米国1~3月期GDP速報値ショックで
ドル円100円超えが一段と遠ざかった印象ですね。
先週金曜に注目されていたアメリカのGDPですが、
大倉さんとだいまんさんとYMTV後の打ち上げで下町で
持つ煮込みを食しながらレートチェック。
あれよあれよと下がっていくドル円にキャプテンもそわそわ?!
「思い切り下げりゃまた上がるんだよ。下がれ下がれ!!」とか何とか
言いながらGW前の夜を過ごしました。
結局97.34円まで円高進行。
このレベルではまだまだ崩れたとも言い難いのですが、
チャート的にはWトップの可能性も否定できず。
GDPについては、豊商事のセミナーでおなじみYEN蔵さんがブログに
詳しく書いていますね。
予想が高かったんです。 3%もの高成長予想。
ところが出てきた数字は2.5%。(それでもその前の期の0.4%からみればいい数字)
詳細はYEN蔵さんのブログで。
http://blog.livedoor.jp/slalom2007/archives/51262388.html
4-6月期って「中だるみの法則」とか何とか言われてて景気が落ち込むと
言われているので、ここから上がり続けるという期待は薄く
今年のGDP発射台が思いのほか低かったことは今後の流れを考えるには
悪いことではないと思います。
最初良すぎると4-6月期の落ち込みが、
目立ってマーケットがより悲観に傾くリスクがありますものね。
特に3月からスタートしている歳出強制削減の影響で低迷することが予想
されているということですから、地味なスタートでいいんじゃないですか?!
今週は日本はGWの谷間だというのに、マーケットはイベント盛りだくさん。
明日からのFOMC、木曜のECB理事会、週末の雇用統計。
米国のGDPを受けてFOMCではハト派が優勢な展開が予想され始めていて、
となるとドルは弱含む可能性が出てくるのかしらね。
ECB理事会では利下げ予想が広がっていますが
だからと言ってユーロ売りかというと、米国GDP期待外れに見られるように
ドル安リスクも高まっているため、ユーロドルで考えると難しい状態ですね。
大倉キャプテンは利下げでその通貨を売るって考え方には疑問がある、って
仰っていますが、利下げは株高につながり、引いては経済活性化で通貨信任に
繋がると考えれば、利下げ=売りという単純な考え方も正しいとは言い難い。
ただし、実際利下げがあれば瞬間売られるでしょうし、
利下げがなければ瞬間吹き上がるでしょう。
その発表の瞬間までにどの水準にいるか、ということが重要。
そして雇用統計。
4月の雇用統計の予想は、失業率は7.6%で3月の7.6%と変わらず。
NFP非農業部門雇用者数は、前月比+15.0万人の増加がコンセンサス。
流動性も低下していますし、これといったアイディアもなく
トレードは様子見中。
今は日経平均のインデックス、株365でバイ&ホールド、
それから急落後のプラチナやゴールド買って売って回転売買中。
為替が一番難しいですね・・・。
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2013年4月29日月曜日
2013年4月26日金曜日
今日も100円到達は成らず。
今日動いたのはポンドとユーロ、明暗分けています。
ポンドは1-3月期のGDP速報値受けて急伸。
前期比0.3%増、前年同期比0.6%増。
市場予想平均の前期比0.1%増、前年同期比0.4%増をいずれも上回りました。
今回のGDP、割に注目度が高かったみたいです。
前期マイナス成長だったことから、今回もマイナスならリセッション入り。
5年間で3度目となるリセッションでトリプルリセッション入りと
なるかも。。。って懸念があったのが、回避されたってことですね。
イギリスは今、緊縮策のお蔭で景気後退が懸念されているのですが、
先週、格付け会社フィッチ・レーティングスが格付けを引き下げたりしてました。
IMFからは英政府に対し景気促進に向け緊縮を緩めるよう呼び掛けられていたり。
でもこの数字を見て、市場には一気に安心感が広がって
ポンドが大きく買い戻されたってことね。
これを受けて昨日作ったポンド円ロングが美味しい展開に。
151.68円でロングしていたのですが、153.15円で利食いに成功。
今もまだ崩れておらず、新高値更新の可能性もありますが、
ドル円100円トライ失敗となれば、一度ダレそうなので早めにやめときます。
今日はドル円も軽く買ってみたんだけれど、
買った直後に下げてすぐさまロスカット・・・・
もっとドンと下げたとこで買参入しないとキツイですね。
それからユーロ。こちらは急落です。
来週のECB理事会で利下げの予想が膨らんできました。
ドイツのメルケル首相は
ドイツのことだけを考えれば利上げが必要だとしていますが、
ユーロ圏経済はリセッション局面にあり、
インフレはECBの目標を大きく下回って推移している状態、
IMFのラガルドさんからは利下げ余地があるのはECBだけだ、と
利下げ催促されてたりします。
ノムラ・インターナショナルやUBS、RBS 、コメルツ銀行、
ゴールドマンにメドレーレポートまでもが
来週5月2日の利下げを予想しており、
こうした予想からユーロが崩れた模様。
ユーロは来週のECBが大注目です。
来週って、FOMCもあるんだねー。そして雇用統計。
GW谷間にイベント多し。
明日は日銀金融政策決定会合ですが、
4日にバズーカ砲発射されているので
特段注目はされていません。
今夜はノーポジで寝ます。
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2013年4月24日水曜日
2008年6月以来、約4年10カ月ぶりの高値水準を回復・・・・。
という嘘のニュースが約4分間掲載されたことで、
株式市場は「大混乱」に陥り、ダウ平均株価は約2分間で145ドル急落。
結局保険大手のトラベラーズや、化学大手のデュポンなどの決算内容が
株が強くて、為替が足踏みなのは、やっぱり海外勢が日本株買うために
104.4と市場予想106.2を下回ったことでユーロが売られ、
ユーロドルは一時売り込まれたのですが、その後、
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2013年4月23日火曜日
100円の壁は近くて遠し?!
昨日のうちにロングは手じまっておいたので今日の下げも静観ですが、
今日は中国の指標が悪く全般軟調。
ドル円、クロス円、日経平均、そして金なんかも再度下落開始。
特に為替では豪ドルが弱い印象、そりゃそうです。
中国に資源を買ってもらって伸びてきていたんだから。
HSBC4月のHSBCPMI中国製造業購買担当者景気指数速報値は50.5
3月の51.6から低下、市場予想平均の51.5を下回りました。
セル・イン・メイ(5月に株を売れ)はアノマリ―に過ぎませんが、
4月15日に欧州、5月15日に米系ヘッジファンドの45日ルールによる
解約が集中することもその一因とされていたりもします。
奇しくも金が暴落したのは4月12日と15日でしたね。
コモディティ系ファンドからの資金流出が激しいのかもしれません。
その資金が日本株に向かうのでは?
そのための円転需要が為替市場の頭を重くしているのでは?
なんて見方もあるのですが、今日の下落は単純に100円トライ失敗と
中国指標を嫌気した調整でしょう。
アメリカ発ではなく、新興国減速が引き金となり、
コモディティ発でのセル・イン・メイか?!
恐らく金はこの後2番底を作りに行きます。下げます。
もしかすると1番底かも・・・・ Σ(゚_゚lll)
(円転需要とは~今までドルやユーロなどで運用してきたファンドが
日本株を買うために円を買っているのでは?ってこと)
中国指標が出た直後の下落で一旦豪ドル円ロングしてみたのですが、
再下落開始で戻りそうになかったのと、ドル円が日足でWトップ的な
形状となってきて、ドル円がすぐには100円超えしそうにないことから
ドテン売りに回っています。
短期的には売り相場かな。
長く持つつもりはないのですが・・・。
あ、こんな見方もありますね。
ドル98円後半、生保の外債投資慎重姿勢受け投機筋が円売り手仕舞い
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE93M02420130423?sp=true
昨日発表された日本生命の運用計画、あまりに期待外れだったということか。
見た瞬間、なにこれ?って感じでしたが、
もしかすると、セイホの後ろ盾なしには100円超えは難しいとみた
買い方が投げてきているのかもしれません。
日本の機関投資家って慎重だなぁ・・・
どんどんいかないと腰折れしちゃうよ。('A`)
欧州から出た指標も悪いです。
4月ドイツのPMI製造業購買担当者景気指数は47.9
3月の49.0から低下し、市場予想平均の49.0を下回りました。
サービス部門購買担当者景気指数速報値は49.2、
前回50.9から低下し市場予想平均の51.0を下回ってます。
ユーロも売られていますね。。
というわけで、アベノミクス終了ともトレンド転換とも思ってはいませんが、
しかし100円超えにはもうひとつ何か燃料投下してくれないと
難しい状況になってしまったかな、という印象で、
ここからの相場はトレンドフォローでは難しくなってしまったかも。
レンジ内での思惑がぶつかっての乱高下、方向感が出ない可能性が大きいので
ポジションは短期に限ります。
売ってるけれど、買戻しも短期で行きますねー
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99円88銭?! Wトップにならなきゃいいけどなぁ・・・
というところでまたもや阻まれたドル円相場。
先週末、生命保険協会の松尾憲治会長(明治安田生命社長)が定例会見で、
「(明治安田生命としては)外債を買い増すのが(資産運用の)ひとつの選択肢」
と述べたことが好感されてNYクローズに向けても堅調だったドル円相場。
今週は4大生保が2013年度の資産運用計画を公表するっていうので
期待が広がっていたのですが、今日出てきた日本生命・・・。
なーんか、ぱっとしない内容じゃない?
