2016年4月29日金曜日

今日の私のTwitterのタイムラインには「日高ショック」
なんて言葉が飛び交ってました・・・・。

日銀まさかのゼロ回答、というコメントも多かったのですが、
確かに日銀としては、やるなんてこれっぽっちも言ってなかったわけで、
勝手に期待して勝手に下落しちゃってるんだから迷惑千万、
という感じなんでしょう。

「日銀総裁会見:マイナス金利貸し出しを重ねて否定。議論にも上らなかった、と。
市場との対話如何、との質問が出るが、今回の混乱の元々の原因が日銀にあるわけではないのだから、返答に窮するだろう。案の定、黒田総裁が一瞬、渋面をつくる。
ーーご同情申し上げたい。」


と 日経新聞編集委員 滝田洋一氏のつぶやき。

(また、 三菱東京UFJの頭取から公然とマイナス金利政策を批判されたことについて
「金融政策は金融機関のためにやっているわけではない」とキッパリ!)

先週22日金曜日のブルームバーグの日高記者の観測記事が
かなり期待を高めてしまったことは否めませんね。
その前から「ヘリコプターマネー」期待が海外勢の買いを誘っていた、
という話もありますが、今日の時点では何も出なかったわけです。

日経平均大幅に下落。624.44円安の16666.05円 
その後の先物市場で16260円まで安値示現。

東京時間現物市場では一時17500円を超える場面がありましたので、
高値から1000円超の下落です。
「何もしない代償」がこれだけ大きいとは、、。

ドル円相場は高値111.88円から107.91円まで3.97円、4円近い下落です。

また1週間前の月曜日に戻った気分ですね。

さて、ここからです。

今回なければ、次回…です。

下手に中途半端な緩和策を出して、出尽くしで売られるより
期待を次回につないでの下落のほうがいいんじゃないか、と思います。
今回追加緩和策を発表してもなお下がったのだとしたら、売ります。
追随売りでもいいでしょう。

しかし、今回何も出なかったのですから、6月の日銀へは期待が紡がれます。
その時期となれば、参院選も意識されようかと思いますが、
伊勢志摩サミット明けです、財政政策面からの景気対策への強いコミットがあれば、
いよいよ政府からも経済対策が発表あれるでしょうし、
それまでに、株安円高が進んでいる方がむしろバズーカも放ちやすいというもの。

半端な水準で半端な策を出すのではなく、株安円高となり、
増税見送りは必然というムードが醸成され、財政出動発表、
というタイミングで日銀が動けば相乗効果も期待できます。

政府と日銀との強い政策協定を改めて示すのであれば、
タイミングを合わせたほうが効果がある、ということで今回は静観した可能性も。

政府からの増税見送りや財政出動などと併せて
参院選突入のタイミングと一緒にバズーカが放たれるのではないか、
という気がしてきました。というか、もともと4月の期待って
それほど高くなかったのですけどね。期待の剥落でその前に
どこまで日本株、ドル円が下げるのかが不安ではありますが、、、

このような見方がジワリ広がってくれば、それほど崩れずに買い戻されて
レンジ相場となるような気がします。
GWの薄いところを投機筋が仕掛けてこなければ…。


今日は日銀政策現状維持が出た後の下落途中 16800円台で日経を
軽めにロングで参戦したものの、再下落の憂き目にあって16700円台で撤退。
これを先ほどNY時間の16300円台で再度拾ってみましたが、どうでしょうか…。
GWに入るとはいえ、くりっく株365CFDなら祝日も日経トレードができます。

同じくポンド円ロングは急落時に思いっきり損切られてしまったのですが
158円台で再参入。これも再下落となり158円割れ再度撤退した後、
NY時間に157円台で再ロングです。しつこい(笑)

ポンドドルロングは継続、キウイドルを0.6904ドルでキウイドルロング参戦。
全て軽めのポジションです。GWですので…。

◆4月28日日銀金融政策決定会合

①金融政策の現状維持。2月に導入したマイナス金利の政策効果を見極める。

②政策目標とする2%の物価上昇の達成時期は、
従来の「2017年度前半ごろ」から「17年度中」に再び先送り

③生鮮食品を除く消費者物価指数CPIの上昇率、
16年度は前回1月の0.8%から0.5%、17年度も1.8%から1.7%に下方修正

④実質経済成長率
16年度が1.5%から1.2%、17年度が0.3%から0.1%に下がった。

それからFOMC,受け止め方は玉石混交?!

◆米FOMCは6月利上げに道、急がない姿勢も
http://jp.reuters.com/article/fomc-instantview-idJPKCN0XO2H2

◆FOMC:6月利上げの可能性残す、世界的な経済・金融リスク削除
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-27/O6B12C6JIJVF01

FRBの市場との対話は見事ですよね。相場を崩さない。

「世界経済と金融環境がリスクをもたらしている」との文言を削除し、
海外経済に対する警戒感をやや緩めたことで、6月利上げの可能性を残したものの
一方で「米国内の景気については「減速した」として判断を引き下げ
利上げを急がぬハト派的姿勢を見せた、という印象も。

結局発表直後、米株は瞬間的に売りが出ましたが、
ダウ平均は 18041.55(+ 51.23)ということで上昇で終えています。

◆ニュージーランド、RBNZは政策金利を2.25%で据え置きました。

別段、金利を動かすという事前予想はなかったため予想通りの結果。
ところがキウイドルは発表後、大きく上昇。

今週はオーストラリアのCPIが悪く、オーストラリアの利下げの可能性が
意識され始めたこともあって、NZが先手を売って利下げするかも?
なんて思惑があったのかしらね。足下ではキウイドル、下げていました。

日足でキウイドルのチャートを見ると、とてもきれいな上昇トレンド。
1本綺麗に上昇トレンドラインを引くことができますが、
今回このラインに綺麗にぶつかって反発しています。
ということで、キウイドルL参戦してみました。
ドル安基調も続きそうですしね…。

それでは皆様よいGWを!!

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2016年4月27日水曜日

先週までの日銀への期待でのアゲアゲ相場は随分修正された印象。
日経平均は17600円台まで高値がありましたが
17200円台まで修正されています。
ドル円相場は意外と強いよね、111円台から落ちません。

今夜はFOMCですが、昨晩26日のNY市場では
3月耐久財受注と4月の消費者信頼感指数が予想を下回ったことを受け、
FRBは利上げを急がない姿勢を示すだろうとの
見方が強まったことで、ドル安基調が強まったのですが、
ドル円相場は意外と確りの推移。
日経QUICKに投機筋の円買いポジションについての記事がありました。
直近19日時点でシカゴ通貨先物市場の投機筋による円買いポジションは、
ネットで7万1870枚の買い越しとなっています。

これは1986年1月以降、最大の規模。
いずれこれは反対売買されるため市場では「円売り圧力」として
意識されていますが、 しかしながら仮にいまの投機筋の円買いポジションが
返済されネットがゼロになったとしても金額ベースでは8900億円程度。
買い建玉 単独でみても1兆3200億円にすぎず、
それほどのインパクトはないとの見方が大勢です。

ちなみに、世界におけるドル円の一日の取引量9800億ドル(およそ108兆円)
にものぼります。1兆円程度ではわずか1%程度ということになりますね。

一方、2月の経常収支は前年同月比63.7%増の2兆4349億円の黒字と、
黒字幅は08年2月以来の高水準に達しています。
原油安による輸入の減少や海外子会社からの配当金など所得収支の増加が主因で
足元の原油価格の反発で今後の経常黒字の伸びは鈍ると考えられるものの、
所得収支に支えられ、大きく減るともみられていないため、需給から見れば
円高圧力が高いことから、投機筋は円買いを進めているものと見られます。
まずは今夜のFOMC,そして明日の日銀。
ドル円のポジションはなしです。
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2月以降堅調に推移してきたオーストラリアドルが、
今日、CPI消費者物価指数の数字を受けて急落しています。

1~3月期のCPIは前期比でマイナス0.2%と、
プラス0.2%を見込んでいた市場予想に反して低下となりました。
前年同期比では1.3%のプラス、変動の大きな項目を除いた
「基調インフレ率」は同1.7%のプラスだったが、
いずれも市場予想には届かなかったことから
市場では来週5月3日の金融政策会合での利下げがあるのではないか、いう
思惑が広がってきており、豪ドル下落が止まらない状況となってきています。
昨日オージースイスをちょこっと買ったところでした。。。。
もちろん思い切り損切ヒットです。
何これ~ここにきて利下げの思惑再燃ってどういうことよ~
オーストラリアって7月に選挙があるのよね。
それもあって、景気テコ入れ策は積極的にやる可能性がある、
って見方みたいです。これだけインフレ期待が下がってくると
利下げの可能性もあるか。。。しばらく豪ドルには手を出しません。
まずは来週のRBAに注目です。


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ポンドです。
昨日26日はポンドがおよそ2カ月半ぶりの高値にまで上昇しました。

対円でも1ポンド=162円48銭前後と3月下旬以来の水準まで上昇。

2月に英キャメロン首相がEU離脱の是非を問う国民投票を
6月23日に実施すると表明して以降、不透明感から売りが続いてきた
ポンドですが、最近の世論調査やブックメーカーの予想から、
市場では「ブレグジット 英国のEU離脱リスクが急速に
後退しつつあるようです。

IMFがEU離脱による世界的な混乱を懸念する声明を出した他、、
訪英中のオバマ大統領が22日、キャメロン英首相と会談、
会談後の共同記者会見で、オバマ氏大統領は
「アメリカはパートナーとして強いイギリスを求める。
EUの一員であることでイギリスの力は強まる」と述べ
EU残留を強く促した事も、材料視されているようです。
原油下落が止まっていること、EU離脱リスクが後退していることで
ポンドの戻りは大きくなりそうな予感。
昨日ポンドドルをロングしましたがポンド円も再参入。
161.30円で買ってます。
ポンドロングは上手くいってます…。 人気ブログランキングへ

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2016年4月26日火曜日

日銀の金融政策決定会合への過度の期待が修正される動きでしょうか。

日経平均は週明け月曜、火曜と2日続落で
17613円の高値から17200円まで400円程度の修正安。

ドル円相場は週明けの高値111.85円から110.70円台へと1円程度修正安。

果たしてこれが修正安で、ここから再び上値追いとなるのか、
それともこのままずるずる下げて、日銀会合でも失望となってそのまま下げるのか、
判断分かれるところ。イベントラリーは終わってしまったのかしら。。。

難しいのが、28日の日銀会合前、27日にはFOMCがあるのよね。
意外とハト派過ぎぬ内容となれば、ドル高となる可能性もあって、
ドル円相場にとってはそれでもいいのですけれど、
株式市場にとってはネガティブよね。。。

米株市場はセルインメイと呼ばれる売られやすい時期に入ってきますが、
26日、今夜ですね、アップルの決算が注目されていて、
これがあまり良くないんじゃないか、って言われてます。

今決算では、マイクロソフトとアルファベット(グーグル)が
予想を下回る決算を発表していますが、
それでもなお、現在の米株は高値圏を維持している状態。
S&Pは2月に付けた年初来安値から15%強も上昇しており、
PERは17.8倍とちょっと割高感が漂ってます。

アップル決算に注目、発表後は株価変動しやすく=今週の米株市場
http://jp.reuters.com/article/us-stocks-week-idJPKCN0XL104

日銀期待のラリーだけでは相場は動いていないってことを忘れないように
しなきゃね。米株が崩れだしたらやはり日本株、ドル円はひとたまりもありません。

ということで、先週火曜からの全てのリスク資産のロングポジションを
今日の東京時間に手仕舞いました。日経、豪ドル円、ポンド円はちょっとしか
保有してなかったけど、ぎりぎり損切にはならず^_^;
あ、キウイはコストまで落ちてきちゃったところで同値撤退(-_-;)
日経と豪ドル円だけ、そこそこの利益でした。

