日はだいまんさんとのFOREXRADIO。マーフィーさんをゲストにお招きしてお話を伺いました。個人投資家にむけてHPやメルマガを通じて情報を発信し続けているマーフィーさんですが、その圧倒的支持の裏側には哲学、、、というとちょっと語弊があるかしら?相場に対峙しない、相場と共に歩むということが大切なのだということを、何故かラジオの中ではなく、ラジオが終わった後の雑談で教えていただいたりして、ラジオ収録本番でのインタビュー能力の低さに猛省して入る次第です。話の中味ももちろんですが、マーフィーさんから発せられるオーラの穏やかさ、たおやかさは、長年相場と共に歩まれてきた経験の中から得られた答えなのだろうと深く感銘を受けたのですが、やはりゼロサムゲームと言われる相場の世界を鮮やかに泳ぎ切る術をお持ちの方には皆さんそれぞれに素晴らしい魅力があるものです。マーフィーさんはご自身のHPやメルマガで情報発信されていらっしゃいますが、実際のお声を聞かれることでよりその人となりにふれることができるかと思います。番組の中でどれだけその魅力が引きだせたか?!うーん、ちょっと力不足でしたが、それでも為替取引をされている皆さんには、是非今日の番組を聞いていただきたいと思います。
→FOREXRADIO第366回ゲスト「マーフィー」さん を聞く
さて、ポンド円。戻ってくれました。昨日はあまりの下落にショックを受けたのですが、1日経てば戻ります。今はこんな相場が続きますね。下げる時は急降下ですのでその瞬間にチャートを目の前にしていたなら、きっとあわてて損切りをしたでしょう、きっと一番底値で。しかしよくよく見ると、先週17日のドル円が95円77銭のあの円高の時を底値にクロス円も下値を切り上げています。時折訪れる振るい落しのような下げに屈しないスタンスであれば今は乗れる?!気がするのですがどうでしょう?外貨預金が大ブームとなっているようですが、後に振り返ってみればドル円100円割れの水準でドル買いした個人に女神が微笑むのでは?
ポンド円は201.18でクローズしました。また押し目を待ってなにか仕掛けたいと思います。
2008年3月27日木曜日
今日はYMTV「かしこいFX」
高野やすのりさんとの初プログラム。
前半でFXの基礎知識、後半では高野さんの今後の為替見通し。
昨今テレビなどでは円高論者が1ドル80円70円といった話を繰り返していますが、高野さんの見通しは違います。ドル円は95円77銭が底なのか?
詳しくは今日の「かしこいFX」オンデマンド放送で」ご覧下さいね。
さて、昨日作ったポンド円ロング。
キング総裁の発言に急落、、、、。タイミングが悪いのか、私のトレードがぺっぽこなのか、、、今日夕方からあっという間に197円台まで急落しました。ロスカットラインが197円ジャストに置いてありましたので、まだ持ってます。このまま持とうと思っています、、、。戻るでしょ?!
でも、こんな記事が配信されてきました。
ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)当局者は26日、英経済がこれまでの個人消費依存から輸出主導に向かうなかで、ポンドは一段と下落する可能性があるとの見方を示唆した。 ビーン理事は議会委員会の証言で「金融市場は明らかにリスクが下向きであることを示している。(英国の)経常収支の赤字額を考慮すると、個人的に同じ見解だ」と述べた。
このまま持ち続けるのは危険かな?
2008年3月26日水曜日
今の所、先週17日月曜の95円77銭が底となっているようです。ドル円60分チャートを眺めていますと、一目均衡表の曇に支えられ綺麗に右肩上がりの推移となっているので、この曇を大きく下抜けることがない限り、押し目買いで望んで構わないと思うのですが、もっと短い時間足を見ているとまるでうなぎ!ニョロニョロ動いて掴もうにも掴めない値動き、、、。100円ラインは意外にもろく、このラインを行ったり来たりもしていますが、デイトレもリズムが合わないと難しいですよね、、、。
さて昨日注目した米1月S&Pケースシラー住宅価格指数が出ました。
前月比▲2.36%の180.7で前月の▲2.10%の185.0より弱い数字。5カ月連続で統計を開始した2000年以来の水準に落ち込んでいて、13カ月連続での前月比マイナスを記録しました。3月消費者信頼感指数も約5年ぶり水準へ悪化でダウ平均は軟調スタートです。
しかし、ドル円クロス円ともに一旦大きく売られましたが、すぐに切り替えしており、ネガティブ材料が出ても下がったところでは買い意欲が強い印象を受けますね。
ちなみに、ケース・シラー住宅価格指数とは?
これはS&Pが発表している指数ですが、S&Pと調査会社マクロマーケッツが共同で算出しているものです。エール大教授のロバート・シラー氏が開発したもので、この指数が表わすのは「一戸建て住宅の販売価格の推移」2000年1月時点が100の設定で主要な10および20都市を対象とした指数を毎月発表、また全米指数は3ヶ月ごとに発表しています。 比較的新しい指標ですが、 この指数は米国の住宅価格の指標として信頼性、利便性に優れた指数として設計されていることから注目も高まっているようです。
というのも、今住宅価格の下落がアメリカ経済に与える影響は計り知れません。シラー教授は住宅価格の10%上昇は、個人消費を0.6%押し上げると述べています。これはその逆も考えられますよね。、住宅価格の下落はアメリカの個人消費に深刻な影響を及ぼし、その行方如何で米国経済がリセッション入りすることも否定できません。もうリセッション入りしているとの見方は驚きではなくなっていますけれど。
こうしたアメリカの指標の悪化を受けても比較的ドルが確りしてきたことは一見矛盾しているようにも見えますが、景気後退時にその国の通貨が強くなる仕組みはもう大倉さんが繰り返し解説してきたこと。いよいよそんな局面に入るのかもしれませんね。(まだ円高リスクがなくなったと断言するには時期尚早かもしれませんが、、、。)
さて、あまり繋がりがないのですが、個人的に好きなポンドを200・05でロングしてみました。ポジション取った直後199ジャストまで急落し激しく後悔したのですが、戻ってきました。プラス圏に入ってきています。入り口は決して良くありませんでしたが、もう少し上を狙えるかな?今日は自分への掟破りでこのまま就寝。後は祈るのみ。お休みなさい!