低金利継続なら超長期債抑制、円金利資産に7000億円
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLNFV26K50ZZ01.html
そりゃ日本国債は減らさざるを得ないでしょうからそうなんですが、
外債を積極的に買うってわけでもない、、、、
これはザ・セイホが後ろ盾とならないムード。
しかもNY時間に入ってアメリカの経済指標、住宅が悪かった。
3月米中古住宅販売件数は年率換算で492万件と前月比で0.6%減少、
市場予想平均の前月比0.5%増加よりも弱い内容。
これでドル円相場は99円台前半まで下落してしまっています。
ドル円は今日せっかく窓を開けて寄り付いていいムードだったのにね。
この窓を埋めて下落してきたので
ドル円ロングは99・48円で
ポンド円ロングは 151.50円で手仕舞いました。
利益は確保しておきたい。
(コストはドル円98.32円 ポンド円149.92円)
一旦下げるかもしれないわ・・・^^;
下げたらまた買うんだけどね。
そして今日話題となっていたのはコレ!
5月の米株急落に警戒、「ヒンデンブルグ・オーメン」が点灯
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE93I04X20130419?feedType=RSS&feedName=topNews
セルインメイですね。しかも、めったにでない急落のシグナルですってよ。
以下簡単に引用すると・・・
1)ニューヨーク証券取引所(NYSE)での52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄の数がともにその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.8%以上、
2)NYSEインデックスの値が50営業日前を上回っている、
3)短期的な騰勢を示すマクラレン・オシレーターの値がマイナス
4)52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の2倍を超えない
この4条件がそろうとテクニカル的な株価暴落の前兆だとか。
過去の77%の確率で株価が5%以上、下落したそうです。
またパニック売りとなる可能性は41%、
株式市場が重大なクラッシュとなる可能性は24%
1985年以降では米株が暴落した際はいずれの場合もシグナルが現れたそうです。
今日は日本のスポーツ紙までもが、
「株、予兆あったGW暴落」という見出し。
こりゃ、今年は下げないかな(笑)
皆が警戒してるときは来ないものです。
※ヒンデンブルグ・オーメンが発生しても暴落しないケースも。
リーマンショック後の2010年8月に現れ、市場で話題となった「ヒンデンブルグ・オーメン」だ。当時はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長がジャクソンホールでの講演でQE2(量的緩和第2弾)を示唆したことで暴落は回避された。
確かに米株の強さは不思議ですが、皆が下落が来る、来る、と騒げば騒ぐほど
下げなくて、忘れたころに下げだすんでしょう。
だから、むしろ米株は押し目買いで。
ということで、ドル円も押し目は再度拾います~
次のトライで100円超えかな?
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2013年4月22日月曜日
ドル円金曜引け値は99円50銭?!
結構戻りましたね^-^
このまま100円行きそう!?ってなムードで終わりました。
先週は金の暴落やアメリカのボストンマラソン爆発事件や不審物騒ぎで
なんとなくリスク回避ムード広がりそうな不穏なムードもあったのですが、
それらをこなして結局日本株買いと円売りと米株買いは続くのですね…。
というのもボストンマラソン爆発の件は容疑者2名の身元が判明したこと、
そして、為替報告書で日本の金融政策が円安誘導であるかの記述があってから
G20で諸外国から日本へ苦言が呈されるのではないかという不安が
広がっていたりもしたのですが、G20も「 脱デフレは日本の責務だ」と
むしろそれを評価するようなコンセンサスで終わったことで、
急速に心理が好転していったような感じです。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130421/fnc13042103070001-n1.htm
このままいくと、月曜はギャップアップで円売り再開?!
今週にも100円突破もあるかもしれないという流れになりそう。
セルインメイを警戒する向きも増えてきているため、
油断はできませんが、ともかく目先は急速に不安が取り除かれた、
ということでその方向に(リスクテイク)動き出すのでしょう。
先週はG20警戒が強かった印象ですが、
今日、金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんの講演を聞いていたのですが、
日本の量的質的金融緩和は、実は世界が歓迎である、という話。
通貨安競争というところにだけ焦点を絞ると、苦言を呈されるのではないか、
という懸念が出るのも解ります、実際初動時には苦言を呈されたりしました。
しかしながら、このところの新興国経済の成長が鈍化していく中で、
米国の景気回復だけが頼りになってきているわけで、
そのアメリカのバランスシートはどかどか拡大中。
QEワン、ツー、スリーまでやってるわけです。
実はFOMC議事録で出口論議が議論されているのは米国の景気が
良くなってきている=インフレ警戒、ということではなく、
空前のバラマキでようやく保っている米国経済の脆弱さを懸念している、
ということなのではないか。。。
QEと称してじゃんじゃんエネルギーを注入してやらないと
保てない米国景気、(その割にはちっともCPIは上がらない)
現状ではこれを止めたら多分、大変なことになります。
世界恐慌を研究し尽くしてきたバーナンキ氏はそれを十分承知ですから
もちろん、中途半端に引き締めるなんてことはしません。
だから緩和はまだまだ続くのですが、じゃぶじゃぶやりすぎることへの、
そして、それを本当に引き締める時のショックを警戒する向きが
出てきている、という全く反対の考え方もある。
おいおい、このままばらまき続けたらどうなるんだい?
そろそろ停止しておかないとまずくない?って見方なんじゃないかと。
となると、世界の景気を牽引するのが先にバランスシートを
何倍にも膨らませてしまったアメリカだけでは不安で、
新興国に代って、日本が次いで世界の景気を牽引してもらわないと
困るわけです。
えーと何が言いたいかというと、
じゃぶじゃぶマネーの受け皿として儲けられる市場が欲しいし、
そのいい加減引き締めが論議され始めた(なのに思ったより
その効果が出るのが遅い)アメリカに代って、
じゃぶじゃぶお金をまいてくれる日本の政策は
この世界(相場)を延命させるには歓迎だということです・・・。
んー説明が下手ですが、伝わったかなぁ・・^^;
つまり、世界が日本に文句を言ったりできない、
って事態なんじゃないの、今。ってことです。
世界はどこかでバブルが起こっているというような状態でないと
回っていかない構造になっちゃってるんじゃないか…?
日本もバランスシート拡大、ばらまき政策に突入しましたが、
ユーロもさらなる利下げで追随してくる可能性が高まってきました。
~IMFのラガルド専務理事は、ユーロ圏では低金利が
経済に浸透しておらず、成長を刺激するために
追加措置を講じる余地がある中央銀行はECBだけとの見解を示した。。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLGVWW6JIJVW01.html
ですって。
ということはユーロ売り。
ユーロ売り=ドル買い
そして円売りは継続=ドル買い
やっぱりドルは強い?!
ともかく、ひとまずはリスクオン。
ただし、その先の先の世界は解りません。
金の時代が終わりだという指摘も増えてきそうな暴落を見せましたが、
通貨戦争(通貨革命)後には「金」の時代がやってくる?
http://jp.ibtimes.com/articles/40719/20130217/637661.htm
こういう見方もあるということもお忘れなく。
(ちょっと古い記事ですが)
先週は金曜午前中に、エイヤと
ドル円とポンド円ロングを作りました。
(大倉さんの顔を思い出して)
ドル円98.32円 ポンド円149.92円
取りあえず目先は前回高値更新ですか。
となるとドル円100円超えを目指すってことですね。
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2013年4月19日金曜日
昨晩の不穏なムードはなんだったのかしらねぇ。
確かに今日の日経平均は弱かったですけれど、
ドル円、クロス円、私が売ったところが底だったかしら?
