今週から7月入り。
今週金曜の7月4日は独立記念日で、
雇用統計は祝日と重なることから前日に前倒し。
ということは。。
3日木曜はECB理事会と雇用統計がWで発表されるのね~(;゚Д゚)タイヘン
スケジュール帳を見たら会食の予定。。。
う~む、ストップしっかりおいて逆張りで注文出してから行くか。。
トレードチャンスの予感。。。よね。
独立記念日を挟んで相場の様相が変わるってことも多いですし、
ドル円相場は4か月ものレンジ相場に入っているので、
流石にそろそろどちらかに動き出すんじゃないかしら~って
希望的観測も大いにあるのですが、
常識的に考えれば、雇用統計でテーパリング額を変えるような
憶測もなくなっていますし、金利引き上げ時期についても
イエレンさんは就任初回の「だいたい6か月くらいかしら」の
うっかり発言で市場を混乱させた反省から慎重姿勢を強固にした
印象で、低金利政策を長期的に継続するというスタンスのコメントを
変えるつもりはないようですし、
瞬間ボラティリティが上がっても、トレンドを形成するような
きっかけとなるイベントではなくなっている気がします。
…とはいえ、先週のマーケットではFRBのブラード総裁の
発言で株が落ちてたのね。
「米経済は2015年の早い時期に利上げに踏み切る段階にある」
ですって。
物価上昇率や失業率が年末までに「正常に近い」状態になる
とご覧になっているようで、この発言を受けて26日のマーケットは
売られたわけです。私はその時、この方の発言のせいとは
思っていなくて、方向感のない相場ですな。と思ってた(^-^;
先週は第1四半期のGDPが▲2.9%まで落ち込む衝撃の数字が出て、
この数字受けても株が上昇したわけですが、
これは米国指標が悪いと低金利政策が長期化するという思惑に
繋がるためで、
その後のブラード総裁の発言は、金利の引き上げ時期が
早まる見込みだというものでしたから、これで株が下がったとなれば、
やっぱり、市場の注目はなんだかんだ「金利」に尽きるわけです。
なんでもブラードさん、10-12月期の成長は3%になるとみているようで、
(この間1-3月が▲2.9%だったのに)
来年2015年第1・四半期末まで、、、つまり3月までには
利上げに踏み切ることが適切だと強調したそうです。
となると、今週雇用統計、いい数字が出れば逆に下がる可能性がある、
っていう相場なのかもしれません。
今後は米国指標、良いものが出れば出るほど下がるかも。
だって、利上げ時期が早まるって思惑が広がるということが
株安につながるってことが改めて26日に確認できたんだもの。
ということで、ワタクシ短期的には下があるかも、
そして、このレンジで下攻めに成功するようなら
テクニカル的にレンジ下方ブレイクで大きな円高もひょっとしたら・・・?
という妄想からドル円を101.72円でショート。
ダウも16770ドルで軽めに売ってみました。。。
さてどうなることやら。
********************
このところあまり騒がれない中国。
結構驚きのニュースは出ているんですが、市場は無視。
中国、地方政府でデフォルト 当局が9省で134億円確認
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM26037_W4A620C1FF1000/
中国の業者、偽装の金取引担保に152億ドル調達=審計署
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPL4N0P72CP20140626
破滅へ向かう中国経済
四面楚歌の習近平 政治介入する軍
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3984
正常化に向けての習近平政権の膿出しの取り組みとみるか、
いよいよごまかしがきかなくなってきているとみるか、
習近平政権の政治と外交の一部が強硬派軍人によって乗っ取られている
という見方もあり、軍の暴発も懸念材料です。
マーケットのインパクトとなるときは来るでしょうか。
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2014年6月30日月曜日
2014年6月27日金曜日
今夜26日(木)は米株が弱いです。
昨晩25日㈬の米1-3月期GDP▲2.9%の衝撃の悪化にも
この日はNasdaq指数などモメンタム系の株が強く株高。
株式市場は景気に配慮して動くというより、
むしろ悪い数字が出れば低金利政策は長期化するだろう
という楽観から買われる、、、って流れなのかしら?
しかし、一夜明けて今夜は米株売られているわけです。
要するに方向感がない。高値で揉み合っているだけ。
今夜の指標は
週間の米新規失業保険申請件数
前週比で2000件少ない31万2000件で好結果も
市場予想31万件を若干上回った点は評価できず。
とはいえ、微細なもので、今夜の株安の要因ではないでしょう。
5月のPCE個人消費支出は前月比0.2%増で
市場予想0.4%増ほど増えなかったという部分は弱い数字ですが、
昨日のGDP見ても買われた相場です、
これで売られているというわけじゃないでしょう。
ただ、個人消費支出は2か月連続で予想を下振れで
債券利回りが低下でドルが下落している、
というのははっきりした動き。
ドル・円は、一時101.50円割れで200日移動平均線を割り込む局面も。
しかし、200日はサポートしたい力が働いているのか、
若干もどして、現在下髭状態。ここが本格的に割れれば
新たな展開となるだろうと思われますが・・・。
ボラティリティが極端に落ちているために、
ちょっと動きと色めき立ってしまいがちですが、
日足で見れば別になんてことない動きなんですよね(笑)
方向感のない動き。それだけです。
デイトレで小幅にさや抜きするしかないわ。
まだ、売る相場到来という明確なサインはないようです・・・。
来週から7月。
穀物相場なぞは7月4日の独立記念日からセンチメントがガラリと
変わることが多いとされていますが、株式市場などは
欧米勢のサマーバケーション入りで閑散となりやすくなる時期に・・・
閑散に売りなし。とも言いますが、今年の場合、先にボラのない相場を
やっちゃったので、薄商いでの極端な動きが出るような相場が
来るかもしれませんね。
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2014年6月26日木曜日
あららら米国GDP確報値、随分悪いじゃない。
1-3月期GDP確報値 予想▲1.8% → 結果▲2.9%
CNNサイトに解りやすい米GDP推移のグラフがありましたので引用します。
これ、最後のところ新しい数字に更新されていません。
前回までの改定値では▲1%だったのね。
これが、今夜▲2.9%と発表されたんです。
マイナスは2011年1-3月期以来。
そしてその落ち込みは5年ぶりの大幅減です。
改定値と確報値の差は1976年以降の記録で最大だった。
そもそもこの時期って、米国の大寒波があって大雪のせいで
外出、消費が低迷したことからなんでも「寒波のせい」として
片付けられてきた期間。
速報値は0.1%増だったのが、改定値で▲1%になったのですが、
その時も、寒波のせいでしょ、ということであまり大騒ぎしなかった。
でも、、、
さすがに▲2.9%となると寒波のせいだけとは言えないでしょ。
医療支出のペースが従来推計値よりも鈍く、
消費支出が下方修正、貿易の下押し効果も従来推計以上でした。
個人消費も+1.0%と市場予想+2.4%にとどいていません。
そしてインフレ動向を探る上で注目される
コアPCEデフレーターが+1.2%の伸びにとどまり、
インフレ加速の兆候が見られなかったことも気がかりです。
そして5月耐久財受注も悪かった。
前回:+0.8% 予想: 0.0% 結果:▲1.0%
これらを受けてドル円は発表直後に101.62円まで急落。
その後、マークイット米6月サービス業PMIが
61.2と市場予想の58.0を大きく上回ったことを受けて買戻し。
・・・・結局、ドル円は日足で見るとレンジの範疇でしかないのですが、
200日移動平均線に限りなく近づいていますね。
ここを割り込んだら、崩落リスクも高まるとおもっています。
一度割り込んだ後、反騰しましたが、再び落ちてきました。
しかし、これらの数字を受けて今夜の米株が買われているってのが
なんだか解せません。現在ダウ平均30-40ドル高で推移してます。
調整が入るならしっかり入った方が健全で、その後の高値更新の
可能性だってあがると思うのですが、悪い数字無視?!
発表受けて瞬間下押し圧力があったものの
米株はその後堅調に推移しています。。。
さて、NY終値でもプラスのまま終えるんでしょうか。
株式市場では実質7月相場入りです。
サマーラリーなんて言葉がありますが、
夏に相場が堅調でどんどん上がることって珍しいのよね。
欧米勢は夏休みに入りますし、夏枯れ相場になりやすい。
今年の相場がサマーラリー型となって、夏にどんどん上がる形か
と言われると米株がどんなに頑張ってもダウ17000ドル超えは
難しそうで、やはり、夏の調整があるんじゃないか、という気がして
きました。ドル円も買っても買っても上がらないし、、、、。
日経平均は騰落レシオが160を超えるところまで今回上がっています。
今市場が気にしているのがVIX指数が2007年以来の10台にまで下がってきて
いること。VIXがこのレベルまで下げた2007年に何があったかというと
8月のパリバショック。そして2008年にはリーマンショックでしたね。
ということでボラティリティが下がって動かなくなってきた相場こそ
危険という考え方もあります。
どんどん上がって加熱した相場ではないのですが、
買っても買っても上がらなくなってきた相場は
下がるしかないということで。
ということで、警戒を強めつつ様子見です。
ダウは17000円バックに売りポジション構築の方向に
スタンス変更しようかな、、と。
あ、ユーロポンドロングは継続です。
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2014年6月25日水曜日
なんだかなぁ。。。
いつになったらボラティリティ上がるのかしら。
成長戦略骨太の方針、閣議決定されて
18:30から安倍首相の会見も行われたのですが、
大きな反応はありませんでした。
ロイターの記事探してるけど、18:30の安倍首相の会見後の
成長戦略絡みの為替動向の記事がひとつもない💦(現0:56)
一つあるのがJPモルガンの佐々木さんのコラム。
19:41ですので、安倍さんの会見後にUPされていますね。
コラム:成長戦略と日銀金融政策に潜む円高リスク=佐々木融氏
http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPKBN0EZ0XL20140624
新味に欠く内容であったことから円高リスクに警鐘という
バイアスですが、現実にはマーケットはNY時間にリスクテイクに
動いてしまっています。
理由は米経済指標。
米5月新築住宅販売件数は50.4万件(予想 43.9万件)、
6月消費者信頼感指数は85.2(予想 83.5)と2008年以来の高水準
これで米10年物利回りが上昇、ドル円も102円台まで上がっています。
月曜夜に小幅安に終わったダウも今夜はプラス圏での推移。
大きな上昇ってわけじゃないけれど、こじっかり。
まさにゴルディロックス。
だからボラティリティがないともいうけれど・・・・
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実は24日㈫夕方、ヒヤリとする動きがあったんです。
ドバイ株急落!