ここからは、FOMC、日銀で大崩れとなる相場があれば、そこで
日経、クロス円を拾うつもり。
ただし、タイミング的にGW前であることから、かなりの深押しのリスクもあり、
GW中に新安値を更新するようなガラガラが来るかもしれませんので、
安値は十分ひきつけてから買うようにします~

まずは今夜のアップル決算。そして明日27日FOMC、そして28日日銀ですね。

※追記 ポンドドル日足が逆三尊形成に見える・・・・上に跳ねそうなので
      ポンドドルを1.4520でL

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今日はちょっと上げ上げ相場も一服ですね。。。

先週末まで日経平均が4日連続高で上げ幅1296円ともなれば
一呼吸欲しいところ、今日の下落は驚くようなものでもないでしょう。
ということでポンド円160.52円L追加しています。

 日銀までのラリーに乗ってみる。

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2016年4月24日日曜日

4月は例年、月前半と月後半で相場動向が真逆になりやすい傾向が強い。
とブログやコラムで書きましたが、2016年もそのような相場展開。

4月18日頃(4月第3週頃)から、いよいよ本邦機関投資家勢が動き出す、
というカレンダー的な要素もありますが、今年の場合は、
年初からガンガンに日本株を売り込んできた海外勢の売りが止まったことが
最も大きな材料だったのだと思います…。

財務省が21日発表した対外及び対内証券売買契約などの状況では
4月10日~16日の海外投資家による日本株への投資は3週連続の買越。
買越額は5386億円。4/3~4/9は1465億円の買越し、3/27~4/2は4152億円の買越。

東京証券取引所が21日に発表した4月第2週(11~15日)の
投資部門別株式売買動向でに海外投資家は2週連続で買い越し。
買越額は3848億円で、2015年5月第4週(3970億円)以来ほぼ1年ぶりの大きさ。
前の週は326億円の買い越し

こちらのURLに、グラフがあります。
(日曜夜段階では最新のデータが反映されてませんが)

差引という欄を見てください。
海外勢が今年に入ってから12週も売り越していたことがわかりますね。

この流れが4月に入ってから止まっているのです。

この売りの主体が原油安による財政悪化によるサウジなどの
産油国のSWFオイルマネーではないか、とも言われています。
売り手は欧州系金融機関であったことと、それらの後に産油国らの
政府系ファンドがいたのではないかというのが専らの見立てですが、
原油価格下落が止まってそこそこ反発していることで
執拗に日本株を売らなくても良くなった??可能性と、
来週の日銀の金融政策決定会合に向けての期待が高まっている、
ということが挙げられています。

22日金曜のブルームバーグ記者による観測記事、
金融機関にも日銀がマイナス金利で貸出をするというのも
上昇を加速させる燃料となりましたが、その前から、
19日火曜あたりからセンチメントは変わっていましたね。

日銀への期待には「ヘリコプターマネー」の存在も指摘されています。

ヘリコプターマネーというとベン・バーナンキ前FRB議長を思い浮かべますが、
別の言い方をすると「財政ファイナンス」
これ、日本では法律で禁じられています。財政法の第5条。

簡単に言うと日銀が直接政府から国債を買って資金を供給する、ってこと。
それだけ聞くと、え_?それって今もやってるじゃない、、って思うでしょ。

今は違うんです。日銀はあくまで「市場から国債を購入している」んです。
市場を通さずにダイレクトに国債購入はしていないんです。
(でも市場にあるのは僅か1日程度だそうで、形式的ではあるようですが)

今、市場関係者や海外投資投資家勢の間で噂になっているのが
日銀が直接政府から国債を買い入れるヘリコプターマネーをばらまく政策に
日本が踏み切るのではないか、ということのようです。

これが、日本株のショートの買戻し、ドル円の買戻しに繋がっていると
みられるのです。

え?でも法律で禁じられているんでしょ。

って疑問もあるかと思いますが、
財政法「特別の事由がある場合に、国会の議決を経た金額の範囲内」なら例外。
日銀法でも「目的達成上必要がある場合に、財務相及び首相の認可を受けた時」
は例外となっており、現在を例外と仮定しちゃえば出来ちゃうものです。

現在は黒田日銀総裁はヘリコプターマネーについては否定していますが、
黒田さんって、マイナス金利導入の時も1週間前の国会で否定していたにも
関わらず導入しちゃった経緯があります。。。

これがいいことなのか悪いことなのかの議論は置いておいて、
これが期待されていることで、今の株価上昇とドル円上昇がある、
ということになると、やはり28日の日銀の金融政策決定会合の重要度は高く
期待外れなら一度売られるリスクがあるでしょう。

また、週末のブルームバーグの観測記事で冒頭したドル円、日経平均ですが

日銀:金融機関への貸し出しにもマイナス金利検討-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-22/O60OA16S972C01

~日銀当座預金の一部に適用している0.1%のマイナス金利(政策金利)を拡大する際は、市場金利のさらなる引き下げを狙って、貸出支援基金による貸出金利をマイナスにすることを検討する可能性がある。~

これについてMarketHackでおなじみ広瀬隆雄さんが
Twitterで書き込んでくださっているのですが、
日銀が参考にしているのは、ECBが導入している
TLTRO 2「貸出条件付き長期資金供給オペ第2弾」とであると。

~銀行の融資資産の30%までを上限として、担保になるものをECBに持ち込めば、それをベースに4年間、0%の金利(現行のMROレート)でECBが銀行にお金を貸しますという措置~

これについては広瀬さんの3/11のブログを参照あれ。
(3月ECBの追加緩和策を受けてそれを解説した記事です)
https://www.triauto.jp/marketblog/2016/03/h11.html

つまりは、日銀からどんどん借りてどんどん貸し出せ。
ってことですが、資金需要がないのであればあまり意味がないという意見も。

ともかく、日銀への期待が高まって、海外勢が日本株を買い戻している、
ってのが足元の相場の強さの背景ですね。
ですから、過度な期待が高まりすぎて上がりすぎると
失望の売りも大きくなるのではないか、という懸念も出てきます。

それでも、今週はまず28日の日銀に向けてのラリーで
日本株、ドル円、クロス円を上手に利食って、
失望で落ちたところをまた拾うという戦略でいるの。

急落したらそのまままた下落トレンドに回帰するんじゃないの?っていう
見方もあるでしょうけれど、5月末には伊勢志摩サミット、この夏の参院選に向けて
売り込みにくい地合いに変わっていると思います。
原油価格も下値が固くなっていますし、必要以上に日本株を売りで攻めるような
センチメントにはないと思います・・・。
今回の日銀で期待された政策が発表されなくても、
6月にやるのではないか、という期待が下値を限定的なものにするのでは?

GWにも入りますので、28日の急落ですぐさま拾うということでもないですが、
もしかすると、急落なんかなくて、そのまま上に行っちゃう可能性だって
ゼロじゃないかも、って気がしています。
少しだけ、ポジション残して日銀会合を迎えようかなぁという気もしますが、
それはまた今週の相場を見てから考えますね。

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2016年4月22日金曜日

毎度毎度ECB理事会では、ユーロドル相場が行って来いの乱高下となりますねぇ。

前回3月はわかるんです。
予想を上回る追加緩和策を発表でユーロが売られて、
ドラギ総裁の会見で緩和打ち止め思惑が広がり買い戻されて
倍返しの急騰、、、、理由がちゃんとありました。

今回はなんなんでしょうね(・・;)
もちろん政策は据え置き。
基本的にはノーイベント(無風)でもいいようなものですが、

~ユーロはドラギ氏の会見が始まった直後からするすると買われ、一時1ユーロ=1.1399ドル前後ときょうの高値まで買い進まれた。だが会見終了後に方向転換し、今朝方の水準を下回るユーロ安・ドル高水準まで押し戻された。取引時間が重なる米国で特段のドル買い材料が出たわけではない。~日経新聞

~ドラギ会見、「マジック」から「リスク」に 終了後からユーロ売り 
 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO99952940S6A420C1000000/
前回の会合でECBの緩和策はもう打ち止め、というセンチメントが広がった
事に対して、ドラギ総裁は政策発動余地はあると強調、市場の誤解を解こうと
されたようですが、相変わらずドイツは猛烈に反対、批判を繰り返しています。
やはり、これ以上の追加緩和政策は難しいだろうと思うのですが、
ドラギ総裁のまだ追加緩和余地があるという発言を素直に評価しての
ユーロ下落、ということになるんでしょうか。

日経16390円、豪ドル円82.24円 キウイドル0.6903ドル
ポンドドル1.4282ドルLは継続中。

キウイは結構な利益だったのに、ほぼ利益なし・・(・・;)という
ところまで下げてきちゃった。利食って買い直せばよかったかな。。。

ECB理事会での乱高下受けて、クロス円も急落してしまいましたが、


とかなんとか書いているうちにドル円急伸、日経平均も17500円台タッチ。
13:30~頃からですね、なにがあった?!と調べたら

日銀:金融機関への貸し出しにもマイナス金利検討-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-22/O60OA16S972C01

~これにより市場金利の一層の低下を促し、経済全体を押し上げる効果が見込まれる。

だそうで、来週の日銀に向けてのラリーはすでに始まっていましたが、
燃料投下の観測記事。。。

ただし、この記事は日高記者。
どうもこの方の記事は相場を動かすようで、Twitterには
日銀関係者って誰?と疑問の声も。

こんなつぶやきも発見。@Pratender さん

2015年2月12日日高ショック1。ドル円118.75まで暴落。/4月24日日高クラッシュ2/5月15日日高クラッシュ3。金融緩和匂わしドル円急騰。/10月1日日高ショック4/経験則、日銀会合前週木曜金曜が日高危険日に認定。

ということで、あんまり過大に日銀への期待がたかまると
日銀会合当日に盛大に下落するリスクにもつながりかねないので要注意。

しかしながら、来週の日銀会合までは期待のラリーが続きそうですね。

日経平均は18000円大台が射程圏内に。
ドル円相場は110円台をタッチしていますので112円くらいまでは
ある相場って気もします。問題は日銀後ですね、、、。
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2016年4月21日木曜日

ちょっとムードが変わってきました。

これまでは日本時間に年金が支えて上昇しても
海外時間に売られる、、、というパターンが散見された日本株、
今夜は海外時間に17290円まで日経平均先物上昇中。

あれほど上値が重く何度トライしても頭をたたかれてきた17200円台を
スルスル抜けて高値更新中。
17300円台を固めることができれば、かなりセンチメントは改善すると思います。

というのは、原油が今夜は44ドル台へと上昇。

44・・?!(( ;゚Д゚)))

週明け月曜はドーハ会合の決裂で37ドル台にまで急落していましたが。。。
また、クウェートの石油労働者らによるストライキで供給懸念が生じたことで
37ドルで下げ止まってじりじり上昇しているとはされていましたが、
今日20日に3日に及んだクウェートのストが終結した、と報じられており、
原油価格は東京時間には少し下落していたのですけれど…。

今夜の原油の吹き上げのきっかけはEIAの週間石油統計。
(毎週水曜に発表され、ほぼ必ず原油価格が動きます)

原油在庫208万バレル増(予想240万バレル増)予想より少ない伸び率。
カソリン在庫は ▲11.0万
留出油  ▲355.4万
製油所稼働率 91.6%(+0.2)
クッシング原油在庫 ▲24.8万

ということで、予想より在庫が少ないことを素直に好感して
爆あげです。原油がこんなに上がるのは久しぶり…。

44ドル台は昨年11月以来の高値かな?
2016年1~2月は26ドル台まで下げましたから
物凄い回復です。需給はそれほどタイトになったわけではないのですが
要するにセンチメントが好材料に反応しやすい環境に変化した、
ということでしょうね。根底にはドル安があるからだと思います。

ドル安でコモディティ高、株高の流れが鮮明となってきました。
出遅れていた日本株の物色も期待できそう。

ドル円も109.70円台まで上昇中。110円は目前です。

リスクオン継続です。

ポジションはすべて継続中。
来週のGW入り前までのラリーという気もしますが、
利を伸ばす方向で。

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2016年4月20日水曜日

物凄いリバウンドを見せています、日経平均とドル円相場。

週明け18日月曜日は、原油急落と震災を受けたショックで大幅安、
日経平均は16254円まで下落していましたが、
今日19日火曜は598.49円高の16874.44円まで反発。
NY時間にかけては一段高、日経先物は17000円を回復しています。