※米国10 都市とはボストン、シカゴ、デンバー、ラスベガス、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク通勤圏指数、サンディエゴ、サンフランシスコ、ワシントンDC。
2008年3月25日火曜日
先ほど発表された米2月中古住宅販売件数が503万件と市場予想の486万件を大幅に上回る結果となり、ドル買いがはいっています。前月比2.9%増、7ヶ月ぶりのプラスです。ダウ平均は現在200ドルもの上昇、ドル円は1円ほど急激に上げて100円70銭くらいまで水準を引き上げています。もちろんクロス円も急上昇!カナダドルが97円どころから99円までなんと2円も上げていますが、先週には商品市場が急落していたことからこのまま大きく崩れるようだと豪ドルとか、カナダドルの先行きが心配だわ、、、などと思っていたところですので、ひとまず安心?!NYMEXの金価格は現在5ドル高の925ドル。
というのも、先週のCRB指数の下落率は、指数の算出が始まった1959年以来最大を記録。この商品相場の急落は単なる利益確定でなく、巨額損失で身動きが取れなくなったヘッジファンドが利益の出ている商品を投げ売っているという観測が出回っていたので、今週も継続して売りが続くようですと大手ファンドの損失計上や破たんなどが出てくるんじゃないか?とも懸念されていました。現状、損失を抱えたヘッジファンドへの対策はファンドの「幹事行」にあたるプライムブローカーへの貸し出し緩和策のみ。ということで、
モノラインの次はヘッジファンド?
こんな見方が出ていたのですけれど、今晩のNYの動向をみていると杞憂に終わるのか?!まだ今週もスタートしたばかりです。油断は禁物ですが、どうもここからドル売りで攻めるのはリスキーな気がしてきました。テレビであまりにも円高が叫ばれすぎた?!(笑)
ということでドル買い、、、ではなくて、ユーロドルを売ってみました。先日あまり根拠もなく1.60まで上昇が止まらない気がしたというだけでユーロ買いポジションを保有したとたんに天井?とも思わせるようなユーロの下落に見舞われました。私が買った時が最後だったの?、、、、ではすかさず売ってみましょう!ドルが上がるということはユーロが下がるということですものね。ただ、入場タイミングがあまりよくありませんでした。1.5391での売り。ポジションを作ったとたんに1・5450まで上昇、、、。損切りした方がイイかしら?と思っていたところに、中古住宅販売件数の好転でユーロ売りが入り助かりました。先週寝る時にはポジションを持たないようにするとココロに誓ったばかりですので、1.5372、このタイミングで小さく利益確定しました。目標は1.5300だったのですが、自信がなくて。及び腰のトレードですが、損しなかっただけ良しとします、、、。
さて、今日の中古住宅販売件数が思いのほか良かったことから、株も商品もドルも堅調スタートとなりましたが、今週は他にも住宅関連の指標が控えています。引き続き注目されるかと思いますので、チェックしておきましょ。
25日 S&Pケースシラー住宅価格指数
26日 新築住宅販売権数(市場予想58万戸)
2008年3月21日金曜日
今日も寒いです。
どうしたんでしょうか、ここ数日お天道様の顔をみていません。
せっかく春物のコートに替えたばかりだったのですが、これじゃちょっと心許無い。かといって又冬物に戻すのも大袈裟な気がして、装いには悩まされる季節ですね。東京の街を闊歩する欧米人はすでに半袖で歩いていたりしますが、寒くはないのでしょうか?
大倉さんがブログで「セリング・クライマックス」は終わった。とおっしゃっていますが、今日のラジオNIKKEI「FX投資塾」での高野やすのりさんのお話も興味深いものでした。ベアーの一件はアメリカ政府が公的資金の注入をしたも同然との見方。今後ベアーの規模より大手の資金繰りの悪化や破綻の懸念がでたとしても政府が救済するものと思われ、、、、詳しくは番組のオンデマンド放送を聞いていただきたいのですが、いよいよドル買いのチャンス到来か?と期待も膨らむ解説でした。ただ、まだ大底宣言ではないのでご注意を。ボラも高いですし、100円手前でドーンと買うのはちょっと躊躇します。私は買うのであればもう少し押したところがいいですね、、、。97円台があればと思うのですが。
→ラジオNIKKEI「FX投資塾」を聞くオンデマンドの今日の日付をクリックしてくだい。
85円台があれば日本も介入するという噂を聞きました。テレビであるアナリストがそう発言したとのことですが、介入などというのは当局でなければできない事ですが、そのアナリストは(誰だかわからないのですが)そういう当局の用意というか姿勢を代弁したことになるのでしょうけれど、そういうパイプがある方なのでしょうか?これは噂レベル、あまり気に留めておりませんでしたが、こんな記事を発見。
■ 榊原英資・早稲田大学教授は17日、ロイターのインタビューで、円相場は実質実効レートでみると依然、かなり低水準にあるとして、ドル/円相場が70円といった水準に下がるまで日本の金融当局が円高阻止の介入を実施することはない、との見方を示した。 榊原氏は「日米当局次第で、彼らが何をするか正確に予想することはできない。だが、85円台では介入を予想しない」と述べた。
ということは、85円介入説というのは噂ではなく事実流れたのでしょう。氏はあえて、85円介入説を否定しています。また、現在ドル円は実質実効レートで見た場合、2月時点の円相場は1995年終盤の水準を約25%下回っているのですが、これについて、
■「実質レートを考えると米国は介入を認めないだろうし、日本も介入することはないだろう。もちろん、動きは少し速過ぎる」 「90円や85円でも、10年前の110円だ。実質ベースで円は非常に過小評価されており、わたしはこれを円安バブルと呼んでいる。現在起きているのは、そのバブルの崩壊だ」としたうえで、1ドル=70円、あるいは60円といった水準になれば、介入の可能性がでてくる、との見方を示した。
と発言しています。これは今後においてもかなりの円高を想定したコメントと伺えます。円安バブルの崩壊での円高であるならばまだまだ今の水準は序の口ということでしょうか。
もちろん、60円・70円になる。とはおっしゃってませんが。
さらにこんな発言も。
■ 「1ドル=85円になっても、トヨタ(自動車)もソニーも松下(電器産業)も十分に競争できる」――。19日開かれた読売国際会議2008の開幕フォーラムで、円高・ドル安の進行が企業業績に与える影響は限定的と分析した。 榊原教授は、超低金利政策の長期化によって最近数年間は「円安バブル」の状態にあり、 現在はその調整過程にあると強調。 1ドル=100円を超える現在の円高水準は「(主要国通貨に対する円の総合的な強さを示す) 実質実効為替レートでみると10年前の130円くらいで、まだ円安と言えるレベルだ」と説明した。
ドル円の居心地のいい水準ってどの水準かしら?110から120円というところでしょうか?仮にそうだとしても、まだ10円から20円の円高があってもおかしくないということになります。であれば、70円から80円の円高は充分想定されるということですが、、。
やはりこのところ円高論者が増えている印象が強いですね。大倉さんや高野さんのいうようにもうドル売りの流れは終息しつつあるのか、小休憩した後さらなる円高に走るのか?