私が18:00過ぎに見た時にはすでに8%強もの下落で
すわ、ドバイショック?! ここから米株にも危機波及か?
とも思ったりもして、緊張してみていたのですが
(その後仕事に入って、追いかけられず)
あんまりほかの市場に波及しなかったのね。
金価格も同時に急伸していたから、何かあったのかと思った
のですが、随分と小さな事情によるものだったようです。
ドバイ株が10カ月ぶり大幅安-アラブテック幹部解雇が響く
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N7OEEB6VDKIG01.html
ということで、これが他市場に影響することなく、
米国市場では住宅市場などの指標が良好だったことから
むしろ上昇していて、なんのことはない、ゴルディロックスは続く。。。
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今夜、こうして米株が騰がるようだと、
成長戦略への失望シナリオでイベントドリブンを仕掛けてきた
短期筋が日本株を売り込む、というようなシナリオには
至らず、支えられた日経平均、素直に上を目指すことになるかも。
目新しさはなくて無風に終わったかに見えた成長戦略閣議決定ですが、
政府が改めてアナウンスメントすることが実は追い風になるという
シナリオか、そよ風程度でも風が吹けばいいわけです。
しかし、24日㈫騰落レシオが164%まで上昇してます、
なかなかの強気相場継続ですが、、、
アベノミクス相場スタート時の2012年12月~2013年2月までの期間は
騰落レシオ120%超えが36日間も続いたんですって。
今回は6月11日から23日まで9日間だそうで。。。
日経ロング、降りなきゃよかったなぁ・・・(´・ω・`)タラレバ
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今日動いたのがポンド。
BOEのカーニー総裁ら当局者の議会証言で
年内の利上げの可能性が示されない?!ってことでポンド急落です。
あれ?6月13日にはカーニー総裁
「BOEは市場の予想より早期に利上げを開始する可能性」を
示唆していたのに、、、。総裁のタカ派的発言に背中を押されて
ポンドは堅調に推移してきました。
と、と、ところが今日は随分ハト派的。
① インフレ懸念が後退している
② 経済のゆるみは、まだまだある
③ 賃金上昇率が軟化している
とロンドンFX松崎さんが西原さん有料メールで
速報で書いてくださっていました。http://www.fire-bull.info/ni/
カーニー総裁、ビーン副総裁とマイルズ金融政策委員会委員らが
英経済には利上げを実施する前に解消されるべき
余剰生産能力が残っていると強調。
ビーン副総裁は刺激策の終了による生産性押し上げ効果と
インフレ率高進リスクのバランスを考慮すると、
利上げを急ぐ必要はないことが示されているとの認識を示した。
とロイター
http://jp.reuters.com/article/jpmarket/idJPL4N0P526E20140624
これまでインフレ沈静化のために、利上げに踏み切る時期が
前倒しになるとみられていた分、
BOEの慎重な声に市場が失望した格好ですが、
それでも、崩れているというほどでなく、
これ、いい押し目が提供されたとみて、買っていいとこかもね。
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24日㈫夕方に発表になったドイツのIFO景気指数は、
前回:110.4 予想:110.3 結果:109.7 という内容で
現況・先行きともに市場予想を下回りました。
直後ユーロ売りが加速するも、その後、V字反騰で
ユーロ高に。ここで私ついつい飛び乗ってデイトレ。
(長く持つつもりが、その後行って来いでNY時間にはまた
大きく下げてしまったので、コストよりちょっと上で利食い)
なんだろ~指標が悪いんだから素直に下げてくれればいいのに、
下げてから倍返しで上昇、結局また下げる、、、って
この解りにくいトリッキーな動き!!
ユーロは軽い気持ちで触ったら火傷するわね。
買った後すぐに利益が出たポジションは
さっさとコストよりちょっとだけ上にストップを
置いておく癖をようやく身に着けましたが、
このところの相場はほんと、方向感なく動くので
ちゃんとストップ置いておかないとすぐマイナスになっちゃうわ。
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2014年6月24日火曜日
さて、いよいよ明日?!
24日に骨太の方針の閣議決定前倒し、、、の報道に続報がなくて、
ホントに24日㈫に決定があるかどうかの確信は持てずにおりますが。
「骨太の方針」15年度予算、社会保障費を最小限に抑制
-消費税10%へ補正編成焦点
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1520140623abae.html
このイベントを控えて先週からのイベントドリブンと見られる
日本株上昇も、さすがに前日とあって一服か?
と思わせたものの日経平均は意地のプラス引け。
日経平均 15369.28(+ 19.86)
イベントを控えて様子見ムードが強まり、
買い一巡後は急速に上げ幅を縮小といった展開ではありましたが。
しかし騰落レシオは150.90%,一時151%台に乗せるところまで
上昇しており、過熱感を指摘する向きは慎重ですね。
ただ、移動平均線からのかい離率はそれほど高くないとして
強気派も多い。さあ、明日、イベントドリブンで買い上げてきた向きは
利食いに走るのか、それともさらに買うか。
予想して、ポジション決め打ちするのは禁物。
材料が出てから考えましょ。
先週からの日経15308円ロングは今日撤退。。。
一応利食いですが、薄利に終わりました。
イベントリスクを取らない方向です。
ドル円は何故か円高。米金利が若干下落基調だったのね。
一時2.59%台に。
これに連れてドル円102円台から101.80円台まで下落。
(その後すぐに2.6%に切り返し結局レンジ)
株が管制相場でも、為替は米国債金利に引っ張られて弱い展開。
本邦当局は為替より株の水準を意識しているということかな。
ということで、ドル円はレンジが続いて。。つまらないですね(^-^;
でも、鉄板レンジなら、下がったところで買えばいい、、、
ということで101.84円で軽めにロング。
ストップは101.50円くらいにおいておこうかな。
200日移動平均線は101.61円を走っています。
ここを割ったら弱気に変更です。
円高覚悟(だましにならなければ)
明日はさすがに大きく動くんじゃないかな?
*****************************
今日動いたのはオセアニア通貨。
豪ドルが中国の指標受けて大幅上昇となりました。
6月HSBC製造業PMIは50.8% (予想49.7%)
5月改定値49.4からも大きく上昇しました。
昨年12月以来、50%の節目を上回りました。
新規受注は51.8と15ヶ月ぶりの大幅上昇。
中国政府は預金準備率の引き下げや、鉄道建設の加速など、
過去数ヶ月で景気刺激策を広げていることの効果が
現れてきていると受け止めた市場は豪ドル買いで反応した、
ということですか。貿易上密接に関係している豪州、
中国の資源買いも期待できるだろうということでえしょう。
ただし、4月10日の高値0.9460まで到達することなく
一服中。Wトップとなってしまうか、個々を超えて新境地へ
上昇できるか、節目トライの相場となってきそうです。
豪ドル円は4月4日高値96.50円がポイント。
ここを超えられるかどうか、という相場ですね。
この中国指標に連れて、NZドルも一緒に上昇となりました。
*******************************
そして今夜は米国指標が好調。でもダウは弱含み。
株もさすがに一呼吸欲しいところなのかな?
イラク情勢悪化も無視して切り返してきた米株ですが、
今夜は利食いが優勢なようです。
米5月中古住宅販売件数は、2ヵ月連続で増加。
489万件と市場予想474万件よりも強かったのですが。
*********************************
ということで、現在
ユーロポンドロング、ドル円101.84ロングです。
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2014年6月22日日曜日
先週金曜の日経平均は15349円で11円安と小安く終わっていますが、
それでも15400円を回復する場面もあり、5か月ぶりの高値水準まで
上昇してきました。
今週いよいよ骨太の方針、成長戦略の閣議決定が予定されていますが、
当初予定の27日から24日㈫に前倒しが検討されており、
これがこのところポロポロと素案が出てきていたことから
これらを思いっきり材料視して上げてきたのだと思います。。。
それだけに、余程の新味がなかったり、
あるいは「数値や期日など具体的な姿がはっきり見えな買った場合」
には、短期筋などが売り仕掛けする可能性は否定できないと
警戒する向きも出てkています。
騰落レシオは20日に151.64%まで上昇、
警戒ゾーンとされる130を上回った状況が
11日からずっと続いています。
11日も続くのだから、これだけを材料に売ると失敗します。
楽観論者は移動平均線とのかい離がほとんど見られないとして
過熱感がない、上昇余地があると日経平均のさらなる上昇を
見ている模様。
さて今週閣議決定される、骨太の方針、
どちらに反応するでしょうか。
そして米株市場ではダウ平均がなんと6日続伸です。
20日㈮は25ドル62セント高の1万6947ドル08セント過去最高値更新。
6日続伸はほぼ半年ぶり。しかし、25ドルとか、、、ボラ低すぎ。
6月のFOMCでも低金利政策の長期化が改めて確認されたということと
EUも緩和政策をさらにとるスタンスであることから
リスクを取る動きが強まりそうだということでしょうか?