ドル円相場は月曜107.82円まで下落していましたが、
今日19日は109.47円まで1円70銭くらい上昇していますね。

基本は「ドル安」
それを好感した原油はじめコモディティ高、米株高でリスクオン。
NYダウ平均はとうとう18000ドルを回復しました。
現在は18ドル安と小安いのですが^_^;
(今夜はナスダック総合指数が

ドル安を受けて為替市場では
豪ドルなどの資源国通貨、新興国、高金利通貨が買われており、
(利回りがいいですからね、リスクオンの時には資金が入りやすい)
対ドル相場での豪ドル、キウイ、カナダ、ランド、トルコなどの
資源、高金利通貨上昇で、クロス円も押し上げられる格好。


豪ドルドルは昨年6月以来の高値となる0.7820ドルまで上昇。
年初から約7%上昇しています。
このままの流れが続けば,豪ドルは0.800~0.820ドル台まで上がる予感。

豪ドル上昇を阻む材料の一つとして、豪中銀のスティーブンス氏の発言や
通貨安誘導政策がありますが、今日は4月5日に開いた政策理事会の議事要旨が。

「豪ドル高は、サービス業など非鉱業セクターが主導する経済への
リバランシングを阻害する可能性がある」
「商品市況の反発は鉱業部門の投資に影響していない」
「非常に緩和的な政策が適切」
「低インフレは一層の緩和見通しを与える」

といった内容で、地合いが弱ければ豪ドル売りとなりかねないものでしたが、
豪ドルへの影響は軽微に終わり、現在はとにかくドル安による
他国通貨高がテーマになっているものと思われます。

加えて、欧州や日本のマイナス金利政策。
利回りのいい豪州債には資金が集まりやすく、
これもクロス円で見れば豪ドル円上昇の背景にあるものと思います。

豪ドル円ロングコストは82.24円、87円台くらいまではありそう。

日経平均16390円ロングは保有継続。

NZドルロングコストは0.6903 0.7200ドルくらいまでの上昇を見込む。
NZドルも昨年6月以来の高値を取ってきています。

ドル円もそこそこ上昇していますが、上海合意があったと
指摘されているように、世界はドル安の流れにありますから
ドル円の頭は重く、107~115円のレンジ形成というイメージ。

そして、今、ポンドに注目しています。
今夜はカーニー英中銀総裁の議会証言が伝わっていますが、
それを材料に売られたということはなく、今日は一貫してポンドが強い。

「EU離脱の選択は不確実性を拡大」
「国内の金融システムに大きなリスク」
「第1四半期の商用不動産の販売は40%落ち込んだ」
「英中銀は有事の際の適切な対処計画を策定しなければならない」

EU離脱リスクを強調していたようですが、ポンドに反応なし。

実は今日ちょっとポンドも拾ってます。
1.4282ドル。拾った理由は以下の通り。

①ポンドの売り越しが約3年ぶり高水準、英国のEU離脱を警戒
http://jp.reuters.com/article/britain-sterling-shorts-idJPL3N17L51W

②原油下がりきらず上昇
イギリスは産油国でもあり、北海油田の利益が英国の税収の10%を
超えた1980年代にはポンドはペトロポンドと呼ばれていたようです。
ペトロカレンシーは産油国を差す言葉。

原油上昇で英国税収も上がり景気も良くなることが予想されます。

リスクは6月のEU離脱を問う国民投票ですが、その日に向けては
世論調査などでどちらが勝つのかが注目され、相場を動かすかもしれませんが、
離脱なしの結論が出れば暴騰するはずです。

EU離脱問題はまだどう出るか予測不能ですが、その前に今はドル安です。
米国がドル安政策にシフトしたのであれば、単純に他通貨高です。
オセアニアや新興国通貨高を見て、ポンドショート勢も焦って
ポンドショートの買戻しを始めるのでは・・・?という気がしています。

ただ、今夜ナスダック総合指数が少し大きめの下落となっていて、
これが本格的に崩れるようだと、ダウ平均にも影響が出ると思われ、
セルインメイを意識する大切な時期ですが。。。。
ダウが達成感から崩れださないことが大前提です^_^;
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2016年4月19日火曜日

ダウ平均、今年の高値更新してます。現在17965ドル、72ドル高。

これが米国が望んだ流れなのだから当然と言えば当然なのかも?!
米株を崩さないために(それだけじゃないでしょうけれど)ドル安政策へと
あからさまに転換したように感じておりましたが、
セルインメイの時期が近付いているだけに、売りから入っている個人も多いようで…。

 Twitterやブログでお世話になっている@Kamada3さんのツイート。

 CMC(英国の金融機関)によると、79%の個人トレーダーは
S&P500指数を空売っているそうです。
 https://twitter.com/Thiagotrader/status/722075990852300800

あくまでCMCのお客様の、ということでしょうけれど、
おそらく傾向としては、米株がいよいよ崩れる方向に賭けて
ショートした個人が全体で見ても多いのだと思います。

だから、踏み上げ相場の様相を呈しているのね。
S&P500指数もまた、年初来の高値を更新中です。



ショートカバーは、今日の日経平均CFDやドル円相場でも起こっているようです。

東京時間こそ、ドーハの悲劇(と皆呼んでいるようですね)による原油急落と
原油安再開リスクを懸念したリスクオフムードの高まりによる日本株売り、
そしてG20で介入牽制されてしまったドル円相場、大地震によるレパトリ思惑も
あるなか、介入ができないと足元を見て仕掛けてきただろう投機筋による円買い。

と、三重苦に叩き落されて、お先真っ暗というセンチメントに。
市場のムードは「戻り売り一色」となったところからの
欧州時間からの巻き返しです。

特にショートカバーが入るような材料が飛び出したわけではなかったのですが、
強いていうならば「原油が意外と崩れず反発した」ことから
下攻めは容易ではないと見た向きが、一気に買戻してきたってことかな。

増産凍結合意が見送られて原油価格は急落したものの
再び41ドル台回帰となっているんですよ。

何故原油が崩れないか・・・・
これこそ、米国が転換したドル安政策によるものでしょう。
ファンダメンタル、需給面から見ればとても買い材料はない原油相場、
金融面からはドル高による原油下落という圧力がなくなったんですものね。

前に経験したWTI原油価格26ドルというのはもうないんじゃないかな。

ということで、ドル安、原油高、でリスクオン。
日本株も買戻し基調に入ると思われます。

もともと今週あたりから本邦機関投資家勢がマーケットに本格参入
してくると言われていましたが、先週あたり出ていたのが
このニュース

三井生命、外債2000億円程度積み増し・円債1000億円圧縮=16年度計画
http://jp.reuters.com/article/mitsui-life-idJPKCN0XB0MH

ゼロ金利政策で日本国債での運用では収益を上げられなくなってきた
金融機関、機関投資家勢、いよいよ外モノ(外債)投資を本格化させるか?

となれば、これは円安要因。ドル円は米国がとるドル安政策もあって
上がりにくいと思われますが、豪ドル円とかキウイ円などのクロス円なぞは
悪くない投資先じゃないの?利回り考えても豪州債などは魅力ですもの。

こうした外モノ投資、あるいは株式投資の運用計画が横並びで
出てくるようなら、日本株も、クロス円も強気でいい、ということになります。

思ったほど円高が走らなかったことで、下を攻めるより
買い上げたほうがショートカバーを巻き込んでの上昇を見込めるわけで
その方が値動きも大きく取れそうですものね。

また来週の日銀金融政策決定会合にて何か追加緩和政策が発表されるのでは
ないか、という思惑も出始めるでしょうから、売りにくい。

ということで、欧州時間からの日経、、クロス円上昇に飛び乗りました。

日経は16390円、豪ドル円は82.24円 キウイ円は日足のチャート形状が
良くないのでクロス円ではなくキウイドルで0.6903ドルでロングです。

原油が本格上昇でドル安ならポンドドルも面白そうなのですが、
あまりあちこちに手を出さないほうがいいか。

ダウは18000ドルタッチがあれば、達成感で反落するリスクも排除できないのですが
それでも、日経平均の17500~18000円台回復するくらいまでは
高値圏維持で推移するんじゃないかなぁ、、、とポジショントーク。

震災被害や介入できないといった足下を見られた日本市場ですが、
来週の日銀に向けて短期的なラリーがあるんじゃないか、って気がしてます。
要するにみんなが売り目線に傾きすぎちゃった、ってことじゃないでしょうか。
だからこそ、上がるのです…?!

そして、この週末は大倉キャプテンと新宿でセミナー開催です!

◇◆豊商事資産運用セミナーin新宿◆◇

13:00~14:00 大倉たかしキャプテン×大橋ひろこ
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14:45~16:15 岡崎良介氏「不確実性下の金融市場」

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ご来場お待ちしております。まだ少し、お席があるようです♪お早めに~

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2016年4月18日月曜日

サウジのムハンマド副皇太子が、イランが参加しないなら
ウチは増産凍結絶対合意しない!と強硬姿勢を崩さず、
草案では合意するものと受け止められていた増産凍結合意が見送られました。
4/17ドーハ会合、合意ならずの番狂わせで原油相場が急落しています。

これには集まった18か国【サウジを抜くと17か国か】も戸惑いを隠せずにいるようです。
原油価格のつり上げとまでは行かなくても、安定的に一定の価格で推移するような
コンセンサスを得られると思っていた産油国の落胆は大きいと思われますが、
金融市場で三重苦の下落に見舞われているのが日本市場。

先週末の熊本地震、G20でのルー財務長官から飛び出した日本への通貨安牽制
そして原油安ということで、週明けの日本株市場、為替市場はギャップダウンの
大幅安スタートです。困ったものです…。

震災については復興に向けて大型財政出動、消費増税見送りも出てくるでしょう、
為替市場でもあまりに投機的に急激に円高が進行するようなら
介入の可能性も高まったと考えていいと思います。
そういう事態に陥ったのですから。

しかし原油安だけはどうにもなりません。
年初からの海外勢の日本売りの主体はオイルマネーだった可能性が
指摘されており、原油安が再開すれば、彼らの日本株売りも再開する
リスクにつながるのではないか、と思うのですが、、、。

ただし、これまでの原油安の背景には「ドル高」という金融要因がありました。
需給面、ファンダメンタル面からは決して買える相場ではないことは明白ですが、
金融面から見れば、原油は底入れした可能性が高いのです。

こちらはJ.P.モルガン・アセット・マネジメントのアプリInsightsから。
2016年Q1(1-3月期)のGuide to the Marketsが更新されています。
Insightsについてはこちらを。
https://www.jpmorganasset.co.jp/Insights_App_Jp/index.html?cid=201512jb

膨大な資料の中から見つけたのが
原油とドルについて書かれたスライドのページですが、







2016年まではドル高が進行した半面商品価格が下落していた綺麗な逆相関が
見て取れます。原油下落の一因にはドル高があったと考えていいでしょう。

そして米国は2016年に入ってから、かなりあからさまに米ドル安政策に
シフトしたように見えます。利上げ見通しを年4回から2回へ引き下げ、
日本や中国に向けて通貨安政策を取らぬよう厳しく牽制する
要人発言が相次いでいます。大統領選挙にらみという側面も大きいとの指摘も。
ドル高が続くと、ドル高是正を声高に叫ぶトランプ氏に有利な選挙戦となるため、
この面の優位性をなくす狙いがあるとかないとか、あくまで噂のレベルですが。
しかし、もしこれが当たらずとも遠からずであるならば
今年の11月くらいまでドル高は沈静化したまま、ということとなります。
つまり、ドル安ですから、原油価格はそれにサポートされるはず?!