数ヵ月後には答えがでるのでしょう(笑)皆さんはどう思われますか?
20日(木)のFOREX RADIOではだいまんさんに、こんな相場環境での(トレンドがないボラタイルな猫の目相場)トレードの仕方、戦略を指南いただいています。是非聞いて下さい。
→FOREX RADIOを聞く
2008年3月20日木曜日
このところ朝起きてがっかり、、、というパターンから逃れられません(笑)
FOMCにて0.75%の利下げという想定内の発表後、一度売り込まれた形跡が確認できるのですが、その後、ダウ平均もドルも大きく買われたことから私のポンド円の売りポジションは綺麗サッパリクローズされていました。200.20のロスカット。ユーロドルについてはあまり根拠のない自信があったのでストップを置かずにいたものですからポジションは残っているものの大きくマイナス、、、、。それでも朝方にかけての下落からは立ち直り、ちょっとづつ上がり始めていたのでそのまま放置で外出しちゃいました。
帰宅すると、ほぼ買値までユーロドルが戻っていたので1.5748とちょっとマイナスではありましたが、一旦ここで切ることに。同時にドル円クロス円が大きく売り込まれており、長い下髭をつけていたので、瞬時にポンド円をロング。コストは196.86。その後思惑通り上昇し、199円台へ。やっぱり1円近く髭を付けただけのことはある!と喜んだのもつかの間、すぐに風向きが変わり下落を始めたので折角の利益は早めに確定させようと、198.60でクローズ。結局買値程度まで下げましたので粘らず利食って正解でした。すかさず、、、って、もうやりません。といいますか、わかりません(笑)というのも今日のように、長い下髭に遭遇したような時は一か八かで短期ポジションを保有してもいいのでしょうけれど、こうした解り易いタイミングというのはそうそう無いもので、今は何を指標にポジションメイクしたらいいのか、サッパリわからないのです。
だって今ちょっとした材料で1円くらいピュッと動いちゃう。でも長続きしませんよね。トレンド形成にはいたらずすぐに方向が変わる。数日ポジションを保有するスィングは難しく、デイトレに徹するほうがいい相場です。いや、今週の月曜の円高の極限でドル買いしていたというならまた話は違ってくるのでしょうけれど、、、。一応ドル円クロス円共にちょっとづつ下値は切り上げていますものね。底値で買えた方は短期の戻りを狙うつもりで目標値に達するまで持ち続けるのもいいとは思いますが、昨晩の私のように半端なところでロング入場してしまうと、振り落とされてしまいます。
昨日あたりはリーマンブラザーズ(業界4位)が危ないなどという噂が出ていたようですね。まさか?というのがベアーの一件を見ているため「まさかがまさかじゃない」ことも十分に考えられる環境。こんな噂で株価が叩き売られたり、ドルが売られたりするわけです。反面今晩のモルスタの決算は案外良かったらしくこれで株が買われる局面も。しかしどれもこれも一時的材料に過ぎません。まさに猫の目相場ですが、値動きがいいだけに欲張らずに細かく利食うスタンスで挑めば大変妙味のある面白い相場だと思います。これは、チャートの前に座ってモニタリングできることが前提でしょう。片手間でこの相場を取るのはちょっと難しすぎる、、、。
、、ということで今は「ポジションを持ったまま寝る」というのが大変リスキーなやり方だということをようやく理解したところで、今日はノーポジで休むことにします。
2008年3月19日水曜日
ドル円・クロス円とも戻しています。
FOMCのイベントが控えているだけに書きづらいのですが、ゴールドマンとリーマンの決算が予想より悪くなかったというだけでこんなに買い戻されていいものか?円高のスピード、幅ともにかなり大きかったので、自立反発ももちろん入るでしょうけれど、この戻りのキッカケが冷静に見れば悪い内容の決算が予想したほどの悪化ではなかっただけですから、こりゃどこかで戻り頭を叩きたい、そんな気分にさせられますよね。
だって昨日IMF・国際通貨基金の西半球局長がサブプライム問題による金融機関やファンドなどの関連損失が約8000億ドル(約78兆円)に拡大する恐れがあると発言していますし。確か昨年9月、2000億ドルに膨らむと予想していましたよね?わずか半年後に4倍に膨れ上がっているとは一体?!
詳細引用しますと「現時点のサブプライム関連損失は世界全体で2300億ドル」で約半分が米金融機関で、残りの大部分が欧州と説明。アメリカと欧州が仲良く1150億ドルづつの損失ということですか?であるならば、ユーロがこれほど買われるのは不思議ですよね。これが事実ならドル売りユーロ売りでしょう。ということはやっぱり、、、円高?
