2014年10月31日金曜日

ひゃー今夜30日㈭の米株、日経平均先物怒涛の上昇よ。

「GPIF、国内債券割合を35%に削減、株25%に引き上げへ」=メディア筋 2:13

とあるベンダーのフラシュニュースです。
現時点ではまだ出所が明らかではないのですが、
このニュースは株価押し上げの起爆剤です。

◇GPIFの国内株式運用

旧来運用 11%

2013年6月(現時点)12%

1~2年後の目標 20%

というように、これまでも国内株式運用比率は引き上げられる方向で
見直しが入っていて、これが株価の支えになってきていましたが、


新ポートフォリオ 25%?!

運用見直し案が9月にも出る、とされていたのが遅れに遅れ
11~12月になるという認識となっていましたが、
今夜出てきたこの数字は、どの筋からの情報でしょうね。

25%とは、予想を上回る規模での株への資金流入が期待されることとなります。

GPIF資金って120~130兆円規模ですので わずか1%増えれば1・2兆円増加。
今回、これまで言われていた規模より5%高まったので1・2×5=6兆円増です。
120兆円の4分の一ですから30兆円が日本株市場に入ってくる計算ね。

15690円という7月31日の高値が超えられるかどうか、、、と思ってみていた
日経平均、今夜のシカゴの日経先物で難なく超えちゃって
15850円付けています。30日㈭の日経平均より200円高です(*‘∀‘)

ちなみに国内債券を現行の約6割から中長期的に35%へ引き下げる一方で、
海外株式を25%とするほか、海外債券を15%としていくと報じられています。

海外株も従来の20%から25%へ引き上げられていますね。
これは円安要因です。
今夜はクロス円も高いですが、このニュースが意識されているのかな。

私は昨日のFOMCでドル円を108・67円でロングしています。
102~103円のロングは継続保有。
現在109・40円近辺まで上昇、110円は目前です。

今夜はダウも200ドルを超える上昇で完全に急落前の
高値を目指す展開にあります。

明日の日本株も高いでしょう。
やはり、消費税増税はやる方向で動いているようです。
国策には逆らうな、ですね。

********************************:

10月FOMC振り返っておきます。

FOMCはズバリ「ドル買い」の材料となりました。

何がそんなにドル買い燃料とされたのか…。
昨日FOMC前にUPしたブログの注目点をなぞってみます。



1)労働市場に関する悲観的そのままな判断
「significant underutilizationかなりの活用不足」が修正されるか否か。

→ ○ 修正されました。
「gradually diminishing労働資源の活用不足が徐々に解消している」

つまり、かなり悲観的だった表現が「徐々に解消」と緩和されたのです。


2)異例な低金利が量的緩和第3弾終了後も
「considerable time 相当の期間」継続するとの
フォワードガイダンス(将来の金融政策指針)が修正、削除されるか否か。

→ × 大注目の「相当の期間」やっぱり削除なし

3)インフレ率が米国連邦準備理事会(FRB)のインフレ目標2.0%を、
2年4ヶ月連続して割込んでいることに対する懸念が表明されるか否か。

→ ○ インフレ率が目標の2%を恒常的に下回り続ける可能性は
やや減ったとする9月のFOMC声明の文言を繰り返した。

ということで、リスクの高まりには言及せず、
一段と楽観的かつタカ派的な内容。

これを以て、
早ければ3月利上げの可能性を排除せず。
と解釈する向きもあるようで、これが全面ドル高の背景。

10月は株が急落急騰でボラタイルな月となりましたが、
結果、10月が月足で陽線引けになるかも?な値動きになっています。
明日31日のマーケットで急落の全戻しなるか?

米株はすでに10月陽線引け確定な感じです(;゚Д゚)


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2014年10月29日水曜日

さて今夜のFOMCでは、テーパリング終了が予想されているものの、
イエレンFRB議長の記者会見が無いことで、
フォワードガイダンス(将来の金融政策指針)などの
金融政策の変更は無い、と予想されているようです。

注目ポイントは下記3点だと日経QUICK


1)労働市場に関する悲観的な判断
「significant underutilizationかなりの活用不足」が修正されるか否か。

2)異例な低金利が量的緩和第3弾終了後も
「considerable time相当の期間」継続するとの
フォワードガイダンス(将来の金融政策指針)が修正、削除されるか否か。

3)インフレ率が米国連邦準備理事会(FRB)のインフレ目標2.0%を、
2年4ヶ月連続して割込んでいることに対する懸念が表明されるか否か。


この後番組があるので、仕事に戻りますが、
今夜3時のFOMCまで起きているかしら~ってことで
事前ポイントをQUICKから引用させていただきました。

108・03円で106・99円のドル円ロングは手じまいました。
102~103円で作ったロングは継続中。


******************************

そして、今週は31日の日本銀行金融政策決定会合。

「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)の公表もあります。

日銀は2%の物価安定目標の達成に向け順調な道筋をたどっているとして、
現状の量的・質的金融緩和を維持する公算が大きいようですが、
日銀は昨年4月に14年末のマネタリーベースが
270兆円になる見込みと公表して以来、新たな見通しは示していません。
15年末の見通しはまだ示されていないのよね。
あと2か月でこれまでの見通しの期限が来てしまいますが、
来年はどうするんでしょうね。

市場では「目標達成は困難」との見方が依然として多く、
いずれは追加金融緩和に踏み切るとの観測が根強い状況にあります。

消費税増税の決定を前に、しかも、日経平均が15500円台まで
回復してきているこのタイミングではカードは温存するものと思われ、
今週は何もないでしょうけれど・・・

ただ、日経QUICKニュースが「日銀ウオッチャー」に次回以降の会合で
追加緩和に踏み切る可能性があるか聞いたところ、
27人中3人が追加緩和を実施すると回答したそうな。


次回会合では16人(約6割)の方が追加緩和実施すると予想。

①2015年1月に上場株式投資信託(ETF)の買い入れ額を
現状の年1兆円から3兆円に増やす。

②長期国債やリスク性資産の買い増し。
マネタリーベース(資金供給量)の増加目標を
(現状の年間約60兆~70兆円から)80兆~90兆円程度に
10兆円ほど引き上げる

というような、追加緩和策を予想している向きが多いようです。

国債買入れ枠の拡大予想もあるんだ~

私はせいぜい資産買入れ枠拡大が限界かと思っていましたが(^^;
それじゃインパクトがないと市場が催促し始めちゃってるってこと?!
ちょっと怖いですね。。。




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28-29日はFOMC。
ということで、今夜から米国では金融政策決定会合が開かれていますが、
明日水曜のNY時間にはその結果が公表されます。

ポイントは
テーパリング終了となるか?
(10月の株価急落の局面ではQE3を終了させぬ方向で
少額の資産買入れ枠を残すのではないか?とか
QE4という話まで飛び出したkれど、、、)

金利引き上げ時期についてのヒントがどの程度でてくるか?

ということになりますが、
いよいよQE3終了となる可能性がある今回のFOMCの注目度は高く、
今夜の米国市場は動意薄の様子見相場となるかも、、、
なんて思っていたのですが、意外や意外、
結構しっかりと買われているじゃないですか。

今夜ダウ平均は16900ドルまで一時上がってます。

28日㈫ 日経平均はさすがに戻り一服となって
▲58.81円15329.91円で引け、
日足でみると、一目均衡表の雲の下限でぴったり頭を抑えられた格好。

ここで上昇が止まるのはチャートでも目に見えて解りやすい
ポイントでしたので、今日安いだろうというのは、予想できました。

ところが、今夜のダウ平均は同じようなチャート形状なのですが、
日足の一目の雲の下限でたたかれることなく、雲の中に頭を突っ込んで
上昇してきているのです。強いですねぇ。。。

だって、
今夜は耐久財受注とかケースシラー住宅価格指数が弱かったのよ?!

9月耐久財受注(前月比) 結果▲1.3% (予想:+0.5%)
(前回:▲18.2%(改訂:▲18.3%)

9月耐久財受注(輸送除く)(前月比) 結果▲0.2% (予想+0.5%)
(前回:+0.7%)

8月ケース・シラー住宅価格指数(前年比) 結果+5.57%(予想:+5.70%)
(前回:+6.75%(改訂:+6.74%)

弱い指標が出れば、米株売らるんじゃないかと思いますよね。
でも、今夜は確りした買いが入っている印象。。。

ただ、その後23:00に出た指標が良かった。

10月消費者信頼感指数 結果:94.5(予想:87.0)
前回:86.0(改訂:89.0) 
10月リッチモンド連銀製造業指数 +20 (予想+11)
前回:+14
こちらを好感しているのかもしれませんが・・・

ちなみにドル円相場は耐久財受注とケースシラーが出た瞬間
下落して108.15円近辺から107.71円まで下落しました。
素直に指標を嫌気したのリスクオフが瞬間入ったということですが、
すかさず買い戻されて108円台を回復しています。

私はここで外出先からモバイルトレード
107.85円でドル円ロングしています。

これは大局ではドルは上昇すると思っているからですが、
短期的にはレンジ入りしそうな気もしていて、自信が持てない中、
願ってもない急落局面だったということですが、
それでも107.85円程度ではあまりいいコストともいえないかなぁ。

ただ、今夜の米株が強含み推移なので、ちょっと安心(*‘∀‘)

明日のFOMC控えてポジション取るなんて、自分でも
リスキーだとは思っておりますが、、
FOMCを前に一度ポジションは整理するかもしれません。

しかし、もし、大きく下落するようなことがあれば、
買いのチャンスとみてポジションテイクするつもり。

ユーロも意外に上がるんじゃないかと思ってみているのですが、
今夜はユーロドルも強いのね。
つまり今夜はユーロ円が最も強いということになりますが、
1円近くもユーロ円上昇しています。
どうやらクロス円が強い地合いとなっていますね。
キャプテンがロングしている豪ドル円もそう。
もしやGPIFの外モノ投資の影響が出ているのでは・・・?
なんて気もしないでもないですが、クロス円の上昇には乗れてません。

まずはなんといっても明日のFOMCの結果受けて大きく動くでしょうから、
今夜の地合いでのトレードがひっくり返る可能性もある、
と見ながら細かくトレードするのが吉かと思います。

それと、31日の日銀の金融政策決定会合。
あまりにも日本の景気指標が弱いので、追加緩和の思惑も
強いようですが、ここで切り札を切るという局面ではないと思われ。
消費税再増税を決断しなくてはならない12月に向けて
株価が上昇していることが望ましいので、それまでにはまだ時間がある。
今切り札を使っちゃって何か起こったら、救いようがないので、
切り札は温存しつつ、11月辺りには何か出てくるかもしれません?!

ということで、今夜の地合いは悪くない。
これがFOMCで崩れないことを願って。
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2014年10月28日火曜日


ダウ平均は一目均衡表の雲の下限が勝負ドコロみたい。

今夜27日月曜の高値16836ドルって、
まさしく雲に阻まれているって感じです。

テクニカルも意識される。。。
という相場になってきつつあるというのは
マーケットが正常化に向かいつつあるということでもあります。

だって、暴力的な下落相場になると、テクニカルの節目なんかお構いなしに
とことん投げが出るでしょ。もうそういう地合いじゃない、ってことです。

つまり、今夜ダウ平均が弱いってことくらいは、
多くの勝ち組投資家にとって想定の範囲内のリズムであり、
恐怖を覚える必要は全くない「押し目」に過ぎないってこと。

これはドル円相場も一緒かと思います。
ここ2~3日は弱いかもしれません。

しかし、これが本質的な下落トレンドの中にあるものではなく、
底入れ後、上昇トレンドの中にある、押し目、と考えて
いいのではないかと思うってことなのですが、、、

今夜はまず、ドイツの指標が注目だったのですが、
独10月Ifo景況感指数は、市場予想を下回って6カ月連続で鈍化で
2012年12月以来の低水準を示現し田にもかかわらず、
ユーロはちょいと売られただけで影響は限定的。

相場の腰が強くなってきた印象を強めています。

■10月IFO企業景況感指数 103.2(予想104.6)

9月は104.7 ⇒ 2012年12月以来の低い数字

加えてIFOエコノミストは、
「ドイツQ4のGDPは、0%成長となる見込み」
という悲観的な予想を出しています。

それでいて今夜のマーケットが崩れることはない。。。

というのが、いよいよ10月の相場の脆弱な地合いからは切り離されて、
まったく新しい相場に変わったのだということを示している、
と思わせますね。

■今週で10月が終わりますが、意外に重要イベントが多いので注意が必要。

まずは 29日(水)米FOMCがあります。

QE3は本当に終了するのかどうかに注目。
今月の米株下落局面ではQE4なんて言葉が出てきていましたが(笑)果たして。
まあ、あの時はああいうコメントが出てきても仕方がないパニックでしたが、
すでに落ち着いています。テーパリング完了はほぼ間違いないでしょう。
ちなみにイエレン議長の会見がないので、イベントとしての注目度は低いのですが
タイミングとしての注目度が高いという感じです。