先週は金相場が暴騰しましたが、FOMCの翌日だったことから
FOMC受けてのフローだった可能性もあります。
イラク情勢巡ってオバマ大統領の記者会見時間が延期された
タイミングでもありましたが、
低金利政策の長期化で、金を売り込んでいた向きが買い戻した
可能性も大きいでしょう。
でも、FOMC受けて即日反応せず、翌日に動くっていう
時間差、わかりにくい~為替なら、FOMC・雇用統計などを受けて
直後に乱高下してすぐに織り込みに行き、時間がたつにつれて
もとのトレンドに戻っていくという特徴が大きいですが
金市場って、翌日とか、月末とか、ちょっと特殊なタイミングで
ドカンと大きな注文が出て動くことが多いのよね。
流動性が圧倒的に違うため、ちょっと大きな注文が入ると
一方的にストップを刈り取って走りやすい特徴はあるものの、
今後金相場を見る時は、「イベント翌日」や「月末」にも
注意を払って行かなきゃ。
昨年1200ドルを割り込む急落を見せたのは
6/28と12/31とどちらも月末でした。
ということで、金にも、米株にも資金流入です。
そして日米欧の先進国は空前の低金利。
先週に限っては株にも、債券にも、金にも
資金が入っている?!という
おかしな相場ですが、さて、どこが脱落するでしょうか。
金の上昇が継続するようなら、これまた非常に景気のいい話で、
金余りのじゃぶじゃぶマネーがリスクを取る動きが活発に
なっているということです。ただ、金を買うくらいなら
日本株のほうが妙味アリだと思いますね。
…金を動かしたのはそれほど大きな存在ではないでしょうから、
あまり意識しなくてもいいかもしれません。
イラク情勢など気がかり材料は多いですし、
過度な強気は禁物な1週間となる予感。
日経平均を15308円でロングしていますが、
様子を見ながら利食える時に利食うスタンスです。
為替はとにかく動かなくて(^-^;
ユーロポンド0.7974ロングはまだ生きていますが、
方向感なくて疲れました・・・。
先週はユーロが戻りを入れて上昇してきていますが、
これが続くのかどうか見極めどころです。
ユーロについては、唐鎌氏のコラムが分かりやすいですね。
ECBのユーロ安誘導、「分かりにくさ」で失敗か=唐鎌大輔氏
http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPKBN0EL0DO20140610?sp=true
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2014年6月20日金曜日
今夜は(19日㈭)金が大暴騰しています。
21:00くらいからジリジリ上昇をはじめ、1:30頃に急騰。
一気に1310ドル台まで上がっています。
おそらくこのニュースでしょう。
イラク:過激派の製油所制圧広がる 米、特殊部隊派遣準備
http://mainichi.jp/select/news/20140620k0000m030175000c.html?inb=ra
これがきっかけ?かなぁという感じ。思惑を呼んでいるのかも。
この後2:15からになるという・・・。(現在2:10)
地政学要因からの金への逃避です。
こういう金買いは長続きしないというのが定石ですが、
株が落ちてくれば別・・・。
しかし、米株市場はダウが40ドル安、比較的落ち着いていますか。
ここからの金の値動きは要注意です。
先行指標となる可能性も。
**********************************
とはいえ。
19日㈭日本株は強かった。
◆骨太方針、24日にも閣議決定
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140619/mca1406190500009-n1.htm
当初27日に予定されていた閣議決定を
24日にも前倒しする方向で最終調整とのことで
来週24日の火曜日に向けてはさらに買いあがってくる予感。
イベントドリブン、ということになるでしょうか。
週明け月曜くらいまでは売りは禁物。
ただし、骨太の方針、その中身がどのように伝わってくるのか、
そして、その中身が失望を招くようなものでなければいいですが、
やはり吟味される瞬間には、利食いも大きく入るかな。
日経平均は大きな陽線が立ち、上値は軽くなりましたね。
19日㈭ 15361.16(+245.36)
東証一部の売買代金も2,4兆円と大商い。
新興市場銘柄に利食いが入り、東証1部銘柄に資金がシフト
しているようですね。つまり、ど真ん中銘柄が買われている。
管制相場とも揶揄されますが、だったらそれについていくしかない!
ということで、今日になって(今頃?(゚Д゚;))
日経平均を15308円でロングしています。
15500円突破で16000円に迫る水準まで上昇するんじゃないかと。
今のところ24日までの短期決戦のつもり。
今夜の金の上昇が気がかりですが、、、、。
(突発的な金高は株が崩れる予兆の可能性も、、、)
◆6月FOMC
*事前の予想どおりに量的緩和の縮小継続を決定。
MBSの購入を現在の月間200億ドルから150億ドルに縮小
長期国債の購入を現在の250億ドルから200億ドルに縮小
*声明文
・米経済について「ここ数カ月間で再び上向いた」との認識
・今年2014年の成長率を2.9%程度から2.1-2.3%に下方修正。
しかしこれは寒波など「一時的な」要因の結果だとして、
15年と16年の成長率見通しは据え置き。
・長期のFF金利見通しが4%から3.75%に引き下げられた一方で
目先の利上げペース予想が速まっています。
2014年末時点のFF金利見通し1.125%、
2016年末時点の見通しは2.5%にそれぞれ切り上がりました。
・イエレン議長は
目標達成のため必要な限り金融面の刺激策を堅持すると公約
FOMCの直前に消費者物価指数(CPI)の予想比での上振れがあったので
インフレ見通しや政策金利見通しの上方修正が大きくなるのではないか、
とタカ派的な内容になるという観測が一部にありましたが、
結果は概ねニュートラル。タカ派的内容を期待した向きからみれば
ややハト派的な内容となってということで
米株にポジティブに影響を及ぼしました。
米株高、そして、長期低金利政策継続思惑からのドル安。
株にはいいですが、、、ドル円は上がらないのはFOMCのせい。
FOMC後に101円台まで円高となって101円台での推移が続きました。
でも、日本にとっては株高、そして100円程度の水準での円安が
継続するというのは悪いことではないですね。
決して株高と円安はセットであるということではありません。
これ以上円安にならなくても、株高になる、という相場となるなら
それはとても良い兆候ですね。
ただ、100円を割るような円高が来れば株も落ちてしまいますが。。。
ということで、
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2014年6月19日木曜日
18日水曜日日経平均株価は続伸とな。
13日㈮の大陽線に2本孕む小動きの値動きが続いたものの、
(こういう形は弱いとみて買いを見送っていたのに!!)
今日の139円83銭高の上昇で、この孕み状態から上抜けし
1万5115円と3営業日ぶりに1万5000円の大台を回復。
うむむ、やはり国策相場に素直について行け、ということなのか…。
今日も年金の買いがでいたようだ(共済年金らしい)ということで
PLO相場なんですねぇ。。。13日の金曜日にちょっと警戒しすぎたわ、私。
昨晩17日火曜のアメリカの株式相場も堅調で、ダウ平均は3日続伸。
緊迫するイラク情勢を背景にした原油高が一服しつつあることを受けて、
投資家心理が改善した、とされていますが、
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は17日夜、
オバマ米大統領がイラクでの空爆を当面見送る決断をした、と報じています。
空爆を見送った理由として、武装組織「イラク・シリア・イスラム国」は
移動を繰り返しており的確に空爆するための情報が不足し、
効果が疑問視されたためということですが、
これが、マーケットにどのような影響を及ぼすか、とうと
原油価格が緩み、リスク回避の動きからリスクテイクへ、
ということになるんでしょうか?!
でもダウ平均、今夜は現在1:20時点でで 34ドル安ね。
今夜のFOMC待ち。。。でしょうから、引けてみないとわかりませんが。
一部にはテーパリング縮小幅が150億ドルになるんじゃないか?
ってな見通しがあるようですが、
(ボラティリティのない株式市場に刺激を?だって)
ほんの1部の方達のご意見。
今夜は波乱なく通過するというのが大方の見方。
その時間まで起きている(結果的に)とは思いますが、
これからお風呂に入ったり、他の仕事の整理もあるので
ブログはこの時点で仕上げちゃいます。
ポジションはユーロポンドのロング、
そして今日スイス円を113.52円でロングしています。
今日は イギリスの金融政策委員会議事要旨が発表されました。
その中で「委員会では9対0の全会一致で金利据え置きを決定した。」と
利上げに票を投じたメンバーがいなかったことを受けて
ポンドが急落。じりじりとポンドが売られて安くなってきています。
おかげでユーロポンドロングはちょっといい感じに持ち直しています。
それでも、早期利上げ観測があまり市場に織り込まれていないのは
驚き、という意味のコメントが確認されており、
どこかでポンドは再上昇開始するのは目に見えています。
先週の上昇の調整局面でしょう。
ということでユーロポンドロングはあまり引っ張らないつもり、、、
スイス円ロングは単純に日足のチャートで200日SMAが
サポートされる格好で上がるイメージ。
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2014年6月18日水曜日
17日火曜、日経平均、意外と粘りました。
14975.97(+ 42.68)
16日月曜の米株がほぼ変わらずの水準で冴えなかったのですが、
ダウ5.27ドル高の16781ドル
Nasdaq 10ドル高 4321ドル・・・
イラク情勢、原油高と地政学リスクがかなり懸念されているのに
米株、崩れないだけたいしたものです。
昨日はロシアとウクライナの天然ガスを巡る協議が決裂し、
ウクライナ向けのガス供給が停止したことなどが
投資家心理を冷やしました。
ただ、昨晩16日月曜に出てきた米系指標が軒並み良かったのよね。
全米住宅建設業者協会6月の住宅市場指数が予想以上に改善
今年初めての上昇を記録。
ニューヨーク地区連銀6月製造業景気指数4年ぶりの高水準記録。
5月の鉱工業生産指数も予想を上回るなどなど
好調な経済指標が相場を下支えしたのかもしれません。
が、、、今夜18日水曜24:30時点のダウ平均もわずか3ドル高と
ほとんど動いていなくて、このボラティリティのなさと言ったら。。。
ワールドカップのせいなのかしら?