朝起きたらキウイ円、豪ドル円Sは綺麗になくなっていました。
ま、あんまり欲張らずにストップおいて寝ていましたので別にいいけど。。。
ダウは今夜も弱い。指標が良くないのよね。
フィラデルフィア連銀景況指数
予想:+3.0 結果:+1.3
景気先行指数
予想:+0.1% 結果:-0.1
新規失業保険申請件数
予想:35.0万件 結果:35.2万件
そりゃ株は売られるだろうな、ってことですが、
ドル円がそんなに下がらないです。
やはりこのまま100円目指すのだろうか。
金も今日の東京時間一度ドスンと下がって、まだまだ波乱の様相か?
と思わせましたが、その後のV字回復で凄いボラティリティ。
難しい相場です。
そんな中、こんな記事。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLE2NG1A74E901.html
国内外の大手証券会社の中で、日本株に対し先月まで最も強気だった
米モルガン・スタンレー は~TOPIX が近いうちに約10%調整するとみている。
モルガンSは3月、年末にはTOPIXが1270ポイントまで上昇すると想定、
この水準は同業他社に比べ最も高かった。年末値こそ変更していないが、
投資家は企業業績の結果や規制緩和の実現を見極めるため、
上昇前にいったん1020ポイントまで下落すると戦術的視点から予想。
ですって。
確かに日経平均高値波乱。調整入りそうなムード。。。
「以前は期待のフェーズだったが、現在は結果を出すフェーズに来た」
結果を出すってちょっと早すぎだと思うんだけど^^;
もう期待だけを材料にして上げ続けるのは難しいってことかしら。
円相場についてっは当面の短期目標水準である1ドル=100円圏に到達しており、
「円安も緩やかになっていく」と予想だそうです。
モルガンの言うとおりになる、というものではないですが、
ゴールドマンに挑戦状!ということでちょっと面白い記事。
今日は今朝起きて凹んだのでノーポジ。
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2013年4月18日木曜日
今、ボストンマラソン爆弾テロの容疑者逮捕か?!
というニュースが飛び込んできました。
詳細がわかりませんが、ひとまず不安が取り除かれた・・・・?!
とはいきません。
今夜は米国株ダウ平均大きく調整中です。
バンクオブアメリカの決算、1株利益が市場予想を下回ったことを嫌気した、
というのが最初で、その後今度はニューヨーク市内のラガーディア空港内の
中央ターミナルで不審な袋が発見され、搭乗客らが一時屋外に一時避難した、
というニュースが飛び出し、米株はこれを嫌気して下げている、とかなんとか。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130417/amr13041701190000-n1.htm
加えて、オバマ大統領にも不審な封書 猛毒リシンの陽性反応という
物騒なニュースも飛び出しています。
http://www.asahi.com/international/update/0418/TKY201304170637.html
ドル円、クロス円も軟調です。。。
あれ?書いているうちにちょっと戻ってきているかな?
時系列的にいうと、
バンカメ→不審物→猛毒リシン→テロ容疑者逮捕か?
なので、最後のニュースが相場を持ち上げているのかもしれません。
キウイ円とオージー円を軽めに売ってみたのですが、
(もちろん長くは引っ張るつもりはないですが)
どうも上手く落ちないかもしれません^^;
豪ドル100・65円 キウイ円82.36円
それから今夜はユーロが大きく下落しました。
独格下げの噂が流れたことなどを材料に、欧州タイムから軟調に。
またECB理事会メンバーであるドイツ連銀のバイトマン総裁が
「経済指標が正当化すれば、ECBは追加利下げを行う可能性がある」
という見解を示したことで、ユーロ売りが継続しています。
金の暴落といい、テロ騒ぎといいどうも胸騒ぎがするのは
カレンダー的にGWが近く、セルインメイが意識されるからでしょうか。
そうはいっても大局はドル円、クロス円はロングなことは承知していますので
このまま戻るようなら、あまり引っ張らずに適当に切ります。
おやすみー
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2013年4月17日水曜日
あれだけ暴力的に下げれば多少は戻りを入れるでしょう。
月曜夜のCOMEX金先物は中心限月が前週末比140ドル(9.3%)安。
1980年以来33年3か月ぶりの規模の大幅下落となりました。
世界の株式相場も昨年6月以来の大幅安です。
昨日の中国GDPが嫌気されたなんて解説もありますが、
それって後付けの材料に過ぎないでしょう。。。
そんなの去年から言われてたことですし。
リーマンショック後の安値から1900ドルまでの高値を
フィボナッチすると1300ドルあたりが半値押しですので
少し余力を残して今日は反発となっていますが、
これは自律反発に過ぎないという気がします。
生産コスト割れだとかいう理論値は勿論大事なのですが、
そういう考え方って平常時の相場で用いるもので、
いったい何が起きているのかわからないというような波乱相場では
あんまり意味がないと思っています。
ジムロジャーズは昨年初頭から金価格は1200~1300ドルくらいまで
調整があってもおかしくないと公言していましたが、
それがこんな形でやってくるとは。
PIMCOのビルグロスはここからでも買いだ、とつぶやいています。
私も昨日までは金、プラチナを売っていましたが、
今日は買いに回っています。
でもあんまり引っ張らずにリグってしまったほうがよさそう。
一度戻りは売られるんじゃないかな。
こういう相場って自律反発後の失速で再度安値に迫ることが
多いですよね。それを忘れないように利食いは早めにします。
これは陰謀論?だと笑い話だと思って読んでくださいね。
小耳にはさんだある説によると
先般G○が、金の見通しを引き下げていましたが、
それによって相場を崩させて、安値を拾ったとかなんとか。
つまり、安く買いたいから一度ふるい落としを演出したと。
そういえば昨今金の見通しの引き下げが相次いでいましたね。
そんな噂もありますので、ここからはともかく買いなのだーと
息巻く向きもあるとかないとか、話半分で受け止めて(笑)
もしそうであるならば、なぜ彼らは金を買いたいのか。
金の急落の数か月後に株価が天井打ちするってパターンが
ITバブル崩壊の時に見られたとかなんとか。
株価が堅調な割には最近指標の悪さが気になる米国。
株資産バブルが崩壊する時にヘッジになるのは・・・・。
という妄想が広がって抑えきれなくなっておりますが、
ここまで下がればそりゃ買う人は買うわな。
長期的にね。短期的にはまだ波乱に注意です。
そうそう、今日ゴールドに特化したあらゆる情報を集約したサイト、
「GOLD NEWS」がオープンしました。
日々の金の定点観測に活用されたし!
http://fb.me/GdHCUXi1
こんな中、ドル円相場は今朝95.78円まで下落しました。
昨日のダウ平均も大幅安でしたし、ボストンマラソンの爆発騒ぎも
嫌気されたかと思います。
しかし、ドル円も金同様、朝方が最も安くその後はリバウンド、
98.15円まで上昇しました。
これで調整完了?!ドル円このままロングでOK?!