30日(木)
独失業率(10月)
独消費者物価速報(HICP・10月)
米GDP速報値(7~9月)
NZ中銀政策金利

31日(金)

日銀決定会合


日銀ねぇ。。。市場には追加緩和への期待が出ていますが、どうでしょう?
為替市場での円安は別段これ以上加速させることもないでしょう。
株を上げる施策という意味で資産買入れ枠の拡大を期待する向きはありますが、
株も15300円台まで自立反発していますので、日銀が出る幕でもないかと思います。

ただ、市場関係者の期待は株価でも為替水準でもなくて
消費税再増税が出きるか否かという議論にシフトしており、
それを目標にするならば、今の景気指標はあまりに悪いということでの
日銀頼りのカンフル剤注入予想があるというのも事実かな、と。


さて、週明け、ドル円が元気がなく、108円台を守り切れないようなので
107.83円で利食ってしまい、106.99円ロングのポジションはいったんン閉じました。

再度買い場を探します。
日経平均も雲にぶつかっていて、一度押されそうよね。
明日28日㈫はちょっと弱含むような気がします。


というか、ユーロが意外と戻るんじゃないか_とも思っていて
ユーロを買うなら、ドルを買えないなぁという矛盾をはらんでいますので
今、根っこの102~103円台のドル円ロング意外の新規ポジションは
持っておりません。

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2014年10月26日日曜日


ドル円相場108円台まで戻ってきて値固めできそうな雰囲気。
23日㈭のNY時間引け際に、またエボラ関連のニュースが出てきて
107円台まで落とされたのですが、
これをきっかけに雪崩が起きるというような脆弱さはなく。
これは米株市場も同じ。

結局24日㈮のNY市場でもダウ平均は127.51ドル高 16,805.41ドル
S&Pは前週15日についた安値から5.5%上昇し、
週間では約2年ぶりの大幅な値上がりですって。

危機は去ったように思いますが、
悲観論者はまだまだ健在。

株大暴落も…市場が怯える日経平均「予想変動率」の急上昇
http://news.livedoor.com/article/detail/9397047/

ただ米株については強気継続見通しが多いのね。

ビッグ・マネー調査―ファンドマネジャーは米株に強気
http://jp.wsj.com/articles/SB12669324362286583938704580225652159593816

10月の急落の背景は色々な要因が重なったために思わぬ安値を
示現したという印象ですが、結局はカレンダー的にファンド勢の換金売りが
主因だったように思います。ファンドの閉鎖などの話もありましたし。。。
今年はファンド勢も苦労していたようで年央までの膠着相場で
利益を上げられていなかったために、9月からの上昇でドカドカ買って、
10月それらをそっくり利食った、なんて指摘もあります。
ボラティリティを作りに来たって感じかもね。

だとするならば、基本のシナリオには何ら変更はありません。
安値を拾って買うのみです。株、ドル円ともに今週は買い目線。

先週作ったドル円106.99円ロングもまだ継続です。

*********************************

さて、今週の注目はユーロかな。

日曜ですが、西原さんの有料メールでは松崎美子さんが
いくつもメールで情報を配信してくださっています。
日曜って情報配信もほとんどないのでありがたいですね。

というのも、今日25日はECBによる欧州の銀行に対するストレステストの
結果が公表される日なんです。たしか130行の検査じゃなかったかな?。

金曜のマーケットですでに、25校が不合格となるという噂が出ていましたが、
マーケットはそれを材料にして動くことはありませんでした。
ユーロはむしろ、買戻しの流れにありましたね。

そして、今日正式に発表されたその内容は

25行不合格も 12行は既に不足額を調達済み
(美子さんのメールから)

ここまでは噂の通りなのですが、驚きなのが不良債権の総額。

1360億ユーロ増額の8790億ユーロ(2013年末時点)だそうです。

この結果を受けて、週明けのマーケットがどう反応するでしょうか?

不合格になった銀行は2週間以内に資本増強計画を提出する必要があります。
その後銀行は6カ月以内に計画を実行に移す必要がりされていますが、
危機シナリオだけで不合格になった場合は9カ月猶予があるということです。

この規模の不足分は、銀行が持っている資産を処分することで補強されるだろう、
というのが基本的な考え方でしょうか。株を持っていれば株を売るでしょうし、
外国への投資があればそれを引き上げるでしょう。
あるいは融資の引き上げ?なんてことも考えられるかもしれません。

一体どのような資産の処分、引き上げが行われるのかが注目です。
海外からの引き上げが起こるとすると、これはレパトリ(国内回帰)なので
ユーロ高要因になるでしょう。

欧州国内の資産の処分、融資引き上げが起こるとするならば
景気減退の一因とされ、欧州市場は売られる、、、つまりユーロも
売られるかもしれません。

規模は相当額だと思いますので、影響は出てくると思いますが、
どんな形で出てくるのかは想像しきれないなぁ・・・

それに、来週11月に入るとECB理事会です。
追加の量的緩和策が出るかもしれないという思惑は
ユーロ売り要因ですね。
ECBが社債の購入に踏み切るという噂が出たことで
売り一色だったマーケットが落ち着きを取り戻したという経緯もあるので、
このECBの金融政策も非常に注目度が高いわけで、、、イベントも近いことが
ユーロの予想を難しくしているような気がします。

ユーロドル相場は10月3日の1.25003ドルを底に下げ止まっており、
レンジ相場に入っています。

10月は9月分のFOMC議事録が発表された際に、
Fedメンバーがドル高への警戒を強めていたことが明らかになり
ドル高の是正が起こった過程で、ドル安がおこり、結果ユーロの下落が
止まったというだけのことのような気もします。

Fedのがドル高に警戒を示し始めたことで、ドル高の勢いは鈍る可能性が
出てきたと思いますので、ユーロ安にもなりにくいセンチメントが
出来上がってしまった、、、のかもしれません。

とすると、ECBは余程の思い切った策を出さないとユーロ安再開とは
ならない気もしますね。ましてやストレステストの結果、
レパトリが起こる可能性もあり、ユーロは意外に上昇するかもしれない、
なんてことを考えています。

まずは明日27日月曜に、このストレステストの結果を受けてどんな反応を
示すのかに注目ですね。

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2014年10月24日金曜日


今夜は威勢がいいですね・・・(;゚Д゚)

ドル円、日経平均ロングなので大歓迎ですが
(昨晩のナスダックショートは早々に買い戻して利食い成功)

それにしても、23日㈭、東京時間の日経平均が▲56.81 15138円
かろうじて200日移動平均線の上の水準を守ったものの
上昇の勢いはなく(宮沢経済産業相の新たな問題も出て・・・)
今夜の欧米市場が弱かったら、かなり危ういという状況だった気がします。
そうそう、ドル円相場も107円を挟んでウロウロしていたのに、、、

今夜はなんと108円台!?
ダウ平均も +253 16713ドル(2:19)

為替市場では、ドル円上昇に加えて、クロス円が上昇しており、
ストレート通貨が大人しいところを見ると
今夜の動きは「円安」なんですよ。
ドルに特徴的な動きはなく、どちらかというとドルは若干強い?

要するに、株高で円安、、、リスクオン相場ってことね。
先週までの波乱相場で引き上げられた資金が
再びリスク資産に向かっているという印象。

この力強さのきっかけは欧州時間、夕方からでした。

10月仏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値

仏・10月PMI製造業 47.3(前回:48.8 予想:48.5)

仏・10月PMIサービス業 48.1(前回:48.4 予想:48.3)

でフランスの指標が悪かったことで、初動はユーロ売りだったのですが、

その後出てきたドイツ・10月PMI製造業 51.8(前回:49.9 予想:49.5)

独・10月PMIサービス業 54.8(前回:55.7 予想:55.0)

と、分水嶺の50を大きく上回る力強い結果となりました。

ドイツが良くて持ち直して、ユーロ急騰、ユーロが持ち直すことで
リスクオン相場が再開したイメージです。
ユーロドル相場は買いは続かず、だれちゃったのですが、
ユーロ円は急騰しています。この動きをみるに
円安が主役なんですね。今夜は。。。

今回の10月の大波乱相場って、ドイツの鉱工業生産の数字が
著しく悪化したあたりから始まったような印象もあります。

それが、ドイツのPMIで終焉を告げる・・・?!

なーんてイメージも湧いてくるわね。

全てが欧州のせいということじゃありませんよ。

それをきっかけに始まった「ファンドの換金売り」が
カレンダー的に一巡して、一息ついたころに
良い指標ばかりが目立ってきた。気が付いたら水準は大きく下がっており
買いやすくなっているために新たなポジションは買いから入ろう!

なんて感じじゃないかしら?

勿論、今回のファンドの換金売りって利食いばかりじゃなくて
損切りも多かった思うけれど(^^;

ボラがなくて儲けにくい膠着相場が続いた後の大波乱は
ファンド自身が演出して作り上げたという指摘もありますね。
値動きがある方が儲かりますもの。動かない相場では
儲けられない。だから仕掛けてきた。まずは崩して、買い直す、ってことね。

だとするならば、本質的な株の崩壊でも、世界経済後退リスクでもなかったわけで
ファンドのいたずらが終われば、再び米国は経済指標がいいのだから
買い直されるということになります。

米国が底入れして買い直されるのならば
日本株も連れ高、、ね。

という勝手な妄想シナリオで、日経平均ロングと
昨日作った比較的高いところでのドル円ロング106.99円

これは、もうちょっと粘って利を伸ばしてもいいなかな。と思います。

ダウは200日移動平均線に阻まれていたのですが、
今夜の上昇でしっかり超えてきました。

日経平均は23日㈭の下落でも、200日を割り込むことなく
踏みとどまっていましたので、明日は確り上げてくるでしょう。

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2014年10月23日木曜日


今夜のダウは小動きに終始していしたが、1:00を超えたあたりから
売りが優勢となってきました。
昨日までの株価回復局面でダウは200日移動平均線を超えきたのですが
今夜の終値では再び200日SMAの下に落ちてきそうな予感。

今夜はそれほど悪い材料はないんですけれどねぇ。。。米国には。

まず21:30 米9月CPI消費者物価指数が発表され
市場予想を上回ったことでドル買いが旺盛となりました。

前年比 +1.7%(予想+1.6%)前回8月分+1.7%
前月比 +0.1%(予想 0%) 前回8月分▲0.2%

若干米国債利回りは上昇したのですが、勢いがあるという感じでもなく。
今夜は化学大手のダウ・ケミカルやボーイングの好決算が出たりも
しましたが、それでも、米株ダウ平均は200日移動平均線を超えて
なお上昇する力にはならなかったようです。

まあ、適度に一服しガス抜きしながら上がる方が腰が強いとも
言えますね。今夜の調整を経て、また木曜は買い直されるんじゃないかな?