米株は高止まりでも崩れない相場が長期間続いていることから
売るにも怖い、買うにもここからはちょっと、、、とう
手がけにくさで、商い閑散としてきています。
このボラティリティじゃやる気になりませんね。
日経平均のチャートは13日金曜日の大陽線に
16.17日と2本ロウソクを孕む格好となっており、
すっかり方向が見えない相場ですが、
明日夜はFOMCがあるということで、ちょっとは動意づくでしょうか。。。
あまり注目されていませんね、テーパリングは予定通り。
金利について低金利を長期化コメントで波乱なく通過するでしょう。
ドル円はもう何か月もレンジ相場でやる気のない動きが続きますが、
株式市場も動かなくなっちゃうと、、、
今年はファンド勢は大変だろうなぁ。
ボラティリティがないと儲けるチャンスがないものね。
昨年の日経平均が鉄火場みたいになっていたことが嘘のよう。
ユーロポンドロングはまだ継続です。
今日の為替市場のニュース。
オーストラリア連銀理事会RBA議事録要旨では
「豪ドルは過去の基準では依然として高い水準」との見解が示されたことで、
豪ドルを売る動きが強まりました。これは声明文とほぼ同じ内容なのですが、
豪ドル高牽制の内容を嫌気しました。
結局豪ドルはNZドルと比較すると弱含みの動きとなています。
イギリスの5月CPI消費者物価指数や小売物価指数、卸売物価指数が
いずれも市場予想を下回ったことを受けて
ポンドが売り込まれる局面もありましたが、
安値はすかさず買い拾われ、強い相場は継続しています。
やはり先週BOEのカーニー総裁が
「利上げは市場の期待以上に早まる可能性がある」と述べたことで
早期利上げ期待がポンドを支えていますね。
ポンドロングに変えようかなぁ。。。
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2014年6月17日火曜日
今日は特筆すべき事項がないなぁ…。
日経平均は大きく下落。
14933.29(-164.55)
先週末の米株が高かったのにもかかわらず、ですが、
13日の金曜の日経平均は、その前日の米株が安かったにも
関わらず大幅上昇していたので、まあ、その修正でしょう。
・・・とみんな思っている。
だって、13日の上昇は、安倍首相の
法人税減税コメントが支えただけで、中味はスカスカ。
円相場は1ドル101円台後半の円高で冴えず、
今日はPKO(プライス・キーピング・オペレーション)ならぬ
PLO(プライス・リフティング・オペレーション)もなく。
※最近は政府による株価を支える策をこう呼ぶらしい。
日経平均はチャートの形が良くない。
13日の大陽線に陰線を孕む形で終わった今日。
これは「陽の陰孕み」この形は下落の兆候。
日足MACDも陰転デッドクロス、
%Rも下落基調、ストキャも下降しています。
何か材料がないと上がるセンチメントにはない、、、という感じ。
今夜の米株が強ければ話は変わるのですが、
現在のところダウはわずか10ドル高、、、さえません。
指標は悪くないのに、、、です。
※6月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
プラス19.28と予想のプラス15.00を上回る。
※5月米鉱工業生産指数
前月比0.6%上昇と予想の前月比0.5%上昇を上回る。
よって、目先は強気できません。
ドル円も買う気になれません。
そのかわり、今日はFXが面白そう!!
ユーロポンドをロングしました。
だって、チャートが突っ込みすぎ。売られすぎです。
それと今日は「ECBは今後数カ月は新たな政策手段を控える」
との一部報道が伝わりユーロ買いとなっており、
目先の底入れの可能性があるんじゃないかな、と思って。
大倉キャプテンも先週ユーロドルロングしていましたね。
私はユーロポンドにしました。
先週のBOEのカーニー総裁の「利上げは思ったより早いかも」発言で
ポンド買いになった分はちょっとやりすぎで
ポンドに修正があるだろうと思われることと、
ユーロ売りも一巡しただろう、という思惑が色濃くでるペアを選択、
というところです。
コストは0.7974ドルです。
※だって、マイナス金利導入したじゃない、ユーロはもう天井じゃない?!
というご意見もあろうかと思いますが。
マイナス金利導入で、市中銀行がECBから引き出した資金は
スペイン、イタリア、ギリシャなどの国債に向かったと思われ、
先週までの相場では、スペイン国債が米国債利回りより下がる、なんていう
逆転現象が起こったりしていました。
キャプテンの考察では、おそらくこの超過資金に対してのマイナス金利導入に
よる資金移動は一巡したと思われること、
さらに、流動性供給となるとみられるLTROについては
ロンドンFXさんこと松崎美子さんの考察が鋭くて、
今回は4000億円の流動性供給を行うというLTROですが、
前回2011年12月、2012年2月のLTRO、覚えていますか?
この2回のLTROは総額1兆円、期間3年ということで
初回の分は今年期限が来ます。
欧州各国の金融機関がLTROによって借りた資金をせっせと返却、
この動きが昨年からのユーロ高の一因とも指摘されていましたが、
返すことのできる体力のある銀行の返済はもう終わったとみられるものの、
資金余力のないイタリアなどの銀行はまだ返済していないのです。
その資金総額がなんと4500億ユーロもある!!!
あれ?!
今回のLTROの資金って4000億ユーロだったわよね、、、ほぼ同じ?
ということは、もしかすると、返済できていない銀行へのつなぎ融資にしか
ならないんじゃないの?
という美子さんの考察、大倉キャプテンも「That's right!!」
つまり、流動性供給にはつながらず、ユーロ安の思惑にもつながらない。
とか何とか、そんな理由もあったりします。
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2014年6月15日日曜日
13日金曜日、SQ、日銀に、満月でイラク情勢悪化が懸念された週末。。。
日経平均、なんと上昇して引けました~
日経平均 15097.84(+124.31)
前日12日に、日経平均ロングはなんと損切りで撤退していたのが
悔やまれてなりません・・・(´・ω・`)
イラク情勢の混乱を受けて前日木曜昨晩のNYダウが
109ドル安だったのにもかかわらずです。
寄付きは下げ幅が142円14830円まで下押しする場面もあったのですが、
安倍首相が午後に法人実効税率の引き下げについて方針を発表すると報じ
られると急速に下げ幅を縮小しプラス圏に。
やはり成長戦略、骨太の方針に対する期待は大きいのね。
日銀金融政策決定会合はやはり何もなし。
一部に追加緩和策への期待もあったのですが、
黒田総裁は
「量的・質的金融緩和は所期の効果を発揮している」
「ECBは追加緩和をしたが、
対ユーロで円が高くならなければならない理由はない」などと発言。
動じない姿勢を示しました。
これは決してプラス要因ではないのですが、
この日は安倍首相の
「法人実効税率は来年度から引き下げて数年間で20%台へ」と
語ったことに支えられた格好です。
その後、NY市場でも米株は持ち直し、
NYダウ 16775.74(+41.55)
ナスダック 4310.65(+13.02)
ということで、あまり気にせずにロング継続していれば
良かったかも?という相場で終わりました・・・(^-^;
米国10年債利回りも反発して2.6%台です。
流石にスペイン国債の逆転現象も解消されて終えましたが、
さて、今週の相場はどうなるでしょうか。
米国債も欧州債利回りも低下していることで
ドルキャリー、ユーロキャリー相場となっており、
高金利通貨が買われる流れとなっています。
豪ドル、NZドルが高いですね。
そして先週は、イギリスがこれに参戦。
BoEカーニー総裁が
「利上げは市場が想定しているよりも早く訪れる」と述べたことで
早期利上げ期待が高まり、高金利通貨カテゴリの仲間入りか。
今週もこの流れが続くのかどうか。
焦点一つは、やはり先週の米株の下落要因となった
イラク情勢の行方。
アルカイダ系の武装組織「イラク・シリア・イスラム国」が
首都バグダッドに向けて進撃中。
マリキ・イラク大統領がオバマ米大統領に対して空爆を要請していますが、
オバマ大統領は結論には13日時点で「数日を要する」としており、
その決断が今週にあるということでしょう。
ただし、オバマ大統領のこの態度には国内からも批判が高まっており、
これが経済にも影響を及ぼさないといいのですが・・・。
「何も決められない大統領」 イラク混迷、高まるオバマ批判
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140614/amr14061420060007-n1.htm
イラク情勢を受けて原油価格が上昇していますが、
原油が高止まりすることでガソリン需要期に入っている
米国景気に響くことは、マイナス要因となります。
原油輸入の依存度が高い日本経済にもマイナス要因で
貿易赤字の拡大により円安要因とという見方もあるようですが、
仮にそれが材料で円安となるのは、いい円安ではないですね。
目先、このリスクによる原油のさらなる急騰があれば、米株が下落、
日本株も下落、円高になる、というシナリオもありますので、
貿易収支による円安というのは少し先の話です。
そして、今週は17-18日FOMCがありますね。
100億ドルのテーパリング(量的緩和縮小)の継続が予想されており、
資産購入額は、450億ドルから350億ドルに減額される見込み。
このペースで行くと、今年10-12月までに資産購入額はゼロとなり、
QE3終了となります。この頃に今度は利上げ開始時期が市場のテーマとなり、
金利が動き出すことで、株価が落ちるという予想もありますが、
個人的にはそんなに後ではなくて、今月あたりに
大きな調整があるように思っているのですが・・・・。
まだそのタイミングを定め切れていないので、
ちょっとポジションテイクはせずに様子見かなぁ。
為替市場では、豪ドル、キウイ、ポンドなどの高金利通貨買い、
低金利通貨売りが主流ですが、いつまで続くか?