さらに「この金融危機が広がれば、運用規模の大きい保険会社やヘッジファンド、年金基金に波及し8000億ドル程度の損失に直面する」と発言しています。日本の不良債権レベルにまで拡大してきていますねぇ、、、。
先週には格付け会社大手S&Pがサブプライム問題に関する世界の金融機関の評価損失が総額2850億ドル(約28兆6600億円)に達する可能性があると発表、さらに「終息の兆しが見えてきた」「最悪期を脱し、峠を越えた」との見方を示したばかりですよ?!、、、、その直後にベアースターンズ問題、公定歩合の緊急引き下げです。タイミング悪いですね、終息宣言。いや、終息などしていないのではないのでは?ということです。
でも大倉さんが指摘しているように、著名為替アナリストがテレビで92円と言っていたり、戻り売り戦略を勧めるような著名ブログアナリストなどのスタンスが円買いで一致してきたことが、気になるんですよね。皆が同じことを言い出したら転換するものです。大倉さんは常に人の行く道の裏を行きたがる?!
といったことが気にはなりますが、、、、やはりちょっと売ってみよう。
今日はそんな結論に達しましたので、ポンド円を198.25でショートしてみました。
208円高値から192.50間での下落の3分の1戻しくらいの水準です。(正確には198.50くらいかな)半値くらいまで戻るなら200.30くらいまで上昇あるかも知れません。ここを越えて上昇するようなら失敗です。切りましょう。196円から194円くらいまでの下落を狙います。最安値だった192・50ここを抜けて下落するかどうか、、、ここは自信がありません。さらに1.5752でユーロドルをまた買ってしまった。これは1.60までユーロ高は止まらない。なんとなくそう思ったから。こんな根拠の無い閃きでポジションメイクしてはいけないのでしょうけれど、、、、、さて、明日起きたらどうなっているかな?
2008年3月18日火曜日
米FRB、公定歩合を25bp引き下げ3.25%に
ヘッドおライン
これ、本当に今朝8:17 に配信されたニュースです。なんですか?ヘッドおラインって。配信する側もそれ程動揺していたということなのでしょう(笑)。(速報だと本文なしてタイトルだけのニュースが配信されます。)
配信する側もそれ程動揺していたということなのでしょう(笑)。
(速報だと本文なしてタイトルだけのニュースが配信されます。)
FRBの公定歩合をに引き下げ即日実施するとの声明(3.50%から3.25%)からスタートした週あけの為替相場、それでもドル安円高止まらず、今日は一般ニュースでもしきりに「円高が止まりません」のコメントが繰り返されました。 ドル円もさることながらこれまで意外と強かったオセアニア通貨の投げが酷かったですよね。オージー円なんか90円割っちゃいましたよ。ここ踏ん張れなかったらかなりチャートの形が悪くなってしまいますね、、、。金利先高感がある通貨ですが、やはり投げざるを得ない状況になってきたということでしょうか?
それにしても、今回のベアスターンズの一件で終わるのか?ですけれども「デフォルトリスト」とかなんとか、次ぎはどこだ?といった破綻予想もされ始めたようですが、ベアーがCDO,証券化業務に最も熱心だった事を考えると、ここ以上に酷いところはないんじゃないのかと個人的には思っているのですが、、、。まだあるの?
ベアーはアメリカの証券会社では5位の規模だということですが、ということは、もし、ここより大手が破綻の危機がある場合、救済されるということになるのかな?それとも、CDOシェアNo1だということが救済の理由でしょうか?これが紙くずになったら、、、?!そればかりは避けねばならないということかもしれませんね。
ともかく、今週のFOMCでは0・75%の大幅利下げの期待がマーケットに先行して織り込まれた動きとなっているように思います。今の感じだと、0.50%では失望を誘う可能性もあります。であれば、何故今回の公定歩合の引き下げも0.25%なんていう地味な引き下げ方をしたのか、ちょっと疑問ですけどね。このレベルですとドル買いに反応しないのが今の環境というわけです。
さて、今日は成功と失敗の報告が。
まず午前中の一段の円高局面ではポンド円を198.02ショート196.20クローズ。ドル円98.03ショート97.40クローズでデイトレ成功!!
ところが調子に乗ってユーロドルの押し目を狙って1.5055でロング、これが失敗して1.5780でロスカット。ユーロドルも流石に一方的な上昇圧力が弱まったと見えます。さらに何か仕掛けようかと思ったのですが、ここからは何をどう予測したらいいのかサッパリわからなくなってしまいました、、、。ドル円は95円台が一旦底で戻りを入れるのか?しかし、まだ円高リスクも消えていないように思いますし、、、、FOMCも控えていますし、、、。
ということで今晩はポジションを持たずに休む事にします。また明日!!
2008年3月16日日曜日
ベア・スターンズの資金繰りの悪化は噂にはなっていましたがこのような形で表面化するとは!
このニューヨーク連銀によるベアスターンズへの緊急融資ですが、資金繰りに窮した個別の金融機関への流動性支援。ベアーは担保を差し入れる形のようですので、かつて日銀が山一証券などに実施した無担保の特別融資とは違うのでしょうけれど、当局が民間金融機関を公的支援するところまできたのですから驚きです。でもコレが前代未聞の策かというとそうではなく、1980年代の貯蓄金融機関S&L危機でも行われたそうです。
※S&L危機?
調べました→1980年代から90年代初頭まで続いた住宅ローン専業金融機関であるS&Lと呼ばれる貯蓄貸付組合の相次ぐ経営破綻のこと。このS&L危機は 1981~83年の第一次S&L危機と1986~93年の第二次S&L危機と2回発生していたようです。
ベアースターンズというのは米大手証券会社で第5位の規模。ところが、「住宅ローン」を有価証券として売買する証券化業務では業界トップクラスだったようですね。だから、今回最も傷が大きかったのでしょう。昨年7―12月には約2800億円の損失を計上しています。
しかし、今回のこの措置。米当局がこれまでの金融緩和や市場への資金供給という金融システム全体への支援から民間の個別の金融機関救済へと一歩踏み込んだわけですから、事態は深刻との見方が広がったのでしょう、ドル円は98円台まで円高ドル安が進行しました。公的資金注入も近いかしら?