どうもそんな気がしません。
確かに異次元相場に入っていますし、大きなトレンドは円売りで
いいと思いますが、まだこの波乱を抜けきったとは思えないの。。。
GW控えていますし、ボストン爆弾テロ?によって
アメリカが今後どういう方向に動くかもわかりませんし、
あ、北朝鮮は皆が油断したころに何かありそうです。
ということで今日は、ドル円を97.13円で買って
98円超えたとこで手仕舞うデイトレで終わりました。
下げ止まったことを確認してからのポジショニングだと
やはり少し遅れますが、これは仕方ないですね。
そして、あまり上を目指して粘らないことにします。
今夜は3月の米住宅着工件数が年率換算で
103万6000件と前月比で7.0%増加
市場予想平均の93万件程度を上回ったことが好感されましたが、
同時発表の3月の建設許可件数は前月比3.9%減90万2000件と
市場予想平均94万2000件程度を下回っちます。
3月の米消費者物価指数(CPI)は
前月比0.2%低下。良くないですねぇ・・・。
エネルギー関連が前月比-2.6%と大きく低下。
ガソリンは同-4.4%と2月の+9.1%から大幅な低下となっています。
98円半ばから後半まで戻れば一度売りたいかも。
※デッド・キャット・バウンスとはウォール街の格言で
死んだ猫も跳ね返るという(あんまりいい表現ではないのですが)
自律反発のことを言います。
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2013年4月16日火曜日
ひゃー、何が起こっているの?! 特に金市場。
とうとうドル建て金価格は今日1400ドル台をも割り込んでしまいました。
先週1526ドルのレンジ下限を守れるかどうか、なんて言っていたのに、
1500ドルの大台どころか1400ドルも割り込むなんて。
東京の金価格も先週再び5000円の大台に乗せたところでしたが、
今日は4300円台まで落ちています。チャートを見ると稀に見る暴落。
こんな下落は近年見たことがありません…。
金はそもそも昨年10月の1770ドル台からずっと下落トレンドが続いていたのですが、
先週、キプロス中銀が外貨準備で保有している金の75%に相当する4億ユーロ分を
売却して負債返済に動くという噂が出たことが下落に拍車をかけたようです。
(キプロス中銀はその噂を否定したのですが、ドラギ総裁が
キプロスが金を売却した場合、その資金はベイル・インに
使われなければならないと発言したということで、実現性が高いとの
観測が広がったようです)
※ベイルアウトは倒産したあるいは倒産に瀕した経済主体に
第三者(政府等)が救済資金を投入することですが、
ベイルインとは返済猶予等貸し手が救済に当たることを呼びます。
株主、債券保有者に続き預金保険対象外の預金者も
銀行再編コストを負担させるとした今回のキプロスの救済方法がそれで、
ドラギ総裁は国家の金を売って救済にあてよ、と言っているのですね。
しかし、金だけでなくメタル全般、そして原油などエネルギーの下落も大きい。
コモディティ全般が弱いのは今日の中国の指標のせいもあるでしょうか。
今日発表された中国の1-3月期のGDPは前年同期比7.7%増。
市場予想平均が8.0%増でしたので予想より悪かった。
同時に発表された3月鉱工業生産は前年同月比8.9%増と
市場予想平均の10.1%増を下回っっています。
これを受けて今日は豪ドルが大きく売られたということも
商品市場にはネガティブだったと思われます。
そんな中、ドル円は意外に底固い印象もありますね。
先週の99.95円近辺からみると97.55円というのは2円も安いのですが、
商品市場のパニック売りからみれば、整然とした調整の範囲です。
先週の窓を綺麗に埋めましたので、窓埋め完了で
上昇に転じることができるのかどうかが今晩の見どころでしょうか。
どうもまだ買う気にはなれませんので、今晩も様子見。
先週の為替報告書もそうですが、今週は木・金とG20財務相会合があり、
日本の円高是正政策について他国からなにかけん制発言でもでようものなら
もう少し深い押し目を形成してもおかしくない局面のような気もします。
TPP交渉も円安容認の交換条件なんじゃないの?との憶測もあり、
安倍政権はこのアベノミクスを成功させるためには
いろいろと譲歩しなくてはならない苦しい舵取りを迫られているのでは
ないか、、、ってな気もします。
というわけで、今週は政治リスクが大きいので
もう一段下げ覚悟かもしれません。
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2013年4月14日日曜日
日本政府は12日金曜日、TPP交渉参加に向けた米国政府との
事前協議がまとまったと発表しました。
その夜のこと・・・・
アメリカ財務省が議会に提出した為替報告書に
「競争的な通貨切り下げを慎むよう引き続き迫っていく」と明記
円安誘導をけん制するかの表現であったことがマーケットには
驚きとなり、ドル円相場は一気に98円台へと下降しました。
100円大台目前にしての失速。
そして、日本のTPP交渉参加がまとまった直後のこと。
タイミング的に「やることがえげつないな…」との
市場関係者の声もありますが(笑)
先週の黒田さんの発言で一度急落した後買い戻されたのは
リフレを目的にこの相場を演出した側からの発言で
この相場が終わることなど考えられないと見た向きが
絶好の買い場とすかさず買いを入れたためだと思いますが、
相場を冷やす材料がアメリカ側から出てきたとなると、
相場の反応は全く変わってくるかと思われますので
来週以降も注意が必要です。。。。
もちろん、安くなれば買い、このスタンスは変わりませんが、
スピードも、値幅も大きかった円安トレンドだけに、
スピード調整的な急落も覚悟しないといけない、ということで、
その下値がどこになるのかによっては
トレードスタンスを変えなくてはなりません。
私は金曜の夕方の番組が始まる前に、
どうも頭が重いドル円相場を見て、
一旦手仕舞うことを選択。
99.34円で利益確定しました。
オージー円も同じタイミングで利確。
だからと言ってドテン売りには転じていませんが。。。
北朝鮮リスクもありますし、週末のポジション持越しは
危険だろうという判断でした。
為替報告の内容には驚きです。。。
米国側からは容認されていると思っていたのすが、
米国も一枚岩ではないのでしょう。
GMなどの自動車産業からの突き上げもあるでしょうしね。
ということで、こうした米国側の自国に向けたパフォーマンス的な
円安けん制が今後も出てくることを意識しておかないといけない
と思いました。
上値を何度トライしても抜けそうにない相場になったら
上げる力が弱まっているということで、
何かネガティブな材料でも飛び出したら、敏感に売り逃げが起こる、
ということを忘れないでおかなくちゃ。
特に昨今は100円は通過点!が合言葉のようになっていましたものね。
もちろん、日柄をかければ100円突破はあるでしょうし、
通過点となるだろうという大型異次元相場ですが、
皆が前のめりになると、一旦冷やされるということです。
週末はノーポジで迎えました。
どこまで押すか?!
黒田異次元緩和策が発表された週が終わり、
翌週の8日月曜は、ドル円相場窓を開けて98円台にポーンと高寄りしました。
その時明けた窓の下値が98.07円。
先週NYの安値が98.09円。
ほぼほぼ窓のところまで下げてきました。
目下焦点はこの窓を埋めるのか、
窓は埋めず再度反発するのか、というところです。
窓にかからず反発できるなら、もうこの98円台前半は買いですが、
埋めにかかってからの反発ならば97.50円くらいまで下げるかも。
異次元緩和発表の92円台後半からの99円台までの上昇を
フィボナッチリトレースメントすると、38.2%押しが
97.30前後です。ここまで下げる可能性もありますね。
ということで、下げたら買いのスタンスは変えずに
ポイントと思われるところで少しづつ買い下がっていくという
戦略でしょうか。
ただ、気になるのは週末は商品市場が軒並み急落しているんですよね。
金、原油、メタル全般・・・・
CRB指数も再び下げに転じておりコモディティ全般が再び下げてきている
というところが不気味でなりません。
勿論その分が株に流入している、と言われればその通りですが。
また明日4月15日は欧州系ファンドの45日ルールに該当しますので、
手仕舞い売りが入りやすい日。
欧州系ファンド勢のポジションが昨今どのくらいインパクトになるのかは
疑問ですが…
米系の45日ルールは5月15日。
これらが毎年GWを挟んでの大調整のきっかけになっていることは
間違いないと思います。