とにかく、各国の10年債利回りにも注意を払っておかねば~
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2014年6月13日金曜日
12日木曜・日経平均 14973.53円(前日比-95.95円)
SQ控えて日経平均が手掛けにくいからでしょうか。
新興市場の方が盛り上がっていたようです。
ジャスダック、マザーズ指数ともに続伸しています…。
つまり、個人の資金は動き出しているということ。
悪いことじゃありませんが、、、
日経インデックス買ってるから日経に頑張ってほしいわ(^-^;
個別で新興銘柄株もちょこちょこ買ったりしていますが。
(上がるとき半端じゃないわね。)
明日13日(金)は、SQだけじゃなくて、
日銀金融政策決定会合があります。
追加緩和の予想はほとんどないですが、
会合後の黒田総裁の会見が夕方に控えていますので、
明日は意外と動きにくい1日になるかもしれません。
満月だったりするので、転換点になるかも?って
思惑や期待はあるんですけれどね。
しかし、ドル円はじりじり円高へ。
今週、もう一段高を期待していた私には思惑外れの展開。
米株もちょっと調整気味で、
Nasdaq3746P、
SP5001929P
日経平均15030円ロング全ていったん撤退します。
米株の方は、利食えたけれど、日経が損切り…(´・ω・`)
昨晩は国際テロ組織アルカイダ系の武装組織
「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が11日までの2日間で
2つの主要都市を制圧し、首都バグダッドに迫ったとうことが
マーケットの重石になったようです。
マリキ首相は非常事態宣言の発令を国民議会に要請。
イラク政府は武装組織の進撃を食い止めるため、
米軍による空爆を容認する可能性を示唆したという~(*_*)
トルコ領事館も襲撃されたということでトルコ株は3.25%下落、
トルコリラも1.3%安。私トルコリラ持ってます!
こうした地政学的リスクを受けてダウは102ドル安、
ドル円も101円台後半に下落した、ということのようですが、
きっかけがこうしたニュースだったかもしれませんが、
相場が少し調整しないと上がらないというところまで
来ていたようにも思います。
ここで米株が5~10%調整したって、全然不思議じゃない高値推移。
ただ、日経平均はようやく動き始めた!出遅れていただけに
もっともっと騰がると期待していた向きもあると思いますが、
何故にあれだけ勢いづいた日経平均、ダレて来ちゃったのか?
実はこんなニュースが意識されているという話も。
GPIFについては、財政検証が終了したところで、6月にもリスク資産運用を拡大すると期待していたファンドもいるようだ。為替市場では、ファンド勢の失望が、円ショートの巻き戻しを誘発した側面もある。
GPIFについては、6月中にガバナンス強化、8─9月に基本ポートフォリオの発表、10月から新方針で運用開始というのが目下のメインシナリオであり、3共済も含めた公的年金共通の「モデルポートフォリオ」については今月中に発表されない可能性もある。目先、がっかり感の強いファンド勢による日本株買い/円売りが再び活発化するのは、7―9月期からではないかと予想する。
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPL4N0OT0XE20140612
あれれ?成長戦略と一緒に出てくるんじゃなかったのかしら?
どうも雲行きが怪しいってことで、
相場が息切れしちゃっているようです。
まずは明日13日を控えて、ポジションを綺麗に。
************************
やはり、このところの相場は「イールドハント」利回り狩りですね。
高利回りアセットに資金が流れています。
債券も、株も、為替も。
だから日欧米キャリーのオセアニア、エマージング買い
というようなトレードが流行っているみたいで
今日も、豪ドルやニュージーランドドルが堅調でした。
NZは、今日政策金利を引き上げています。
予想通り0.25%引き上げて3.25%へ。
3月2.5%から2.75%に引き上げててからの利上げサイクル入り、
今回で3連続の利上げになります。
2008年7月までは8.25%のだったことから見れば3.25%はまだまだ
低い金利ですが、日米欧の金利に比べれば高いわよね。
声明文では
「インフレ圧力は増大すると予想される」
「2パーセント目標の中間点で、将来の平均的インフレを
維持するために必要に応じて金利を引き上げ、
景気拡大が続くことを確実にする」などと指摘したため、
追加利上げ期待が高まりNZドルを買う動きが広がりました。
それ程インフレが困るということですね。
先進国はデフレが怖いというのに。。。
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2014年6月11日水曜日
今週13日金曜はメジャーSQということで
今日11日水曜なぞはポジションの整理などから荒れると
目されていましたが、平穏に終わりました。
日経平均は昨日の終値より安い局面もあったのですが、
買い戻されて
74.68高 15069円。
昨日の15000円割れ局面は買いだったということでしょうか。
強気継続中ですので、この動きは想定通り。
今週金曜のSQ日は13日の金曜日、満月。ということもあって
何か波乱含みの予感はありますが、その前に利食いを入れたほうが
イイかどうか思案中。私の中では、もっとスケールの大きい
上昇局面が来てからの大崩れ。。。。のシナリオなのですが、
あまり大きな上昇が来ませんね。
日経平均が1万5000円台に乗せた後、
日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は
20程度まで低迷中。
今日11日の場中には、約1年半ぶりに19を割り込んだそうです。
昨日はVIX恐怖指数を取り上げましたが、
日経平均のボラも低下中。。。つまり、大きな変動の前兆かも?
って見方をすることもできるってことです。
低位安定で張り付いてくれればいいですが。
バークレイズ証券は9日付のリポートで
「株式市場でも売りシグナルが点灯した」と指摘。
6日に発表された4月の景気動向指数速報値で、
景気の現状を示す一致指数は前月比3.4ポイント低下し、
3カ月移動平均でも1.24ポイント下がったことを受けて、
「一致指数の3カ月移動が、その標準偏差を下回り、
1株当たり利益(EPS)が大幅に低下した1997年11月当時と
似通った状況になりつつある」と指摘しているようです。
97年11月ってアジア危機なんかがあって、
株価の大幅下落があった時ね。
また、日経平均、ダウ平均いずれも騰落レシオ(25日移動平均
)は「天井圏」を示す120%を上回っていることから
何かをきっかけに、大きく下落するんじゃないか、
っていう警戒は日に日に濃くなってきているようです。
こうした慎重論が消えないからこそ、
まだもうちょっと騰がるんじゃないか、と思っているわけです。
慎重論が消えて、皆が仕方なしに買い始めたころに
ロングをやめようと思っているのですが、
13日の金曜日、無事に通過できるかなぁ・・・・。
ドル円は相変わらず102円台でレンジ。
ユーロも東京時間は下げ渋り。
明日の朝6時のNZの政策金利発表が注目で、
市場では政策金利引き上げが予想されていますが、
明日引き上げがあっても、この分はすでに織り込み済みなので
出尽くしの売りにさらされないかどうかが焦点。
その次7月の理事会でも継続して利上げするようなスタンスの
声明が出されれば、落ちないと思いますが。
後は過度なNZ高に対する「牽制」発言があれば、やはり
大きく下がるリスクがあると思います。
乳製品価格が下落している現状でNZ高は競争力の低下につながり
好ましいことではないのです・・・。
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やはりユーロが下げてきました。
9日月曜、スペイン国債利回りが2.5791%まで低下。
この日の米国債利回りが2.615%。
10日火曜の深夜にチェックしたところ、
スペイン債 2.623%
米国債 2.642%
なんと米国債よりスペイン国債利回りの方が低いのです。
亀井幸一郎さんのレポートでは
「一般的には信用力のある方の金利は低いもの。
先週ECBが打ち出した(主要中銀としては)未踏のマイナス金利導入が
こうした”ひずみ”をもたらしていると言えそうだ。」
http://blog.goo.ne.jp/msi021112/e/72f910ffed144390191b94c14b5de1b5
森好治郎さんも
「スペイン10年債利回りは2010年4月以来初めて米10年債利回りを下回り、イタリア5年債利回りも米5年債利回りを下回っています。
主要格付け会社によるスペインやイタリア国債に対する格付けは、米国債に比べ4~6等級ほど劣るにもかかわらず利回りが低下しているのは、ECBが打ち出した『追加緩和パッケージ』と3月から段階的に強化された『フォワードガイダンス』による効果が大きいとみられます。」
https://www.facebook.com/kojiro.mori?fref=photo
西原さんの有料メールでの松崎美子さんの配信されたメールにも
「ユーロ周縁国(イタリアやスペインなどの南欧州各国)の国債利回りが低下してきました。
南欧州各国の長期金利は、歴史的水準から見ても、最低レベルとなっており、
これがユーロの頭を重くしている理由と挙げられています。」
http://www.fire-bull.info/ni/
ということで、ユーロがジリジリ下がってきています。
先週木曜のECB追加緩和措置が徐々に効いてきている、と言えそうです。
確かに発表直後の反応は「ショートの買戻し」でユーロは上昇し
「ドラギ効果なし、ユーロをロングで待ち構えていた
個人投資家に軍配」といったコメントが見受けられましたが、
じわじわとマイナス金利の効果が債券市場にあらわれ、それが
通貨安につながる形で効いてきたということでしょうか。
ECB直後200日移動平均線付近まで戻ったところで
ユーロドル、ショート構築したのを諦めちゃってた…後悔(^-^;
ユーロは戻りを売るスタンスで行きましょう。
さて。欧州の金利が下がってきていることが
ユーロ安につながっているとも言えるものの、
米国債金利だって同じで低いわけです。
2.5~2.6%でウロウロ…。
これがドルの頭を抑えてしまっているので、ドル円は動かない。
ほんとボラティリティがないっ!