ひょっとすると、今夜の米株の一服の背景にはまたしても欧州の
ニュースが関係しているかもしれません。

ECB理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁が
22日、社債の買い入れ実施はECBのバランスシート拡大に向けた
1つの方策となるとしながらも、
ECB理事会ではこうした議論はまだ行われていないと述べた。

「ECB理事会ではこうした議論はまだ行われていないと述べた」

↑ここですよ、ここ。

昨日は社債購入検討という報道で、米株上昇に繋がっていたのですから、、、
この報道を受け、その分の上昇は一度吐き出されるかもしれません。
ちょうど200日移動平均線のあたりで抵抗が強いところまで
上がってきたところでこんな報道があって、阻まれると、
これ、結構解りやすいですね。

ちなみにこのノボトニーさんというのはECBの今後の政策の行方を占う上で
キーマンになる人物で、これまでも、ECBの政策が変更される際は
ノボトニーさんが事前に市場へそのメッセージを発信しているという
ことが多いのです。だから結構ノボトニーさんの発言って注目度高いのよ。

さらにECBは26日に銀行のストレステスト(健全性審査)の
結果を公表することになっているのですが、


スペイン通信(EFE)が、11行が不合格になると報じているほか、

PIMCOの金融機関調査責任者、フィリップ・ボデロー氏は
18行が失格になる見通しという見方を出しています。

これを嫌気して今夜はユーロが売られており、ドル高はドル高なのですが、
欧州のネガティブニュースに米株も調整を強いられる局面と
なったような感じがしますね。

少しだけNasdaq指数をショートしてみました。
一目の雲の下限まで勢いよく上昇してきたので
ここは一度で簡単には抜けられないだろうということで
短期での押し目局面を積極的に売って取ってみようと。
このポジションは薄利で手じまうつもりです。

基本は底入れしたと思っています・・・。

また、今日はドル円を106.99円でロングしています。
105円台まで落ちてくるのを待っていたのですが、
再度105円台はなさそうなムードですので、
107円挟んでのもみ合いで買ってしまいました。

これはCPIのドル買いのおかげでプラスになっていますが、
今夜は株が一服しそうなので、あまり大きな動きには
繋がりそうもないですね。

現在日経平均ロング、ドル円ロングになっています。
そして短期でのNasdaqショートです。

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2014年10月22日水曜日


今夜21日㈫のダウ平均、米株は続伸中。
つまり先週16日㈭を底値にして、金、月、火と3営業日上昇です。
(引けは見ていないのでまだわかりませんが、
 2:15現在 150ドル高)

米株が先週㈭底にして回復基調にあるのに
日経平均は今日21日㈫は▲306.95円14804.28円

300円越えの下落かぁ・・・・激しいですね。
何といっても20日㈪が578円上昇という今年最大の上昇を
見せていただけにその反動がでて、やれやれの換金売りが
出ているとも言えますが、今夜の米株が強いとなると、
流石に明日の日経平均、上昇するんじゃないかしら??

200日移動平均線は超えさせない!というような
今日の大引けに向けての下落を見て、その引け味の悪さから
悲観論者が声高になってきた印象ですが、
あれだけパニック的様相を呈していた米株が
すっかり何事もなかったように落ち着きを取り戻しているところを
みると、あれ?再下落はないのかな・・・という気にもなりますし(笑)

ともかく日経VIは今夜も26近辺とまだまだ高水準です。
水星逆行もまだ終わっていません。

まだまだ、どちらに行くのかわからない不安定で
神経質な相場は今週いっぱい続くかと思っています。

だから、こんな時は「高値を買うな、安値を売るな」が鉄則で、
ボラが大きいだけに「休むも相場」に徹するか、
大局の方向を決めて、逆に動いたところで逆張りで買う、
という戦略で行くのがいいのですが、
ボラが大きい相場での逆張りは危険ですよねぇ・・・。

私は、弱気材料が台頭してはいますが、本質的な
日本の国策相場にブレがない限り、
下がったとろこを買うスタンスで行きたいと思っております。

ということで今日は14975円で日経平均CFDロングです。
15000円割れは最終的には勝ち組のバーゲン価格かと
思っているのですが、、、確信ではないのですけれど・・・

*****************************

今日の日本株下落には
中国の指標が嫌気されたという側面が大きかったみたいね。

①中国の2014年7~9月期GDP 前期比 +7.3%
2四半期ぶりの減速で、リーマン・ショック後の
09年1~3月期(+6.6%)以来、5年半ぶりの低水準。

②9月の小売売上高 前年同月比 +11.6%増(8月+11.9%)
③1-9月の都市部固定資産投資 前年同期比+16.1%(1-8月+16.5%)
 01年以来の低い伸び。

軒並み悪かったですね・・・
4月からの断続的な「ミニ刺激策効果」の息切れとの指摘も。
もっとも、政府は9月から再びテコ入れ姿勢を強めおり、
7~9月期は端境期ゆえの低成長と見る向きが多いようです。

中国統計が明確に悪ければ、政府による投資刺激策などへの
連想を生み、恩恵を受けやすい日本企業への物色が入ったと
指標悪けりゃなりふり構わず政策テコ入れ、というオペレーションを
期待する向きが多いのも中国の特徴ですが、
今回の指標はどっちつかずの内容だった?と、受け止められ
そこまで悲観が広がるものではなかったため、
素直に売られて終わった、ということみたいです。

*******************************************************

もう一つ、今日は
12%から20%台半ばまで引き上げる方向で調整に入った、
と報られたGPIF運用計画について
塩崎厚生労働相が、「新聞報道は知らない」と述べたことも
本日の株安の要因だったという指摘もありました。

しかし、私はコチラのニュースが気になっていて

19日(日)付けのフィナンシャル・タイムズ紙が、
安倍首相が経済の状況次第では消費増税第2弾の実施時期を
遅らせる可能性があると述べた、と報じたこと。

消費再増税の思惑についてはいろいろ思うことがありますが、
増税の場合の日本株、ドル円はリスクオンでいいのか?
増税見送りだった場合、果たして本当に日本株上昇となるのか?
この点については今後も神経を使ってニュースを追いかけないと。
相場を動かす要因として、海外勢の注目は高いですね。

日経平均は今日の下落を待ってロングしたのですが、
ドル円は105円台まで落ちたところを狙っていたのですが、
106円台を割ることなく反騰中・・・・

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2014年10月21日火曜日


米株市場、オープンからダウが100ドル以上さがって、
あらら~と思っていたんだけれど、巻き返しています。
NYが引ける頃にはプラ転しているかもしれません。

急落したきっかけは 米IBM第3・四半期決算
4%の減収ということで20日㈪寄り付き前の
米国株式市場で同社株は7.3%も下落していました。

IBMの弁が「顧客の購買行動が9月、顕著に減速したほか、
前例に無いペースで業界が変化していることも決算が示した」
ということで、業界がどんな変化を見せているのか気になります。

ともかく、このIBMショックは吸収して今夜の米株は
大きな下落では終わらないと思われます。

今夜の米株が比較的堅調なら、明日の日経も高いでしょうか?

...NY株って引けてみないことにはわからないんだけどね(^^;
前場と後場でまったく違う相場になることが多いわよ、最近。

******************************

20日㈪日経平均は大幅反発。578.72円高の15111.23円ですって?!
今年最大の上げ幅となり、10月10日以来の15100円を回復です。

改造内閣の「看板閣僚」だった小渕経産相が
関連政治団体の不明朗会計問題で辞任。
これだけなら週末のうちに予想は出来ていましたが、
なんとうちわ問題で松島法相も辞任と、1日で女性2閣僚辞任(>_<)

安倍内閣の支持率低下から政策が滞ることへの懸念から
日本株への影響が警戒されるか、と思われましたが、
すぐさま後任人事を発表し、速やかに安倍さんも会見を行うなど
手際鮮やかな幕引き。

加えて日本経済新聞が「GPIFは17日、国内株式での運用比率の目安を
現在の12%から20%台半ばへ引き上げる方向で調整に入った」と報道。
おまけにおそらく公的マネー(GPIF)によるインデックス買いがドカンと
入って、下げさせる余地を一切作らなかった東京市場。

安倍さんの見事な手腕によるところが大きい印象の
今日の東京市場の急騰。

ただ、実際には先週末までの不安定な欧州債券市場を見て
ECBによる追加緩和観測が急速に高まったことからの
週末の米株の大幅反発も支援材料であったため、
そもそも先週下げすぎた相場の修正で自立反騰が起こりやすい
地合いであったことも確か。
そのリバウンド相場に上手く公的マネーを活用して水準を上げたこと、
政治的混乱も速やかにカタを付けてしまったことは
やはり天晴だったなぁと思います。

ただ、この上昇に乗っていいかどうかは、、
まだ確信が持てずにおります。

チャート的には
「三空に売りなし」見事に酒田五法は底入れを示していますが、
もう一度15000円大台割れくらいの下落があるといいな。。。
って願望です(^^;

先週木曜に14500円近辺でちゃんと拾ったんですけれどねぇ。
すぐにやめちゃって、その後買ってないんですよ、日経平均。
今年最大の上げ幅を取り損ねるとは反省しきり。

日経平均は578円も上げたので、多少押し目はあると思いますが、
押したところを買って大乗具なのか、
それとも2番底を探るような下落がもう一度くるのか。

悩むところよね。

今回の下落は
ドイツの鉱工業生産はじめ、世界の景気指標の悪化から
世界経済の減速懸念が強まったこととする指摘に加え、
IMFの世界経済見通しの下方修正、Fedのドル高への懸念表明や
エボラ出血熱などなど

様々に指摘されていますが、どれが主因か釈然としない。

で、今日仕事していて聞いた話ですが、これらも影響しているのかな?と。

英商品ファンド、ホール・コモディティーズが閉鎖-成績不振
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NDHT726KLVRZ01.html

ブレバンの商品ファンド、9月の運用成績はマイナス10.3%
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NCUAH86JTSF301.html

ホールコモディティーズの運用資金は106億ドルと小さなものですが、
ヘッジファンドの運用不振での閉鎖です。

運用不振ってことは、今年下落が続く商品を買っていたんでしょう。
原油も穀物もプラチナも、そして金も下がり続けているわけで。

そして、閉鎖ということは、そのロングを整理するってこと。
つまり、買いポジションが投げられてキャッシュ化される過程で
商品市場では原油が80ドル割れ示現、なんてことになったのかも
しれません、という推測です。

そして、かの有名なブレバン・ハワード(運用総額4兆円)
欧州第2位のヘッジファンドですが、
ここも商品投資では苦労しているようですね。
原油の急落に見られるような何か巨大なポジションの整理が
こうしたファンドによるものだった場合、
勿論コモディティだけではなく、株や債券、為替市場にも
ポジションがあるでしょうから、連れて整理された可能性も
否定できないのでは?と思っております。

また、ヘッジファンドだけではなく、そもそも何故10月の株が
下げやすいといわれているかというと、
10月は多くのミューチュアルファンドと呼ばれる
米国のオープンエンド型の投資信託の決算期に当たることが挙げられます。

ミューチュアルファンドは投資家に対して配当を支払いますが、
この配当金は、前年の11月1日から当年10月31日までに得た
キャピタルゲインがもとになります。
また、法人税節税のため10月末までに損失を抱えている
保有株式を売却して損失を確定するとされています。

こうした整理も重なったのでしょう。

だとするならば、10月も下旬に差し掛かりますが、
10月中に底入れして反騰すると考えることはできるわけで、
余程のリスクがない限り、一旦の底入れ近し、
ということができるんじゃないか、とは思っています。

ただし、QE3終了に伴うショックとしてみると、
意外に株式市場は意外に傷が浅い印象ですので、
今月末のFOMCには注意が必要です。

底入れかと思って買った向きのポジションが
全て投げさせられる2番底が月末にやってくる可能性だってあります。

というわけで、あまりこの戻りに乗れないことに焦りを抱かず、
しかし、下がったところではちょっとづつ買い増すスタンスで
日経平均は15200~15500円目標で一度利食うくらいの
軽さが必要かもしれません。

レンジ入りする相場かもしれませんしね。

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2014年10月20日月曜日


先週のマーケットのボラは大きかったですねぇ。。。

それでも、米株市場はダウが10%にも満たない下落で、
金曜には大幅反発して終わっており、
このくらいの下落は調整の範囲内ともいえるのですが、
パニック的様相を示したのが債券市場。

15日の米10年債利回りは一時1.86%まで低下。
ドイツの10年債利回りは0.72%近辺まで低下。過去最低を記録。
フランス10年債利回りも1.10%まで低下。過去最低水準を更新。
イギリス10年債利回りも一時1.92%と2%を大きく割り込んみました。

先進国の債券市場に資金が流入したということですが、
一方でギリシャの10年債利回りは、9.03%まで上昇。
欧州の国債市場では南欧債が売られ、ドイツやフランスへと
資金シフトが進んでいます。

こうした動きは欧州債務問題時でのリスク回避時に見られたもので
先週のマーケットは完全にリスクオフ相場だったといえるのですが、
それが引き起された主因は一体なんだったのか、
そしてこのパニックがいつ終わるのか、が気になるところね。

WTI原油価格も80ドルの大台割れです。
地政学要因で買われ分のプレミアムが剥げ落ちただけでなく、
シェール増産などもあって供給が過剰な反面、
需要も思ったほど伸びないという景気の悪さを思わせる
需給の緩みが価格に反映されているものと指摘されています。

IMFが予想するように、Fedが警戒するように
本当に世界経済の後退が嫌気されたポジション整理という側面も
大きいと思われる下落なのですが、
これが主因となってくるようだと、株価は天井となってしまう
リスクは残されています。この点においては今後の世界の
経済指標が注目で、ここからは景気指標がマーケットを
大きく動かす可能性が大きいということになってくるかも。

という点からみて、今週の主な経済指標。

20日㈪【日銀地域経済報告】

前回は全地域での基調判断据え置きからでしたが、
10月分は全ての地域での下方修正予想となっています。

10月は日銀の金融政策決定会合が2回あるのですが、
この経済報告での基調判断で景況感への懸念が示された場合、
今月2回目、31日の日銀会合での追加緩和観測期待が
膨らむことになりそうです。
株価もさらに下落となれば催促相場の様相を呈する可能性も。


21日㈫

【米9月中古住宅販売件数 23:00】
8月実績は505万戸(予想を下回った)
9月分予想は509万戸程度。

【中国 第3四半期GDP 11:00】
前回第2四半期は +7.4%
今回の予想は+7.2%と若干減速予想ですが、


22日㈬

【米国9月消費者物価指数 21:30】

コアインフレ率は、前年比+1.8%予想。
8月の前年比+1.7%から上昇する予想ですが、、、果たして?