ということで、いよいよ株にも調整が入りやすい時期に突入した、
と考えると、ドル円も押しも意外と深くなる可能性もあるかな。
アベノミクスからスタートしたドル円のトレンドのフィボナッチ
リトレースメントで考えるなら、38.2%押しは
92円前後、50%押しを想定するなら89.60近辺というのがポイントに。
90円台前半(さすがに90円は割らないと思う)までの調整にも
耐えられるようなポジション構築で買い下がるという覚悟で。
ここからの買はレバレッジ低めでいきましょう。
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2013年4月11日木曜日
長くなるのでブログ2本にわけて掲載します。本日後半部分。
さて、ドル円は100円突破できるでしょうか。
オプションバリア情報なども飛び交っておりますが、
よほどのネガティブ材料が米国から飛び出さない限り、
このトレンドは継続するでしょうから、突破する方向で見ています。
日経情報によるとジャパンマネーがいよいよ動きだしているようです。
5日にポーランドのコバルチック財務副大臣が
「日銀による一段の緩和策以降、ポーランドの債券市場に
アジアからの資金流入が目立っている」と指摘したと伝えています。
ポーランドの10年物国債利回りは8日に過去最低となる3.5%程度まで低下。
フランスやオーストリア、ベルギー、オランダの長期金利も
過去最低を更新しています。
こうして相対的に高い利回りを求める動きのことを
「イールドハンティング」って呼ぶんですって。
「欧州の周縁国の国債を買っているのは日本マネーだけ」との指摘も
あるようですが^^;こうした動きが為替市場にどのように影響してくるか、
このあたりはまた明日のYMTVで大倉さんに聞きたいと思っています。
単純に考えるとユーロ円は買いですね。
またジャパンマネーが米国の住宅ローン担保証券(MBS)への投資を
増やすのではないか、という見通しも出ている模様。
バンクオブアメリカ・メリルリンチが8日付のリポートで
「日本の生保と年金が日本国債で運用する資金の5%を
外国債券へ振り向けた場合、1000億ドル(約10兆円)は
米国債市場に流入する」と指摘しています。
単純に考えるとドル円は買ですね。
ドル円98.63円、オージー円102.55円ロングは継続中。
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昨晩10日火曜日の夜、黒田新日銀総裁の
「日銀の金融緩和策は為替を操作するのが目的ではない」
「日銀はできる限りの手段を講じた」
「矢継ぎ早に追加の金融緩和を講じるわけではない」
といった趣旨の発言が市場に伝わったことで
ドル円相場は瞬間で50銭あまりも下げる大波乱。
ところが、そこは絶好の買い場だったようで、
その後22時には、本当は午前3時に出る予定だったFOMC議事録が
何故か前倒し発表となり、ドルが急上昇。
結局行って来いどころか下げた分より大きく上昇してしまいました。
今の相場は「下げたら買い」
心得ている、という方はちゃんと買えたでしょう。
しかも今回の円安相場を演出した黒田さんからの発言だということを
考えれば、恐れることはありませんでしたね。
市場がヘッドラインだけで内容をよく精査せずに
取りあえずロングを手じまっただけだろう、ということが
解れば怖いことはありません。
黒田さんがこの相場を崩すようなことをするわけがないからです。
ガス抜きしたんじゃないの?という見方もあるようですが、
ガス抜きなんか目的じゃないと思うなぁ。
聞かれたことに答えただけなんじゃないか、と思う。
(真相はわからないけど)
相場が行き過ぎているんじゃないか、、、、と
恐怖に感じる投資家が増えれば増えるほど、
大した発言ではなくても相場が過敏になるってことですね。
これがアメリカのバーナンキだとか、金融当局者から飛び出した
アベノミクス、黒田バズーカ砲への非難だったとしたら
話は変わりますが、本邦日本から出たコメントで
壊れるなんてことは考えにくいですよ。。。
議事録はなんだろうね~変なこともあるもんだ、って感じ。
事前に送付しちゃった、間違えて。
だから前倒し発表するね~ってそんなことあんの?!
中身をみると
年内にも資産買入れを停止すべき!と意見したメンバーが数人いた。
そのうち一人は「直ちに緩和策を緩めるべき」としたとのことで
引き締め、、、出口が早まる可能性への思惑からドル買い進行!
ドル円が買われたってことですね。
ただ、4月5日に発表された3月の雇用統計の結果が組み込まれていない
時点での会合です。雇用統計のあの悪化をみれば、トーンは変わっていたかも。
そもそもバーナンキ議長のスタンスは一貫してぶれませんし。
雇用統計の数字があったからこそ、長期緩和継続への思惑で
ダウが史上最高値を更新しているんだと思います。
数字が悪くてもお構いなしに家具が上がるってのは、
じゃぶじゃぶマネーはそう簡単に吸収できないだろう、と
市場が安心しきっているってことだと思います。
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2013年4月10日水曜日
昨日ブログに書いたように、
異次元の金融緩和による異次元の相場に入っているため
決して売るべからず・・・再度買いのチャンスを待っていましたが、
早速昨晩寝る前にドル円がストンと落ちて
通常モニタリングしてる15分足の200SMAを引っかけたのを見て
98.84円でロングしてみました。
98.50円割れにストップを置いて寝ればいいや、と思って。
朝起きてみたら、1円上がって…と、毎日同じようにはいきませんね(笑)
ほぼコスト近辺をうろうろしているだけで変わっていなかったのですが、
買い目線変わらずなのでキープしたまま外出。
午前中に一度円安を仕掛けに行きそうなムードがあったので、
多分上を責めるだろうと、ユーロ円も129.63円でロングし、
様子を見ていたら、案の定上がってきました。
現在130.26円。朝、一度130円突っかけてましたものね。
もう、テクニカルでもなんでもなくて、
異次元の相場にはいった、と素直に買うしかない相場なのね。
(これは11月半ばからずっとずっとそうなんだけど)
今日の日経新聞朝刊にもありましたね。
3面「生保マネー円安後押し~異次元緩和で外債シフトへ」
~長期国債の利回りが急低下し、日本国債中心の運用では契約者に
約束した予定利率を下回る「逆ザヤ」が拡大する懸念が~
300兆円の資産を持つ生保マネーの流入を見込み、欧州市場でも
長期金利が低下し始めた~
(フランス・ベルギー・オーストリア国債が売れ始めた?!)
現在のところ実際の日本勢の購入量に変化はみられないものの、
と記事にはありますが、
このまま日本国債を運用しつづけると損失が拡大する一方なので
高金利外債を買うしかないってことです。
なんとこの株高でも「日本株を買い増すという議論はない」のだそうで、
これは90年代バブル崩壊後に多額の損失を出したことへのトラウマが
あるためだ。。。とされていますが、そんなに買い遅れて大丈夫?!
株じゃなくて、外債にくるってことなのかしらね。
であれば、ユーロ円、売ってる場合じゃありません。
キプロスにイタリア、スロベニアと不安要素はてんこ盛りですが、
ザ・セイホが日本国債じゃなくて欧州などの国債を買うとなれば
ユーロ買い円売りが発生しちゃうんだもの。
だから円安は止まらない、そう思います。
ということでまた高値に飛び乗っちゃいましたが、
ドル円もクロス円も、今週月曜に明けた窓埋めすることなく
このまま円安進行となるものと思われます。
何事にも絶対はないので、もちろんコスト(買値)より
ちょっとだけ上にストップロス注文を置いて、
しばらく保有してドル円100円超えを見てみたいを思います。
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2013年4月9日火曜日
昨日98円台でドル円ロングして、一夜明けたら99円台。
スゴイ相場です、一夜で1円動いてた!
でも、こんな日がいつまでも続くと思うなかれ。。。
だと思ってドル円は99円30銭台で利食いました。
オージー円も103円40銭台、同じタイミングで。
この時点でのその判断はあながち間違ってはいなかったみたいで、
ドル円はその後夕刻に向けて98円台へと円高へ。
オージー円も102円80銭台まで下落しましたが、
オージー円、その後大きくリバースして、高値超えしちゃってる!!
夕方の崩れ方見てたら、ちょっと調整が入りそうだったのに。
スゴイV字反騰を見せました。
いやー下がったら買いたい人、たくさんいるんだな。
もっと腰据えてロング持っていても良かったかしら?