最近のパターンですが、「週末のNYで円高が進むと、週明けの東京市場でその流れが一段と進行し、月曜の夕方、欧州時間辺りから反発に転じる」、、、、これ、FOREX RADIOのだいまんさんに教えて貰ったのですが(笑)確かにそういう傾向がある。となると、月曜は98円台からさらに97円というような円高もあるかもしれません。でも、その一押しがあってからは一旦反発局面入り、で100円回復もあるか。なんて予測してますが、どうでしょう?
とにかく今の為替相場は難しいです。皆さん、今週も頑張りましょう!!
週末金曜はYMTV「大倉孝の本音で言わせて」大倉サンのテンションがいつもより高いです(笑)ドルショート戦略で大きな利益を上げましたからね!!大倉さんには為替市場に参加しているプレーヤーとその特徴、カレンダーによる特殊変動要因などをじっくり解説いただきました。もちろん今後の為替市場の行方も、、、。オンデマンド放送でしばらくの間は繰り返し見る事が出来ます。お時間ある時にご覧下さいね。
→ここをクリックすると番組を見ることができます。
2008年3月13日木曜日
とうとう100円割れの歴史的瞬間を見る事になりました。
思い返せば去年は124円までドル高円安がありました。私は去年のGWにハワイに行ったのですが、その時のレートは120円。なんと20円も円高!!思えば一番高い時に旅行しちゃったんですね。今年のGWは円高ですから海外旅行者が激増するのでは?でも原油高が航空運賃高に繋がっていたりするのかな?
このスピードで100円割れを経験する事になろうとはまったく驚きですけれど、99.76を付けた後はドカンと押し返され、「100円割ったら釣瓶落とし」シナリオの懸念はなかったのが幸いでした。でも、おかげでさらにこの相場が難しくなった、、、、。割れて一気に下がるなら下がっちゃった方が解り安い気もします。過去の節目を探り、何処で止まるのか模索すればよろしい。しかし、こんなに半端に戻りがはいると、このまま戻りに乗るべきか、やはり戻り売りであくまで再度の100円割れを狙うのか迷ってしまいます、、、。100円よ、100円。昨年のレベルから言ったらこんなにドルが安く買えるなんて!!なんですけれど、そういう見方は今、禁物ですよね。セリングクライマックスはあったのかどうかが本格反騰の決め手となりますが、まだそういう下げ方では無いように感じますので、、、、。
とか何とか書いているうちにNY入り。2月の小売売上高は予想外の減少となり、消費の落ち込みがリセッションに繋がるといった懸念が高まり、ダウが売られています。原油は110ドル台、
そして金がとうとう1000ドル達成を果たしているようです。
しかしながらドル円は意外に100円台を粘り、22時台に再び99円台へ突入し大台割れとなってもののすぐに戻しています。3度まで試して跳ね返されたら、4度目でドーンと割れるジンクスはこういう底値圏で有効でしたよね?となると、2回試しましたので次の次に100円割れとなった局面ではさらなる円高を覚悟、、、と言えます。ホント?
昨日、豪ドル円とポンド円をロングして眠りにつきましたが、朝起きてポジションがなくなっていました。懲りない自分に我ながら呆れています(笑)あれほど失敗しているのに何故まだあや戻しを取りに行こうとするのでしょう。大倉さんのようにぶれないドル売り戦略に女神は微笑みました。私のミーハーディールも少し慎重にやらないと、、、。昨日ポジションを取った後は思惑通り上昇していたんですよね。だからあまり心配せずにいたのですが、念のため買値より20銭ほど下にはストップロス注文を置いておきましたので助かりました。そのまま持ち続けていたら、、、と考えるとゾッとします。
流石に今この水準では手も足も出ず。明日週末の動きを観察するとしましょう。
今日はFOREX RADIOでだいまんさんに今週の5カ国協調流動性確保策について、詳しい解説を頂きました。100円割れそうで割れないという今日昼間の収録でしたが、やはり帰宅していたら割っていました。次から次へと新しい単語が出てきて勉強するのが大変な為替市場ですが、今回の放送では手取り足取り、、、ですよ。是非聞いてくださいね。
→フォレックスラジオ ここをクリックすると聞くことが出来ます。
今日は敏腕女性ディーラー・・・とでも言っておきましょう、プロの投資家と話す機会があったのですが、今の相場はプロでも難しいとおっしゃってました。今の為替市場で利益をあげるには、為替だけでなく、米株、商品、債券とあらゆる市場を見なくてはいけなくなりました。。個人は特に買い場を狙ってきますのでこの相場ではなかなか利益をあげられるチャンスがなく、利益にならないどころか市場撤退を余儀なくされるケースも増えています。円を売っていれば儲かった相場の終焉-個人投資家もFX会社もWINWINだった時代の終焉でもあると。
しかし、為替も難しければ日本株市場もさらに難しく、この下落トレンドの中で上がる銘柄を選別するのは至難の業。ゆえに専門家の推奨する銘柄に頼るも、その専門家も曲がりまくるという厳しい相場です。下落トレンドなんだから信用でもやらなきゃ儲かる機会が殆ど無いということ。デイトレやスイングで銘柄を選択していくというのは株式市場においてはかなり高度な売買だと思うのですが、どうなんでしょう?株でコンスタントに利益をあげている方はいらっしゃいますか?