予想を上回ればドル買いとなるでしょうけれど。
エネルギー価格の低下はコア指数にも影響しているようです。

【日本の9月貿易収支】

8月は▲9497億円 今回予想が▲7730億円
これまでで26カ月連続で貿易赤字を記録中。
(しかし8月の赤字額は前年同月を下回っています)


24日㈮

【米9月新築住宅販売件数】
8月50.4万戸と高い伸びを記録していますが、この傾向が続くか?
販売件数は2008年5月以降では最多でした。

労働市場の改善や住宅ローン金利が低水準で推移しているため
販売増につながっているようですが、反動減のリスクもあるかな。


こうした指標を受けて
今週どこまで株価が戻れるかに注目ですが、
それ以外にも、日本株市場では安倍内閣の支持率低下を材料に
日本株を売り込む短期筋の存在がリスク要因となる可能性も。

******************************

ちょっと気になるのがVVIX指数というものがあるのかしら?
私はTwitterで初めて知ったのですが、
30日先のVIX指数ということで、この先を予想した恐怖指数、
これがリーマンショック時レベルにまで上昇を示しているとか。

https://twitter.com/nihonbasshy/status/523805911035293697/photo/1

にほんばっしー公式アカウントさんのつぶやきです。

となると、まだまだリスクオフ相場が終焉したというには
早すぎる、ということかもしれませんので、
今週はくれぐれも戻り高値を掴んで買わないよう
心してトレードします。

短期的には戻り局面となるかもしれませんが、
戻り高値ではなく、その押し目を拾って買い、きっちり利食う。

戻り高値は短期的に売ることも考えてもよさそうです。

****************************

今回の下落の主因が一つではないところが不気味さを
醸し出しているのですが、これが影響しているという指摘も。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC13H03_T10C14A9MM8000/

先月9月14日のG20で合意された巨大銀行への資本規制の強化。
(銀行の貸し出しなど資産に対する自己資本の最低比率を
現行の2倍近い16~20%に引き上げることが合意された)

確かにこの直後9月16日のアリババのIPOが天井付きとなって
米株が崩れてきているところを見ると、
多少意識された可能性は否定できません。

今後11月のオーストリアのG20 で提案され合意という
スケジュールであること、
詳細を詰めたうえで適用は2019年からということ
などを考えると、この材料での下落を再び意識するのは
11月のG20前後、そして導入前年の2018年辺りということに
なると思います。足元ではそれほど意識する必要はないようかな。

ただ、長期的には流動性マネーの減少に繋がる話ですから、
2018年くらいまででこの壮大な景気回復バブルは終了してしまう
リスク要因となってくるということは覚えておきたいですね。

足元で気を付けておかなくてはいけないのは

①エボラ関連ニュース
②各国(日、米、欧、中)景気指標
③QE3終了を巡る要人発言
④安倍内閣支持率と消費税論議

といったところでしょうか。

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2014年10月17日金曜日


10月17日㈬夜の米株大暴落、世界の国債金利急低下は、

NY市場中盤になって、イエレンFRB議長が
週末に開催された非公開の会合で、
「米経済の成長持続に自信を表明した「とBloombergが報じたことで
株は急速に買い戻され、ダウ平均は長い下髭を付ける展開に。

真相ははっきりしないまでも、この水曜の下落のきっかけを
作ったのが米国経済指標が軒並み悪化したことだったのですが、
昨晩それをブログに書いてなかったので、ここにメモ代わりに
上げておきます。

10月NY州製造業業況指数は6.17(予想:20.50)
9月米小売売上高は前月比-0.3%(予想:-0.1%)
9月自動車を除く米小売売上高は前月比-0.2%(予想:+0.3%)

9月米卸売物価指数   前年比+1.6%(予想:+1.8%)
9月米卸売物価コア指数 前年比+1.6%(予想:+1.8%)
9月米卸売物価コア指数 前月比0.0%(予想:+0.1%)

こうした指標が悪いということもリスク回避の流れを
加速させた側面があったと思われますが、㈬のNY市場では
QE4とかQE縮小再開というような話も飛び出していたようです。

まさかそんなことはないだろう。。。。と甘くみないほうがいいかも。

今夜報じられているのですが
米セントルイス地区連銀のブラード総裁発言として

「 米FRB、インフレ期待低下踏まえQE縮小の停止も」
「指標次第で債券買い入れ増額を検討の可能性、予断持たず」
「 2015年第1四半期の米利上げ開始予想を維持」
「 インフレ期待の低下、米FRBにとり深刻な事態」
「QEはフォワードガイダンスよりはるかに強力な政策手段」

そしてロックハート・アトランタ連銀総裁
「雇用市場は依然、正常から程遠い」
「パートタイムの労働者が存続」

要するにQE3終了の先送りを要請したと、受け止められています。

これを受けて、18日㈭のNY株式市場は下げ止まったようです。
オープンからは続落でダウ平均は
200ドルを超える下落を見せ、昨日の安値に面合わせと
なっていたのですが、なんとか食い止めた感じ?

当然これは、ドル安要因なので、ドル円相場は戻りを抑えられて
しまう材料となりますが、かといって大きく売られてもいません。
昨日の安値105.19から106.25くらいの1円幅くらいでレンジです。

ところが、ユーロが戻り歩調を確りと強めてきているのは
このせいかもしれませんね。
ユーロドルは結構戻るかもしれません。
ということで1.2774ドルでユーロドルを買ってみました。

実は今日、ドル円も105.86円でロングしたのですが、
夕方に再下落となったので、あっさり撤退。
日足のチャートを見ても、MACDとシグナルがデッドクロスから
下げ幅拡大中なので、どうも下げ止まりの印象がない。

逆にユーロドルがゴールデンクロスから上向きに拡大開始で
こちらの方がトレンドが強そう。

ドル円は心理的には買いたい通貨なので、売りたくないと
いうだけなのですが、まあ、買うのはもう少し様子を見ます。

ということで、昨日買った日経平均も夕方全て撤退。
利益も出ていたのですが、撤退する際はほぼ利益がなかったかな。

まだまだ再下落のリスクが消えていないチャートなので、
慎重に行きます。。。。

****************************

ユーロを買って置いてなんですが、欧州もまずいわよね。
なんかノボトニーオーストリア中銀総裁が、
ECBはユーロ圏国債購入は討議してない、って発言していたらしいわ。

ええ~そうなの?
市場の期待と思惑とは随分乖離があるような発言です。
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2014/10/136170.php

そんなこんなで南欧国債利回りが上がっちゃってるのかも?
ギリシャ国債利回りもさらに上昇。
なんと今日は9%台目前まで!
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC16H02_W4A011C1MM8000/

南欧国債、株式が軟調推移となった流をうけての
NY下落スタートだったわけですが、
QE縮小停止要請といったニュースに
9月米鉱工業生産指数 前月比1.0%(予想0.4%)などを
材料に切り返した株式市場、これで底入れとなるかどうかは
まだ確信がない。。。ですかね。

しかし、QE,量的緩和策への期待後退はユーロ高要因。

****************************

今夜は下げ止まっているし こんな時こそ
思い切って買うべしなのかもしれませんが、
今日、なぜに日経ロングを手放したか、というと
このニュースが気になったから。

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1813894.html

60日以内に抑え込みに失敗すれば人類は敗北だそうです(;゚Д゚)
指数関数的に感染者が増加するらしいわ。

ただ国連特別代表って・・・?

ちょっと甘く見ないほうがいいのかも。。。
ということで、今夜は下げるかもしれないな、と思ったのです。

結局、QE縮小停止とか何とかの材料で下げどまって
反騰しているのですが(^^;

まあ、慌てることはないですね。

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2014年10月16日木曜日


すさまじい相場となりました(;゚Д゚)

個人的にはこの急落が来る前に日経平均のロングポジションを
全部すっかり手仕舞っており、持っているのは102~103円台の
ドル円ロングだけ。それでも日経ロングはトータルでちょっと
マイナスだったのですが、今夜の急落を逃れることができたのは
良かった・・・。

15日㈬ 東京市場で日経平均は137円高で15000円大台を回復したのですが
(公的マネー、、、年金が後場から買ったという話)
NY時間に大崩れ。

15日㈬ NY時間はえらいことになってます。

◆ダウ平均一時、400ドルを超える下落で16000ドル割れ
取引時間中としては2月14日以来およそ8カ月ぶりに節目の
1万6000ドルを下回る。

◆日経平均先物12月限 14480円安値示現
東京時間の現物市場の15073円から500円以上の下落

◆ドル円相場 105.19円まで円高ドル安進行 (22:17)

◆米10年国債利回り 2%割れ!!!1.87%まで低下

つまり、何を恐れているのか、
株から債券へ資金が逃避しているということ。
現在は2%大台回復となっているものの
この凄まじい金利低下がドル安を招いているものと思われます。

ドル高の修正というにはあまりに不可解な金利低下。
一体何が起こっているのか?

今日はGSが顧客向けレポートで
107.20円台のドル円の買い推奨を出していた、という話が
マーケット関係者の間で広がっていて、
これに沿って買った向きも大勢いたとか何とか。
ストップは106.50レベルだったということですから、
今夜の動きで軒並みこのストップが引っかかって
下落に拍車がかかったものと見られます。

しかし、GSが今日あたり107円台でドル円ロング推奨
(一般向けではなく顧客向けの良く当たるとされるReport)
していたということになると、GSでさえ、この下落の真相に
迫れていないということでもあり、何がこのボラティリティを
生み出しているのかちょっと不気味ではあります。
コントロールされた仕掛け的な売りの範疇を超えてしまった、
ということなのかもしれません。

相場は常に行き過ぎるものです。

まさか、今年の1月2日の寄付き高値105.45円を
割り込む下落となるとは思いませんでした。
10/1 わずか2週間前には110円台乗せ達成していたのに。
ということで、105円台ローまで落ちてしまったドル円、
このレベルって今年の高値として長いこと上値抵抗だったので
ここを明確に割り込まない限り、ドル円は一度底入れで
買い場到来と見ていいと思うのですが、
なにしろ、株価の下落がまだ止まったとは思えず、
今夜のダウは現在400ドルを超えて下落しています。

これまでのところ、世界経済の後退リスクが指摘されていましたが、
それも一因として、それだけじゃなさそうよね。

エボラ出血熱・・・・これが甘く見ないほうがいい原因かもしれません。

というのも今夜入ってきているだけでもこれだけのエボラ関連の
ニュースがあります。

①バルセロナ空港で6名がエボラ出血熱で隔離とのうわさ

② 欧州連合(EU)は16日にブリュッセルで開く臨時の保健相会合で、エボラ出血熱の感染拡大阻止に向け、空港での検疫実施を検討する。 英国はすでに空港で入国時のエボラ熱に対する検疫を開始。EU当局者によると、EUも同様の措置を実施する可能性がある。

③米国で2人目のエボラ出血熱感染者、発症前、クリーブランドからテキサス行きフロンティア航空機に搭乗していたことが判明

④CDC(米疾病対策センター)午後1時にエボラ対策で会見へ
エボラ出血熱感染の医療関係者2名、死亡した患者と広域に接触=CDC会見

⑤「オバマ米大統領、安倍首相と14日に会談、TPPやエボラ協議」

今夜はGIの和田仁志さんにお話を伺ったのですが、
為替のアルゴリズム取引には「エボラ」というキーワードが
組み込まれたそうで、エボラというキーワードのあるニュースが
出るだけで、リスク回避方向に為替が走るプログラムと
なっているようです。

う~ん、FOMC議事録受けて
ドル高是正のポジションの巻き返しから始まったこの相場、
IMFの世界経済減速見通しも重なって、株式市場には利食いの嵐が
巻き起こり、そこへエボラ拡大のニュースと深刻さを増す事態に
利食いどころかリスクを回避しようとするポジション整理が引き起こされ、
思わぬ下落に繋がって、ストップ誘発で、当初は予想だにしなかった
下落になってしまっている、、ということではないかしら?