でも飛び込み台の上でもつれ合っているような気分よね。
いつ踏み外すかわかんないので、利食えるときには利食ってしまった
方がいいなじゃないかって思ってます。
どうしても、今日のように下げてくると
売りから入りたくなるところまで急ピッチで上げてきましたが、
今はともかく売ってとろうとするのはチョー危険な環境なのです。
昨日はNYマーケット引け後にアルコアの決算が発表されました。
利益は予想を上回ったものの売上高が僅かに下回ったことから
時間外取引では小幅下落して推移。
個人的には業績相場、出だしは慎重って印象だけど、
市場予想を上回ったことから滑り出しは上々って書いているメディアも。
どっちやねん。
すごく良かったわけでもすごく悪かったわけでもないってことで
判断分かれたってことでしょうけれど、この後に続く決算で
ダウがどう動くかも重要です。カレンダー的には崩れる可能性を
考えている人も多くなってくるわけですが、
皆がそうやって警戒すると下げなかったりします。
今夜は米株堅調スタート。
YMTVにもご出演したことがあるロンドンFXこと松崎美子さんが
西原さんとこのメールでFTの記事を紹介しているのですが、
日本の機関投資家が、金利が低下しちゃって、
日本国債を買っているんじゃ儲けらんないってことで
(というか、ほとんど日銀が買っちゃって買えなくなるし)
外債を購入するだろう、そしてすでにフランスの国債を
大量に買っている、とか、割安感があるPIGS諸国の国債を
年初から買っている、ということに目をつけ、
ユーロ買い円売りとなることを予測している、という話が。
つまり、キプロスとかイタリアとか不安要因が多いのですが、
日本勢はこちらの都合で欧州債などの外債を買わねばならぬわけで
そうなると為替市場では円売りが進行しちゃうって予測ですね。
値頃でのユーロ売りはとても危険だという記事です。
美子さんのリサーチと情報はいつもとても参考になっています。
大倉さんがずっとずっと言い続けている
尋常じゃない相場だということを忘れずにトレードしないと
値頃で売って討ち死にしかねませんね。
今日は一回利食って下りちゃってけど、
また買い目線でチャンスを待ちます。
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先週発表された日銀の金融政策が今週スタートします。
とうことで、やはり買いから入ってきました。株式市場。
日経平均は今日も300円を超える大幅高です。
終値は1万3192.95円(△358.95)
債券市場も相変わらず大荒れ。
先週5日の債券市場では急落による2度のサーキット・ブレーカーが
発動されましたが、今日8日にもサーキット・ブレーカー発動。
債券トレーダーはどうしていいのかわからないって感じなのかしら?!
適正水準について市場参加者のコンセンサスができるまで
乱高下が続くだろうとみられています。
今週からまずは償還期間が5年超の国債など含めて日銀の債券購入が
スタートしますが、今月は6.2兆円、5月から毎月7.5兆円程度買い続ける、
ということで毎月の国債発行額の7割強を日銀が買うわけです。
金利低下は必至ですが。
となるとこれから運用方針を固める本邦機関投資家は
安定運用が出来なくなった国債に資金を寝かすのをやめて
株や外債、外貨買いに動くでしょう。
生保などはGW明けから本格参入すると言われていますが、
今年はセルインメイ、5月売りって来るかな?
米株は4月に前倒しで売られるんじゃないの?ってなコラムを
バロンズで読んだけど、
そういう警戒があるときって意外に下がんないものよね。
過去3年はいずれも4月高値で10~19%もの下落となっています。
米株のカレンダーアノマリリスクが当面の弱気材料でしょうか。
雇用も悪い、製造業とサービス業の拡大ペースは鈍化しているし。
今晩NY引け後に出てくるアルコアの決算から業績相場が
始まりますが、さて、数字が悪ければ一度米株にも
本格調整、、、って風向きになるのかどうか、
これが足元のドル円の弱気材料で、これで下げることがあれば
買い遅れた向きには絶好の買い場となるんでしょうね。
私は一度100円見てからの調整じゃないかなぁ。。。と
ぼんやり妄想していますが。
ドル円を98.63円、オージー円を102.55円で軽めに拾ってみています。
高値掴みの可能性も否定できないので、コストわれて撤退予定。
今日は99円タッチしたでしょ。
バリアがある、なんて噂されていましたが。
皆が怖くて買えない水準だからこそ乗ってみた。
一旦押してから買おう…なんて思ってると買えないよね。
というだけで、テクニカル的にはちょっと高すぎなので、
ちょっとおっかなびっくりではありますが、
おきてポジションが消えていないことを願って寝ます。
私が飛び乗ったとこが高値になりませんように・・・・
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2013年4月7日日曜日
雇用統計、予想を上回る悪化でしたねぇ。
ISM雇用指数やADP雇用者数が悪い数字だったので
予想より悪化するんじゃないか、ってのは事前コンセンサスとは
なっていたのですが、それにしてもこんなに?!って感じです。
NFP予想結局+19万程度に引き下げられていましたが、
結果はなんと+8.8万人と大台割れ。
ダウ平均は一時171.68ドル安の14434.43ドルまで下落しました。
しかしディフェンシブセクターを中心に買いが入り、下げ幅縮小、
結局40.86ドル安の14565.25ドルで終了、米株崩れませんね。
為替市場ではドル円は95.75円まで下落するも、買い直され97円台達成。
雇用統計後の押し目は絶好の買い場となりました。
実は市場では、雇用統計が悪くていったん下落した後、
結局買われるんじゃないか、って予想が増えていたように思います。
それほどに黒田新体制での異次元緩和はインパクトがあるんです。
だから私も、雇用統計前の下落を拾ってドル円買おうと思っていた
のですが、、、
指値が嵌らなかった・・・('A`)エー
もっと押し目があると思ったんだけどなぁ
95.50円から下に指値を並べていたのですが、95.75円で
止まってしまいました。欲張って引き付けすぎた、、というより
急落が怖くて慎重に考えすぎたって感じでした。
夜、食事に出ていたので指値注文するしかなかったの…。
(その前にポンド円売ってデイトレ、これはちょっとだけ抜けました)
ともかく。米国経済は盤石ではありません。
今回の3月の雇用統計では労働参加率が63.3%と過去最低水準。
1975年以来で最低だそうです。
民間部門の雇用者数は9万5000人増と、
前月の25万4000人増から大きく減速。
悪化の要因についてエコノミストらの分析は・・・
◆今年の力強い景気回復を期待して1月と2月に雇用を増やした企業が、
期待したほど売り上げが伸びず、3月に雇用を減らした可能性がある
◆寒冷な天候に加え、復活祭の休暇が今年は早かったことが大きな要因
◆政府の歳出削減策により景気回復の勢いが削がれている可能性
それでもなぜダウが下値を支えられて上がっているのか、ですが、
そもそものダウの上昇に加熱感が伴っていないことや、
結局出口論議が後退して、緩和は長期継続されるだろうという
見方があるためなのではないでしょうか。
QE相場なんですもの、これが長期化するとなるなら、安心して
まだまだ株を買う流れは変わりません。
しかしながら、今後の企業決算がもし悪い数字となるならば
ダウ平均も少しばかり大き目の調整が入るかもしれません。
Sell in May の5月近し。警戒も出てくる時期です。
その時になってドル円はやはり大き目の調整があると思っています。
今回の勢いで100円到達もあるかもしれませんが、
それでもそのまま110、120円とどんどこ上がると
それこそ輸入企業もたまったものじゃありません^^;
勿論スタンスは買いですが、97円まで買えなかったと
戦意喪失することなかれ、です。
買い場はきっとあります、大きな調整を伴った地合いの変化が。
でもその時は今回の新年度入りで、日経平均が急落して
日銀への期待外れ懸念で下げだした時のように、怖がらずに
買い場と考えるべきなのでしょう。
黒田氏新日銀総裁の異次元緩和は外国勢が高い評価をしています。
CNBCのジョージソロスインタビューです。
「黒田にそんなガッツがあるとは誰も信じなかった」ジョージ・ソロス
http://markethack.net/archives/51869882.html
(Market Hack 広瀬さんのブログです)
ここまで来ても、まだ日本買いに動いていない海外勢も
出動してくるでしょうし、
日本の機関投資家も年金も買いだすでしょう。
今後数年規模の大きな相場がスタートしたばかりなのです。
ただ、相場だからね。高値はつかみたくないでしょ。
下げたところを狙って買うだろうと思われます。
米国の企業決算での波乱や、
日本国債の乱高下で相場も振らされると思います。
(JGB市場はサーキットブレーカーが発動する大騒ぎ)
そこでビビらずに買えるように、準備しておきたいですね。
株CFDで拾った日経平均は鉄板保有。
ドル円はどこかでまた拾います。
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2013年4月4日木曜日