ですから、再び20ドル台へ下げてさらに安値更新となる相場ではないと思います。
30ドル台でレンジ。。。というイメージかなぁ。

左側のチャートを見ると、過去20年のWTI原油価格の平均価格は54ドルなのですね。
54ドル、、、せめてこのあたりまで回復する相場かと思われたのですが、
足下ではサウジとイランの対立により原油価格がコントロール不能となって
しまっており、ファンダメンタル的には上値は重い相場が続くのでしょう。

この他にも、世界経済、米国、日本、欧州、中国、新興国経済と
多角的に経済、景気分析した上昇、データー満載のInsightsアプリ。

タブレットをお持ちの方でしたら、どなたでもDLできて
JPモルガンのこのような膨大な分析資料、データーを無料で見ることができます。

https://www.jpmorganasset.co.jp/wps/portal/highlight?cid=16ho
J.P.モルガン・アセット・マネジメント

上記のように引用URLを入れれば、資料の引用、転載もOK

是非使い倒してください~♪
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17日のカタールドーハで開催された産油国諸国による会合、
草案では合意と伝わっていたのですが、どうやら合意を取り付けられなかった模様。


増産凍結の合意に至らず  
Oil producers fail to strike deal in Doha

これで原油が急落となれば、リスクオフの様相となる可能性が、、、

先ほど(日曜22:10)に更新したブログ

主要産油国のドーハ会合、10月まで増産凍結で合意へ=草案
http://jp.reuters.com/article/oil-meeting-draft-idJPKCN0XE048

この記事を紹介し、合意ならリスクオン継続で、これが日本株をサポートする
可能性もある、と書いたのですが、そのシナリオも怪しくなってきました。

介入せざるを得ないところまでドル円が売り込まれ、日本株が売り込まれるという
嫌なシナリオも否定できないのか…。日本株ギャップダウンオープン、
ドル円急速に円高進行という可能性もあるでしょう。

明日月曜のマーケットがどのようにオープンするのか緊張しますね…。

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2016年4月17日日曜日

熊本の大地震、そして14~15日のG20、17日のドーハでの産油国会合など、
この週末から来週週明けには、様々なニュースが出てきています。

地震の影響

日本が被災すると復興に向けて保険会社の保険の支払いが嵩むことから、
保険会社が海外資産を処分しキャッシュ化して日本に資金を戻すという
レパトリエーションが起こるとの思惑が広がります。

2011年のNZ地震の時はNZドルは売られました。
NZに投資されていた資金が地震の被害をみて流出したと見られますが、
日本の場合は、海外に投資している世界一の対外純資産国
(366兆もの海外資産保有。24年連続世界一)であるため、
これが戻ってくるという思惑が強まるため、円高になってしまうのです。
もちろん全てではないですよ、被害補てんのために円が必要になる部分と
いう意味での本国回帰マネーが巨額になろう、という思惑にすぎません。

NZは高金利通貨であるため、海外からの投資が大きいことから
災害では売られるのですが、日本はレパトリ思惑が大きい。

東日本大震災の時は津波の被害も甚大だったため、
強烈な円高圧力が働きました。市場の過度な円高進行を受けて
G7が10年半ぶり協調介入を実施し円高阻止へ動いたという経緯がありました。

実際の保険の支払額がどのくらいになるかは
地震直後には想像もつかないだけでなく、実際に支払い需要が起こるわけでは
ありません。ですから地震直後に急激に円高が進むという値動きは
実際にレパトリが起きて円が買われているのではなく、
これからそうした円買いが出てくるという思惑で、先回りして
投機筋らが仕掛けてくることによる値動きの影響のほうが大きいと思われます。

問題は、今回もそのような仕掛け的な円買いが起きるリスクが
否定できないということです。

不協和音に終わったG20


14~15日のG20財務相・中央銀行総裁会議では、通貨安競争を回避することを
確認するという合意が出るだろう、とは予測されていましたが、
なんとルー米財務長官が円売り介入をけん制したようです。

このところ官邸主導で為替政策が行われている、との指摘が出てきており、
急激な円高では介入も辞さないというような趣旨の発言を
麻生財務大臣が行ったことで、あまりに過度な投機的円買いがあれば
介入の可能性もあると受け止めた海外勢による円買いが沈静化した、
との見方もあったのですが、、、。官邸主導ということは、介入をにおわす発言も
米国と連携しながら承認を得ているはずだ、ということです。

ところが、15日夕、米財務省がワシントン市内に設けた記者会見で
ルー米財務長官は突然、円相場に触れ
「日本は外需ではなく内需に目を向ける必要がある」
「最近は円高が進んでいるが、市場の動きは秩序的(orderly)だ」。
とコメント。
ルー氏の15日のコメントは、実は「為替相場は秩序的」だけの予定だったと
日経は伝えています。そこに「円高が進んでいるものの」と
アドリブで付け加えて牽制したとみられるのです。

日本の通貨当局が慎重に瀬踏みしてきた目先の円売り介入案が
砕けた瞬間だった。・・・・と日経新聞。

日米、為替政策めぐり舌戦 G20会議で見えた亀裂
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO99749060W6A410C1NN1000/


落ち着きつつあった海外投機筋の円買いが強まりやすくなるのではないか?
このG20受けてのルー財務長官のコメントで日本が介入できないと
足下を見られれば、再び投機筋が仕掛けてくる可能性が…。

ただし、ルー財務長官のこの会見はタイミング的に
熊本地震を考慮していないと思われます。
熊本地震の状況を把握していれば、わざわざアドリブで日本の介入牽制を
することはなかったでしょう。むしろ、地震が起こったことで
このコメントを過度に恐れることはなくなったと言えるかもしれません。

米国は大統領選を意識して通貨政策に神経質になっている側面があるようですが
このような大地震で苦しむ日本をあえて陥れるような事はないと思います。

ですから、週明けから過度に円買いをしてくる向きがあるようなら
日本は介入も辞さない姿勢であることには変化なし、という判断で
良いかと思います。米国も了承するでしょう。

ただし、それ程スピードがなく、だらだら下がっていくような場合は
介入もやりにくいと思われ、どの水準が日本が許容できないラインなのか、
介入してくる水準はどこなのかを見極めるのは難しいですね。

105円くらいまでの円高はあっても、介入はできない気がします。
105円を割り込んで100円に迫ろうという水準があれば、
その可能性も出てくるかとは思いますが…。

株式市場は大丈夫か

サプライチェーンリスクも気がかりです。
九州って製造業の工場が多いんですね。

熊本地震、トヨタが生産停止を拡大 電機も復旧に遅れ
http://jp.reuters.com/article/wrap-quake-plant-idJPKCN0XE0GN

その他に熊本県に工場がある銘柄として
ホンダ<7267>、ブリヂストン<5108>、富士フイルム<4901>、
三菱電機<6503>、ソニー<6758>、パナソニック<6752>、
オムロン<6645>、ルネサス<6723>などがありますが、

トヨタやホンダなどの自動車、そしてその部品工場が多いとなると
しばらく株価は軟調となると思われ、これが日経平均の上値を抑える
リスクとなってくる可能性もあります。

株価が落ちればドル円も落ちるだろうと考えられます。

週明けの株式市場の反応はどうでるか。

こういう時は内需関連銘柄が強くなるのですが、インデックスを
支えるような上昇があるかどうかに注目です。
 
増産凍結で合意、産油国の17日ドーハ会合

悪いニュースばかりのようですが、原油価格はサポートされそうです。

主要産油国のドーハ会合、10月まで増産凍結で合意へ=草案
http://jp.reuters.com/article/oil-meeting-draft-idJPKCN0XE048

現時点では草案内容で合意が確認されているという段階ですが
恐らく合意で閉幕となるのでしょう。
イランが参加していなかったら意味がないという指摘もありましたが、
イランが参加しなくても、彼らの生産能力は長期経済制裁の影響で
それ程高くなく、制裁前の水準まで増産できるのはかなり時間がかかると
見られており、それほどイランを目の敵にして懸念せずとも心配ないようです。

足並み揃わず合意できないと予想する向きもあったため、
素直に合意は原油価格上昇の材料だと思います。
その遵守率については別の話ですが、、、

原油が上がれば、米株、豪ドルなどの資源関連通貨などは
リスクオン、買われるでしょうから、
これが日本株も支えてくれればいいのですが。。。

少なくともオイルマネーによる日本株売り(換金売り)が
止まってくれれば、本邦年金、機関投資家が株式市場にはいってくる
時期となりますので、下がらないと思われます。

原油上昇で、海外勢の売りが止まればまだまだアベノミクスが終わった、
と見るのは時期尚早かと思っています。

また、大きな災害があったことで消費増税見送りが決断しやすくなった、
あるいは大型の補正予算を打ち出しやすくなった、という見方も出ると思われ
これらも市場をサポートするかもしれません。

ポジションですが、地震があった後に、、ドル円と豪ドル円ロングは
手仕舞いました。残っているのは豪ドルドルとキウイドルロング。
ストレート通貨のロングのみです。

熊本、九州地方の1日も早い復興を願っています。

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2016年4月14日木曜日

いや~凄いですね。ブルブルのリスクオンです。

日経平均株価は13日水曜日450円高、
今日14日木曜は500円高前後で引けそうです。

足下は凄まじいショートカバー(売り方の買戻し)かとみられますが、
本格上昇となるでしょうか。

たまにはテクニカル。これはドル円週足です。




ドル円週足を見ると、まだまだ下落余地はありそう。
オシレーター系はまだ下向きですね。

となると、この戻りは上手く利食って、再下落のリスクに備えるのが
大局の流れです。フィボナッチリトレースメントで見ると
23.6%戻しが111.85円くらい、38.2%戻しが114.50円前後。

ここまで戻れば再度売られるリスクも。

逆に言うと、そこまで戻る可能性も十分にあって、
足下ではロングでもいいかと思います。

しかしながら、107円台って黒田バズーカ第2弾後の上げ幅をすべて
失ってしまった、というところまで下げたわけで、
ひと相場やり終えた可能性もあります。
見事な三尊天井で下げたドル円相場ですが、
この形での下げ幅計算では値幅的には十分に下げたと思われます。

上記節目で、再度売られてもせいぜい下値リスクは
105~106円程度で、2016年後半は揉みあいになると思います…。



さて、先週末金曜の豊商事のオンラインセミナー
「大倉孝の本音で言わせて!」で大倉キャプテンが
アベノミクスは終わっていない、として
ドル円ポジションをロングしている理由を解説くださいましたが、
現在、日本の通貨政策って官邸主導なんですって。
ここにどんな意味があるのか?!など興味深いお話満載でした。
ほんと、週明けから景色が変わりましたよね♪
http://www.yutaka24.jp/seminar/ymtv.shtml

バンカメのインターバンクディーラー、トレジャラーとして長年
為替市場と向き合い続けてきたインターバンクディーラー界の重鎮である
大倉キャプテン、弟子入りして8~9年くらいになりますが、
年間ベースでは一度も負けたのを見たことがありません。

今年前半の相場では苦労されていらっしゃいましたが、
今年後半に向けてのキャプテンのトレード、どうなっていくんでしょうか。

会員様向けには、ブログやセミナーでご自身のポジションを公開し、
一切の言い訳なしでポジショントークを繰り広げてくださっています。

☆その大倉キャプテンが会場セミナーに登場します!

★4/23 (土)13:00~新宿住友スカイルームで豊商事セミナー開催。

人気番組「本音で言わせて!」を会場生ライブ講演。
もちろん私もご一緒します♪

岡崎良介氏の講演もあり充実のプログラムです。

こちらはどなたでも参加できますので是非!!

http://www.yutaka24.jp/?url=/seminars/detail/243

たくさんの方のご来場お待ちしております。


☆そして、この週末は横浜に行きます!