為替が落ち着いている、株は堅調地合いって
理想的な安定相場で、実は何にも問題ないんだけれど
市場関係者、トレーダーらは利ザヤが抜けなくて辛い相場ですね。
米株だってじり高ではあるけれど、ボラがない。
金利がついているものが次から次へと狩られて
低金利化していく・・・・。
VIX指数も10.73というところまで低下してきている昨今。。。
歴史的な低水準ですね。
http://chartpark.com/vix.html
これ以上 下がらないだろうというところまで来ているわけで
この先にあるのは、「ボラティリティ急上昇の相場」
つまり、高くてボラがなくなっている市場においては
下落する方向でのボラティリティが、
安値圏でボラがなくなっている市場におうては
上昇する方向でのボラティリティの発生が期待できる地合いに
なっているということ。
ということは、金利の急上昇(債券売り)
米株の下落などが想定できます。
さあ、その時ドル円はどう動く?
株下落に金利急騰で相殺されて動かない、、、ってのは
悲劇のシナリオですが(笑)
おそらく米株安に連れて日本株も下げることからの
円高のショックが近いと思われます。
これがいつ来るか?
正確には解りませんが、6月中じゃないかなぁ。
その下落局面でドルや日本株はどーんと仕込みたいですけれどね。
今週のSQに向けての相場は堅調が続くと思いますので
強気継続しています。
週末から来週にかけては慎重に、相場の急変リスクに
備えようかと考えていますが・・・。
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2014年6月10日火曜日
日経平均は 46円高。15124円で取引終了の6月第2週月曜日。
先週末の米国市場を見れば+圏で終えるだろうことは想定内。
しかし、これと言って材料がない東京時間。。。。
じり高で「押し目待ちに押し目無し」の相場の様相を呈していますが、
しかし、いよいよ慎重論も盛んになってきたようです。
慎重論が出れば出るほど上昇するのが相場のセオリー
日経平均は昨年大納会以来の高値16000円台までは
あっさりクリアしてくるだろう~ってな予測も多いですが、
私も、この相場そんな予感がしています。
今日あたりのさえない上昇局面ってのは、
買いのチャンスだったのではないかしら?
気になった今日のニュース
米国株の空売り残高比率、12年以来の高水準-強気のサインか
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N6VMCK6TTDSK01.html
ああ、空売りが膨れ上がっているのね・・・・
それって、手仕舞い(買い戻す)だけでも相当な上昇エネルギーを
秘めているってことになりますね。。。
ということで、米株は需給要因からみても、上がりやすい地合い。
日経平均も今週末13日金曜はSQ算出日。
今回期限がくる6月限って、売りに売られた限月だっていうから、
これが買いもどされるだけでも、かなりの上昇エネルギー。
今週は「強気相場継続」でいいかと思います~
日経、米株ロング継続。為替は難しいから様子見。
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2014年6月9日月曜日
週末の豊商事特別経済セミナーin大阪、
ご来場くださいました皆様ありがとうございました。
マーケット・アナライズの岡崎良介さんと
若林FXアソシエイツの若林栄四さんによる講演、
長期展望は一致して強気も、短期的見通しが真逆で大変興味深く
拝聴いたしました。(あ、仕事もしつつ・・ですよ(^-^;)
5月下旬からの上昇の背景に
「アマダ(6113)利益を株主にすべて還元」や
「かんぽ生命の日本株買い」ニュース、
「信託銀行の売買動向」などを上げて解説くださった岡崎さん。
信託銀行って年金基金の動向が現れるから注目されるんだけれど、
5月第5週(26-30日)のデータで
信託銀行 は5週連続で日本株を買い越していることが確認できます。
買越額は2499億円、2009年3月4週(2508億円)以来、
5年2カ月ぶりの高水準だそうなので、いよいよ年金が本当に動き出した
ことが日本株がサポートされ浮上してきた大きな背景だったと。
ニュースにもなっていますね。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N6OXBX6JTSF201.html
GPIFや霞が関の官僚の年金である国家公務員共済、地方公務員共済、
私立学校教職員共済など「制度3共済」年金マネーなども
いよいよ日本株投資比率20%に向けて動き出すとなると、
その総額は7.6兆円ものインパクト。
企業の自社株買いなども鑑みれば15兆円もの本邦勢の買いが
見込まれる~という岡崎さんのお話はいつも大変勉強になります。
リスク要因は米国、米債2年物金利動向に注意とのこと。
そして若林さん。
長期展望は日本のデフレ脱却、日本株高論ですが、
目先は要注意!時間、日柄を重視したチャート分析でズバリ!
買い遅れたと思っている皆さん、まだ大丈夫。
買い場はまだまだ提供されるでしょう。
私も目先はプチバブル的に上昇して
6月中盤から下旬のSellinjJune には警戒!
と思っていたので、若林さんのお話には興奮しちゃいました。
低金利にも米国住宅市場が冴えない背景は
大学の学費はインフレーションしていて大学生が
卒業すると同時に抱えている学費ローンは3~4万ドルも
あるそうです。これが払えないのに新たな住宅ローンなど
組める余裕もなく、米国の若者は親元を離れられず、
新たな住宅需要が喚起されないという状況に陥っているそうです。
若林さんは格差についても言及されていました。
とにかく会場の熱気が凄かった!
若林さんの新著「富の不均衡バブル」は6月19日発売です。
*****************************
さて雇用統計。
コンセンサス通りの数字で為替の波乱要因にはなりませんでしたね。
ドル円は102.11円~102.60円の間を乱高下した後、
じり安で102.49円でNYクローズ。
5月雇用統計
NFP 予想 21.8万 → 結果 21.7万
失業率 6.3%で横ばい
これで、ドル円は102円台大台を固めた、と見ていいかな。
ECB理事会も雇用統計もこなして102円台で終わりましたね。
ダウ平均も80ドル高と連日で史上最高値を更新。
独DAX指数、インドSENSEX指数も史上最高値を更新。
シカゴ日経平均先物は15200円まで上昇で
東京市場金曜の日経平均株価15077円よりも
120円ほど高い水準まで上昇して終わりました。
ということで、週明けからも、強気相場が続きそう。
月曜はまず8:50に日本の第1四半期のGDPが出るので
この数字には注目です。
前期10-12月期は+1.5%、今回予想は+1.4%です。
それから、金曜に日銀の金融政策決定会合があります。
このところの市場のコンセンサスは
日銀が「需給ギャップはなくなった」としていることから
追加緩和期待が著しく後退していますが、
10%までの消費増税を決めるつもりでいるなら
日銀は動く、と見る向きもありますね。
その場合、どのタイミングか?というのが注目ですが、
7-9月期のGDPを意識するならば6月だって、、、、無視できないかも?
というのが今週の注目点。
ユーロは「個人投資家に軍配、ドラギマジック不発」の報道が
多いようですが、私も1.3640のユーロドルショート
いったん撤退です(^-^;マケタ
200日移動平均線の攻防なんだけど、下髭があまりに長いので
一度上がるんだろうなぁ・・・。
ということでポジションは
Nasdaq3746P、
SP5001929P
日経平均15030円ロング。ここ1~2週間の勝負。
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2014年6月6日金曜日
ユーロは 見事な「行って来い。」
今回6月のECB理事会は大大注目でしたが、
ユーロ急伸→急落→急反騰 = ECB前の水準に戻って終わり?!
(AM1:00現在、、、あ、でもちょっと上がりそうなムード)
ドラギさんはやはり前回5月のECB理事会で示唆した通りに
追加緩和に踏み切りました。
市場も何かやることは十分に織り込んでいて、この1か月
ユーロは下落基調にあったのですが、
直近1週間ほどは、「噂で売って事実で買おう」という向きが
(日本の個人投資家勢など)ユーロを買い向かっており、
下げ渋っていました。
それでも200日移動平均線は割り込んでいたのですけれど。。。
◆ECB理事会 決定事項
①主要政策金利のリファイナンス金利
0.25% → 0.15%に (過去最低金利)
②中銀預金金利を0% → 0.1%に引き下げ。
(マイナス金利の導入は初めて)
上限金利の限界貸出金利も0.78%→0.4%に引き下げ。
③資金供給手段として、固定金利で無制限の資金供給の継続
④証券市場プログラム(SMP)の不胎化措置を停止
⑤的を絞るLTRO計画再導入。当初規模は4000億ユーロ。
2回のLTROは9月と12月に実施。
⑥ABS(資産担保証券)購入に向けた準備作業強化中
これは資産買入れですから「QE」政策。ただし準備中!?
ユーロはドラギ総裁の記者会見を受けて
売りが加速し一時2月6日以来の安値となる1.3503ドルまで
下げ幅を広げたのですが、見事なリバウンドです。
今回、QE(大規模な資産買い入れによる量的緩和)が見送られた、
というところに為替市場は反応したようです。
⑥に至っては、準備中だそうで・・・
ドラギECB総裁は必要であればさらなる措置を講じると強調しましたが、
ユーロの一段安にはつながりませんでした。
長~い下髭を付けたチャートになりましたので、
ここからユーロは大きく反騰する可能性がある形となりました。
しかし、、、このまま、ユーロが底入れして上がっていくかというと、
緩和に踏み切っていますし、量的緩和にも踏み切る準備がある、
ということですから、あまり軽く見ないほうがいいかもしれません。
高くなればまた次回のECB理事会を待たずに口先介入をしてくるでしょう。
まずは200日移動平均線をロウソク足実体がしっかり超えてくるか。
ここを超えたら、38.2%戻しの1.3688近辺、
次が半値戻しの1.3748近辺まで、戻る可能性はありますが、
せいぜいそのあたりでしょう。
日足のチャートはあまりにも美しいWトップです。
まずはこの200日を超えられるかどうかの今の水準を売ってみたい
気分で、、、今、1.3640でユーロ売ってみました。
200日超えちゃったら撤退です。
◆ユーロ意外での目立った動き
◇米10年金利
ECB理事会後に米10年金利は一時
2.6419%まで上昇しましたが結局上昇分を打ち消す動き。
現在2.57%まで下落中。
ドル円は102.75円近辺まで上がったものの、102.30円台まで下落。
◇金急伸
急伸と言っても10ドル強ですが、、、。
5月月末に30ドル余りの下落となったばかりでしたが、
1200ドル割れは免れた格好、現在1255ドル近辺。
ユーロの戻りを見てドル安?に連れたか?