さて、昨日のカンフル剤の効き目もあっというまになくなってしまいました。欧州時間から再びドル売り再開です。しかし、その下げ方をみていても短期のロングの投げといった感じで、積極的なドル売りが出ているわけではなさそう。今回の下落では102円台を割り込むことはないような気がしてきました。一度、105円くらいまで戻りを入れてからの100円割れかと。
ということで102.80の買いポジションは102.40で小さく利益確定。すかさずドル買い、、、の勇気はちょっとありませんでしたので、クロス円を狙うことに。豪ドル円を95.30で、さらにポンド円を206.50で買ってみました。豪ドルの目標値は97円、ポンドの目標値は210円くらい。欲張りすぎかな?地合いをみてこのラインは引き下げるかもしれません。少しドル円・クロス円の反発の時間帯に入ったという見方からですが、いつ何時どんなビックリ問題が出てくるか解らないアメリカ。何かあったらすぐに撤退しますのでアシカラズ。
2008年3月12日水曜日
FRBが各国中銀と協調して、追加流動性対策を発表!!
コレを受け、ダウ平均高、ドル高、原油高、金高に反応しています。
今回の資金供給対策に参加するのはFRB、ECBのほか英国、スイス、カナダの中央銀行。各国の短期金融市場で資金供給を拡大するとの緊急声明を発表しました。FRBが最大2000億ドル(約20兆円)の資金を市場に供給するとともに、ECBとスイス中央銀行へのドル資金融通枠を拡大。住宅ローンを担保として受け入れる他、ECB、SNBとのスワップ枠拡大などの新たな措置がとられます。日銀は今回の対策には直接参加しませんがこれを歓迎する声明を公表、記者会見を開いています。
えーと、こんなころは前にもありましたね。確か年末、年越資金が無いとかなんとかで、5カ国中央銀行が強調しての資金供給を行いました。12月のことでしたから、たった3ヵ月前なのですが、もう資金が回らなくなっているということですか。。。。やはり先週の米雇用統計の数字が衝撃であったこと、バーナンキ氏の中小金融機関の破綻の懸念ありといった失言?などが景気後退観測を強めてしまったのでしょう。ただ、緊急利下げとか、公的資金注入とか、そういうレベルの材料と比較すると如何せんパンチ不足ですか?だってそもそもこれ、2回目でしょ。
これを受けドル円は103.40くらいまで急騰しました。1・40くらい動いたのかな。しかし買いは続かず、その後102円台後半までダレてきて揉み合いが続いています。ちょうど私がドル円ショートしたあたりが下値ライン?細かく利益を確定して置くべきだったのでしょうか(笑)103.40まであったわけですが、104円台に乗せ足場固めをするようだと、101円台に突っ込んだ2回の局面がW底だった、ということでドル買いに転じるのでしょうけれど、今はまだこのまま104円台に乗せるほどの強さがあるかというと疑問ですね。今回の追加流動性対策も、それだけ現状が酷い事態だということを認識させられただけです。これで根本的な問題を解決するようなものではないので、やはり買いの力は続かないと見ています。ということでドル円のポジションは、まだ大きな損失とはなっていませんので、もう少し様子見と行きましょう。
ただ、今日は珍しくデイトレがヒットしたので嬉しいご報告を。
朝、仕事に出かける前、8:30頃にドル円は101円台、ポンド円は203円台まで売られており、短期テクニカルから東京時間から買い戻される予感がしましたので、ポンド円を203.95で買いました。1時間足で見ると解りやすいのですが、今ポンド円204円~207円どころの見事なレンジ相場を形成しています。利益確定の注文を206.50に置いて外出。コレが帰宅したら見事にヒットしていて、2円50銭程度の利益を獲得する事が出来ましたーー!!最近曲がりまくっていたので嬉しいです、、、。まさか、こんなに早く戻るとは思っていなかったのですが。1日ずっとマーケットを眺めているより、こうして注文を置いたまま放っておくほうがいいのかも?
2008年3月11日火曜日
日経平均は昨年来安値更新。ドル円は再び101円台へ。原油はなんと107ドル史上最高値を示現。サブプライムに端を発した異常事態がいつどの水準で終わりを迎えるのかサッパリわからなくなってきました。先週の雇用統計の衝撃からさらなる利下げはもちろんの事、私は何かのテレビでアメリカはマイナス金利に持って行くしかないんだ!と机を叩いて力説するコメンテーターを見かけ、マイナス金利?そんな話が出ているのか、、、と驚愕した次第ですが、皆さんはマイナス金利なんてことが実際にあると思いますか?マイナスはないにしても、コレまでの2%までという見方からもっと下げなきゃならないね、というムードになっていることは否めません。そりゃ、これからまだまだ金利が下がりますよーというのですから、ドル売りが止まるわけがなく、おのずと商品市場への資金流入が止まらないという結果となっておりますが、100円割れに皆が意見が揃ってきたことが気がかりです。こんな風にドル反発を見込んでいた向きが揃ってドル安にスタンスを転向する頃に相場が転換するというのを何度も目にしてきているため、それに近いようなムードになってきていないだろうか、周りの声に耳を傾けていますが、、、。
円キャリーから、ドルキャリーへ。
こんな言葉が盛んに聞かれるようになりました。これを私なんかが実際に手がけるようになったら、そこでこの流れが収束するんじゃないかな(笑)
さて先週は押し目を拾わんと果敢にロングポジションに挑み撃沈しまくりましたので、今はショート戦略に転換しています。自分がショートするくらいだから、この相場、もう終わりじゃないかとも思ったりもするのですが(笑)セリングクライマックスというような尋常じゃないボラでの下落を経験するまでは、この流れに乗るのが得策であろうと考えを改めました。、、、といいますか、金曜夜、知人と食事に出る前に102円80銭という割りに高めの所に注文を置いていたのですが、コレが雇用統計後の乱高下でヒット。そのまま持ち続けているというわけです。出かける前には101円台にあったのですから、まさかこの注文が約定されることはないだろうと思っていたのですが、そのまさかが起こるボラタイルな昨今の為替市場。さてこのポジション、しばらく温めて100円割れを待ちましょうか?それともやはりこの辺りで利食いをいれた方がいいでしょうか?今晩はこのまま継続。との結論にいたりましたので、このまま休む事にします。おやすみなさい。
2008年3月7日金曜日
まあ、私のストップをご存知でしたの?