そうそう、欧州もえらいことになってるわ。
こんな時にギリシャです。

西原さん有料メールで松崎美子さんが伝えて下さっていますが、
いまさらながらのギリシャ。

ギリシャ10年物国債利回りが7%台へ突入

ギリシャってまだまだ支援が必要なのですが、
支援する側も景気の後退リスクが高まってきています。

ドイツだって4-6月期はマイナス成長。
7-8月期もマイナスになるんじゃないかって言われてますよね。

ギリシャ支援、いつまで続けるのよ、って話ですが、
今年の12/31までとされていた支援は、これで終わらず
2016年くらいまでかかる可能性ありとのIMFの見解もあります。

加えて来年3月に任期切れとなる大統領の後任人事を巡り、
前倒し総選挙の噂が出てきたということで、ギリシャリスクを
避けるための国債売りが加速しているようなのです。

おまけに今夜のギリシャ株式は10%を超える下落だそうで・・・。

欧州のリスクも懸念事項。

それでなくても昨日のドイツのZEW期待指数などはひどい数字でした。
ということで、ドイツ国債利回りは現在過去最低にまで低下中。
資金が安全資産のドイツ国債にも流入しています。

ということで、下げだしたら、あっちからこっちから
火種が噴出、顕在化といった様相になってきましたが

明日の日本株市場が心配ね・・・

下がったところでは公的資金が流入すると思われますが、
その前に信用買いしていた個人のポジション、相当投げさせられる
展開となりそうですので、日経平均14500円割れも覚悟ですね。

現物株の買い出動は安値を見極めてからでいいでしょう。

といいつつ、、、インデックスはそろそろかな?と
日経平均CFDを14599円と14499円でちょこっとだけ、買ってみました。
14000円割らなければいい、というような資金管理で
買い下がりで行こうかと・・・

他には今夜はNasdaq総合指数とポンド円をショートして買戻しを

何度か繰り返して値幅取りしました。

長期目線ではこの相場のセリングクライマックスを拾って
いきたいと考えていますが、その日は近いと思うのですけれどねぇ。。。
まだ、ここがセリングクライマックスかどうかは
見極めが付きませんが。

エボラのパンデミック不安ということになると、
これはちょっとどういう相場になるのか見当もつきません。
エボラ出血熱の一刻も早い収束を願うばかりです・・・。
年末年始、海外に行くってのはリスクなのかしら?
そういう気運が高まるだけでも、相当な景気減速に繋がりますね。

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2014年10月15日水曜日


日経平均15000円大台割れですか・・・

16374円、9/28日に今年の最高値を付けてからのこの大幅下落、
正直予想していませんでした。
今日14日火曜日は14936円、9/25高値から8.8%もの下落です。

10月の株価が例年弱いというアノマリーにおいては
それなりに覚悟していたつもりでしたが、
日経平均が1500円もの大調整を強いられるような展開となろうとは。

今年2014年相場は
昨年12/30大納会の高値16320円から2/5の13995円までの
2325円もの大暴落からスタートした相場でしたが、
この時の下落を思い出すような…。

日経平均株価の将来の値動きの大きさを予測する
日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は24.76まで上昇。

http://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/profile?cid=6&idx=nk225vi

8/8オバマ米大統領がイラクへ空爆を承認時は27.34まで急上昇。
この時に次ぐ水準ですが、この数字が上昇している局面では
リスクを減らすのが定石。

私も、とうとう14900円台で作った日経平均ロングも全て
手じまいました。利益は最高値まで上昇した時は莫大だったのに
雀の涙に・・・(>_<)おまけに15700円台で手を出したポジションは
損切りですので、トータルでもちょっとマイナス。

国策に乗ったつもりでしたが、どーなちゃんての?!"(-""-)"
ドル円102円103円台ロングはまだ持ってるけれど。。。

発端はドイツの鉱工業生産やFOMC議事録やIMFの世界経済見通し引き下げ、
とされています。特に日本の先行き引き下げ幅が大きかった。。。

これを受けて、世界的なリスク回避ムードが高まったわけですが、
S&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表される
VIX指数は13日は24.64。このレベルは定期的に来る調整局面では
見られるんですが、前に20を超えてきたのは今年2月でしたね。

VIXが20-25となった場合、
その後の1年でS&P500種株価指数が上昇したのは60.6%ですって。
4割の確率で今後1年米株は上昇できないということ。

こちらも現状の水準ではまだまだボラが大きく、不安定ですので、
リスクポジションは縮小すべし。です・・・。
米株の先行きにもイエローカード、ということですが、
水星の逆行期までという可能性もあるので、(26日まで)
今月、安値が出きったところがチャンスかも。

ダウ平均は8/8の安値16333ドルを一時割り込んでいますので
ここを明確に回復して反騰できなければ、さらなる安値覚悟でしょうか。
2/5の15340ドルというのも目安ではあります。

今夜は若干戻り歩調でダウ平均現在16433ドルまで戻りがありました。
引けてみないことには解りませんが。

ということで、米株の変調がもたらしたとするならば日本株の
下落もやむなし、、、なわけないでしょ"(-""-)"

GPIFのポートフォリオってどうなってるのかしら。
運用見直し計画の発表9月と言われていたのに出てこない。
11月になりそうとの報道もありますが、
4月からの消費増税の影響で景気指標がドーンと落ち込んじゃって
IMFからも心配され、米国からも財政再建は慎重にすべしと
警告される事態にある中で、株価を押し上げる心理的頼みの綱が
GPIFが秋から本格始動するでしょう~というものでした。

明日、15日に社会保障審議会年金部会が開催されますが、
塩崎厚労相が部会に出席するようです。

今日「GPIFの改革は大変大事、今回はこの部会に出席し
私の思いをお伝えしたい」と語っています。
大臣の部会出席は異例のことで、
改革の加速を訴える狙いがあるとみられる、ということですので、
これに期待をつなぐ向きもあるみたいですけれど、
果たしてGPIFに期待する相場ってまた盛り上がることがあるかしら。。。

今年6月末時点の国内株式の比率は16.8%。
市場は20%が最低ラインと見ており、20%を超える比率で
日本株投資が増える計画となればポジティブというのがコンセンサス。

20%まで比率が高まると単純計算でおよそ4兆円程度の資金が
株式市場に入ってくるということですから、大きいですよね。
これを見込んで株価は支えられてきたんです。
日本の景気が上向いたから上昇していたんじゃないんです。
だから、当初予定より計画公表が遅れれば遅れるほど、
海外投機家らが日本株に見切り売りをするリスクが高まる、
ということで、米株下落ももちろん一因ですが、
なかなか公表されぬGPIF運用計画も日本株下落の一因でしょう。

確かに塩崎さんの言うように、拙速に決めるのがいいとは思いません。
将来の年金が毀損するような形での公表は避けるべきですし、
年金には上手に利益を上げていただかねばなりませんものね。

ただ、、、、株価がこんな状況になってくるとホントに
12月に安倍さんが決断するとされる消費増税が怪しくなってくる
と思うのですがこのまま市場の動きに任せるんでしょうか。
日銀はコンスタントにETFを買って支えているようですが、、、

さて、ドル円。
東京時間は一時107.32円まで上値を拡大しましたが、欧州時間にかけてじり安
106.66円まで今日は円高が進みました。
このレベルなら、何もなければ買い増すんですが、、、
う~ん、VIやVIXが高止まりの現状において
ポジションを増やすって勇気いるわよね。
日経平均のポジションは全部綺麗にしちゃったばかり。
こちらも14800円台って買い増したいくら位のレベルなんだけど(笑)

後になって、ああ、あそこが絶好の買い場だったね、
というレベルじゃないかとも思うのですが、
さらに下落した場合には資金マネジメント的に
ちょっと厳しいかったのですよ・・・。
それ程に15700円台で買ってしまったことが
資金的にも、心理的にも響きました。

流石に今夜は米株が大きな戻りを試しています。
日経先物も15000円台回復となっていますので、
明日の日本株も戻り局面となるでしょう。
短期トレードならロングですが、そんな力は残っておりません(*_*)

さて、IMFが警告したように、
今日の経済指標もろくなものがありません。

◆独10月ZEW期待指数 予想に反し▲3.6へ低下
この数字を受けて、ドイツが2四半期連続マイナス成長、、、の
リセッション入りするんじゃないか、とまで不安が広がりました。

◆ユーロ圏10月ZEW期待指数 +4.1(前回+14.2から大きく落ち込む)
約2年ぶりの低水準。
ユーロ圏8月鉱工業生産も前月比▲1.8%

これらの指標を受けユーロ売り。これでドル高気味となるも
ドル円には大きな影響はなし。

◆英9月CPI消費者物価指数 +1.2%(予想は+1.4%)
2009年以来の低い伸び。
インフレ率も低下で利上げ観測がやや後退、ポンド売りに。

ポンドが売られました、ポンドはスコットランド独立住民投票を
受けてのポンドの猛烈な巻き返しによる上昇分を全て吐きだしました。

昨日短期でロングした豪ドルは東京午前の謎の急騰で利食い。

新規ポジションはなしです。


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2014年10月13日月曜日


★本日米国はコロンブスデーの休場、、、、
って、シアトルでは今年から「米国先住民の日」になるらしいわ。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPKCN0HW0NV20141007

米国市場は休場かと思ったら、株式市場空いているのね。
為替市場は祝日関係ないので、今夜は米国時間、動きます。

22:30のオープンから、米株は若干買い戻されたのですが
40~50ドル高?くらいまで上昇した後
再び下落に転じており、先週の安値をさらに更新中。
さて、この相場一体どこで下げ止まるでしょうか?

★しかし、先週はすさまじい1週間でした。

【10月第2週、日経平均株価】は

6日㈪の15882円(始値)から
10日㈮の15300円(終値)まで580円もの下落。
9月25日㈭につけた16374円の今年最高値と比較して1000円下げました。

週明け13日㈪祝日のくりっく株CFDではなんと15000円大台割れ。
(くりっく株は祝日でも取引できます)
東京時間に14890円まで安値がありました。

【10月第2週 ドル円相場】は

6日㈪の109.85円(高値)から
10日㈮の107.60円(安値)まで 2.25円の下落。
10月1日につけた110.08円の今年最高値と比較して2.40円の下落。

週明け13日㈪祝日の東京時間では107.06円まで下落。
107円の大台はかろうじて守っていますが、、、、。

この10月に入ってからの株価、ドル高の急変。
一体何があったというのでしょう…。

【米株市場の変調】

9/19アリババIPOまでの活況が高値となってから下落に転じ、
ダウ平均は200日移動平均線を割り込んでしまいました。

9/19 17350.64 → 10/10 17543.91 4.6%の下落

①10月でQE3が終了する見込み。QE終了で下落という見方も。

QE1終了時は ▲14.6%
QE2終了時は ▲19.1%

現在QE3終了目前に崩れ始めて ▲4.6%

過去の経験則からまだまだ下がるリスクがあると
考える向きもあるでしょう。

もし、今回高値17350.64から
10%下落するとみるなら 15615.58ドル
20%下落するとみるなら 13880.52ドル 

まさか13000ドル台までダウが落ちるとは思いませんが、
しかし、QE1.QE2終了時に米株が下落したので、QE3終了時にも
同様に株価が落ちるリスクがある、ということは、随分前から
指摘されていただけに、逆に皆がそれに備えていると思われ、
同様のことは3度起こらないと見る向きも多かったんですけれどねぇ。

やっぱりQE終了で株は落ちるんですか。

もし、同様に米株が10~20%もの下落を強いられるようなら、
FRBはQE4を導入しないといけないところに追い込まれるのでは?
と思うのですがどうでしょう。

QE1終了時もQE2終了時も、次なるQE策導入が支えとなって
反騰してきたわけです。今回は量的緩和は終了します!
ってことで、次は利上げ時期を巡る思惑にシフトしており、
これが本当にQE終了による株価の崩落ということになると、
利上げどころではなくなります。

しかし、米国はドル高に懸念を示す姿勢がFOMC議事録にて
明らかとはなったものの、QEを終了させるスタンスには
ブレがありません。

この点を突かれての下落だとするなら、
FRBはやはりQEをやめられません。

しかし、そうしたことを材料にHF勢が相場のボラティリティを
作っている(利益を上げるチャンスを作っている)だけだと
するならば、FRBが動かなくても早晩相場は買い戻されるはず。