◇なぜか NZドルや豪ドルが堅調
今夜はNZドルと豪ドルの戻りが凄い。
つまり、、、ドル安ですね。米金利はいったん上がったものの
再びダレてきていることから、ドル安基調が鮮明。
反騰基調のユーロも米金利のせいもあるのかしら・・・。
◇米株またもや最高値更新?株式全般堅調
今夜はこっちを買いました。
米株は今夜も史上最高値を更新する勢い。
だって、緩和なんだもの、株が下がるわけないよね?
ということで、Nasdaqを3746P、SP500を1929Pでロング
日経平均も15030円で拾っています。
為替より難しく考えなくていいので、株のインデックスにしました。
だって、ユーロの行って来いの展開なんか読めなかったし。。。
(ユーロポジション落としておいて良かった。)
明日は雇用統計だし、、、あ、これは米株も一緒ですけど(^-^;
独DAXも史上最高値更新したんだけれど、伸び悩み。
これはユーロが一度落ちた時に更新したのですが、
ユーロが反騰しているので欧州株が頭抑えられちゃってるってことね。
にしても、インド株は今日も堅調です。
やっぱりまだリスクオン相場は続きそう。
ただし、6月7日から水星が逆行することや
この週末あたりは要注意の日柄になっているので。。。
いつ崩れてもいいように、ストップ注文は浅目に
置いて寝ます。
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2014年6月4日水曜日
このところ話題になっていた、ベルギーの米国債購入。
今頃ですがちょっと調べてみました。
米財務省証券3月はベルギーが保有世界3位に浮上、ロシアは売り
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2014/05/126305_1.php
確かにベルギーが中国、日本に次いで第3位の米国債保有国に
躍り出ています。
このところ、アメリカがベルギーを介して米国債を買っている、
買わせている、というちょっと陰謀論めいた話にまで
広がっていましたが、その背景にはなにが?
①ロシアからの米国債シフトが?!
ロシアは特に今年2月から3月にかけて削減幅が大きいが、
これはウクライナ問題が絡んでいたと推測される。
3月にFRBが保管している外国中銀の米国債保有高が過去最大の減少を記録。
これはロシア中銀が引き出したとの観測が出ていた。
ロシアがウクライナ危機関連の制裁発動を見越して、
米国外に同国債を移したとの見方があったのである。
債券ディーリングで有名な牛さん熊さんブログから
引用させていただきました。
http://bullbear.exblog.jp/22020952
しかし、それだけではないようです。
ベルギーは昨年8月あたりから米国債の保有額を伸ばし始めており、
ロシアの引き出し額以上にベルギーの米国債保有額を
増加させているとか。
ロシアのせいだけではない、、、それで出てきたのが
②ベルギーに本社を置く清算機関ユーロクリアの取引
ユーロクリアとは1968年設立のユーロ市場における集中決済機構。
ベルギーのブリュッセルにあるそうです。
各国の国債などの証券を決済する機関であり、
マーケットを構成する参加者が出資する会社が運営しているのですが、
証券会社・銀行などが利用しているということで、
現在も米国債のトップの保有額となっている中国の残高が
昨年11月からは減少気味となっている背景には、
中国もユーロクリアでの保有を増加させている可能性があるとの考察。
同じく牛さん熊さんブログからhttp://bullbear.exblog.jp/22020952
またブルームバーグ
謎解く鍵はロシアではなく中国か-ベルギーの米国債保有急増
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N4KHG06S972O01.html
中国か!
アメリカが買わせていた~なんて話になって広がっていましたが、
どうやら中国の外貨準備に答えがありそうです。
大倉さんが、中国の外貨準備が4月に入ってから急増していることを
繰り返し指摘していましたね。
1300億ドルも増えて4兆ドルに迫る勢い。
この外貨準備の半分が米債に入っただけでも凄いインパクトだぞ、
これがこのところの米国債金利の低迷の一因だろう、とお話されて
いましたが、それが、ベルギーのユーロクリアを介して
行われていた可能性が高いってことかもしれません。
どちらにしても、米国債金利は先週2.4%まで低下した後
リバウンド中、昨晩3日火曜には2.6%にまで上昇していますので
こうしたオペレーションはひとまず落ち着いているようです。
強いわ~日経平均。4月4日以来、ほぼ2か月ぶりに15,000円
(ザラバ高値15,091円)を回復しました。
日経平均 15034.25(+ 98.33)
2日月曜の米国市場ではISMの数字が2度も修正されるという
珍しいことがあったのね。
ISM製造業景気指数 予想は 55.5
最初の発表 53.2 → 悪い~!!ドル売りになったものの
修正1度目 56 と修正発表があってドル買いに。それで済まずに
修正2度目 55.4 だそうで、結局、最初に慌てて売った向きの買戻しで
ドル買い基調で終わるという…(笑)
それでも2日月曜の米国市場で米10年物金利が2.5%台回復したので
ドル円は堅調に上昇して102円台でしたし。
ダウ平均もS&P500ともに最高値を更新ですし。
下げる理由が見当たらなかった。
おまけに日経新聞。
◆GPIFの年金積立金管理運用独立行政法人の米沢委員長は、
129兆円の資産運用の見直しについて
「政府から要請があれば、8月に発表する可能性もある」と
述べた。現在12%としている日本株の基本比率は、
「20%というのも高すぎるハードルではないかもしれない」とし、
大幅な引き上げを検討する意向を示している。
海外勢が大好きなネタが投下されました。
加えて
◆安倍首相、世界経済フォーラムの会合で講演し
「法人税を国際相場に照らして競争的なものにする。
今月中に改革の方向性を決定する」と発言しています。
今月にまとめる成長戦略に法人税の実効税率引き下げを
盛り込む方針を改めて示した。
また、麻生財務相は閣議後の会見で、
法人実効税率引き下げについて、責任ある代替財源の明記が
あれば来年度から実施しても構わないとの認識を示した。
ということで、ん~市場はそもそも期待していたし
新味があるかというと、今更驚くことでもないのですが、
それでも、ポジティブな材料に反応しやすい地合いが醸成
されているためにイチイチ反応するということなのでしょう。
個人も動き出したみたい。
マザーズ指数は2003年9月に算出を始めて以降
初の11連騰を記録しているんです。凄いチャートよ、
まるでロケット発射。
『ミクシィ相場』らしいですね。ミクシィが下げない限り、
指数の勢いもなくならないとの指摘もあるようです。
ミクシーとマイクロニクスは3日より引き揚げ規制を実施すると発表
したことで8%安まで下落していたものが大引けにかけては16%高。
止まりません~
ということで、マザーズ指数なんかを見ていると
若干やりすぎというか、過熱感があるようにも見えますが、
日経平均にはそれが感じられません。
今日の東証1部の売買代金は2兆円と商いも盛り上がりつつあり、
これは押し目を拾うプチバブル相場に乗らない手はないでしょう。
ということで、インド株インデックスロングは継続。
…なんでインドやねん~って。
今、日本が一番妙味アリの水準だけど、インドもそうよ、
政権交代してモディノミクスに湧いているんだから。
まるで日本のアベノミクスの初動の頃と一緒よ~
で。日経平均ねぇ、、、買い場待ってるんだけれど
再入場できずにいます(笑)13000円台を拾ったのになぁ。
さっさとリグってしまった・・・
インドは綺麗ないい押し目で入れたので、鉄板保有の所存。
行くとこまで行かないと下がらない相場に入っていると
思うので、商品以外のリスク資産は買う方向で。
今夜は米株がやや軟調なので、明日の日本市場もさすがに
ちょっと押し目があるんじゃないかと思います・・・
*******************************
それと。ユーロショートはいったん撤退~。
ほぼ私の売値まで上がってきちゃいました(笑)
マイナスにならないうちにと、薄利でやめました。
明確に200日移動平均線を超える上昇となるかどうか、
微妙だと思うのですが、それにしてもあまりに
200日線を割り込んだ割にはしつこい買いがあるわよね。
加速して下げない。。。
今日3日火曜発表された
ユーロ圏の消費者物価速報値は
前年比+0.5%と予想0.6%を下回る内容。
同時に発表された4月ユーロ圏失業率が11.7%と
予想の11.8%より強かったため持ち直し。
やはり低インフレであることが確認できたわけで
今週のECB理事会への追加緩和期待が高まる結果ですが、
ユーロ売りの反応は一時的に終わったのは失業率改善もあるけど
随分追加緩和は織り込まれて下げちゃったということのようね。
理事会前にもっと買い戻されて上がるようならその高値で
売り参入したいと思っていますが、
安易なポジションを取りたくないタイミング。
かわりに今日ポンド円を171.51円でロングしています。
ユーロとポンドなら金利引き上げ思惑があるポンドに買い妙味。
*******************************
そして豪ドル。
RBA理事会の結果はコンセンサス通り政策金利は据え置き。
声明でのスティーブンス総裁ののコメントも新味なし。
ただ、ショートしていた向きが多かったのか、
理事会通過後は豪ドルがじわじわ買われる展開。
今日発表された指標の4月豪小売売上高は
前月比0.2%上昇と予想0.3%上昇を下回りましたが、
1-3月期豪経常収支は 57億豪ドルの赤字と
予想の70億豪ドル程度の赤字よりもマシ…じゃなくて
強い内容となったことが好感されたのかもしれません。
豪ドルは0.95~0.96が上値になるだろうと思われるものの、
現在の水準では放っておけば買われやすい通貨。
低金利政策とはいえ2.5%の金利があります。
そして0.95はスティーブンスさんが
過去に高すぎると言及したレンジの下限。
下げたら買いかもしれませんが、高くなれば
スティーブンスさんが何か口先介入してくるリスクがあるので
中期的に買うのではなく、短期トレードに徹するべし。
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2014年6月3日火曜日
6月初日となった2日月曜の日経平均は 14935.92(+303.54)
特に今日の陽線は強烈です、6月初日は300円高!!