とぼやきたくなるような動きです(笑)朝起きたら102.50のストップがヒットしていました。その後反転しているのだから腹立たしい!!でも、私と同じようなことを考えていた方が沢山いたということです。それでは勝てないのです。
大倉さんのブログを覗くと、今、この相場の戻りをとるという行為はかなり危険なことだと認識させられますね。冷静に考えてもユーロドルがあれだけの高値をとりに行っているのだから、ドル円ももっとドル売りがあって不思議はないのかもしれません。今日あたりの戻り高値を売るほうがいいのかも。
詳しくは今日のラジオNIKKEI「FX投資塾」12:15~生放送。聞いて下さいね。
大倉さんに、今週の会合で何を聞いてきたのか、伺いたいと思います。
ここから、インターネットでも生放送が聞けます。
→ライブストリーミングをクリックしてね。
ECBもBOEも金利据え置き。発表直後の反応はポンドは怒涛の買い。ユーロドルはトリシェ総裁の発言受けて尚高値更新しています。
◆トリシェ総裁の声明要旨を記載しておきます。
ユーロ圏経済のファンダメンタルズは健全だ。最新のマクロ経済指標は、実質GDPが現在、減速しながらも伸びていることを示している。ただ、金融市場の混乱がもらたす不透明性は依然として高い。 ECBは市場期待に対応しない。
<政策スタンス> ノーコメント。現在の金融政策スタンスはわれわれの目標達成に寄与するとだけ言っておく。こうした状況を背景に、中期的な物価安定の維持がわれわれの責務に沿った主な目的であることを強調する。中長期的なインフレ期待をしっかり抑制することは、理事会にとって最優先課題だ。現在の金融政策スタンスは、この目標の達成に寄与すると考えている。理事会は中期的に、二次的影響や物価安定に対する上振れリスクの顕在化を回避することに強くコミットしている。われわれは今後数週間、引き続きすべての動向を非常に注意深く監視(monitor very closely)していく。
<インフレ> 最新のデータは、インフレに対して短期的な強い上昇圧力が存在することを裏付けている。マネーと信用の非常に力強い伸びを背景に、中期的な物価安定への上昇圧力も上向いているとの評価も確認している。
インフレ抑制を強調、また、市場期待に対応しないなどと述べていますから、この辺りの発言にユーロ買いが走ったということなのでしょうか。
またドル円、クロス円はダウ平均の軟調を見て下落に転じてしまいました。昨日私が買った103円40銭ドル円ですが、一時は104円台に乗せる健闘を見せたものの、今103円20銭を割っています。103円は割らないで欲しいですねぇ。。。オージー・キウイなどの高金利通貨の売りがキツイ。今週初めの安値ラインが抵抗となるでしょうけれど、ここを通過してしまうようなら今度はいよいよドル円が100円割れを試すような円高局面を向かえるのでしょう。個人的にはそれはまだ先のことかと思っているのですけれど、、、、。アメリカの株、ダウ平均が弱いとドル円、クロス円は駄目ですねぇ。
それでもユーロ円は小さな上昇トレンドを形成しているように見えますので、この急落も面白いかもしれません。ということで158円15銭で拾ってみました。早まったかな?157円60銭あたりにロスカットラインを置く事とします。
明日は雇用統計などのビッグイベントもあります。様々な思惑からこの後も上下動あるかと思いますが、朝まで見ていられません(笑)ドル円も保有のまま、眠るとしましょう。お休みなさい。
2008年3月5日水曜日
雇用統計の前哨戦ともいえる2月のADP全国雇用者数が発表されました。予想が前月比+1.8万人のところ、なんと▲2.3万人。さらに1月も+13.0万人から+12.6万人に修正されドル売りとなっています。この発表の前まではドル円、クロス円ともに買われており、今回の急激な円高局面での底値圏からの脱出か?との淡い期待も出始めていたのですが、この衝撃でまた底練りレンジに戻ってしまいそう、、、(´・c_・`) ただ、米金融保証会社アムバックの救済を協議している銀行団が、5日中に、つまり今晩の内に、合意達成を目指しているという報道があったようですので、この内容が市場に安心感を与えるに足るものであれば、ドル円は102円台後半が一応の底値であったとみてもいいのでは?と考えています。このADPでのドル売り、クロス円売りは調整じゃないかと。ただし、100円割れのリスクが払拭されたという意味ではなく、更なる円高があるにしても一旦の戻りを入れてから下げる、というイメージ。あ、こんなことをちょっと前にも言いましたね(笑)同じようなことを言ってポンドを買ったその直後に 急激な円高に見舞われましたので、あまりアテになりませんけど、、、(*'-'*)エヘヘ
ということで、ADPショックの底かな?と見えた103円43銭でドル円を買ってみました。打診買いです。昨日金曜まで様子を見るなどと言ったエントリーをかきこんだのですが、その舌の根の乾かぬうちにに、ですがこれはポジション病でしょうか(笑)今回のドル安の102円60銭をメドに50銭のところに置いておくこととします。106円くらいを目指して保有する心積もりですが、雇用統計などのビッグイベントを控えていますので、すぐに気が変わるかもしれませんので、アシカラズ。
ユーロは相変わらずの強さですが、一部報道で欧州高官のユーロ高を懸念した発言をしたとかなんとか、今後もこうした牽制発言があろうかと思いますが、強い時は何を言っても強いんですよね。一時売られるも反発して高値更新を目指す勢いです。しかし、何処までも高い相場なんてあるわけがない。やはりどこかで頭を打つものです。それが1・55達成で満足するのか、1・60までいかなきゃ満足できないのかはわかりませんが、そろそろなんでしょうね。こういう相場はいたずらに売りを仕掛けても失敗するだけです。明確に天井を確認してから売っても遅くないと思いますので、とっこんで売らない様に自制しております。(`・ω・´)
では、明日の朝また、ショック~というようなブログを更新しなくて済みますように。(゚-^*)ノ""マタネ♪
ドル円は102円台に突っ込むと買いが入り103円台へ押し返されておりますが、かといってそのまま上がるかというと、、、上がらない。この先100円割れ目指した円高があるの?それともさすがにここが買い場なの?難しい局面ですが、東京金融先物取引所によると2月26日から同27日にかけての取引以降、個人投資家による底値を狙ったドル買いが増加しているとか。27日の取引量は前日よりも約2万枚増の11.4万枚。28、29の両日は12万枚超、約3年ぶりの安値圏に下落した3月3日は11.5万枚。日本の個人はここいらでドルロングに転じているらしいですが、売り方の蓋も重く圧し掛かっている状況。果たしてこの勝負、軍配はどちらに?