★4/16 (土)13:00~豊商事資産運用セミナーin横浜。


「岡崎良介氏&YEN蔵(田代岳)氏の株式×為替セミナー」

「くりっく株365の概要と特長&高金利通貨トルコリラの魅力について」
私とYEN蔵さんとのセッションもありますよ~!

http://www.yutaka24.jp/?url=/seminars/detail/242

是非ご来場を!皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

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13日水曜来ましたね、日経450円もの上昇、ドル円109円台回復です。

共済などの年金、郵貯,簡保などのPKOがあったとの指摘も聞かれましたが
どうやら28日の日銀がダイナミックな量的緩和策を発表するとの思惑も
海外勢の買戻しを誘っているようです。

海外勢の動向には変化の兆しもありましたが、
本邦機関投資家勢が本格参入するとみられる18日の週を前に
本格的に動き出したのかもしれません。

日経平均 452円43銭高 1万6381円22銭 

ドル安が本格化するかと思われましたが、今日はユーロが崩れています。
ドル円相場も上昇していますので、13日は全面ドル高です。
それでも、米株が崩れることなく、高値更新です。米株アルコアの決算が
弱くても関係なし!!
その背景に原油高とシェール企業のジャンク債リスク後退があると見られます。

まず原油。

ロシアとサウジが増産凍結で合意したとの報道で原油価格が
3日連続高でWTI価格は42ドル台まで上昇。
約4カ月半ぶりの高値水準まで上昇したことが世界の株式市場を
安心させてリスクオン相場に。

17日のドーハ会合前にサプライズでロシアとサウジの合意演出。
産油国も原油安が長期化すると困るってことですね…。

実際に増産凍結が遵守されるかどうかは別の話。
まずは合意を取り付けることでセンチメントが改善することが肝要で
それでショートが買い戻されれば相場は上がってしまうのね。

1~3月の相場の混乱の一因は原油安とされていましたから、
原油価格が堅調であることは、買戻しに繋がりますよね。

加えて、原油安でシェール企業の資金調達が困難となり
信用リスクが高まっていることも懸念材料でしたが、
シェール革命の寵児とされるチェサピーク・エナジーが
追加担保の差し入れなどで6月に迫っていた融資枠40億ドル
(約4300億円)の見直し時期を1年先送りすることで銀行団と合意
したことが報じられています。

チェサピークは米シェールの草分けとして知られていますが、
この「延命」措置が確定したことで同社の株価は2日間で61%も急伸。
米国株の押し上げ要因となっています。

原油安で米エネルギー企業への融資が焦げ付きかねないとの観測は、
日本国内でもメガバンクの収益に対する警戒感を誘っていましたが
この報道を受け、TOPIXの銀行セクターは2日間で9%あまりもの
上昇となっており、銀行を取り巻く不安のひとつが後退したとの
見方が出てきました。これも日本株の押し上げ要因となったようです。

加えて今日は中国の3月の貿易統計が発表され
ドルベースの輸出は前年同月比11.5%増と、2月の25.4%減から大きく
増加に転じました。これまで発表されている中国の3月の経済指標は
改善が相次いでおり、投資家心理を上向かせています。

とにかく米株、ダウ平均が新高値を更新してきています。
今は戻り売り目線ではなく、素直に押し目買いがいいのでは?



豪ドル、キウイなどの資源関連通貨は原油などコモディティの反発と
中国指標がいいこともあって堅調です。ロング継続です。

今日は加えてドル円もロングしました。
日銀までの戻り相場を取りたいと思って。
コストは108.80円前後です。
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2016年4月13日水曜日

おっと、底入れでしょうか?

ドル円相場は週明け11日月曜に107.62円まで円高が進行しましたが
12日火曜0:30現在108.64円まで上昇しています。

…あ、わずか1円程度ですね^_^;

まだ戻り売り目線が大勢でしょうか、
テクニカル的には強気転換とまでは行っていませんね。

本邦機関投資家勢は4月第3週、18日くらいにならないと本格参戦してこない
とも言われていますが、それでも、なんとなーく
、今日あたりから出始めているような気がするんだけど気のせいな?

昨日のブログにも書いたように、「ドル安」相場です。
つまり、ドル円相場は上がりにくい。
でも、米国の株式相場にとってはドル安は歓迎です。

米株は昨日のアルコア決算が市場予想を下回り、
時間外取引でアルコア株が売り優勢の展開だったことを考えると
今夜のダウ135ドル高は立派です、米株は決して崩れていません。

12日火曜、日経平均は反発で177.66円高15928.79円、
底入れ確認のサインが点灯したってわけじゃないですが、
カレンダー的には、ここから売り込みにくいので
ショートカバー優勢の相場になり始めたということかも、、、て期待。

日経平均先物は12日NY時間、 +322ドル 16073ドルで推移してます。

要するに、「ドル安」で世界の金融マーケットがリスク選好バイアスで
動き始めた、ってことです。これは金高、原油高といったコモディティ高に
つながっており、CRBインデックスも強いですね。

ということで、コモディティ高のリスクオンなら豪ドルも高くなるはず、、、

昨日の豪ドル、キウイドルのロングは継続。

加えて豪ドル円も82.42円でロングしてみました。

さて、この日経、クロス円の上昇はただの戻り局面にすぎないのか、
それとも、1-3月売り越し続けてきた海外勢が売り飽きて
ショートをひっくり返しはじめたか。

私のポジションは、豪ドルドル、キウイドル、豪ドル円ロング、
つまり、ドル安、世界の金融市場のリスクオン予想です。
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2016年4月12日火曜日

やっぱり、ドル安なんだ。。。これから向かう道。

そんな気がしてくる今日の動き。

今日11日月曜、円買い日本株売りは止まったわけじゃないのですが

日経平均株価  ▼70.39円 15751.13円 (商い低調)
ドル円相場 107.62~108.45 (先週金曜の107.66を下回る瞬間も切返す)

日経平均日足チャートを見ると先週8日の陽線に孕み足の陰線。
安値更新して崩れる相場はストップしていると見ていいかと思います。

いえ、まだ今週中は大きく崩れるリスクはぬぐいきれませんので
油断は禁物ですが、欧州時間からの為替市場の値動きは明らかなドル安ですよ。
円高ではなくて・・・

※おなじみ通貨インデックス


ドルが新たに下方向に加速してトレンド化しそうすね。
ユーロは完全にレンジ、円は上方向(円高)に抜けて行きそうですが
今日11日の値動きに絞ってみれば、円高というよりドル安。
ポンドやキウイ、豪ドル、カナダなどが上昇していますね。
通貨インデックスで見ると今日11日の円はそれほど上がっていません。


ドル安のせいでしょう。ゴールドが再上昇の気配。
原油も非常に強いしっかりとした相場になっています。

商品インデックスを確認するとドル安で商品高となってきています。

※CRBインデックス



この商品インデックスが上昇傾向に入るなら
ドル安がトレンド化するってことです。
CRBインデックス、日足見ると押し目完了で上昇、って形に見えるわ。

つまり、ドル安がトレンド化、ドル円は上がらない。

今日はドル円神経質に動きましたね、ボラは高くないけど。
戻り売りだ~と思って東京時間にショートしたものの
欧州時間にポンド円上昇につれて何故かドル円も上昇する
ショートカバーに巻き込まれて、ショートコスト超えとなり
一旦撤退。ここまで売り込まれた相場、踏み上げられたらたまりません^_^;

なんだか腰をすえてポジションを持てないサイクルにはいっちゃった、、、
と落ち込みましたが、夕刻のポンドドルの上昇、加えて
オセアニア通貨の上昇を見て、
(ストレート通貨での上昇、これに連れてクロス円もつれ高局面)
これは、明らかにドル安が来てるんだわ、とハタと改めて気づき、
ドル円にトライすることをやめて、ストレート通貨でのドル売り戦略に
切り替えることにしました。

というわけで豪ドルドルとキウイドルのロングです。
豪ドル 0.7590ドルL
キウイドル 0.6840ドルL

ちょっと出遅れたかなぁ…。

でも、ドル円での上昇を期待するより優位性が高い気がします。。。

上海合意があったかどうかはワカリマセンが、
どうも市場はドル安を選好しリスクオン気味に動いているようね。
新年度から日本株とドル円があまりにターゲット化して
売り込まれたために、世界がリスクオンであることが
見えなくなっていましたが、ドル安で米株しっかり、コモディティも
しっかり、という相場なんです。オセアニア通貨などは
リスク選好相場では買われる特徴がある、というところに着目してみました。

ドル円は上がらなくても、さらに売り込まれる相場でもないかな…。
米株は強いんです。だからここからは日経も意外と底堅く推移
するんじゃないかなって気がします。
新年度入りを狙ったHFの売りもセルインメイの5月を前に
買戻しが入るかもしれませんし、
4月第3週あたりからは本邦機関投資家勢も本格参入してくるかと思われ、
株をここから売り込むのもリスキー。
4月最終週には日銀会合、この催促相場に応えて何か出すかも
しれませんしね。

株が下がりにくく反発局面となるなら、ドル円も多少は下値を
切り上げるはず。。。ただし、マクロマーケットではドル安基調であるため
高値を更新するような強さとはならないイメージです。

米国では11日のアルコアの決算を皮切りに1-3月期決算発表シーズンに入りますが、決算前に自社株買いを控えるブラックアウト期間にも
それ程米株は崩れなかった…。米株はホントしっかりしています。
利上げペースの鈍化思惑が下値を支える結果になっているのかもしれませんが
米株が高値持合いで崩れていないのにドル円が一方的に
年初から10円以上も下げているこの歪みは、どうも気持が悪いですよね。

この歪みはドル円上昇という形で埋められるのか、
米株下落という形で埋められるのかはワカリマセンが、
ドル円上昇があってもせいぜい115円ってとこなのでしょう。

*************************************



今日の欧州時間からのドル円、クロス円上昇は、ポンドドル上昇につれて
ポンド円が上昇したことにつれ高になった印象でした。

何故ポンドが急に吹き上がったかは謎。材料なし。
強いて言うなら、溜まりに溜まった売り玉が買い戻された?
ショートカバーというやつね。

イギリスのリスクはキャメロン首相。
パナマ文書で亡父の名が挙がっていることで国民の反発が強まっていますが
キャメロン首相失脚というシナリオとなるならEU離脱派が勢いを増す可能性があり
(次期首相候補と呼び声高いEU離脱支持のロンドン市場ボリス氏人気が高まるか)
6/23国民投票に向けてはイギリス国内はEU離脱問題を巡って、パナマ文書で
キャメロン首相を追求するという動きが加速する可能性もありそう。

かといってここまで売り込まれたポンドがこの先もだらだら下がるかというと別問題。
ポジションの偏りは思わぬ逆流リスクを孕んでいます。
今日などは理由もなしに6時間で2円以上もポンド円上がりました。
ポン様ご乱心。さわらぬ方がよさそうね。。。

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2016年4月11日月曜日

4月第2週、とうとうドル円相場は107円台にまで円高となったわけですが、
CFTCが週末8日発表した4/5時点の投機筋ポジションの円買いは(円買越し)
60073枚に上っています。3/8以来の高水準。再び円ロング増加傾向が顕著化
したような流れにも見えます。

※IMMポジション forexwatcherさんからhttp://www.forexwatcher.com/cmepos.htm




8日に麻生太郎財務相が「場合によっては必要な措置を取る」と述べ、
介入を匂わせたことで、金曜の東京時間は円高が止まったかに見えましたが
NY時間には上値重くじりじり円高方向に落とされてクローズ。

今週14~15日にはG20財務相・中央銀行総裁会議が開かれるため
円売り介入に動きにくいと足元を見られているのかもしれません。

この円高の一因には米国の利上げペース鈍化のアナウンスメントも
影響しています。FRBは利上げペースの見通しを当初の年4回から
年2回に減らしていますが、さすがに4月のFOMCでの利上げはないにしても
この4月末のFOMCで利上げの方向性を確認したうえで
6月には利上げ実施となる、との見方が強まってきており、
徐々にこれが織り込まれてくるにつれて、年初から10円以上も円高となった
一方向の相場も、幾分かは修正されるサイクルに入ってくるんじゃないか、
という期待もありますが、全般的にはドル安のままです。