先週末のNYダウがわずか18ドル高でも16717ドルと史上最高値を更新、
S&P500もわずか3ポイント高でも1923ポイントと連日史上最高値更新、
ドイツDAX指数も4ポイント高の9943ポイントと史上最高値を更新。
とにかく、低金利の中で株は堅調なのです。
その中で、日本だけあまりに放置されすぎじゃありませんか?
ってなことでの300円高です。
今日の大きな買いの材料としては、いよいよ6月の成長戦略への
期待が高まってきたということでしょうか。
政府も小出しにネタを投下していますね。
①NISA非課税枠拡大 年100万から200万円以上に検討
2016年にも実施。
②第一生命が米保険買収で最終交渉、約5000億円
第一生命保険が米保険会社プロテクティブライフの買収に向け最終交渉
プロテクティブライフは米中堅の保険会社。
買収金額は約50億ドル(約5040億円)となる見込み。
為替市場では特にこのM&Aネタが効いたのかな?
5000億円規模でのドル買い需要の思惑に繋がります。
実際にこのM&Aが成功するかもわからないですし、
成功して買収することとなったとしても
実際に為替市場でドル需要があるかどうかなんて
部外者にはわからないのですが、
5000億規模のドル買い需要喚起思惑につながる、
ということで市場が動くんですね。
これが本日の為替市場での102円台乗せのドル買い円売りの
インパクトだったのかと思われます。
それに加えて株式市場ではNISA枠が2倍になる可能性、ということで
こういうのは海外勢が大好きなネタです。
先週あたりから日本に来ているというヘッジファンド勢にも
いいアピールになって日本株買いに繋がっている、ということでしょう。
おまけにSellinMayにかけてショートしていた向きの買戻しも?
ということで、ここからしばらくはプチバブルです。
アメリカも、ドイツも、新興国も、低金利をいいことに
株が騰がっています、これはしばらく続くことでしょう。
そして、いよいよ出遅れていた日本にも
海外勢が再参入ってとこです。
その後の下落のことは、加熱してから考えましょう。
(それはそれで大きな下げになる予感)
とにかく今は上昇の流れに乗ることです。
とか何とか言ってますが、私は個別株を一つ仕込んで
インドSENSEXをモディノミクスに乗って仕込んだくらいで
ドル円ロングは作り損ねております(^-^;
日経ロングも14500円近辺で降りちゃってから乗れずにいて。。。
あ~一度ちゃんとした押し目が来ないかしら。
(その時はその時で買えないものですけれど(^-^;
日経平均は200日線14663円を明確に上抜きました。
日足の一目の雲も綺麗に上抜けました。
ものすごい強いチャートですね、これ。
次のターゲットは4月3日高値15164円
3月高値15312円ってとこです。
いやいや、16000円くらいまでするする騰がる予感。
今夜のCME日経先物は15000円に乗っけていますので
明日も続伸でしょう。ダウも現在21ドル高(1:50)
今は売るより買うことを考える相場です。
ただし、ユーロだけは別。
ユーロショートだけはまだ保有中。
日経新聞にこんな記事。
ECB緩和「空振り」に賭け FX個人ユーロ買い膨張
http://www.nikkei.com/markets/kawase/kawase-focus.aspx?g=DGXNMSFK30038_30052014000000&df=1
日本の個人はドラギさんに挑むようです。
私はドラギさんと戦う勇気はない・・・かな?!
そんなに軽く見ないほうがいいと思うんだけれど、
しかし、5日の理事会に向けてはショートの買戻しも
大きく入る可能性は否定できず、このユーロショートは
慎重に管理しないと、と思っています。
思惑が交錯していますので、大きく動きそう。
ドル円は。。。。雇用統計前にあまりに買われすぎれば、
その後の調整に注意、というイメージですが、さて?!
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2014年6月2日月曜日
SellinMayはありませんでした 2014年。
ここ数年は「今年はSellinMayはないでしょ~」ってムードの中で
上昇していた相場が結局下落に見舞われるという形で
SellinMayが実現してきたのですが、
今年は、SellinMayを過度に警戒しすぎたきらいがあり、
そういう時は逆に下がらないという相場の基本をもう一度
勉強させられたような感じね。
警戒が強いと、下がると見込んだ向きの売りがじわじわ溜まるもんだから
それでもテクニカルの節目などを大きく割りこむ動きにならないと
買い戻されちゃって結局上がるってことになるのよね。
大きな下落というのは、誰も警戒していない「至福」の相場で起こる。
という基本を忘れずにいたら、この地合いで大下落は考えにくいと
読めたように思います。
あえて下がったものを探せば5月の理事会で
次回理事会での追加緩和実施を示唆したドラギ発言が効いた
ユーロですが、これはショートするのが遅かったものだから
苦戦中です(^-^; 今週5日木曜の理事会までにもう一段安が
なかったら、一度潔く撤退したほうがいいかもと迷っているところ。
皆が5日の理事会では市場の期待するほどの緩和策は出ない、
ショートカバーで上がるだろう、という予想に傾いている気がして、
だからこそ、そうではないシナリオになる予感もするのですが…。
(つまり、市場の予想を超える政策や発言がでてユーロ一段安)
こればかりは、ドラギさんが何を考えているのか予想しても
始まらないので、一度撤退してポジションをリスクにさらさないと
いうポジション管理をする方が吉、ということです。
現在予想されている5日のECB理事会の追加緩和のカードは
(1)政策金利の0.1%引き下げ
(2)証券市場プログラム(SMP)の不胎化停止
(3)無制限供給オペの1年延長
(4)ガイダンスの強化
(5)LTROの部分再開
(6)少額の資産担保証券(ABS)買い入れ
(7)マイナス金利導入
最も市場が関心を持っているのがマイナス金利導入でしょう。
専門家らのコメントを見ていると、マイナス金利と言っても
「超過準備の付利」をマイナスにしなければ、
本当のマイナス金利政策とは言えず、もし、
預金ファシリティ金利だけをマイナスにするだけならば、
アナウンスメント効果を狙うにすぎず、
マーケットは一時的に反応しても、すぐに失望に変わるとみられる、
ということを、ECBはわかっているはずなので、
マイナス金利の導入には踏み切らない、という見方が多いようです。
そして、今週週末6日は米5月雇用統計発表。
予想では非農業部門雇用者数(NFP)21.5万人増
前回28.8万人増ほどではないようですが、予想のハードルが低いのは
悪いことではありません。マーケットは20万を超えていれば十分と
みなすことかと思います。ここ数か月、雇用統計の数字がどれだけ良くても
その時につけた高値が天井となりドル円が下落して揉み合いに
戻るというパターンが繰り返されているのですが、
今度こそ揉み合い上抜けが期待される相場となるでしょう。
今のところのざっくりしたイメージでは6月、
いよいよ日本株が動き出して15000円台回復、
ドル円も103~104円台まで円安に。米株も堅調地合いが続く、、、
けれども、それが1か月は継続せずに、SellinJune(という妄想)
相場は予想はするな。流れにつけ。が基本ですが、
そういうシナリオというか、妄想するのが楽しいのでご勘弁を。
実際にポジションは妄想にかけるのではなく、
ダメならさっさと撤退します。シナリオに執着しません(笑)
5月SellinMayにならなかったのは何故?として
Twitterでお世話になっている kadomaさんのブログ記事が
面白いです。バーナンキ氏がその裏に?!
http://kabukeizainani.blogspot.jp/2014/05/blog-post_31.html#more
「5月に株を売って相場を離れよ」にならなかった5月のマーケット: なぜ?
捨てきれないのは単純に売り屋だから、というのもありますが(笑)
やはりkamadaさんのブログ記事の
http://kabukeizainani.blogspot.jp/2014/05/blog-post_30.html
米国証券業界のベテラン、スペランデオ氏は語る
のような見方に共感するところが大いにあるためです。
ただし、このようなニュースがマーケットに流れているうちは
上がり、こうした慎重論が全く聞こえなくなるまでは
上昇相場が終わらないのかな、という気もします・・・(笑)
今週は、個別株とか、日経平均押し目を買うスタンス。
ユーロはどこかで一時撤退という戦略かな。
*******************************
今週末土曜日、大阪へ行きます。
http://www.yutaka24.jp/topics/topics20140607_spsemi_osaka.pdf
豊商事特別経済セミナー2014in大阪
ということで、株式は岡崎良介さん、
為替、金融見通しは 若林栄四さんが講演されます。
司会でお供しますので、お近くの方は是非足をお運びください。
お申込みは 0120-441-377 です!
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