しかも今回の異変というのは、米国がインフレ状態にあるわけでも
商品市場への投機が起こっていた、というような
流動性マネーによる明らかなバブルが生じている
という状態からではありません。

ということは、節度ある調整で終わると思うのですが(^^;
これはQE1,QE2の時も同じですね、それでいてあれだけの調整が
あったわけで、そのリスクがゼロというわけではないですか。

②中間選挙を控えて
 
オバマのウォーターゲート事件!? 
オバマが隠ぺいする事実とは? ベンガジ事件
http://matome.naver.jp/odai/2136810104638555001

選挙を控え、この件が蒸し返されることで
株価にも調整がはいることを指摘する向きもあります。
選挙前ですので、色々なスキャンダルも噴出するでしょう。
株はそれにふらされるとするならば、
安易に保有する時期ではないのかもしれませんね。


③FOMC議事録

FRBが世界経済に対して強い懸念を示したことが注目です。

ユーロ圏の成長率とインフレ率、
中国、日本の経済成長減速、
中東、ウクライナにおける予期せぬリスク。

これらに強い懸念を持っていることが分かったのですが、
FRBが世界経済に対してこのような懸念を明らかにするのは
とても珍しいのだそうです。

というのも、最近は内向きとも言われる米経済、実は
グローバルマーケット依存度はかつてないほど高まっているのです。

へぇぇ。シェールで国内回帰というイメージが強かったけれど、
良く考えてみるとAmazonとかappleなんか世界経済の影響は大きいわね。
業績が好調な米国企業は世界全体で事業を展開するグローバル型。

米国と世界全体のGDP比較、10年前は米国が30%を
占めていたのですが、2013年は22.4%までに低下。
米経済は世界経済への依存度を強めていりるわけで、
米国の独り勝ちというわけにも行かないのね。

また、昨今のドル高にも強い懸念を示しています。
ドル上昇が米国の景気見通しにとってリスク要因だと
はっきりと述べています。

あれれ、ルー財務長官が強いドルはアメリカの国益というような
ことを2回ほど繰り返していたので、ドル高容認かと思って
安心していたのに・・・(^^;

これを受けて、ドル高の修正が入ったことも大きかった。
ドル円は下落。ユーロや豪ドルなども下げ止まりから
反発基調に入ったわけです。
この議事録の影響がいつまで尾を引くか?
単に、これまでのドル買いの利食いのきっかけとなっただけと見るか、
それとも、FRBの警告として今後の相場のテーマとなってくるのか、、、

私はドル高の流れは変えられない、変えるだけのインパクトは
ないと見ますので、ある程度の調整を経て、再びドル買いに回帰する
と思っております。

④IMF世界経済見通し(7月時点からの比較)

2014年の世界全体GDP増加率 3.3%(0.1ポイント引き下げ)
日本の成長医率見通し 0.9% (0.7ポイント引き下げ)

これも、株下落の一因とされていますが、
FOMC議事録の内容と相まって市場にもたらしたインパクトが
大きくなったということでしょう。

この見通しは楽観できるものではなくて、
果たして米国だけがQE終了で金利引き上げに動いて正常化に
向かうことができるのか?ということにもつながってくると
思われます。つまり、米国の金融政策も、今思われているような
筋書で行けるのかどうか雲行きが怪しくなってくるとも
思われますし、日本の消費税増税の決定にも響いてくると
考えることができます。

実際、この週末にルー財務長官はこんな声明を出しています。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20141011-OYT1T50115.html
財政再建ペース、日本は慎重調整を…米財務長官

つまり、ことによっては消費増税見送りの筋書もあるということ?
米国からの進言であるならば、その可能性も大きいと思われ、
しかも、うまくすれば消費増税見送りを決断しても
海外勢からのたたき売りリスクは縮小するかもしれません。

これが、日本単独での判断による見送りであれば
日本株のたたき売りのリスクは大きかった可能性がりますが、
米国主導でのことであれば、それ程の事態にはならないかも?

というもの、確かに4月の消費税増税からの日本の景気指標は
ひどいもので、これで、増税の判断があれば、それはそれで
今後の日本の景気にいいワケがなく、それが日本株売りにも
繋がるリスクだって出てくるんじゃないか、とも考えられます。
実際、IMFやFRBが警告しているのですから。

ということで、年内にもとされている消費増税の決断は
危うくなっていると思っていますが、
それが日本にとっては逆にいい材料となるかもしれません。
個人的な妄想の域を出ませんが。。。

さて、ポジションです。
先週の日経平均の下落は痛かった。。。

15700 15600 15400円台で買い増ししていたポジションは
15400円割れで全部投げました(>_<)痛恨の損切り。。。

14900円台のロングが支えですが、この相場、思ったよりも
下落が深く、今朝の日経くりっく株CFDでは14900円台まで
落ちてきましたから、利益も随分削られた上に、
700円台からのポジションでは損切りも大きかった。
為替と違って国策につけとばかりに買い下がりでポジション構築
してきたのですが、どうも、米株の下落幅が大きくて、
これがまだ終わったかどうか見極めがつかないため、
新規で買い増すつもりで見ていたのですが、
買い増すどころか損切りで終わってしまった先週・・・・。

ドル円の102円台103円台ロングはそのままですが、
ドル円は下値が固いわよね。
需給からみて、円安の構造になっちゃったとしか言いようがない。

ユーロドル1.2552ドルロングは1.2693ドルで利食ってやめています。

豪ドル円が92.86円まで下落していたので、
93.51円で短期の戻りを取るためのロングを構築中。

株下落で、最も影響が大きかったのが豪ドルでした。
株安はまだ続いていますが、豪ドルがこのまま戻れるようなら
株も早晩戻り基調に入るのでは>と思っていますが。。。

今週出し切った安値が、株の買い場でしょうか。
ドル円は107円台を割らずに上昇していくかもしれません。

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2014年10月10日金曜日


ああ、今は水星の逆行中なのよね。
10/5から水星逆行期に入っています。

通常、この期間は「乱高下しテクニカル指標はアテにならない」と
されていますが、ほんとそんな相場ね。

昨日はFOMC議事録受けて米株が大暴騰、今年最大の上げ幅を記録。
ところが、今夜は一転大きく崩れています。
ダウ平均、現在のところ、昨日の今年最大の上げ幅を
全て失ってしまうような下落です。ほんと、ボラ高い。
で、どっち行きたいの??って感じですが、
しかし、上値が切り下がっているところを見ると
やはり下に行きたがっているようにしか見えませんね。

水星の逆行期には金が上がるという統計がありまして。
ラジオNIKKEIマーケット・トレンド9/24にご出演いただいた
投資日報社の林知久さんの分析、こちらをご覧ください。

http://blog.radionikkei.jp/trend/date/20140924/

今、確かに金が戻り基調に入って買い直されています。
反面株が下がっているわけで・・・

なるほど、9/24の時点でこの相場、解っていたってことよね。
だったら、株、全力売りすれば良かった~~~

金は現物ですでに持っています。。。。

************************

さて、今夜またダウが300ドル近い下落で終えるということになると
明日の日本株が心配です。

前日8日のダウが今年最大の上げ幅記録したにもかかわらず
それを受けた9日の日経平均が117ドル安15478円で終わったことを
考えれば、明日はさらに日経平均が下がる日ということに・・・

しかし、ドル円はそれほどには崩れていません。
これが不思議な点であり、将来の日本の姿を見るうえでは
恐ろしい点でもあります。

だって、今年の大発会の寄付き値と現在の価格水準比べてみて。

日経平均は 16147円スタート → 15500円近辺
ドル円相場 105.40近辺スタート → 107.99円近辺

明らかにドル円は今年のスタート時点と比較して2円以上円安なのに
日経平均は600円以上安いんです・・・

株安円安・・・?

とまではいかないにしても、過剰な円高にはならない相場に
なってしまったことは事実。それは実需が支えているのだと
すると、日本は本格的な赤字体質、円安の構造となったと
言えるでしょう。

その国の通貨は買えないよね、、、という意味での円安も
重なることが怖いシナリオです。
つまり、それがその国の株は買えないよね、、、、となるリスクがある。

GPIFのポートフォリオ変更の公表も遅れているし、
ここにきて消費税増税に疑問符がついていることも
ネガティブ要因。

加えてダウが今年最大の下げ幅を記録しそうな今夜。。。
明日は日本株売りが大きくなりそうで、
短期的目線でいえばそれにつれて円高も進みそう(>_<)

となると、いよいよドル円の買いのチャンス到来ということか。
そう考えて、明日の107円50銭割れ、106円台はドル円を
買おうかと考えております。

日経平均は15500円割れで、ちょっと嫌なチャートです。
15700円台ロングは損失となっておりますが、
日経平均ロングは長期目線なので、このまま様子を見ます。
むしろ、このまま15300円台。15200円台は丁寧に買うつもり。
買い下がりよ!!

しかしなんでこんなに米株、日本株弱いかしらね。
IMFの世界経済見通し?10月相場アノマリー??
これといった材料がないままに調整深くなりつつある相場、
慌てず、じっくり拾うことを考えることとします。。。

****************************


こんな相場になっている一因は9月分のFOMC議事録。
昨日8日のダウ平均はこれで上昇、ドル円はこれで下落しました。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0HY0R420141009

ドル高が成長やインフレに与えるリスクへの言及、そして
世界経済に対して強い懸念を示したのです!!


FRBが世界経済への懸念をこれほどまでに示すのは珍しいことで
世界経済の回復なしでは、米経済も厳しいということであれば
金融緩和の長期化が改めて意識される結果となった、ということか。

それで、発表後は緩和継続に安心感で株高、金利はなかなか上がらないとの
思惑でドル安進行となったということですが、
1日経過したら、一転、世界景気への懸念で株売り?
ドルは意外と買い戻されちゃって、ドル円は108円方向に戻り気味。

ま~水星が逆行しているということで。

人の心も移ろいやすいかもわかりませんね(笑)

こんな相場は短期でデイトレ、スキャルに徹するか、
逆行明けにどちらに走るかを決め込んで、丁寧に逆張りして
拾うスタンスに徹することね。

私は下がったら買う、買い増しすることに徹する予定。

10月安は買いのチャンス、、、とみているのですが、
今夜のようなダウの下落を見るとちょいとビビりますね(^^;

明日金曜はマイナーSQ.
並びに、日本は月曜体育の日を控えての3連休前の最終日。
米国は米国で月曜のコロンブスデーを控えての3連休前の取引日です。
明日金曜もポジション調整の値動きが激しい予感。

連休明けからは暴騰シナリオ期待で、明日の安値を拾うつもりです。

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2014年10月9日木曜日


ドル円相場8日水曜は107.74円まで下げました。
108円大台割れですか。。。

雇用統計の数字が良かったにもかかわらず、
何故か下落している米国債利回り。
これを受けて海外勢がはしごを外されたために、
109円台で強気にでた筋が損失となっているために
108.50円割れでは相当のストップが引っかかっての下落と
なったという解説を目にしました。

なるほど、雇用統計の後にブルになった投機家筋が
損切りする過程でここまで落ちてきちゃったのね。
10/1、第4四半期初日は東京勢が109円台を買い上げて
無理やり110円付けちゃったものだから、東京勢も
109円台-110円台の高値掴みしている向きがあるらしいですし、
先週の強気で、皆さん結構やられちゃったみたいね。

その投げが出る過程で下げているということかなぁ。

それだけじゃなくて、この相場でロスカットを迫られたのなら、
新たに円を売ろうとの意欲はわきづらく、
むしろ円買いの方向で収益確保を目指そうとするだろう~なんて
見方も出ているようですが、まあ、もし下がっても
どんなに弱気のシナリオが現実となったとして105.50円まででしょう。

だとするなら、あと2~3円。そのくらいの円高があったって
ビックリしないわよね。なにしろ102円台から一気に110円まで
8円近く円安が進んだんだもの。
5円程度下げても驚かないスタンスで行きましょ。

今夜のダウも弱い印象。。。
この後FOMC議事録が出ますが、ちょっとそこまで待ってから
ブログ書くってわけにはいかないので先に書いちゃうけど、
ダウは7日㈫の272ドルの大幅安の翌日にしては自律反発も弱く、
かといって、更に続落で大きく崩れていくということもない。

今回のダウの下落も一方的に雪崩を起こして下げているわけじゃなく、
上げて、下げてを繰り返し上値が切り下がる形なので、
なにかこれといった材料があって売られているというのとは違います。
ようするに、高値圏にあったものの水準訂正でしょうね。

いきすぎたドル高に修正が起こっているのと同じく、です。

わずか2か月前、8/7には16333ドルという安値がありますので、
今回17000ドルを割り込んでしまった以上、
16500がサポートできなければ8月安値に面合わせの可能性も。

今日のアルコアの決算発表を皮切りに米国企業決算発表が
本格化、いよいよ業績相場入りとなりますが、
ドル高による見通しの悪化が株価の上値を抑えるかもしれませんね。

*************************

今夜はエバンス・シカゴ連銀総裁が
「ドル高は輸出に害を与え、インフレを下げる可能性」

とドル高牽制発言。このエバンスさんのハト派発言を受けて
ドルが伸び悩んでいるという側面もあるようですが、
ドル円は108.50近辺まで回復してきましたね。
今短期的に買っているユーロドルもまだ、基調は買戻しですので、
どうも、ドル円は107円台で誰かが買っているような気配。
それで戻っているって印象ですが、さてここからは
FOMC議事録睨んで、どう動くか見極めどころ・・・。

******************************

オーストラリア統計局は明日発表される9月雇用統計発表と同時に
7・8月分の修正値を発表することを明らかにしています。

8月の新規雇用者数は12.1万人増と発表されていましたが、
おそらく下方修正されるだろうと見られています。
明日の9月雇用者数の予想は前月比で -3万人程度となっていますが、
前月分も下方修正されるとなると、
この予想が全くあてにならない数字となりますので、ご注意を!

