介入はありませんでしたね。
きょう午前の東京市場のドル円相場は77円付近まで上昇、介入期待でかったものの
介入がないことでとっとと手仕舞った、みたいな動きに見えましたが、
実際に介入期待が高まってきている昨今、そういうディールをするファンド勢もあると聞きます。
ドル円が先々週金曜日19日に75円台に突っ込んだのを最後に
円高圧力が収まっているようですが、こうした介入期待に加えて
昨日あたりだとアメリカの経済指標が予想より悪くないことがドル安圧力を
軽減させているものと思います。QE3の期待を来月につないだってことも
楽観につながっているのでしょうね、現在もダウ平均は値を上げており、
11500ドル台に回復してきています。8月初旬には10500ドル割れまで急落していたので
1000ドル戻っちゃった・・・・。
※7月の個人消費支出は前月比0.8%増、市場予想の0.5%増を上回り、
5カ月ぶりの大幅な伸びとなった。(6月は0.1%減少だった)
今日はユーロの下落が目立ちましたが、かといって大きく懸念するようなユーロ売りという
感じではありません。レンジの上限に到達していましたので一旦売られるポイントではあったし。
そもそも欧州財政問題があるなかで1.45ドル台を回復する強さがあることのほうが不思議。
やはり1.45ドルタッチでは売られるという相場になりました。
1.4100ドルくらいまで下げてもレンジの中。まだまだ別段驚きに値しない下値余地はあります。
今日のユーロ下落のきっかけはイタリア国債の入札かと見られます。
これを警戒したユーロ売が先行した格好でしたが、結果的には応札倍率がやや低い
とはいえ無事通過。しかし、一度売られ始めた流れは止まらず
一時は1.44ドルを割り込みました。
先週まではジャクソンホールがイベントとして注目され、欧州問題は
あまりクローズアップされておりませんでしたが、ジャクソンホール通過で
市場は改めて欧州に目を向けたようなところもあるんじゃないかな。
昨日はトリシェ総裁が「 ユーロ圏は今後も穏やかな成長が続く見込み」
「インフレ率は今後数カ月間、2%を明らかに超えて推移することになるだろう」
「ECBは断固としてインフレ期待を抑制する」なーんて強気な発言をしてましたけど、
退任前の強気、楽観発言は要注意だとかどなたかが指摘されてました。
実際今日は格付け会社S&Pが「低成長が欧州の2番底リスクを増大させる」
との見解を示したりして、トリシェさんの願望発言の逆を言ってますね・・・
ユーロは一旦レンジ下限まで弱含みの流れとなるかもしれません。
今夜この後FOMC議事録が公表されますが材料となるかな?!
ドル円は77円台があれば売りたいとおもっていたのですが、
その手前で下げちゃったので乗れていません。
基本的にはこの楽観も雇用統計までだと思っています。
ユーロを戻り売りでもしてみようなしら・・・・。
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