※通貨インデックス一覧


円とスイスフラン最強ですね、ここだけ見るとリスクオフなのかと思っちゃうわ。
さすがにスイスも困っていると見えて為替介入を進める見込みとか。。


スイス中銀、為替介入進める見込み デフレとフラン高で

http://jp.reuters.com/article/swiss-economy-snb-idJPKCN0X520Y

結局米国の利上げペース鈍化見込みからのドル安の流れに
どの国の金融、通貨政策もかなわないってわけね。米国最強です・・・。

その米国の2月の米卸売在庫は、前月比▼0.5%と予想以上の減少。
1月分も+0.3%から▼0.2%に下方修正されており、
、第1四半期のGDP見通しを下方修正されるリスクが高まったとして
ドル売りが進んだとの指摘も。第1四半期の米GDP速報値は
4月FOMC翌日28日発表されます。FOMCのほうが先か。

ということで、ドル安、円高の流れはFOMCや日銀がある4月最終週まで
継続するリスクはあるかも・・・・。
日本の機関投資家が本格的に動き出すとされているのが4月の第3週、
今年で言うと18日、来週の月曜あたりまで東京市場には実需勢がほぼ不在。、
海外勢、投機筋がここぞとばかりに攻めてきているというような
相場になっているため、今週いっぱいはまだ円高があるかもしれません。

麻生さんの介入をにおわす発言があっても
さすがに今週はG20財務相会合があるというのに単独介入は難しいか。。。
しかし、麻生氏の発言は米国側の承認しているはずでから
介入警戒は高まる中での最後の円高仕掛けの1週間となるんじゃないか、
という気がしています。ここからは短期的にショートしても
買い戻して中期ロングポジションをどこで作るか、ってことを
考える時間帯に入りつつあると思うんだけどねぇ。。。

というのも。

為替市場では投機筋の円ロングが増えていて、円高アタックが続いて
いるんだけど、株式市場には変化も出てきたのよ。

海外勢はこれまで12週連続で日本株を売り越してきましたが
13週目にして売りが止まりました。
3/27~4/2の対外及び対内証券売買契約の統計では
海外勢の買越額が4152億円となっていたのです。
この2~3月は売り越し額が1兆円を超える週もあったことを考えると
風向きが変わってきたと見てもいいかもしれません。

こんな記事も。

戻るか海外勢の日本株買い 自社株買い・増配に注目

http://style.nikkei.com/article/DGXMZO99301240V00C16A4945M01?channel=DF280120166591

海外勢は日本株への関心を失ってはいないようです。
日本株の下落はアベノミクスの終焉ということじゃなくて、
流動性もそこそこ高く、ボラティリティを作るのに適しており
仕掛けやすい市場であることが災いしただけかも…。

ここからのポイントはあるファンドマネージャーの言葉として
「マイナス金利となり、例えばソフトバンクのように1~3月の間に大型の自社株買いを決めた企業は買い。逆に資本コストが高くなるのに、転換社債を発行して資金調達する企業は売り」が解りやすいかも。

株式投資には参考となる一つの切り口ね。

3月~4月って期末(年度末)期初(新年度)入りという
特殊なカレンダーとなるため、3月月末に向けて上がり
4月頭は下がるというアノマリーがありますが、今年は見事にその通りの
値動きとなっています。そして、4月のドル円相場の特徴は
「一方向のトレンドになりにくい」

月初から月中にかけて円高となるなら、月中、月末は逆に行くことが多く、
円安だった場合は円高となるケースが多いのです。
月間を通じてみれば結局はレンジとなるケースが多く、
これは月末に向けては、GWが意識されてポジション整理が起こりやすくなる
という特殊要因もまた関係してくるのですが、
過去20年のドル円チャートをみても、一方向にトレンドが出た年は
たったの3回ですので、このまま月末まで円高が続くとは考えずに
円高極まるのは今週くらいまでで、その安値は買いで
5月までの残り2~3週間でまた手じまうというようなトレードを考えています。

107円まで来ちゃった相場ですから、
ここから105円台があっても全然おかしくないですね。

金曜東京時間にすべてのショートを買い戻してドル円をちょっとだけ
ロングにしたのですが、早すぎたみたい…。

コストでロングは撤退し、短期的にはショートにするかもしれませんが
今週は買い場を待つ方向で相場を見て行こうと思います。

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2016年4月8日金曜日

止まりません、円高。

4/7(木)ドル円相場107.66円まで下落してます。
1/29日銀マイナス金利導入では121.68まで円安ドル高だったことを考えれば
わずか2か月ちょっとで14円もの円高進行。

4/7 日経平均はかろうじてプラス圏 +34.48円 15749.84円

ドル円相場が108円台へと円高進行の中での不自然な日経高の背景には
年金マネーの支えがあったとの指摘も。

しかし、その乖離も夜間取引の日経先物市場では埋めにかかられてますね。
先物は15500円台を割り込んで現在15300円台にまで落ちてきています。

ドル円相場が今年の安値を下抜けて新値更新の円高となっているわりには
日経平均はまだ今年の安値を更新していないのですが、
後追いで安値更新示現となるリスクは排除できません。

この相場で年金や新枠ETFでちょぼちょぼ買い支えても焼け石に水。
4月の日銀会合は何もやらないと見られてきましたが、
さすがに量的緩和策くらいはやらないと(やっても裏目の可能性もあるけど)
というような催促相場の様相を呈してきたように感じます。

この下落の背景ですが、

①海外勢が日本市場を狙い撃ち(期初、日本勢不在の中を狙って)

②アベノミクスの終焉、日銀の限界がテーマ化してきた

③上海合意があった可能性を裏付ける日米要人の言動
 →上海合意とはドル高是正、すなわちドル安方向

といったところかと思っておりましたが、
どうも、それに加えて

③パナマ文書の衝撃

があるんじゃないか、って気がしてきました。

昨日のブログには、キャメロン首相の亡父の名前があったことで
ポンド売りが出ている可能性について書きましたが、
下がっているのポンドだけじゃないですね。。。

3月はG10通貨の中で最も上昇した豪ドルやキウイ
カナダなどの通貨も下がっています。



そして圧倒的に買われているのが円、そしてスイス。
これって、リスクオフの時の値動きよね。

ドルとユーロはレンジっぽい。迷ってる感じ…。

世界同時株安、というようなクラッシュ時にはドルに資金が
集まりドル高となるという教科書的な動きも
昨今ユーロがスケールの大きい緩和政策をとっているせいで
ユーロ売りが膨らむため、何か起こると逆流してユーロ高となるため
なかなかドル高にならないという側面があるので、
ユーロ、ドルの値動きはわかりにくい。

円は常に避難通貨ですねぇ。。今回も最強通貨になってます。

①~③の材料もあるため、より円高進行になっていることもあるかと
思いますが、ファンドロングが積み上がり上がりにくくなっていた
ゴールド市場がなかなか下げずに再浮上の気配があることは
日本だけの問題ではなくて、世界のリスクオフの可能性を示唆
するものではないか、という気がしています。

今夜米株も弱いです…。

まだ、パニック的な様相ではないので、私の気のせい?かも
しれませんが、パナマ文書の波紋が広がるのはこれからという気がするわ。

というのも、こんな記事を発見。

ウィキリークス「パナマ文書」流出の黒幕はソロス氏
http://jp.sputniknews.com/life/20160407/1914845.html


その目的、真偽のほどはわからないにしてもあのソロスです。
裏で何かを空売りしているんじゃないの?って思っちゃうわよね。

だとするならばソロスは何を売ったか?

今更ロシアってこともないでしょう、中国はこの件でかなり
ピリピリしてますね。習金平氏の親族の名前が出てきたことで
インターネットやTV検閲がかけられているとのこと。
あれほど汚職をたたいてきた習金平氏本人のスキャンダルとなると
共産党内、あるいは国民の反発も相当じゃないでしょうか。

中国に何かあれば、再び中国株が落ちて世界が震撼するような
リスクオフとなる可能性は否定できません。

また、こんな記事も。

「パナマ文書」スキャンダルの仕掛け人 
近いうちにも「たくさんの米国人の名前」を公表すると約束
http://jp.sputniknews.com/politics/20160405/1903814.html


ソロス、米株売ってるんじゃないかなぁ・・・と妄想したりしてますが、
仮に米株がここから大きく調整するようなことがあると
日本株だって落ちないで踏ん張れるわけはありません。

日本市場はここまで下げてくると、セリングクライマックスも近いのでは?
と思いますが、米株が崩れだしたら、思わぬ安値更新の可能性も。

今週WSJ紙に安倍首相のコメントとして「恣意的な為替介入はすべきでない」と
掲載されたばかりですし、暴落、急落というようなスピードでなく
ジワジワ下げる格好なので介入は難しいでしょう。

明日の株式市場でも、年金が出動するでしょうか?
無駄に買うことを止めて一度下がるところまで下がらないと
底入れしないと思うんだけど。。。

ということで、今日は東京時間にドル円、ポンド円、ユーロ円などを
ショート、日経平均もショートしています。
ドル円は戻りを入れながらにしても105円くらいまではある感じ…。

パナマ文書が金融市場を揺るがす可能性については
まだ私の脳内での妄想の範疇ですので、皆様真に受けないでね。

明日意外と暴騰しちゃうかもしれませんし、
今日のショートもいつ踏み上げに合うかわからないですので
油断せずにコストで撤退を心掛けての恐る恐るのショートです。
ホント相場の明日は読めません!

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2016年4月7日木曜日

ヨレヨレの日本株を後目に好調な米国株。

利上げが実施されれば米株が崩れるのでは?!との懸念もありましたが、
そのペースこそ12月FOMC見通しよりも慎重になっているものの
現実に利上げが実施された後も、米株は堅調です。

2015年12月の米国利上げ、そして翌年1月~2月の米株下落を、
「やはり利上げの影響だった」と決定づける向きもありますが、
2016年年明けから中国人民元が大きく切り下げられたことが主因だったように思います。

2015年8月の世界同時株安もそうでしたね、チャイナショックと呼ばれた
8月の危機は人民元が3日連続で切り下げられたことが切っ掛けでした。

そして2016年年明け早々に同じことが起きたってことですね。

※こちらはドル人民元チャート


矢印が人民元切り下げ実施。(雑な矢印^_^;急いでいたのでスミマセン)
米株が大きく下落したのはどちらもこの時です。

ですから、米国利上げは、実はそれほど「米国株」には
影響がなかったのかもしれません。利上げ実施発表はFOMC12月16日でした。
実際に米株が崩れだしたのは年明けからです。タイムラグ半月程度ありますね。

何度かこのブログで取り上げた「上海合意」なるものが
実際にあったとするならば、ドル高是正合意で米国が利上げペースを
緩慢にさせたのは、その対価として「人民元切り下げを行わない」ことを
約束したと伝えられていることがポイントかと思います。


利上げは、めぐりめぐって新興国、中国からの資本流出を招き、
中国が元の切り下げに動かざるを得ないというところまで含んで考えるならば
やはり米国利上げがトリガーで、そのせいで年明け早々に
中国が元の切り下げに動いた、ともいえるのですが^_^;

だとすれば、利上げペースに慎重になっているのは
「米国の労働市場のスラック」などではなく「中国配慮」ということになりますね。
表向きはそのようなアナウンスはできませんが、
「海外情勢に配慮」というのはまさしくそのことを指していると思われます。

しかし、仮に上海合意があったと仮定するならば
中国人民元の切りさげショックというのは当面行われないということであり
(日本も介入ができないということでもありますが)
やはり、市場全体でみればリスクオン継続でいいのでしょう。
だから、米株はしっかりしているのです。日本株がヨレヨレなのは
日銀短観の悪化や、期初、機関投資からが不在の中での狙い撃ちと
いうことに過ぎないのではないかという気がします。
(しかしながら、テクニカル的にはとても買いにくいチャートばかりですが^_^;)

そうはいっても、回数こそ減るものの米国は利上げを実施する方向じゃないか、
そうなれば、やはり引き締め=米株安になるのではないの?という疑問も
あるかと思いますが、実は米国利上げサイクル時、米株は決して弱くないんです。