明日10:30発表です。

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2014年10月8日水曜日


やはり、10月は調整月となりそうね。

7日㈫の日経平均は ▲107.12 15783.83

NY時間、ダウ平均現在のところ▲122ドル 16867ドル。
完全に下落トレンドです。

こうした株の調整を受けてドル円相場も軟調、
先ほどNY時間に 108.12円まで下落する局面も。

あと1円くらい下がった38.2%押し近辺でドル円買いたいな。
まだちょっと様子見です。

ドルが様子見ってことで、ユーロが反発基調となっているので
昨日ロングしたユーロドルが利益となっています。
どこまで伸びるか?

今日は 独8月鉱工業生産が▲4.0%と予想の▲1.5%を
大きく下回って2009年1月以来の落ち込みを記録したことで
ユーロ売りとなる局面もあったのですが、崩れるという風でもなく、
一度落ちて、持ち直しちゃってます。
指標は悪くても、「行き過ぎたドル高是正」というドル安の
流れのほうが強いということね。
このドル安の流れが本流とは思っておりませんが、
すこし日柄が必要なのでしょう。
ドルや株が急落とならない分、時間の調整が必要ということです。

何やら今日のマーケットで注目されたのが
昨日からFEDが公表を始めた 

★労働市場情勢指数(LMCI:Labor Market Conditions Index)

失業率を目安としたフォワードガイダンスが金利引き上げの目安と
ならなくなってから(※)、イエレンダッシュボードという複数の
労働市場のデーターを見ることで利上げの時期を探ることに
なっちゃっているわけですが、
わかりにくい、という声が大きかったんでしょうか。

このLMCI、失業率や企業の採用計画など19の指標を基に算出され、
労働市場全体の健全性を数値化したもの、ということで
いくつものデータ-を見なくても、これひとつでいいってことで
今後の米国の利上げの時期を巡っての指標となっていくのかも。

ただ、公式統計ではなくFRBの調査分析結果として報告されるそうな。
この指標の発表は今回10/6が初めてとなります。

発表時期★雇用統計発表後、最初の営業日の米東部時間午前10時以降

毎月月初の金曜夜は雇用統計でドルはかなり動きますけれど、
今後はその翌週月曜のLMCIでもドルが動くってことになる??

※フォワードガイダンスでいくと、もう利上げしていてもいい、
というところまで失業率は改善しちゃってます。
しかし、今利上げしたら株価の大幅下落などのリスクもあり、
利上げは時期尚早とみたFEDは、新たにLMCIという指標を公表・・・
ただし、この数字が「どうなったら利上げに踏み切る」という
目安を明らかにしたものではなく、まだ市場はこれを
どう受け止めていいかわからないといった感じじゃないかしら。

今後FOMCでも重視される可能性が高とは思いますが、、、。


で、今回発表された結果です★9月:2.5 

これっていいの?悪いの?良く解んないわよね(笑)


で、調べてみたら、過去分の数字もありました。

8月:2.0 
7月:2.7 
6月:5.1 
5月:6.3 
4月:7.1 
3月:4.9 
2月:3.0 
1月:3.0

ますますワカンナイ(笑)

えーと雇用の改善・悪化の境目はゼロらしいわ。
2012年7月以来27か月連続でゼロを上回っているようですが、
それでも、随分ブレが大きいのね。
4月は7.1でしょ。。。今回2.5って随分悪化してるじゃない。

ただ、9月は8月と比較して0.5ポイントの改善、と見るようね。

(^^; まだこれが、どうマーケットに影響するのかわかりませんが、
今後は注目される指標ということだけ、覚えておきましょ。


FRB 雇用の新指標公表 市場は注目か
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141007/k10015182101000.html

FRBの新たな労働市場指数、9月は回復
jp.wsj.com/news/articles/SB12645916890387823719904580198820839081844

*******************************

あまり注目されていませんでしたが、今日は日銀金融政策決定会合

黒田日銀総裁
「上下双方のリスクを点検して必要なら調整を行う」としながらも
「予想物価上昇率は全体として上昇している」と発言しており、
新たな政策を打つ気がないってスタンス、変わってないですね。

このところの円安のスピードについても
為替については水準に関する言及は避けつつ、
「これまでの円安はある意味で自然な動き」と牽制はなし。

ドル円はあまり材料視していませんでした。


むしろ、安倍首相の発言に、円高となる局面が。

「(円安)輸入価格の高騰でマイナスの影響受ける企業も」
「(円安)家計や中小・小規模事業者にデメリットも」

このところ国会で円安への議論が活発になっていることも
マーケットの警戒を強めているようです。

****************************

オーストラリアドルが戻り歩調を強めています。
まあ、米ドル安局面入りだからだと思うけど。
一応今日はRBA金融政策の発表があったのでメモ。


RBAは政策金利を2.50%に据え置き。予想通り。
声明で、豪ドルは歴史的に見て依然として高水準との認識を示す。
これもまあ、いつも通りのことですが、一応これって
豪ドル高牽制なので、豪ドル売られてもいいのですが、、、
豪ドル/ドルは0.8727ドルまで下押しするも、持ち直しで上昇中。

これまでの米ドル高の調整局面、ユーロも豪ドルも指標や
要人発言で売られてもいい場面でも、ドル高の巻き返しによる
ドル安パワーに押されて買い戻されております。

いつまで続くかな~

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2014年10月7日火曜日


先週末の雇用統計受けて米株が堅調だった流れを受けた
週明け10/6㈪の東京市場。

日経平均は +182.30 15890.95円 

16000円台大台到達ならず。
ドル円も110円台大台回復ならず。

上昇はしたけれど
まだまだ調整完了とは言えないか・・。

日経平均は25日移動平均線ががっつり頭を抑えました。
ボリンジャーバンドの中心線あたり。

今夜の米株市場が続伸となって下落基調となっている
上値切り下がりのレジスタンスを超えられるか否かが
肝要となってきますね。

そのためには今夜、ダウ平均が17020ドル近辺より上で
引けてないとならないってとこですか。
17020ドルより終値が上であれば、米株も下落トレンドから
脱却できる可能性が出てくるんですが。。。

雇用統計というイベント通過で、米株市場は7-9月期の業績相場に入ります。

10月8日㈬のアルコア決算発表を皮切りにスタートする決算シーズン。
7―9月期ってISM製造業指数、非製造業指数ともに非常に好調だったので
好業績が期待されているようですが、期待が大きいと失望売りに
繋がっちゃうのよね。。。


イベントとしては同じく8日㈬の夜に出てくる9月分のFOMC議事録。
FOMCのメンバーによる金利見通しが話題となり、
9/17日FOMCの後は、早期金利引き上げ思惑からドル全面高相場が
スタートしたのですが、議事録では利上げについての議論がどの程度
されていたのか、というところが焦点でしょうかねぇ。

基本スタンスは、ドル円は下がったところは買う、押し目買いスタンスで
いいと考えていますが、問題はどこまで下がるか。です。

109円近辺には巨大な買い注文が控えているという噂ですが、
(これはGPIFのようだ、といわれているようですね)
果たしてこうした買いに支えられて109円台大台を割らずに
押し目待ちに押し目無し相場となるのか、
あるいは8/20からの上昇を起点にした38.2%押し107.40円近辺、
50%押しの106.50円近辺まで調整があるのか。
今のところまだ結論は出ず。
現在のところ23.6%押しの108.50円近辺で
綺麗にサポートされています。


しかし、今NY時間の相場みていると
東京時間までは先週の雇用統計を受けた流れで強気だった相場も、
じりじり上値が重くなっているような・・・。

寄付きこそ堅調スタートで17100ドル台目指したダウも
現在再び17000ドル大台割れです。

ドル円は109.06円まで落ちてきました。

ドル円相場はドル安、、、ということで
ユーロドル、ポンドドル、キウイドルなどストレート通貨でも
ドル安基調の今夜。

先週ショートしたポンドドル、キウイドルは先ほど手じまいました。
ポンドドル1.1613
キウイドル0.7878で買い戻し。利益確定です。

代りに、ちょっと出来心でユーロドルロング。
1.2552ドル。

どうも今夜 米国時間午前10時のNYカットで
1.26ドルストライクオプションが満期を迎えたあとから、
ユーロが上昇しているようです。
この動きに全般連れてドル安基調になっているのかもしれません。

というのは、今夜は材料がないんですね。
手がかりがないので、こうした動きに引っ張られちゃてるのかな。

ということで、大局でのドル高見通しは変えていませんが、
短期的に、・・・そうですね、この10月中は揺り戻しの
ドル安相場となる可能性が大きいので、
ドル買いは出来るだけ安値を引きつけてから、ですね。

ユーロドルも、ポンドドルも戻りをもう一度売るつもりですが、
ちょっと様子をみます。

ああ~ダウ平均、今のところ綺麗にレジスタンスで抑えられて
下に叩き込まれております・・・。



現在のポジションは
安値で仕込んだ日経ロング、ドル円ロング。
そして今夜仕込んだユーロドルロング(短期で)です。

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2014年10月5日日曜日


ひゃー
10/2㈮ 米国市場、日経平均、ドル円ともに戻りましたね~

NYダウ平均  +208ドル 17009ドル
ドル円相場   109.75円 1円近く円安進行
シカゴ日経先物 15910円(東京㈮終値15708円より200円高)

ということで、明日東京時間も日本株は堅調に始まりそう。
ドル円も110円回復しちゃうかもしれません。

やはり雇用統計ってイベントはボラティリティを作りますね。
今回は(も?)上、ドル高に反応しました。

◆米9月雇用統計

失業率5.9% 市場予想は6.1%、なんと6%割りこみました。
      (金融危機前2008年7月来に5%台に低下)

NFP非農業部門雇用者 +24.8万(予想+21万)

NFPも予想を上回り、失業率に至ってはなんと5%台にまで回復。
これで、米国の早期利上げ期待が再び持ち上がったって感じかな。
米国債10年物の利回りは一時2.4810まで上昇。
(だけど、2.5%は回復できずジリ下げで終わっています)
結局は2.44%で終わりましたが、
10/2に2.387%にまで下落していたことを考えれば
利回りも反発基調で、ドルも再び反発ということですね。

金利は目先の指標イベントで金利引き上げ時期前倒しの思惑で
小さく動いていますが、それでも2.5%近辺をうろうろしている状態で
株価にとっては理想的な推移です。
急騰し3%を超えてくるような動きになると
かなり大きめの株の下落がきそうですが、今のところその懸念は
ありません。一方で低金利政策が相当期間続くと繰り返し
アナウンスしているFedのイエレン議長のハンドリングが
成功しているということでしょう。

米国金利引き上げ、今回は(も)上手くいくかもしれませんね。
ただし、引き上げてから○か月後がリスク!
これについてはまたおいおい。
エイチスクエアの佐藤隆司さんから興味深いデーターを
教えていただきました。
ただ、相場を崩すことになるだろうその話は遠い先のこと。
目先は強気でいいんじゃないかなぁ・・・。