日銀、やってくれました。
期待を超える内容にマーケットは驚かされた格好です。
日経平均は事実売りとなる警戒から280円を超える下落だったのですが、
その安値から550円もの反発となって+272.34円。
日経平均は12635円。新年度入りで12000円を割り込んだ瞬間もあったのが
嘘のような爆あげです。
(株365CFDを12000円割れで追加購入に成功してるわよ)
ドル円は92円台に沈んでいたものが一気に95.60円近辺までの急騰です。
4月4日、黒田新日銀体制での初会合、
最大の注目は「金利」からマネーの「量」にターゲットを変更
したことでしょうか。
マネタリーベースとバランスシートが2年で2倍となります。
金融市場調節の操作目標を
これまでの無担保コール翌日物からマネタリーベースに変更し、
年間60─70兆円に相当するペースで増加させることを決めました。
(無担保コール翌日物とは金融機関同士がお金の貸し借りをして融通させる
時の金利です。金融機関はほぼ毎日互いに融通しあって安定を保っているのです。
これまではこの金利が上がらないように抑えていたのですが、これを目標とせず
お金をどんどんばらまく。。。流通させる政策に切り替えたということ)
これにより、マネタリーベースは2年で2倍になります。
マネタリーベースの残高は2012年末実績は138兆円。
これが13年末に107兆円、14年末175兆円へ大幅に拡大します。
そして日銀全体のバランスシートは
12年末の158兆円から13年末220兆円、
14年末290兆円へとこちらも2年でほぼ倍増させるとな。
(マネタリーベースとは市場に流通している現金通貨と日銀の当座預金合計。
一方、マネーサプライとは市中銀行を除く公衆の現金と預金の合計のこと。
マネーサプライには金融機関が除かれているのがポイントです。
マネタリーベースが増えても、すぐにマネーサプライが比例して増えるわけでは
ないということは覚えておいてもいいかと思います)
これは1979年にボルカー元FRB議長が、米国のインフレを止めるために、
マネタリーベースの量をターゲットにし、インフレを退治したことを彷彿させる
インパクトだ、と評価する声が出ています。
シティグループ証券チーフエコノミストの村嶋帰一氏は
ECBのLTROに匹敵する、とコメント。
だって、日本の国家予算にも匹敵する規模のお金を出すってことでしょう。
すごいことだよねぇ。。。
また、毎月の長期国債のグロスの買い入れ額は7兆円強になる見込みです。
ETF保有算高は年間1兆円に相当するペースで増加、
(ETFの市場規模は4.4兆円程度)
J─REITの保有残高は年間約300億円に相当するペースで増加するよう
買い入れることも発表されています。
長期国債についての市場中心予想は月5兆~6兆円だったようですので
7兆円強というのは思い切ったという評価。
長期国債の買い入れ対象を40年債を含む全ゾーンに設定。
残存期間もこれまでの3年から7年に拡大ということです。
国債の保有も2倍に年間50兆円に増やすとういうことですけれど
新規発行は年間44兆円しか発行できないのよね、
政府が発行している国債のほとんどを日銀が買ってしまうのでは、
という懸念が悪い金利の上昇につながるという見方もありますが、
今日の債券市場の反応は債券買いで金利急低下、10年ものは0.42%ですって。
引き締めが難しくなる、という指摘もみられますが、
今はそういう先のことよりも、まずはデフレ脱却、景気回復へ向けて
思い切ったことをやるってことの方が重要なのね。
報道を見ているとどうやら「異次元」金融緩和策
というのが、今回の黒田新総裁の緩和策へのネームとなりそうです。
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以下日銀HPから転載して今日の緩和策の概要です
(1)「量的・質的金融緩和」の導入
日本銀行は、消費者物価の前年比上昇率2%の「物価安定の目標」を、2年程度
の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現する(注1)。このため、マネタリーベ
ースおよび長期国債・ETFの保有額を2年間で2倍に拡大し、長期国債買入れの
平均残存期間を2倍以上に延長するなど、量・質ともに次元の違う金融緩和を行う。
①マネタリーベース・コントロールの採用(全員一致)
量的な金融緩和を推進する観点から、金融市場調節の操作目標を、無担保コー
ルレート(オーバーナイト物)からマネタリーベースに変更し、金融市場調節方
針を以下のとおりとする。
「マネタリーベースが、年間約60~70兆円に相当するペースで増加するよ
う金融市場調節を行う。」1
②長期国債買入れの拡大と年限長期化(全員一致)
イールドカーブ全体の金利低下を促す観点から、長期国債の保有残高が年間約
50兆円に相当するペースで増加するよう買入れを行う2。
また、長期国債の買入れ対象を40年債を含む全ゾーンの国債としたうえで、
買入れの平均残存期間を、現状の3年弱3 から国債発行残高の平均並みの7年程
度4 に延長する。
③ETF、J-REITの買入れの拡大(全員一致)
1 この方針のもとで、マネタリーベース(2012 年末実績138兆円)は、2013 年末200兆円、
2014 年末270兆円となる見込み(別紙)。
2 毎月の長期国債のグロスの買入れ額は7兆円強となる見込み。
3 「資産買入等の基金による長期国債の買入れ」と「金融調節上の必要がある。
資産価格のプレミアムに働きかける観点から、ETFおよびJ-REITの保
有残高が、それぞれ年間約1兆円、年間約300億円に相当するペースで増加す
るよう買入れを行う5。
④「量的・質的金融緩和」の継続(注1)(賛成8反対1)(注2)
「量的・質的金融緩和」は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを
安定的に持続するために必要な時点まで継続する。その際、経済・物価情勢につ
いて上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う。
(2)「量的・質的金融緩和」に伴う対応
①資産買入等の基金の廃止
資産買入等の基金は廃止する。「金融調節上の必要から行う国債買入れ」は、
既存の残高を含め、上記の長期国債の買入れに吸収する。
②銀行券ルールの一時適用停止
上記の長期国債の買入れは、金融政策目的で行うものであり、財政ファイナン
スではない。また、政府は、1月の「共同声明」において、「日本銀行との連携
強化にあたり、財政運営に対する信認を確保する観点から、持続可能な財政構造
を確立するための取組を着実に推進する」としている。これらを踏まえ、いわゆ
る「銀行券ルール」6を、「量的・質的金融緩和」の実施に際し、一時停止する。
③市場参加者との対話の強化
上記のような巨額の国債買入れと極めて大規模なマネタリーベースの供給を
円滑に行うためには、取引先金融機関の積極的な応札など市場参加者の協力が欠
かせない。市場参加者との間で、金融市場調節や市場取引全般に関し、これまで
以上に密接な意見交換を行う場を設ける。また、差し当たり、市場の国債の流動
性に支障が生じないよう、国債補完供給制度(SLF)の要件を緩和する。
(3)被災地金融機関支援資金供給の延長
被災地金融機関を支援するための資金供給オペレーションおよび被災地企業等
にかかる担保要件の緩和措置を1年延長する。
5 CP等、社債等については、本年末にそれぞれ 2.2 兆円、3.2 兆円の残高まで買入れたあと、
その残高を維持する。なお、CP等、社債等、ETFおよびJ-REITの銘柄別の買入れ限
度については、従来通りとする。
6 「金融調節上の必要から行う国債買入れ」を通じて日本銀行が保有する長期国債の残高につい
て、銀行券発行残高を上限とするという考え方(2001 年3月 19 日決定)。
2.わが国経済は下げ止まっており、持ち直しに向かう動きもみられている。先行き
は、堅調な国内需要と海外経済の成長率の高まりを背景に、緩やかな回復経路に復
していくと考えられる。物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は足も
と小幅のマイナスとなっているが、予想物価上昇率の上昇を示唆する指標がみられ
る。また、ここ数か月、グローバルな投資家のリスク回避姿勢の後退や国内の政策
期待によって、金融資本市場の状況は好転している。
日本銀行は、1月の「共同声明」において、「物価安定の目標」の早期実現を明確
に約束した。今回決定した「量的・質的金融緩和」は、これを裏打ちする施策とし
て、長めの金利や資産価格などを通じた波及ルートに加え、市場や経済主体の期待
を抜本的に転換させる効果が期待できる。これらは、実体経済や金融市場に表れ始
めた前向きな動きを後押しするとともに、高まりつつある予想物価上昇率を上昇さ
せ、日本経済を、15年近く続いたデフレからの脱却に導くものと考えている。
以 上
2013年4月3日水曜日
今日の株式市場の動きにはびっくりしました。
日経平均株価は大幅に反発、
358円高ですってよ。
上げ幅は2月6日(416円高)以来、今年2番目の大きさです。
明日の日銀にやはり期待があるってこと?