それはそうよね。
だって利上げというのは経済が強く、資産のバブル化、インフレ化しないように
引き締めていくという政策なわけで、利上げできるってことは非常に健全であることの証左。

今回の場合はじゃぶじゃぶに投資されたQEマネーの利食いが起これば
新興国が崩れ、米株が下がる局面もあろう、という程度のこと。

非伝統的金融政策でQE3まで、金融緩和を実施したわけで、
溢れるマネーが引き上げられるとの思惑が、これまでと違った規模での
株式の崩壊を連想させるのかもしれませんが、
しかし、もし崩れれば利上げを止めて、利下げをすればいいこと。
そのためのバッファーが欲しい、正常化させたい、というのがFRBのスタンスなのです。

ちなみに、過去の米国利上げ時に「世界の株式市場のパフォーマンス」は
非常に高いものでした。

この図は金利上昇局面における各資産のリターン



https://www.jpmorganasset.co.jp/wps/portal/highlight?cid=16ho
J.P.モルガン・アセット・マネジメント


なんと新興国株式が最もパフォーマンスがいいという。
意外でしょ。米株も、日本株も堅調ですね。
ダメなのは債券市場です。

世界の非伝統的金融政策で、過去の経験則は通用しないでしょうか。
中国の台頭が、あらゆる教科書的経験則を壊してしまったのでしょうか。

この後ゆっくりとその答えを探していきたいとおもいます。

ちなみに、このスライドは
J.P.モルガン・アセット・マネジメントのタブレットアプリから引用。
タブレットをお持ちの方でしたらどなたでもDLして
無料でこのようなスライドをご覧いただくことができます。

J.P.モルガン・アセット・マネジメントの膨大な資料、データーが
全て無料で使用できます。

↓このようなキャプションを入れていただければブログやHP
SNSなどでキャプチャーしてスライドを引用することもOK

https://www.jpmorganasset.co.jp/wps/portal/highlight?cid=16ho
J.P.モルガン・アセット・マネジメント

 
皆さんどんどんDLして資産運用研究して使い倒してください。

こちらのページで、アプリについてインタビューしています。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46264

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4月6日水曜、0時台に109.94円まで瞬間円高ドル安があった後
東京時間は110円半ば近くまで戻してレンジ相場となっていましたが
23:00台に再び110円割れ示現。

109.55円まで現在円高ドル安が進んでいます。

今日は西原宏一さんのお話を聞く機会がありましたが、
やはりG20の上海合意はあったのではないか、と非公式ながら
「ドル高是正」と「通貨安競争回避」の合意がなされた可能性が
蒸し返されているようです。

その裏付けとして
①3月のFOMCで前回FOMCで年内4回利上げ見通しが2回に引き下げられた

②その後の地区連銀総裁らのタカ派発言を一蹴。
  3/29イエレン議長講演はよりハト派的コメント強調

③3月ECBでは市場予想を上回る規模の追加緩和も
  ドラギ総裁利下げ打ち止め発言

④安倍首相、WSJ紙のインタビューにて
「通貨安競争は絶対に回避しなければならない」
「恣意的な為替市場への介入は慎まなければならない」

特に「WSJ紙」を選んで安倍首相が応えていることに意味があって
これが欧州向けメッセージなら「FT紙」なのだそう。

ドル安是正とはいえ、これまで年4回の利上げを織り込んでいた市場は
(3月FOMC後も地区連銀総裁らの発言で4月利上げを織り込み始めていた)
この上海合意があった可能性を意識しだした?ということでしょうか、
利上げ思惑でドル上昇を織り込んでいた分が剥落する過程で
ドル安が進んでしまう、ということのようです。。。


官邸、当局には常にあらゆるメディアからのインタビューオファーが
あって、順番待ちの様相を呈しているようなのですが、
中でもWSJ紙にコメントするってことは「アメリカ向けのメッセージ」と
受け止められるとか。つまり、市場はWSJ紙に安倍首相が介入しないと
発言した、ということで「介入はしない」ことを確信したということで、
それが、また「上海合意」が存在した可能性を強めているというもの。

そうでなくても、(ドル安是正の上海合意などなかったとしても)
期初、本邦機関投資家がまだ市場に出てこない時期を狙って
相場を崩しにかかっている海外勢の存在がこの相場を作っていることは
事実で、日本市場がターゲットになって売られていますね。
だって、上海合意が仮に存在するならそれは市場安定のためであり
基本的にはリスクオン。米株も高いですし中国も落ち着いています。
下がっているのは日本株とドル円だけですね・・・・^_^;

日経平均は7日続落、これはアベノミクス始まって以来の最長下落記録。
年初6日続落スタートで日本株、ドル円大きく下落となりましたが、
それを塗り替えちゃいました…。それなのに、日本は介入しません宣言です。
さらに足元見られちゃうリスクが…。

さて、今夜のFOMC議事録(3月分)ですが、

・幾人かのメンバーは4月利上げに反対、一部は賛成
・多数の委員、政策変更に慎重さ必要と指摘

・多数の委員、12月よりも利上げペース減速予想が適切
・多数の委員、世界リスクが増大と指摘 
・幾人かは世界ディスインフレを物価の下振れリスクと判断
・一部は持続的なインフレ上昇を予想、しないメンバーも一部に

改めてハト派的会合であったことが確認された、って印象かしら?
これが公表されて、ドル円相場109.32円まですとんと下げました。
その後戻して揉みあい中。

しかし、通貨インデックス一覧を見ているとドル安というより
円高だよね。日本の問題。政治日程的に伊勢志摩サミットまでは
消費増税見送りや補正予算など財政出動発表はないだろう、
と見られており、また、日銀が何かやる度に相場が崩れることから
4月の日銀会合では何もやれないだろうと足元見られちゃってるのかもね。


***************************************

それから、今日はポンド下落が大きかったのですが、
どうも昨日から話題の「パナマ文書」の影響らしい。

キャメロン英首相の亡父の名が挙がったことが嫌気されている模様。
租税回避自体には違法性はないのですが、為政者やその関係者による
課税逃れ、あるいはマネロンともとらえられかねない問題は
有権者からの批判にさらされることは必至、アイスランド首相は早速
辞任に追い込まれています。そのため、キャメロン首相の求心力が
低下するだろうことがポンド売りにつながっている模様。

ポンド円ショート、、、、買い戻しちゃったのよ~
その後にポンドがみるみる下げてしまってチョー悔しいわ・(>_<)・゜゜

今日東京時間にショートポジ全部締めちゃたのよ。
ポンド円、ユーロ円、豪ドルドル、豪ドル円全部。

豪ドルドルのみ途転ロングに回っています。これだけは正解。
コスト0.754ドルL

日経平均先物はドル円下落ほどには下げていません。
これが結局為替に引っ張られて日本株も売られる展開なのか、
それとも、株が底堅く、ドル円がやりすぎなのか、、、

しかし、110円を明確に割り込んでいるのでシナリオ変更です。
105円近辺までの円高もあり、とみて、戻り売りスタンス。

ポンドもことによってはまだまだ下がる余地ありか?

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2016年4月6日水曜日

ドル円相場、110円割りました。。。

110~115円のダブルノータッチオプションが存在するとの噂がありましたし
このレベルには相当のストップ注文もあるでしょうから、
ここを割れたら一気に108円くらいまで落ちるかもしれないと
思っていたのですが、109.94円までのわずか6銭下落で再び
110.40円近辺まで猛烈に吹き上がる展開。

日経は6営業日安です。6日間の下げ幅は1402円。
つい先週までは17000円前後のもみあいでしたが、
今日は15000円台まで下落してきています。

原油安・・・・とか、そんなマクロ要因じゃないわよね。
(確かに原油は35ドル台まで下げてきましたが、ダウは崩れていない)

これ、日本勢が4月上旬には身動きが取れないことを見越して
海外勢が崩しにかかってきているってことだと思います。
おそらく正体はCTA.(中東筋とのうわさもありますが)
ん~短期筋だけじゃなくて、
日銀短観見て中長期マネーも抜けてるのかな^_^;

とにかく、海外勢は日本の機関投資家らが本格的に出てくるとされる
4月の第3~4週までは、支えもないだろうことを知っていて
仕掛けてきているのだろうってこと。

消費増税見送りや財政出動などの方針が示されるのは、
政治日程的に見て、おそらく伊勢志摩サミット後。

日銀の政策決定会合は月末の28日ですし、機関投資からは4月上旬は
出てこない。日銀は4日月曜にETFを新枠で購入したようですが
金額はわずか12億円。

(昨年12月に設備投資や人材投資に積極的な企業を投資対象としたETFを
今年4月から年3千億円買うことを決めていた)

企業は設備投資や賃上げに内部留保を使ってよ、ってことね。
そうしたところへ資金を回せば、短期的にはコスト増になり
利益が圧縮されるわけで株主の立場と利益相反にある、として
批判もあるものです…。。

12月の日銀直後のマネックス証券の広木氏のコラムに詳しいですのでご一読を。
https://info.monex.co.jp/report/strategy/20151218_01.html

話がそれました^_^;

ここまで円高、株安が進んでしまったことで
今日は財務省、日銀、金融庁の幹部の会合が意識され、
菅官房長官「為替水準の動向を緊張感を持って注視していく」
発言が若干ドル円相場を押し上げる瞬間もありましたが、
一時的な値動きでした。

日本勢が身動きとれぬ中で、おまけに期初の益出しなどで墓穴を掘って
下落を誘って待っていたようなものじゃないか、って気もしますが
円高アタックされちゃてます。

日銀、財務省、金融庁で会合のポーズだけでは、なんの牽制にも
なりません。為替介入もこのレベルでは各国の支持を得られないでしょうから
できないでしょう、それをも見越されているってことですね。

さてここからです。
110円割れは達成した、ってことで短期筋は達成感があるでしょうか?
意外に下抜けしてどーんと下がらなかったことを見て
買戻しが優勢になるでしょうか。

それとも、やはりテクニカル的に重要な節目を割り込んだことで
素直に売りでしょうか。この場合、市場参加者の多くが予想している
103~105円までの下落がある、というシナリオにつくことになります。

迷いますねぇ。

しかし、私のドル円ロングは見事損切です。
111円台のドル円ロングは110.50割れで投げて、
クロス円ショートに回りました。

ポンド円、ユーロ円のショートを作って、ドル円ロングの損失分を補てん。
ポンド円は158円割れで(昨日の安値割れ)
ユーロ円は短期的な上昇のトレンドの下値支持線割れの
126.30円割れくらいで参戦中。

クロス円にしたのは、ドル円だと110円接近の過程で防戦買いや
本邦要人発言、あるいは介入思惑でドカンと吹き上がるのが怖いから。

昨日ブログに書いたように、基本的にはドル高の流れが来るんじゃないか、
って気がしていたので、ドル高、すなわちユーロ安、ポンド安が来る可能性が
あると見て、崩れそうなドル円とのWインパクトでクロス円下落が大きくなるかも、
って思ったからなのですが、
結果、ポンドだけはドル高ポンド安、円高ドル安となって
ポンド円が大きく下がるという方向で、大きく取れましたが、
ユーロは相変わらずなかなか下げてくれませんね。
ユーロドルがレンジなので、ユーロ円もなかなかズルッとは下がらない。
それでも、今夜の円高に引っ張られてナントカ利益です。

シナリオ通りではないにしても、結果オーライか・・・。

それからどうやら、110円割れの最後のトリガーとなったのは
安倍首相の介入しない発言だった可能性が。

WSJとのインタビューで
「通貨安競争は絶対避けなければならない」
「恣意的な為替市場への介入は慎まなければならない」
との認識を示した。という記事が影響した可能性も。

上手く利用されたようね…タイミング悪し。

21:00台には
「日銀はデフレ圧力の再燃を懸念しており、4月に追加緩和を議論する公算」
との報道で110.80円まで持ち直していたのですが、長続きせずでした。

※一応米国サイドのニュースも。
①2月米貿易収支が471億ドルの赤字(予想462億ドルより弱い)
これもドル安に若干影響。110.80から110.40円まで失速。