とかなんとか強気になっているのは
先週。日経平均急落時に
日経CFDを15700 15600 15400円台で買い増ししたからです!
完全なポジショントークですが、
結果、この買いも成功しています。今のところ・・・。

今週からの相場で、10月1~2日の下落がただの調整局面だったのか、
それとも、当面の天井で、しばらくは下落基調に入ることとなるのか、
見極めることとなりそうなのが米株市場。

ダウ平均なぞは3日㈮に17000ドル大台回復の上昇となったものの、
チャート的には上値切り下がりで下落基調から抜け出していません。

10月の株のパフォーマンスが年間で最も悪いことを意識すると
まだまだ下げる可能性は否定できず、
米株が弱いということになると、日本株やドル円だってまだ
全力で買いが正しいかどうかは確信が持てる相場ではないですね。

11/4に米国は中間選挙がありますが、この日に向けては
色々な思惑で要人発言が飛び出すリスクがあります。
先般「強いドルは米国の国益」とルー財務長官が発言していますが、
GM、フォードなど米国の輸出産業界をアシストする意味で
ドル高に対する懸念が出てくるかもしれません。

この10月はそうした急落時にいかにリスクアセットを
買い拾えるか、ということがポイントとなってくる相場かと
思います。怖いけど、下がったら買うのよ。
私、今回の下落でドル円、買えなかったけれど。。(^^;

そのかわり、ドル高継続と見ているので
ポンドドルを 1.6135ドル
キウイドルを 0.7879ドルでショートしています。
つまり、ドル買いですね。

現在はドル円102円、103円台ロングと、
日経平均14600~15700円台でのロング
そしてポンドドルショート、キウイドルショートで
ドル買いしています。

***************************

かなり強力なアノマリー。
米中間選挙の翌年、大統領選挙の前年にあたる来年
2015年は米株は上がると思います。

米株市場において知られている『大統領選挙前年の株は高い』
アノマリーは第二次世界大戦後の1947年以降17回全てにおいて
上昇しています。

株式投資(だけ)で莫大な財を築いた
ウォーレン・バフェット氏が
この度の一時的な下押し局面にて大量の買いを入れたという話も。

つまり、来年の株高に向けて10月の下落は買い、
著名投資家に提灯つけるなら、売りじゃなくて買いですね。

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2014年10月3日金曜日


ひょえー高値から1000円くらい下げてます、日経平均。

今日10月2日㈭は 420.26円安の15661.99円 でしたが、
今夜のNY時間での日経平均先物は今なんと 15430円ですよ。

つまり、先般、昨年大納会の高値を更新し、年初来高値をつけた
16327円からおおよそ1000円もの下落になっているってこと。

10月に入って突然ムードが変わりましたね。
株が最も良くない月だとは言われていましたが、、、
米株には高値警戒があるとは言われていましたが、、、

なんなのこれ~

米株は昨日㈬のISMが悪かったことを受けて?
それとも米国内で発症者が確認されたエボラ出血熱への警戒で
航空関連(人の行き来が止まる)が売られたことがきっかけ?
米株が大きく下げていたんですが、
今夜㈭夜もまだ下げています。
ダウは現在1:20ですが74㌦安の16730㌦近辺。
IMFラガルド専務理事が、来週にもIMFが
世界経済の成長率見通しを引き下げると言及したことも
嫌気されている模様。

しかし、テクニカル的には猛烈に悪化してしまいました。
皆が上昇に傾きすぎたのかしらねぇ。

私、今日

15700円
15603円
15450円

で日経平均CFDの指値がヒットしちゃったわよ。

まるで、8/8のオバマ氏イラク空爆承認の時のような
指値串刺しヒット。
(あの時は14000円後半に並べていた買い注文が
串刺しでヒットしました。)

う~ん、まさか15000円割るようなことはないよねぇ・・・

15700円のロングなんか、すでに300円近くのやられなんだけど、
それでも14950 17850 14750 と14000円台のロングがあって
その利益分がまだ心の支えだわ。

これの全てが総投げとなるような事態には
発展しないとみているのですが
怖いのが、ドル円が日経平均の下落程には下げていないこと。

ドル円は現在まだ108円台守っています。
これ、おそらく買い遅れていた向きが諸手を挙げて買っているのだと
思われるのですが、実需買いが一巡し、買い手不在になった時、
投機筋が相場を崩しにかかってくるリスクはゼロじゃないな、と。。。

日経に引っ張られる方向でドル円が崩れだしたら
それを見て、また日経がビビッて下げちゃうという
下落スパイラルに陥ってしまうということはないか・・・
というのが恐怖のシナリオですが、
明日の雇用統計を前に随分動いちゃいました(;゚Д゚)

今夜はダウやNasdaqをショートして買い戻す回転売買を何度か。
日経を細かくロングしちゃったので、米株売ってなんとか
バランスとっています。

ドル円109.30円台ロングは109円割れで撤退。
そのあとは、株の下落に驚いているだけで、
ドル円には手を出せず。
*****************************

今夜はECB理事会、これも注目されていましたが、ユーロは上昇です。

政策金利を過去最低に据え置き。予想通り。

ドラギECB総裁会見

QE(量的緩和策)に具体的に言及なし!
ユーロ安誘導発言もなし!

思惑で売り込まれていたユーロのショートカバーでユーロ上昇。

欧州株は失望で株安、これも、米株安に繋がっているかもね。
リスク回避の円買いに拍車がかかった、解説するニュースも
ありますが、リスク回避の円買い、、、というのは
もう違和感があるなぁ。ECBが緩和しなかったことがリスク?

※メモ

資産担保証券(ABS)およびカバードボンドの買い入れの詳細

中小企業向け融資を促進しユーロ圏の景気押し上げが狙い。

カバードボンドが10月中旬、
ABSが10─12月期中に開始。

ギリシャ、キプロスなど格付けが「BBBマイナス」以下の国々も
買い入れ対象とし少なくとも2年間継続。

******************************

それと今夜はポンドが下落しました。
ポンド円の下落がきつかったですね。

イングランド銀行のブロードベント金融政策委員が
失業率が高止まりし賃金の伸びが金融危機前の水準を大きく下回るなか、
英中銀は現時点で利上げに動く必要はないとの考えを示した、とのこと。

利上げの思惑は大きく後退しているみたいです。

明日は日経が更に下げる展開となるでしょうけれど、
本邦当局も黙っていないと思いますので、
どこかで猛烈に戻っていくものと推測しております。
ポジショントーク・・・

こうしてブログを書いているウチに米株がかなり買い戻されていますし。。。


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2014年10月2日木曜日


今日10月1日、ドル円相場は6年1ヵ月ぶりに110円台の大台乗せ達成!!

だけど・・・110円って大台乗せだから達成感があったのかしら。
110円.08円を瞬間付けてドル円NY時間には109.22円まで下げています。

なんてったって、今夜は米株が下がっているんですよ。
エボラ出血熱感染者が米国内で出たことで航空機での行き来が
減少するとの思惑だとかで、航空関連が売られているとかなんとか。

米株下落でドル円下落、という側面もあるのかもしれませんが、
米金利も下がっているのよね。株から債券に逃避しているの??

米国債10年物の利回りは2.4%台へと落ちてきています。
9/18、FOMC翌日で、アリババ上場の前日に2.629%まで上昇していたのですが、
この日を境に米金利は下落傾向にあり、
株式市場もまた、19日のアリババ上場の日を高値に崩れているんです。



ドル円相場はそれでも買われて今日10/1に110円台の高値を
ユーロドルも下落を続けたわけで、昨今のドル高は
金利動向とは相関していなかったことがわかります。

となると、大倉キャプテンが推察していたように
中央銀行のポートフォリオリバランスのドル買いが粛々と
出ていたということで、マーケットの地合いとは関係がない
ドル高だった、ということかもしれません。
少なくとも9月末に向けては。ほら、期末だし月末だったでしょ。
それに向けたドル買いもあったんだと思います。

それが10月に入って新しい期がスタートするのを境に止まったのかも?

じゃあ、なんで東京時間にドル円110円まで行ったのか、というと、
今日は元インターバンクディーラーの水上紀行さんにお話聞いたのですが、
9月末って期末なので、ドル円が上昇しているのに、本邦機関投資家は
何にも出来なくて、うずうずしていたわけですが、
新しい期のスタートでニューマネーを使って、ドッと買ったみたいなんです。

え、、、張り切ってドル買いしちゃった、、、ってこと??

そんな新人さんみたいなことするの?と不思議なのですが、
意外に単純なようです(^-^;
で、買ったところが高値で下がりだしちゃった、、、ってことで
そんなに下手でいいのか。と突っ込みたくなりますが、
まあ、それが真相のようです。東京時間のドル高。

で、今夜のADP雇用統計は21.3万人で予想より若干良かったのですが。
そのADPが出た後から利回りが下がりだして、
ドル安が顕著になっているのよね。
なんでなのかはさっぱりわかりませんが。。。

株式市場には先週またヒンデンブルグオーメンが出た?
http://toyokeizai.net/articles/-/49115

ということで一部関係者の間では警戒されていたようですが、
いよいよ10月ということで、アノマリー通り大き目の調整が入るのかも
しれません。まあ、その安値は買いなんだけれど。

どうせ買うなら、できるだけ安くなってからがいいわよね。
ということで、109.30円台でのドル円ロングまだ持っているんだけれど
ちょっと様子見ながら継続しつつ、さらに下がるようなら
安値をまた拾って買い増して行こうと思います。

あくまでドルを買う方向でしかポジションを作りません。

しかし、、、、日経平均先物も16000割れてるわ。
明日の日経平均大きく下げますね。
で、つれる形でドル円も下がるでしょう。

108円台から拾うか。

”””””””””””””””””””””””””””””””

それと今夜はまたしてもNZドル下落です。

全体的にドル高に調整が入っている中でNZドルも買い戻されて
いたんだけれど、またしてもフォンテラの乳製品価格オークションです。

なんと前回9/16の入札価格から▲7.3%


乳製品価格は今年2月を高値に急下降中。
これでNZ経済も先行きに不安が高まり、、、NZドル売り再開です。

NZドル0.7799㌦でショートしてみました。

ドル買い、キウイ売りですね。

今週、NZのキー首相発言の
「NZドルにとっていわゆるゴルディロックス状態な水準は0.65ドル前後」
0.65アラウンド狙ってみようかな??

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2014年10月1日水曜日


9/30㈫、日経平均は比較的大き目の調整が入りましたが、
ドル円は109円台底堅く推移。

月末、、、期末を控えて、ドルを買い遅れていた輸入勢のドル買いが
コンスタントに入っていると見えて、少しでも押す局面があれば
すかさず買われるという相場展開が続いています。

株式市場は香港の学生デモを嫌気しているという解説も多いようですが
仮にリスクオフとなったとしても、「円が買われる」展開になるか?
というと、今日の相場を見ていても円買い圧力ってあまりなさそうよね。

3.11以降、需給構造が著しく変化してしまったのです。
日本は貿易赤字国。しかも日銀による量的緩和政策もスタートで
円を弱くするというのが国策となっています。

国の政策に逆らうポジションを取ることが、リスク回避行動時に
起きる構造ではなくなったとも言えます。

リスクを回避するなら、安全資産に向かいますよね。
それ、今、米ドルなんです。

他のどの国も通貨安誘導を行っているのですもの。
それに逆らうポジションを取るのは愚かな行為。

株安局面が来ても、ドル円が同じように相関して下がるという環境では
亡くなってしまっているように思います。
勿論、多少は連れ安するでしょうけれど、相関係数は低下しているのでは?

ということで、なかなかドル円の買い増しに成功していませんが、
昨日109.33で買い増ししたポジション含めて、ドル円ロングは継続です。

**********************************

今夕、ユーロが急落する局面がありました。
つまりはドル高、ということなのですけれど、
材料は、、、う~ん、指標なのかなぁ。

9月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
前年同月比0.3%上昇、8月ユーロ圏失業率は11.5%

いずれも市場予想通りの結果。

なぜか発表後に売りが強まったようですが、この数字で?
予想通りなのに?という印象。

正直、指標はトリガーにされたことは違いないのですが、
なんでもいいから売る口実が欲しかったと見えます。

ユーロドルは2012年9月7日以来の安値となる
1.25712ドルまで下落しました。

売るのが大好きな私が、ユーロドル、売ってなかった・・・・

というのが悔やまれてなりません(笑)

しかし、ユーロドルはまだまだ下がると思います。

戻りを売る方向でチャンスをうかがおうと思います。

キウイドルも、豪ドルも戻り売り!!!

つまり、ドル買い一択です。

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