昨日までで400円くらい下げていましたが、
それはなんだったのかなー。
明日の日銀に向けての神経質な値動きについていけません。
ただ、ユーロ円のショートは昨日締めていたのでセーフ。
というか、昨日のダウも高かったのよね。
またもや史上最高値更新です。
ダウがレンジを上にブレイクしたことから新天地入り。
これは売っている場合じゃないでしょうーってムードもある。
ただ今日は350円高とはいうものの、
ファストリ(ユニクロ)がなかったら日経平均は170円高程度。
日経平均寄与度の高いユニクロは、今日3月既存店売上高が23.1%増だったと
発表したことで急伸、年初来高値を更新したことで
今日はファストリ1銘柄で日経平均を174円押し上げ、
今日の日経平均の上げ幅の約半分に寄与した計算。
ファストリ除いて170円高でも凄いかな。。。
後場、明日の日銀金融政策決定会合で大胆な追加金融緩和が打ち出されるとの
思惑を手掛かりに、株価指数先物や主力株に断続的な「先回り買い」が入った、
という解説もありますが、ほんとこればっかりは蓋を開けてみないことには
わかりませんね・・・。
ドル円相場は、昨日までの日本株の下落で1ドル92.65円まで円高が進行していましたが、昨晩から持ち直し、今日は93.50円前後で推移しています。
昨日はダウが史上最高値更新したので、ドル高だったのでしょうけれど、
明日の日銀みないと方向が見えません。
今週は、明日の日銀の金融政策決定会合や、ECB理事会、そして週末の雇用統計と注目イベントが多いのですが、日銀の金融政策決定会合を前に、ドル円相場が92円台まで崩れてきたことから、明日の日銀への期待は相当織り込まれたため、事実売り、もしくは失望売りとなるのではないか、とした見方も出ていたわけで。。。
今夜はこの後ADP雇用統計、前哨戦です。ドル円動くかな??
週末の3月の雇用統計は NFP+20.0万人予想。
そしてキプロス問題にゆれるユーロ
今日夕方IMFラガルド専務理事が
『キプロスと10億ユーロ規模の支援で合意』することを明らかにした、
というニュースが流れ、
ユーロドルは1.2835ドルまで、ユーロ円は120円20銭前後まで上昇しています。
キプロスに必要なのは100億ユーロ、そのうち10億ユーロをIMFが支援合意です。
富裕層のヘアカットと合わせて100億ユーロになるのかしら?
それでもユーロ上昇は続いていないですね。
すぐにダレてきちゃっています・・・。
キプロスの次はスロベニアとの話もあり、
ユーロの不安はまだまだぬぐえない印象。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MKNN1J6S973801.html
今夜もノーポジです。
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2013年4月2日火曜日
新年度入り2日目、凄まじい日経平均の下落にびっくり!
一時は320円強下げて12000円の大台を割り込みました。
ドル円相場も92.65円まで下落。
どうも日銀の金融政策への期待が剥落しているようです。
しかしながら買いも旺盛な印象で、320円強も下げたのに、
終わってみれば131円安まで回復、12000大台を守っています。
下がったら買いたいって向きはたくさん存在しているってことね。
しかし日経平均は昨年11月15日以来、4カ月半ぶりに25日移動平均を
下回ったってことで、本格調整入りの可能性を指摘する向きも増えた印象。
ドル円も「やったー安く買える!!」とバーゲンハントできるか?
と言われると下げ方が半端な印象。
今回のトレンドのフィボナッチの38.2%押しでも90円前半。
今日はちょうど23.6%押しで止まったって感じです。
本当に強い相場ならここで止まって反転もありですが、
日銀の金融政策への期待があまりにも織り込まれすぎた相場なので
事実売りとなる可能性の方が高いイメージ。。。
短期的には戻り売り相場に入っているかもしれません。
アメリカでは3月のISM製造業景気指数が51.3と市場予想平均の54.0を
下回ったことで米長期金利が低下に転じ、ドル売りが鮮明に。
しかしながらダウ平均はわずか5ドル安と健闘。
新規受注の減少が響きいた、とのことで3カ月ぶりの低水準です。
財政の崖問題として騒がれた歳出の自動削減の影響が出始めたという
指摘や今年に入って続いていた在庫の復元が一巡したのではないか、
との見方もありISM製造業指数はピークアウトし始めた可能性があるという
指摘も。米株は不気味な高値推移が続きますが、これが崩れるとなると、
少なからず日本株市場のみならず、世界のマーケットに影響がでますので要注意。
週末の雇用統計にも注目ですが、まずは何と言っても木曜の日銀ですよねぇ。
新年度入りからこれほど売られるとは思っていませんでしたが、
第2ステージがあるのかどうかは、やはり木曜の日銀の結果受けてと
いうことになるでしょう。
一応今日までのところ、雇用統計の予想は
NFP20万人の増加、失業率は、7.7%で横ばい予想のようです。
※今日はオーストラリア準備銀行が予想通り政策金利を3%に据え置きました。
声明文は「必要なら緩和政策の余地がある」ということで
今後の利下げの可能性を示唆、豪ドルが売られましたが、
想定の範囲内の出来事。今の主役は円とドルですね。
121.20と121,70円のユーロ円S、今日一度利食いました。119円39銭。
1.2806のユーロドルSは昨日夕方1.2814で逃げて
ポンドドルを買ってみました。
そのポンドドルも今日利食って休憩することに。
昨日はドル安が来たのでユーロドルもポンドドルも買い戻されましたが
この基調が長く続くかどうかはまだ確信が持てず。
ポンドドルのツララ形状の底入れを見るともっと上がりそうに
見えるのですが、なかなか思うように上がらないので
薄利で逃げました。
ということで今はノーポジとなっています。
戻り売りするか、それともムードが買わって押し目完了で買いに転じるか、
まだアイディアがないので様子見です。
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2013年4月1日月曜日
新年度入りですが日本株は大幅安。ドル円も93円台へと円高進行。
波乱のスタートですが、日経平均株価がこの2四半期で36.5%も上昇し
ドル円も20円近く上昇したわけですので、日経平均が200~300円下げようと、
ドル円が2~3円下げようと、地合いが変わったとまでは言い切れません。
むしろこの程度の下落があってこその健全な上昇が期待できるって見方も
強いはずですが、それにしても、ちょっと弱気も増えてきたかな?
日銀の金融政策決定会合を目前に控えての利食いの嵐。
日銀の政策発表が「事実売り」もしくは「期待外れ」となるリスクを
避けようとする動きでしょうか。
下げたら買いたい向きが下では買ってくると思われますが、
やはり1ステージ終了で、次のステージがどうなるか、って節目に
差し掛かっているのでしょう。次のステージは新日銀体制での
政策が期待を繋ぎ続けることができるのか、
黒田さんが上手に市場と対話し続けることができるのか、にかかってきます。
現在市場が予想しているのは
(1)国債買い入れ年限の長期化(3年から5年へ~もしくは10年へ)
(2)リスク性資産の購入
(3)オープンエンド方式(無期限)資産購入の前倒し
(4)日銀券ルールの撤廃(金融調節の買入(輪番オペ)と資産買入等基金の統合)
ってとこだけど、最初から全開で打ち出すのかどうかには意見が分かれていて、
国債買い入れの年限長期化も、まずは5年に拡大して、
10年物は今後の切り札として温存するとの見方もありますね。
それから日銀券ルール撤廃も今回はやらないんじゃないか、と。
7月参院選に向けて今からフルスロットルで燃料注入して
あと3か月近く相場を持ち上げ続けることができるのか?
帳尻合わせてあげていた方がいいということなら、
ここでいったん調整が入るのを覚悟して
4月下旬(4月は2回あるのよね)5月から6月の会合に燃料は
残しておくって見方もあるみたいです。
だとすると、一度大きめの調整があるかもしれません。。
だって、買っても買っても上がらなくなった相場は
壮大にふるい落としてからじゃないと、、、、
ってファンド勢が考えそうよね。
とにかく利食いに利食って相場を崩してしまう。
びっくりするくらいの下落となれば、皆怖がって買えなくなる。
そこで再度安いとこ拾い直して高値超えを目指して買い上げるって
戦法よ!(妄想だけど。でもこういうことはままあります)
とかなんとか書いているうちにユーロ円が120円を割れてきました。
ドル円も93円台を守れるかしら?!
今週は
4日に出てくる日銀の金融政策決定会合と
ECB理事会、5日金曜のアメリカの雇用統計とイベント目白押し。
動きそうです。多分下、売りボウ復活です。
ユーロ円、ユーロドルのショートは継続中。
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