②3月米ISM非製造業指数54.5(予想54.2より強い)
110.70円まで再びドルを押し上げる。

昨日月曜には

③LMCI3月労働市場情勢指数が▼2.1(予想1.5、2月:▼2.5←▼2.4)

と3か月連続でマイナスとなり労働市場のスラックが確認され
利上げペースの鈍化が改めて意識される展開。

ダウ平均が戻りいっぱいで下落しそうなチャートであることや
決算発表までのブラックアウト期間は米国の自社株買いも
出にくいことなども、タイミングとしては嫌ですね。

米株が調整入りすれば、日本株も影響を免れない。
ドル円も然り。

ということで、短期的には買い目線はひっこめて売りボウになります。

ポンド円ショート、ユーロ円ショート。

それから、今日は豪ドルドルと豪ドル円もショートしています。

今日5日、RBAオーストラリア中銀は、
政策金利を現行の2.00%に据え置く事を決定。
材料出尽くしによる豪ドルの反発が見られたところを売りました。

「インフレ率は今後1、2年低い見通し」
「低インフレで一段の緩和策余地」
との見解が声明で示されており、
「豪ドル高が利益や雇用ペースに影響し始めた場合、
 追加利下げの余地がある」とも述べています。

昨日から、オセアニア強気のシナリオもいったん休止中なので
ここぞとばかりに、豪ドルが上がったところを売ったので
コストはいいです。

豪ドルドル 0.7618ドル
豪ドル円 84.42円

ドル円も、日経平均も、海外勢に攻められて思わぬ安値を示現する
リスクが高いと思っています。

4月上旬につけるであろうその安値を拾うことにします。
4月は上旬と下旬で相場がガラリと変わるパターンが多いので。

あ、パナマ文書の影響って金融市場にはない・・・・でしょうね?!^_^;

世界を揺るがしかねない「パナマ文書」の衝撃
http://toyokeizai.net/articles/-/112460

アイスランド首相が辞任、「パナマ文書」の資産隠し疑惑で
http://jp.reuters.com/article/panama-tax-iceland-pm-idJPKCN0X224M
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2016年4月4日月曜日

世界の市場全般を見ているとリスクテイク基調なんですが、、、
何故に日本市場は弱いのか・・・・(-_-;)
まだ機関投資家の期初の売りが続いているのかしらね。
4月入り2営業日目ですし。。。

さて、今日気になったニュースはこれ。


ギリシャ、再びユーロ離脱危機にさらされる可能性-審査長期化なら

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-04/O53C4E6JTSE901


ギリシャ支援の条件となっている改革の進展状況に関する国際債権団による審査が
6月か7月まで長引いた場合、ギリシャはデフォルト(債務不履行)や
ユーロ離脱のリスクに再びさらされる可能性


ギリシャ債の償還期限が4~7月にはかなりの規模でやってくるようですね。
ギリシャがこれらの支払いができなければデフォルトということに
なるわけですが、第3次追加支援を受けるための約束が守られていない、
という、、、前にも聞いた話ですね。
ギリシャデフォルト危機は何度も何度もマーケットのテーマに
なってきましたが、今回のリスクレベルは如何ほどか?

この審査は当初、昨年11月の完了を目指していたようですが、
もう4月です…。ギリシャネタがあまりニュースにならないので
すっかり忘れていたという頃に蒸し返されるネタですが、
要はドイツが首を縦に振ればいい、ということみたいで
IMFの当局者らがギリシャの債務救済を認めるよう
メルケル独首相に圧力を加える方法を探っているのだそうです。

このニュースがユーロ高のニュースなのか、ユーロ安のニュースなのか
判断難しいですねぇ。。。

最初のギリシャ危機(2009年10月の政権交代を機に発覚した放漫財政)時は
素直にユーロが売られ、第1次ギリシャ支援が決まった2010年5月から
ユーロが買い戻されました。

2012年2月には第2次支援が。その前にユーロが再下落していることから
この頃のギリシャ財政問題は素直にユーロ売りだったことが確認できます。

ただ、その後はドラギ総裁による「ビリーブミー」発言から始まった
ECBによる「なんでもやる」金融政策期待からユーロが再び買い戻された
ものの、マイナス金利政策にまで踏み込む大胆な政策への期待から
一転ユーロが売られるという「金融政策相場」へとシフト。

すっかりギリシャ騒動がユーロマーケットのテーマではなくなって
しまっていましたが、昨今はECBの狙い通りにユーロが動かなくなって
来ていることからユーロに関してはECB金融政策相場から別のテーマを
模索し始めたような気がします。それが、また新しいテーマとして
ギリシャをネタに動くようなこともあるかも…?!

となれば、今度もまた素直にユーロ売りでいいのかもしれない、
なんて気がしてきて、また、テクニカル的にも、直近高値を抜けた割には
ユーロ高に勢いがないこと、投機筋のユーロショートも、
ユーロ安マックスだったころから比べれば随分整理されていることから、
ユーロ売りを考えたいと思います。。。
つまりドル高ってことね。

このところ上海合意とか、イエレン議長のハト派発言とかで
ドル高の修正が入ってきましたが、、、
かといって、ドルが売られるって話でもないですよね。
ユーロがそれほど買い続けられるでしょうか。
年初から10円も円高に動いて十分にポジション整理がついたドル円、
貿易収支が均衡している中でさらに円高になるでしょうか。

ドル独歩高、にはなりにくい環境になった気はしますが、
ドル安相場入りしたとは思えません。
レンジなんだろうなぁ。。。ということで、
テクニカル的にもレンジのキワにある(ちょっと超えたけで)
1.1376ドルでユーロショート。

ドル円の投機筋ポジションも、意外と円ロングが増えていかないわよね。
110円割れを狙ってCTAが仕掛けているという話も聞かれますが
なかなか割れない110円の壁に短期筋の勢いも衰えてきたように見えます。
となると、ただのレンジ相場ではありますが、ドル円相場はそろそろ
レンジ上限に向かって上昇していくようにも感じます。
http://www.forexwatcher.com/cmepos.htm

雇用統計の後111円台後半でドル円拾いましたが、111.50割れ…(-_-;)
日経平均が弱いのは期初の売りが続いているせいかしらねぇ。

ドル円は110円割れまでポジション保有し、110円台がもしあれば
再度拾ってみようかと思います。
110円が割れたら全部撤退、ドテンショートかな。。。

※長期的にはドル高はまだ終わっていないというテクニカル分析も。

ドルの弱さは短期的か、歴史が示すドル高継続の余地-チャート
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-04/O5380O6JTSED01


ゴールドマンは130円、彼らの主張は変わりませんね^_^;
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-04/O536P36K50XV01

今後1年で円相場がドルに対して14%下げ、
1ドル=130円と02年以来の安値水準を付けると予測。

円高の「巻き戻し」を警戒せよ-流れには逆らうな
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-01/O4XYM0SYF01X01

外国人による日本の株・債券への投資が純減となる一方で
日本の投資家は急ピッチで外債を買い増している

どちらのちからが最後に勝つ可能性が高いか私には確信がある。


おお~頼もしい♪

ドルブルのニュースばかり集めちゃいました^_^;
完全にポジショントーク。現在は円高予想が大勢ですけれどね・・・。

機関投資からの期初の売りとやらが落ち着けば買い戻されるのではないかしら、と淡い期待。


****************************
それから今日は 豪2月豪小売売上高が発表されました。前月比横ばい(予想+0.4%)
これを受けて豪ドルが売られました。
 

ただ同時に発表された2月豪住宅建設許可件数が
前月比+3.1%(予+2.0%)を上回ったため一方的に下落する展開では
なかったのですが、、、

ドルが反発するかも、、って気がしてきたので
オセアニア強気シナリオをいったん休みにします。

豪ドル、キウイともに長期的には買いたい水準も、
短期的には買い場はまだ安いところを狙えそうです。

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2016年4月2日土曜日

新年度入り早々日経平均は ▼594.51円の16164.16円

しっかし、最初から張り切って売りすぎよ。

空売り比率ですが、おなじみマーケット番長のつぶやき情報から。
https://twitter.com/marketbancho
4/1の空売り比率 42.8% 過去3番目の多さですって。

過去最高は昨年9/29 43.4%でしたが、
この時はチャイナショックの影響で日経平均が16901円の大底つけた時。
翌日9/30からこの空売りが踏みあげられていったということです。

年明け、この9月の底をさらに下抜けて
2/11には14865円まで下落しましたので、大底ではなかったのですが(-_-;)

大局の底、天井は空売り比率などでわかるものではありません。
短期的に売りが買い戻されて上昇する需給構造になったている、
というだけのことですが、もし週明けにさらに日経が下がって
空売り比率が膨らみ、過去最高レベルに接近するならば
短期的には買戻しからの上昇の可能性が高まると思われ、
来週は日経平均を買ってもいいかな、という気がします。

◆それから、今日は「機関投資家による益出し」が出ていたとの指摘も。

何それ~って感じよね。

「期初の売り」警戒する日本株市場、円債も予断許さず(去年の記事)
http://shikiho.jp/tk/news/articles/0/64303

これは去年の3月の記事なんだけど、「期初売り」なるものが
どういうものなのかがわかりやすく解説されていました。

期初売りとも呼ばれている機関投資家の益出し売り
「期初の売り」が出やすいのは、期間収益が評価対象として重視されやすい機関投資家やファンドマネジャーの心理的な背景が要因と言われる。新年度入りの早い時期に保有株を売却して当期の利益を一定度合い確保しておけば、「年度後半に向けて気持ちに余裕が出る」(国内証券トレーダー)というわけだ。


今年もこの「期初の売り」が出た、ということでしょうか?!

機関投資家の益出し、期初の売りの対象は大型の高配当株だそうです。
ということでコア30とか日経平均が上がらなかったということかも。
短観が悪くて先行きを懸念した向きが、益出しを急いだ、、、って感じ?!

おまけにこんなニュースも・・・

◆GPIF、7月末に15年度運用実績を公表 昨年より半月後ズレ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL31HAP_R30C16A3000000/

GPIFの2015年度の運用実績を7月29日に発表する方針を明らかに。
昨年は7月10日、今回は参院選通過後になります。
かなり損失が出たってことじゃないの・・・・
別にこれが今日の日本売りの材料ではないのですが、
心理的には嫌なニュース。外人勢は嫌気するかもね。

16年4-6月期の実績は8月26日
7-9月期は11月25日
10~12月期決算17年3月3日に公開する予定です。

◆さて雇用統計。

NFP +21.5万(予想+20.5万)上回る。

失業率 5.0%(予想4.9%)弱し。

平均時給 +0.3%(予想+0.2%)上回る。

前月分は上方修正も、過去2カ月分はトータルで1000人の下方修正。

ビミョーな数字も、発表直後はドル円は下落。
ただしユーロドルも下落。
方向なし…?!

◆そして23:00
3月米ISM製造業景況指数 51.8(予想 51.0・前回 49.5)

この数字が出たら、ドル円はリバース。買い戻された。
方向なし…?!

ユーロドル相場は直近高値Wトップのところを上抜けたんだけど
これがだましじゃなくて本当にユーロ高トレンドスタートとみていいのか?
ってところでこの乱高下。ユーロ(ドル)はどっちに行きたがってるのか、
今夜の値動きじゃ、はっきりしません。


雇用統計もISMも大きなトレンドの起点になるようなおのじゃありませんし。
しかし、今後ドル高ってイメージは湧かないですねぇ。
上海合意はないと言われていますが、
やっぱりそれに近い話合いはあったんじゃないの?という見方も再燃。
となると、ドル高にはなりにくく、ただただレンジが続くだけかもしれません。

ということで111円台に突っ込んだところでちょっとだけドル円拾いましたが…。
ドルが動かないということになると、利回りのいいオセアニアはいいと思われ、
豪ドルロング目線は変えていません。



機関投資からの期初の益出しがいつまで続くものか…
そんなに長引かないでしょ、多分。と楽観してますけど。
でも今日の日経平均の下落はえぐかったわよね(-_-;)

良い週末を!!

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