今週は月初め第1週。イベントが豊富です。
RBAオーストラリア準備銀行は政策金利を0.25%ポイント引き上げましたが、1月小売売上高が予想を下回ったほか、世界経済にも不安定な要素が広がっているため、今後の利上げスタンスに打ち止め感が広がり、豪ドルは対米ドル、対円で大きく下落しました。 現状においては数少ない利上げ期待通貨として買い人気を集めていますが、さらなる利上げには懐疑的な見方も出てきたようです。
また、カナダ中央銀行は政策金利を0.50%引き下げました。これで3カ月連続での利下げとなりましたが、0.5%の利下げは米同時多発テロ事件が発生した2001年以来。予想では0.25%と0.5%の予想が拮抗していたのですが、0.5%利下げとなったことでカナダ売りとなっています。
今週はこの後、ニュージーランド、イギリス、欧州、日本と政策金利の発表があるのですが、ほぼ据え置きが予想されていますので波乱があるとすれば予想外の利下げ、、、でしょう。日本は利下げは出来ないでしょうから、据え置きとなることはほぼ間違いないか。総裁人事はどうなっているんでしょうね、、、、。
とかなんとか書いているうちにユーロドルがさらなる高値を更新しているようです。ドル売り再燃か?やはりまだドルが下げ止まっていないのでしょう。もう一段の安値がないことには終わらないトレンドの中にあるようです。今週金曜はNEW MOON、新月ですが、転換ポイントとなるでしょうか。あ、この日は雇用統計ですね。偶然の一致?ということで、金曜まで様子を見ることとしますか。落ちるナイフは掴むな。ということです。
2008年3月3日月曜日
金曜の朝に書いたブログが 「104円90銭割り込みました。」という水準だったわけですから、その後の下落もきつかったわけですね、、、。今日とうとう3年ぶりの102円台に突入。報道ステーションの古館氏から「セリングクライマックス」の解説を聞くこととなってしまった今日の株価の下落もニュースですけれど、、、。日経平均は13000円台をも割り込みました。ぎりぎりまで大台で粘っていたんですけれど、大引け直前にスコンと割りましたね。(報道ステーションでは、まだセリングクライマックスではない、と言ってましたが)
2005年の安値101.67円を目先の下値メドですけれど、1995年以来の100円割れもあるとの声も再燃しています。しかし、何処よりも金利の安い通貨円がこれほど高くなるのも冷静に考えればおかしな話ですよね。円高ではなく、ドル安なんだという解説を受けても、、、です。 バーナンキ議長の議会証言で、なんと議長が米国の一部金融機関の破たんの可能性に言及したというのは衝撃でした。正直といいますか、やはり学者だといいますか。立場的に混乱なきよう配慮すべきでは?とも思うのですが、歯に衣着せぬ現状認識発言というのは、こういう局面では必要なことなのかもしれません。大丈夫、大丈夫といい続けて、どこかが破綻する方が、ショックが激しいでしょうからね。
また、景気失速が経済指標からも明らかになりつつあります。
29日に発表された2月米ミシガン大消費者信頼感指数が16年ぶり、2月シカゴ地区購買部協会景気指数も6年ぶりの低水準。さらに、1月PCE個人消費支出価格指数は事前予想を上回りスタグフレーション懸念が一気に強まっています。 すでに3月FOMCでは0.75%の大幅利下げ予想も出始めているため、ドルが売られるのも仕方がないか。
先ほどカナダのGDPが発表されました。予想より弱い数字にカナダ売りとなっていますが、カナダドル投資で数億ドル(数百億円)の利益を上げたとされるバフェット氏が、今から5-10年後には米ドルに対してもっと高くなっている可能性が高いと思うと発言していることからみてもまだまだこのドル安は続きそうです。
私は、木曜夜のミーハーディールの失敗の反省から今はじっとしております。というか、手も足もでません(笑)皆が100円割れだと報道ステーションあたりで騒ぎ出したということは、流石にもう止まるんじゃないのかしら?とも思ってもいるのですが、とは言え、買い出動も出来ないですね、底入れの感じがしない。皆さんは今、どんな戦略で挑まれているのかしら?
最後、ちょっと気になったニュースを転載しておきます。まだ良くわからないものですが、メモとして。
◆「サブプライムの『新種』のようなもので、金融機関から新たな巨額損失が出るらしい」——。前週の市場ではこんな話題が市場を駆け巡った。関係者の話を総合すると、ウイルスさながらの扱いを受けたのは、ヴァリアブル・インタレスト・エンティティ(VIE)と呼ばれる変動持分の事業体。欧米の大手金融機関が相次ぎ救済を発表しているストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)同様、金融機関の損失を「連結ベースのバランスシートから外している可能性がある」(別の外銀)とうわさされるものだ。 事情に詳しいある邦銀関係者は「サブプライム問題のキーワードして注目ではあるが、VIEの連結はエンロン事件の際に問題化しており、損失がまったく表面化していないと見るのは騒ぎすぎ」とするが、こうした言葉が飛び交うこと自体、サブプライム問題に対する市場の疑心暗鬼をあらためて示したといえる。ロイター
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